【ap job更新】 中村拓志&NAP建築設計事務所が、設計スタッフを募集中
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中村拓志&NAP建築設計事務所の、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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中村拓志&NAP建築設計事務所では、スタッフを7名程度募集しています。経験者、新卒どちらも幅広く募集します。2024年4月入社の新卒応募も可能です。

港区白金の事務所には現在35名の設計スタッフ、4名の広報・事務スタッフが在籍し、国内外で40以上のプロジェクトが進行中です。
これまでNAPでは設計監理のみならず、企画・商環境コンサルティングから、デザイン監修、インテリア・家具デザインまで、総合的かつ革新的な建築を創り続けてきました。業務も、模型製作を廃止してルミオンやHMDによるスケール把握の導入、最近はAIを利用することでCGすら作らずに更なる効率化をはかりながら、設計の本質的な部分に時間と労力を注ぐという、次世代型の設計スタイルを模索しています。

【多様な業務が経験できる柔軟な環境】
NAPは、多様なプロジェクトを手掛けており、企画段階から基本設計、実施設計、現場監理まで主体的に関わることができます。能力に応じて昇給・役職アップを随時行うため、新卒入社 2〜3年のスタッフでも能力が高ければ重要プロジェクトのメイン担当者として活躍できる、柔軟な人事配置制度となっています。パートナー制度など、実力が認められれば独立も支援する制度もあります。

【学び成長できる場】
弊社の一級建築士の資格取得のための補助制度(30万円)を利用して勉強をしながら勤務することも可能です。プロジェクトチームごとにプレゼンを行う社内発表会や見学会、自社で設計したホテルへの宿泊、防水や屋上緑化などの専門的ディテールを学ぶセミナーなども開催し、社員教育にも力を入れています。

【設計者=暮らしの達人になるために】
人間らしい豊かで幸福な暮らしを営む「暮らしの達人」であることが設計者の基盤です。そのため、スタッフは自分のペースで勤務時間をコントロールしています。特に結婚や子育てをしながら働き続けられるような手当は充実しており、スタッフの半分以上は結婚しています。また、お子さんのいる家庭も多いです。その他、事務所のキッチンにシェフを招いた食事会や、フットサルやテニス、野球などのレクリエーションも適宜行なっています。

中村拓志&NAP建築設計事務所による、北海道・白老郡の宿泊施設「界 ポロト」。湖畔のアイヌ民族の集落があった場所での計画。景観を活かすと共に“アイヌ文化を反映した”存在を求め、地域の“縮景としてのランドスケープ”を備えた建築を考案。温泉棟は民族が用いた“仮小屋”を参照して造る
中村拓志&NAP建築設計事務所による、北海道・白老郡の宿泊施設「界 ポロト」。湖畔のアイヌ民族の集落があった場所での計画。景観を活かすと共に“アイヌ文化を反映した”存在を求め、地域の“縮景としてのランドスケープ”を備えた建築を考案。温泉棟は民族が用いた“仮小屋”を参照して造る鳥瞰、△湯 photo©Ben Richards
中村拓志&NAP建築設計事務所による、北海道・白老郡の宿泊施設「界 ポロト」。湖畔のアイヌ民族の集落があった場所での計画。景観を活かすと共に“アイヌ文化を反映した”存在を求め、地域の“縮景としてのランドスケープ”を備えた建築を考案。温泉棟は民族が用いた“仮小屋”を参照して造る客室棟、1階、サンクンラウンジ photo©Ben Richards
中村拓志&NAP建築設計事務所による、北海道・白老郡の宿泊施設「界 ポロト」。湖畔のアイヌ民族の集落があった場所での計画。景観を活かすと共に“アイヌ文化を反映した”存在を求め、地域の“縮景としてのランドスケープ”を備えた建築を考案。温泉棟は民族が用いた“仮小屋”を参照して造る客室棟、客室 photo©Ben Richards
中村拓志&NAP建築設計事務所による、北海道・白老郡の宿泊施設「界 ポロト」。湖畔のアイヌ民族の集落があった場所での計画。景観を活かすと共に“アイヌ文化を反映した”存在を求め、地域の“縮景としてのランドスケープ”を備えた建築を考案。温泉棟は民族が用いた“仮小屋”を参照して造る△湯、湯上がり処 photo©Koji Fujii TOREAL

中村拓志&NAP建築設計事務所が設計した、北海道・白老郡の宿泊施設「界 ポロト」です。
湖畔のアイヌ民族の集落があった場所での計画です。建築家は、景観を活かすと共に“アイヌ文化を反映した”存在を求め、地域の“縮景としてのランドスケープ”を備えた建築を考案しました。また、温泉棟は民族が用いた“仮小屋”を参照して造りました。施設の公式サイトはこちら

ポロト湖を擁する白老は、アイヌ民族の集落があった地域である。
対岸にはアイヌ民族博物館の野外展示の一つであるコタン(集落)が広がり、樽前山が遠望できる。
この景観を活かしながら、アイヌ文化を反映した温泉旅館の姿を求めた。

建築家によるテキストより

アイヌ民族は冬に凍ることのないメㇺ(湧水)を生活用水として大切にしてきた。ポロト湖はわずか数キロメートル先のメㇺが源流であり、本敷地駐車場側にもメㇺがあった。そこで、これに川筋を引きつつ湖を敷地内に引き込み、ポロト湖流域の縮景としてのランドスケープを整備した。駐車場側からのアプローチは、かつてアイヌ民族がメㇺのある場所から川沿いを下って湖に出た経路を模している。

建築家によるテキストより

川を跨いで架けた客室棟の河口側は、親水エリアとしてカヌーの船着場や不凍の水面を眺める囲炉裏のサンクンラウンジとした。

客室はチセ(家)の囲炉裏で語り合うアイヌ民族の家族観を継承し、囲炉裏型の間接照明を仕込んだローテーブルを囲うように滞在スペースを配した。壁紙やクッション、アートなど、色々な使い方で客室内にアイヌ模様をとりいれることで、文様に彩られたゴザや衣服が飾られるアイヌ民族の生活を感じられるようにした。

湯小屋は、アイヌ民族が熊追いや鮭待ちの時に山中でビバークするためのクチャ(仮小屋)をモチーフとして、美しい自然を壊さずにそっと居させてもらうような佇まいとした。クチャの構造は「ケトゥンニ」と呼ばれ、三本の丸太を立てかけ合わせて側面で繋ぐ。丸太先端が三本突き出た逆三角錐状の頂部が特徴で、焚火の煙抜きや明りとりになっている。

建築家によるテキストより

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