隈研吾が設計を進め2023年の完成を予定する、東京の「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本設計概要版が公開
隈研吾が設計を進め2023年の完成を予定する、東京の「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本設計概要版が公開俯瞰パース。 / 江戸川区の許可を得て掲載
隈研吾が設計を進め2023年の完成を予定する、東京の「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本設計概要版が公開外観パース。 / 江戸川区の許可を得て掲載

隈研吾建築都市設計事務所が設計を進め2023年の完成を予定する、東京の「(仮称)江戸川区角野栄子児童文学館」の基本設計概要版が公開されています。PDFでの資料です。計画地は東京・江戸川区の「なぎさ公園内(Google Map)」です。

以下は隈のサイトに掲載されている解説テキスト。

なぎさ公園の丘の上に、「魔女の宅急便」の原作者、角野栄子さんの世界を体験できるミュージアムをデザインした。
角野栄子さんの世界に登場する「おうち」のような小さな単位で建築を考えた。
なだらかな丘の傾斜に沿わせて小さな箱を並べ、花のような軽やかなひろがりを感じさせる屋根を掛けた。
豊かな公園の自然を感じながら、五感で角野栄子さんの世界観に触れることができる、開かれた環境を江戸川のほとりの丘の上に創造した。

プロジェクトチーム:横尾実、成澤佳佑、鈴木里奈、楊光耀、叶子萌
ヴィジュアライゼーション:安祥毅
構造設計:江尻構造設計事務所
設備設計:環境エンジニアリング
造園設計:クロス・ポイント
展示設計:乃村工藝社

高橋勝建築設計事務所による、京都の町家を改修した飲食店舗「BAR Kingom」
高橋勝建築設計事務所による、京都の町家を改修した飲食店舗「BAR Kingom」 photo©松村芳治
高橋勝建築設計事務所による、京都の町家を改修した飲食店舗「BAR Kingom」 photo©松村芳治
高橋勝建築設計事務所による、京都の町家を改修した飲食店舗「BAR Kingom」 photo©松村芳治

高橋勝建築設計事務所が設計した、京都の町家を改修した飲食店舗「BAR Kingom」です。店舗の公式サイトはこちら

京都の中心地四条河原町から歩いて7分ほど、京町家を改修した、ゆっくり洋酒が飲める場所のプロジェクトとしてデザインしたオーセンティックなBARである。クライアントは、有名店で長年修行されてきた筋金入りのバーテンダーで、初めての対面では非常にストイックな、朗らかではあるけれどまるで寡黙な職人のような印象を受けた。

要望は明確には示されなかったが、店のデザインについてのヒントを探して色々なお店を一緒にめぐりを行った。幾度となく接する中で感じたオーナーバーテンダーであるクライアントの、人への丁寧な態度や、さりげない気遣い、人をもてなす安心できる場所への思想にふれるうちに、目指す空間は、静かで、目を凝らすと味わいが出てくるようなゆったりした落ち着ける空間となっていった。

建築家によるテキストより

空間構成は、クライアントとともにインスピレーションを得た通り、建物の最深部である庭と対面する二間続き座敷を1室として、バーカウンターを設置した。既存の天井では椅子式の空間には低いので天井を取り、小屋組み、トントン葺きの野地板を現して3m以上の天井高があるゆったりとした空間としている。庭への建具はすべて嵌め殺し開口とし、視覚的に庭と一体となっている。内壁や柱梁、床の間、下地窓などは、照度を落とした店内に合わせ、暗めの古色に塗り直したが、基本的にそのまま利用している。

建築家によるテキストより

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