studioSHUWARIによる、富山・高岡市の「Wood Cylinder Wall」。事務所のエントランスの改修計画。“地場産材”を有効活用した空間を目指し、材の特性を考慮し“小径に加工した杉材”を用いた“柔らかな壁面”を考案。密度や高さを変化させて独自の“表情”と“視覚効果”も意図
studioSHUWARIによる、富山・高岡市の「Wood Cylinder Wall」。事務所のエントランスの改修計画。“地場産材”を有効活用した空間を目指し、材の特性を考慮し“小径に加工した杉材”を用いた“柔らかな壁面”を考案。密度や高さを変化させて独自の“表情”と“視覚効果”も意図出入口から受付を見る。 photo©種昻哲
studioSHUWARIによる、富山・高岡市の「Wood Cylinder Wall」。事務所のエントランスの改修計画。“地場産材”を有効活用した空間を目指し、材の特性を考慮し“小径に加工した杉材”を用いた“柔らかな壁面”を考案。密度や高さを変化させて独自の“表情”と“視覚効果”も意図手前:ホール、奥:ミーティングスペース。 photo©種昻哲
studioSHUWARIによる、富山・高岡市の「Wood Cylinder Wall」。事務所のエントランスの改修計画。“地場産材”を有効活用した空間を目指し、材の特性を考慮し“小径に加工した杉材”を用いた“柔らかな壁面”を考案。密度や高さを変化させて独自の“表情”と“視覚効果”も意図ミーティングスペース photo©種昻哲

studioSHUWARIが設計した、富山・高岡市の「Wood Cylinder Wall」です。
事務所のエントランスの改修計画。建築家は、“地場産材”を有効活用した空間を目指し、材の特性を考慮し“小径に加工した杉材”を用いた“柔らかな壁面”を考案しました。また、密度や高さを変化させて独自の“表情”と“視覚効果”も意図されました。施主企業の公式サイトはこちら

富山県高岡市に立地するオフィスビルのエントランスリノベーション。
富山県産材を用い、エントランスホールの奥まで人々を引き込み、またホール全体を柔らかく包み込むような柔らかな壁面をデザインしました。

建築家によるテキストより

一般的に富山県産材は節が多く、太い材料が確保しにくいと言われ、構造材や仕上材としての品質の確保が難しいと言われています。
これらの地場産材を有効に活用するため、小径に加工した材料による新たな建築的表現を模索するなかでこのデザインが生まれました。

建築家によるテキストより

壁面には30φのシリンダー状に加工した富山県産の杉材を使用し、受付カウンター、執務空間との間仕切り、ミーティングスペースを囲う壁面意匠などの機能を連続した一体的な壁面としてデザインしています。

建築家によるテキストより
磯崎新の上海での回顧展「Arata Isozaki: In Formation」の会場写真。発電所を改修したパワーステーション・オブ・アートを会場に開催。磯崎の実践を9つの重要なコンセプトで編成して紹介。会場構成は日埜直彦が手掛ける
磯崎新の上海での回顧展「Arata Isozaki: In Formation」の会場写真。発電所を改修したパワーステーション・オブ・アートを会場に開催。磯崎の実践を9つの重要なコンセプトで編成して紹介。会場構成は日埜直彦が手掛けるInstallation view of “Arata Isozaki: In Formation” © Power Station of Art
磯崎新の上海での回顧展「Arata Isozaki: In Formation」の会場写真。発電所を改修したパワーステーション・オブ・アートを会場に開催。磯崎の実践を9つの重要なコンセプトで編成して紹介。会場構成は日埜直彦が手掛けるInstallation view of “Arata Isozaki: In Formation” © Power Station of Art
磯崎新の上海での回顧展「Arata Isozaki: In Formation」の会場写真。発電所を改修したパワーステーション・オブ・アートを会場に開催。磯崎の実践を9つの重要なコンセプトで編成して紹介。会場構成は日埜直彦が手掛けるInstallation view of “Arata Isozaki: In Formation” © Power Station of Art

磯崎新の中国・上海での回顧展「Arata Isozaki: In Formation」の会場写真です。
発電所を改修したパワーステーション・オブ・アートを会場に開催されました。磯崎の実践を9つの重要なコンセプトで編成して紹介しています。また、会場構成は日埜直彦が手掛けました。会期は2023年11月19日まで。展覧会の公式ページはこちら


こちらはリリーステキストの翻訳です

磯崎新:イン・フォーメーション

2023年8月26日から11月19日まで、プリツカー賞を受賞した磯崎新の最も包括的な回顧展「Arata Isozaki: In Formation」がパワー・ステーション・オブ・アート(PSA)で開催されます。磯崎新の建築と芸術のキャリアを包括する大回顧展として、この展覧会は、さまざまな時代における彼の思想の軌跡を多角的にたどります。

展覧会の、同済大学建築都市計画学院のディーンであるLi Xiangningと、ニユーエ・インスティトゥートのジェネラル・ディレクター兼アーティスティック・ディレクターであるAric Chenの共同キュレーションによるものです。20世紀で最も創造的かつ先駆的な建築家の一人である磯崎新は、その実践を日本文化に根ざしつつも、国際的な視点を備えています。彼は歴史的な考察を独創性の高い建築表現に吹き込んできました。建築とアートを横断する彼の実践は、独自の文化的視点を形成し、建築の実践を孤立した空間形態から社会的文脈におけるマルチメディア作品へと拡張してきました。PSAでの展覧会では、模型、スケッチ、インスタレーション、絵画、映像などの豊富なメディアを組み合わせ、磯崎新のキャリアのさまざまな段階における建築的血統と、建築を超えた文化的・思想的実践をミクロな物語として紹介する。

本展では、磯崎新の実践を9つの極めて重要なコンセプトによって編成し、文化、分野、時代を超えた磯崎新の思考の系統を紹介します。

キーコンセプト1:廃墟
10代の磯崎新が体験した第二次世界大戦中の空襲で瓦礫と化した街の姿に端を発する廃墟のイメージは、彼のキャリアの出発点となった。建築概念、テキスト、インスタレーションなどの形態を通して、磯崎は「空中都市」、「都市破壊業」、「孵化過程」などのプロジェクトを展開し、近代建築や都市計画が想定する直線的な時間概念を批判した。

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