建築家が遊具等のデザインを手掛けた「PLAY EARTH PARK」の会場写真。中村竜治・noiz・大野友資・Sawada Hashimura・山田紗子・佐藤研吾・platが参加して東京ミッドタウンで開催
建築家が遊具等のデザインを手掛けた「PLAY EARTH PARK」の会場写真。中村竜治・noiz・大野友資・Sawada Hashimura・山田紗子・佐藤研吾・platが参加して東京ミッドタウンで開催中村竜治建築設計事務所による「風の遊具」 photo©architecturephoto
建築家が遊具等のデザインを手掛けた「PLAY EARTH PARK」の会場写真。中村竜治・noiz・大野友資・Sawada Hashimura・山田紗子・佐藤研吾・platが参加して東京ミッドタウンで開催noizによる「火の遊具」 photo©architecturephoto
建築家が遊具等のデザインを手掛けた「PLAY EARTH PARK」の会場写真。中村竜治・noiz・大野友資・Sawada Hashimura・山田紗子・佐藤研吾・platが参加して東京ミッドタウンで開催大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる「空の遊具」 photo©architecturephoto

建築家が遊具等のデザインを手掛けた「PLAY EARTH PARK」の会場写真です。中村竜治noiz大野友資Sawada Hashimura山田紗子が、地球を構成する5つのエレメントをテーマに、それぞれ遊具をデザインしています。また、会場に設置されるベンチのデザインを佐藤研吾、インフォメーションセンターのデザインをplatが手掛けています。会場は、東京ミッドタウン芝生広場で、開催期間は、2022年4月23日~5月29日。参加費は無料です。イベントの公式ページはこちら


東京ミッドタウンの芝生広場で、イベント「PLAY EARTH PARK」が始まる。
主に子ども達を対象にしたもので、そのコンセプトは「未来を担う子どもたちに、地球の持つ不思議なテクノロジーに触れ、自然とのつながりを深める体験の場」。その趣旨を具現化すべく7組の建築家が選ばれた。

会場には、彼らがデザインした遊具、ベンチ、インフォメーションセンターが配置されており、自由に遊ぶことができる。遊具のデザインを手掛けたのは、中村竜治・noiz・大野友資・Sawada Hashimura・山田紗子の5組の建築家で、佐藤研吾が会場内のベンチを、platがインフォメーションセンターを手掛けている。

建築家がデザインした遊具のテーマになっているのは、地球を構成する5つのエレメント「地」・「水」・「火」・「風」・「空」である。これは、本イベントを主催するゴールドウインが掲げる「PLAY EARTH(地球と遊ぶ)」から導かれたもので、プリミティブな遊びをつくりだすという意図も込められている。


各建築家による作品の写真は以下に掲載します。

植木幹也+進士茶織 / スタジオシナプスによる、群馬・太田市の飲食店「WANDERLUST」。地域に根差し約40年営業するパン店の建替え計画、店の“あたりまえ”を引継いだ上で“集い・学び・交流する場”との要望に応える為に周辺までを視野に入れて設計、人々の多様な振舞の起点となる建築をつくる
植木幹也+進士茶織 / スタジオシナプスによる、群馬・太田市の飲食店「WANDERLUST」。地域に根差し約40年営業するパン店の建替え計画、店の“あたりまえ”を引継いだ上で“集い・学び・交流する場”との要望に応える為に周辺までを視野に入れて設計、人々の多様な振舞の起点となる建築をつくる photo©鳥村鋼一
植木幹也+進士茶織 / スタジオシナプスによる、群馬・太田市の飲食店「WANDERLUST」。地域に根差し約40年営業するパン店の建替え計画、店の“あたりまえ”を引継いだ上で“集い・学び・交流する場”との要望に応える為に周辺までを視野に入れて設計、人々の多様な振舞の起点となる建築をつくる photo©鳥村鋼一
植木幹也+進士茶織 / スタジオシナプスによる、群馬・太田市の飲食店「WANDERLUST」。地域に根差し約40年営業するパン店の建替え計画、店の“あたりまえ”を引継いだ上で“集い・学び・交流する場”との要望に応える為に周辺までを視野に入れて設計、人々の多様な振舞の起点となる建築をつくる photo©鳥村鋼一
植木幹也+進士茶織 / スタジオシナプスによる、群馬・太田市の飲食店「WANDERLUST」。地域に根差し約40年営業するパン店の建替え計画、店の“あたりまえ”を引継いだ上で“集い・学び・交流する場”との要望に応える為に周辺までを視野に入れて設計、人々の多様な振舞の起点となる建築をつくる photo©鳥村鋼一

植木幹也+進士茶織 / スタジオシナプスが設計した、群馬・太田市の店舗「WANDERLUST」です。
地域に根差し約40年営業するパン店の建替え計画、店の“あたりまえ”を引継いだ上で“集い・学び・交流する場”との要望に応える為に周辺までを視野に入れて設計、人々の多様な振舞の起点となる建築をつくる事が意図されました。店舗の公式サイトはこちら

毎朝、夜明け前に灯るあかり。街が明るくなるころには、パンの焼ける匂いが漂ってくる。夕方、帰宅する頃には店のシャッターが閉まる音。その街には「いつも通り」を知らせてくれるパン屋があった。

通勤・通学時間になれば、店先を行き交う人々に「おはようございます。いってらっしゃい。」「行ってきます。」の声が聞こえ、お昼の忙しさの後は、広めの歩道でご近所さんとの井戸端会議。そこには、この街に40年あるパン屋ならではの、人と人とがつながる光景があった。

この街に、このパン屋があることが「あたりまえであること」。

建築家によるテキストより

建て替えを機に世代交代する建て主から、先代がつくってきたこの「あたりまえであること」を引き継いだ上で、さらに商品を売り、それを買うという一方向のコミュニケーションの場から、双方向のコミュニケーションの場へ転換するために「地域の人が集い、学び、交流するための場所」にしたいと要望された。

建築家によるテキストより

そこで私たちは、店の主人が主体の「私の」場所ではなく、地域の人々と共に「私たちの」場所として存在する場を目指し、建物を含めた敷地だけに留まらず、周辺までを計画の対象として設計を行った。

まず、街との関係をつくり出すために、人の姿が街に現れるような配置計画を行い / 敷地境界線をぼかし / 建物のかたちを街に合せ / 地域の緑を生かし / 街の活動に囲まれた建物とする。そして、この街との関係を建物内外に広げるため、街と多層的なつながりをつくり / ここでの出来事が街の記憶と重なるようにし / 地域の人とコトとトキを共有できる場とした。

建築家によるテキストより
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、スイスの美術館の増築棟「Kunsthaus Zurich」の新しい写真。建築を都市と文化の文脈に埋め込む事を目指し、地域の石造建築を参照して伝統と革新を融合させた外観を設計、内部では“house of rooms”をテーマに部屋毎に特徴を持った空間をつくる
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、スイスの美術館の増築棟「Kunsthaus Zurich」の新しい写真。建築を都市と文化の文脈に埋め込む事を目指し、地域の石造建築を参照して伝統と革新を融合させた外観を設計、内部では“house of rooms”をテーマに部屋毎に特徴を持った空間をつくる photo©Atelier Vincent Hecht
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、スイスの美術館の増築棟「Kunsthaus Zurich」の新しい写真。建築を都市と文化の文脈に埋め込む事を目指し、地域の石造建築を参照して伝統と革新を融合させた外観を設計、内部では“house of rooms”をテーマに部屋毎に特徴を持った空間をつくる photo©Atelier Vincent Hecht
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、スイスの美術館の増築棟「Kunsthaus Zurich」の新しい写真。建築を都市と文化の文脈に埋め込む事を目指し、地域の石造建築を参照して伝統と革新を融合させた外観を設計、内部では“house of rooms”をテーマに部屋毎に特徴を持った空間をつくる photo©Atelier Vincent Hecht
デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、スイスの美術館の増築棟「Kunsthaus Zurich」の新しい写真。建築を都市と文化の文脈に埋め込む事を目指し、地域の石造建築を参照して伝統と革新を融合させた外観を設計、内部では“house of rooms”をテーマに部屋毎に特徴を持った空間をつくる photo©Atelier Vincent Hecht

デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツ・ベルリンが設計した、スイス・チューリッヒの美術館の増築棟「Kunsthaus Zurich」です。
建築を都市と文化の文脈に埋め込む事を目指し、地域の石造建築を参照して伝統と革新を融合させた外観を設計、内部では“house of rooms”をテーマに部屋毎に特徴を持った空間をつくる事が意図されました。また、アーキテクチャーフォトが過去に公開した、同建築の特集記事では図面やコンセプトテキストも掲載しています。本記事の写真は、ビンセント・エシテが撮影しています。

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