MADのマー・ヤンソンによる、建築展「Ma Yansong: Landscapes in Motion」。約20年の活動を通した研究と実践を回顧する展覧会。未来の生活や都市に対する想像の促進を意図し、4つのテーマに分けて模型や図面等を展示。建築を科学技術ではなく“人生が展開する現実の舞台”として捉える
MADのマー・ヤンソンによる、建築展「Ma Yansong: Landscapes in Motion」。約20年の活動を通した研究と実践を回顧する展覧会。未来の生活や都市に対する想像の促進を意図し、4つのテーマに分けて模型や図面等を展示。建築を科学技術ではなく“人生が展開する現実の舞台”として捉える photo©TAL+Bai Yu
MADのマー・ヤンソンによる、建築展「Ma Yansong: Landscapes in Motion」。約20年の活動を通した研究と実践を回顧する展覧会。未来の生活や都市に対する想像の促進を意図し、4つのテーマに分けて模型や図面等を展示。建築を科学技術ではなく“人生が展開する現実の舞台”として捉える photo©TAL+Bai Yu
MADのマー・ヤンソンによる、建築展「Ma Yansong: Landscapes in Motion」。約20年の活動を通した研究と実践を回顧する展覧会。未来の生活や都市に対する想像の促進を意図し、4つのテーマに分けて模型や図面等を展示。建築を科学技術ではなく“人生が展開する現実の舞台”として捉える photo©TAL+Bai Yu

MADのマー・ヤンソンによる、建築展「Ma Yansong: Landscapes in Motion」です。
約20年の活動を通した研究と実践を回顧する展覧会です。建築家は、未来の生活や都市に対する想像の促進を意図し、4つのテーマに分けて模型や図面等を展示しました。また背景には、建築を科学技術ではなく“人生が展開する現実の舞台”として捉えるという思想があるとの事。会場は、中国深センのShenzhen Museum of Contemporary Art and Urban Planning(MoCAUP)です。会期は、2023年12月17日まで。


こちらはリリーステキストの翻訳です

マー・ヤンソンが「Ma Yansong: Landscapes in Motion」展で、都市の未来を探求するために180の質問に取り組む

展覧会「Ma Yansong: Landscapes in Motion」が、中国のShenzhen Museum of Contemporary Art and Urban Planning(MoCAUP)で始まりました。この展覧会では、3,000㎡を超える広大なスペースで、約20年にわたる52のプロジェクトを通して、MADの研究と実践を回顧することができます。また、2016年のオープン以来、MoCAUP初の建築の個展となります。

マー・ヤンソンは序文でこの展覧会のモチーフをこう説明しています。
「建築や都市は抽象的な科学技術ではなく、人生が展開する現実の舞台なのです。それらは感情、雰囲気、時間を表しています。それらは生き物の特徴を備えています。したがって、エネルギー、流れ、ダイナミズム、不確実性に満ちています。建築は生きており、大地とともに成長し、生命に恵まれ、感情が豊かで、時間を知覚し、あらゆるものを思いやるのです。この展覧会の目的は、建築を文化的生活を探求するための導管として利用し、現代社会のダイナミックで多様かつ流動的な文化的景観を観察しながら、自身の内面を探ることを可能にすることです」

2004年のMAD設立以来、最大かつ最も包括的で批評的な展覧会である「Ma Yansong: Landscapes in Motion」は4つの章に分かれています。「対話(Dialogue)」「進歩(Progress)」「感情は事実(Feelings are Facts)」「ラプソディー(Rhapsody)」です。マー・ヤンソンの手書きスケッチ、デザイン開発時の詳細図面、ランドスケープや構造の協力者からの提案、建築模型、建設過程の画像や映像アーカイブなど、展示品の半分以上は一般公開されたことがないものです。

展覧会のメイン・セクションは、MADの現役および過去の建築家から寄せられた180以上の質問から始まります。その質問は、都市開発、建築、日常生活、建築家の役割、未来、夢など、MADメンバーがデザインをする際に考え、疑問に思うようなトピックに触れています。選ばれた質問はさらに巨大な円卓に並べられ、来場者が継続的で広範かつ深遠な対話にさらに参加することを望んでいます。

【ap job更新】 連勇太朗が代表理事を務め、“新たな住環境モデル”の発明を目指す「CHAr」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
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連勇太朗が代表理事を務め、“新たな住環境モデル”の発明を目指す「CHAr」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【わたしたちについて】
NPO法人CHAr一級建築士事務所は、「つながりを育む、まちをつくる」をビジョンに掲げ、デザイン・建築設計・まちづくりを軸としながら、自社サービスの運営を通じて多様なアクターと協働しながらプロジェクトを進めている組織です。
人/時間/空間を再び繋ぎ合わせ、新たな価値観と想像力によって、21世紀の社会に求められるネットワークを創造することを目指しています。

現代における住環境には住宅や家といったビルディングタイプに限定されず、地域社会やコミュニティまで含めた包括的な視点から住環境モデルの大胆な構想と再編が求められています。CHArは小さな手すりの改修から、大きな都市の計画まで、スケールや領域を横断しながら次の時代に求められる新たな住環境モデルを発明し、実装することをミッションとします。

これまでは改修設計や利活用提案・コンサルティング・自社事業の運営が中心でしたが、それぞれの事業・協働者が成長し、これまでよりも規模の大きい設計案件や地方の案件・ユニークな案件が増えてきています。一方でほんの小さな変化で空間の質が変容するようなミクロなデザインのクオリティも追求しています。

また建築設計だけにとどまらず、企画提案・プログラム提案・プログラム開発・事業モデル開発など、多岐にわたる業務を横断しながらプロジェクトを進めています。

大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持
大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持外観、道路より見る。 photo©若林勇人
大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持1階、玄関からLDK側を見る。 photo©若林勇人
大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持1階、LDK photo©若林勇人
大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持2階、ロフトから吹抜側を見る。 photo©若林勇人

大室佑介アトリエ / atelier Ichikuが設計した、東京・練馬区の「Haus-012」です。
所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画です。建築家は、生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案しました。また、ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持も意図されました。

昨年までこの場所には、RC造3階建ての要塞のような住宅が建っていたが、たび重なる雨漏りに加え、外部の鉄柵や手摺りなどの腐食が酷く、維持が困難となったため建て替えを決断するに至った。その際、土地をすべて売却して新たな場所に居を構えることも考えられたが、長らく住んだ町で培われた地縁や、高騰する土地の価格などを考慮した結果、土地を分割して約6割を売りに出し、そこで得た売却金を建物の解体費用と建設費用に充てて、残された土地に小さな新築の家を計画した。

建築家によるテキストより

地域に制定されている最低敷地面積を上回る81㎡の南北に細長い土地に対して、間口2間×奥行6間の建物を配置。前面道路側の軒高を2.35mまで抑えることで、住宅地の中でひときわ低く、道行く人びとに対して親しみやすさと空への視線を提供する形態になっている。また、道路から2.7m離れたところに立ち上がる建物のファサードを、幅3.8m、高さ2.35mの小さな黄金比率にまとめた。そうすることで、外部における美観を保ちつつ、壁面の中央に大きな引違い窓を配置し、家主と周辺住人との窓越しの交流を促すつくりとした。

建築家によるテキストより

最低限必要となる個室を並べ、そこに大きな屋根を架けた単純な構成によって、前庭から屋根裏までがひと繋がりとなったこの建物は、内外で生じる予測不可能な出来事に寄り添いながら、細分化が進行する都市を生き抜く人びとの生活の一助を担っていく。

現在の住人の終の棲家としてだけでなく、子や孫世代に引き継がれる住まいとして、仕事のための作業場として、小商いのための店として、親族や近隣住民が羽を休める休息所として、溢れるモノのための物置として、果ては予期せぬ有事の際の逃避シェルター、あるいは経済的困窮時の共有資産として、その時々の状況に合わせて呼び名を変えながら、人と物と時間とが織りなすリアリズムを受け容れるための器=建築となる。

建築家によるテキストより

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