アトリエ・ピーター・ズントーが設計した、スイス・バーゼルの、バイエラー財団美術館の増築です。展示棟・サービス棟・イベント棟の3つの建物がピアノ設計の既存美術館の周囲に建設されます。2021年6月に建築許可が下り2021年晩夏に建設がスタートするとの事です。
こちらはリリーステキストの翻訳・抜粋
2021年6月2日、バイエラー財団は、バーゼル州建物検査局(BGI)より、アトリエ・ピーター・ズントーによる拡張プロジェクトの建築許可を取得しました。これで建設開始への道が開けました。2020年夏、バイエラー財団理事会は、コロナウイルスの大流行にもかかわらず、この困難な時期にバーゼルとスイスの芸術と経済に前向きなシグナルを送ることを願い、計画申請を進めることを決定しました。この増築計画は、スイスで最も多くの人が訪れる美術館の長期的な発展にとって非常に重要であり、今後の活動を決定的に左右するものです。工事の開始は2021年の晩夏を予定しています。
この拡張工事により、美術館の建物はユニークなアンサンブルを形成し、一般公開される公園の面積は約2倍になります。スイスで最も訪問者数の多い美術館であるバイエラー財団は、21世紀になっても、訪問者や地域住民の期待に応え続けたいと考えています。
アトリエ・ピーター・ズントーが設計した増築部分は、芸術の家、管理・物流施設を提供するサービス棟、イベント用パヴィリオンの3つの建物で構成されています。最初の2つの建物は、現在の美術館の敷地に南側で隣接するイゼリン・ウェーバー公園に建設され、平屋建てのパヴィリオンは、既存の境界壁の隣にあるベラワー公園に設置されます。このパヴィリオンは、イゼリン・ウェーバー公園の新しい建物、ベラワー邸の歴史的建築物、レンゾ・ピアノの既存の建物の中で、重要な役割を果たす位置にあります。1,500㎡の展示スペースを持つ新しいミュージアム棟は、コレクションの展示や小規模なショーに適しています。サービス棟には、オフィスや技術設備があり、特に美術品の配送に力を入れています。