ヘルツォーグ&ド・ムーロンが、マルセル・ブロイヤー設計の旧ホイットニー美術館(1966年竣工)を改修へ。オークションハウスのサザビーズが建物を取得して計画を発表
ヘルツォーグ&ド・ムーロンが、マルセル・ブロイヤー設計の旧ホイットニー美術館(1966年竣工)を改修へ。オークションハウスのサザビーズが建物を取得して計画を発表Exterior of the Breuer Building. photo by Max Touhey. credit: Courtesy Sotheby’s

ヘルツォーグ&ド・ムーロンが、アメリカ・ニューヨークの、マルセル・ブロイヤー設計の旧ホイットニー美術館(1966年竣工)を改修するとのことです。オークションハウスのサザビーズが建物を取得して計画を発表しています。詳細は、上記リンク先のプレスリリースからどうぞ(PDF)。

建築に関わる“製品・技術・サービス”が集まる展示会「ジャパンホームショー&ビルディングショー 2024」が、東京ビッグサイトで開催。300以上の企業が出展。会期中には、伊東豊雄・永山祐子・山梨知彦が登壇する講演会をはじめ、約50件のセミナーやトークセッションも実施
建築に関わる“製品・技術・サービス”が集まる展示会「ジャパンホームショー&ビルディングショー 2024」が、東京ビッグサイトで開催。300以上の企業が出展。会期中には、伊東豊雄・永山祐子・山梨知彦が登壇する講演会をはじめ、約50件のセミナーやトークセッションも実施会場の様子(2023年開催時)
建築に関わる“製品・技術・サービス”が集まる展示会「ジャパンホームショー&ビルディングショー 2024」が、東京ビッグサイトで開催。300以上の企業が出展。会期中には、伊東豊雄・永山祐子・山梨知彦が登壇する講演会をはじめ、約50件のセミナーやトークセッションも実施トークショーの主要な登壇者。左:伊東豊雄(伊東豊雄建築設計事務所 代表取締役)、中央:永山祐子(永山祐子建築設計 取締役)、右:山梨知彦(日建設計 チーフデザインオフィサー 常務執行役員)

建築に関する製品・技術・サービスが集まる展示会「ジャパンホームショー&ビルディングショー 2024」が、東京ビッグサイトで開催されます。
300以上の企業が出展します。また、会期中には、伊東豊雄・永山祐子・山梨知彦が登壇する講演会をはじめ、約50件のセミナーやトークセッションも実施されます。
開催期間は、2024年11月20日(水)~22日(金)参加費無料(要事前申し込み)。来場の為の事前登録はこちらから。【ap・ad】

新製品、隠れた名品、業界トレンドが一堂に会する日本最大級の建築プロのための展示会

「Japan Home Show & Building Show(ジャパンホームショー & ビルディングショー)」を総称として構成されます。建材やインテリア製品、構造材・部材、設備、サービスなど住宅から商業施設、まちづくりにおける建築に関する幅広い製品が出展する展示会です。

工務店、ハウスメーカーおよび設計・デザイン事務所のほか、建設会社、ディベロッパー、リフォーム会社など建築に関わるプロが来場する日本最大級の建築に関する専門展示会です。新商品・技術・サービスのPR、新規顧客の獲得・販路開拓、マーケティングの場として、この機会を積極的に是非ご活用ください。

矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所による、高知・吾川郡の「いの町観光拠点施設」。地域の憩いの場となっている河川敷に面する敷地。隣接地が持つ“余白のある広がり”に着目し、“柔らかく接続”して一体的な環境を形成する建築を志向。機能毎に建物を分けて行止まりのない連続性も生み出す
矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所による、高知・吾川郡の「いの町観光拠点施設」。地域の憩いの場となっている河川敷に面する敷地。隣接地が持つ“余白のある広がり”に着目し、“柔らかく接続”して一体的な環境を形成する建築を志向。機能毎に建物を分けて行止まりのない連続性も生み出す外観、北側の道路より見る。 photo©長谷川健太
矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所による、高知・吾川郡の「いの町観光拠点施設」。地域の憩いの場となっている河川敷に面する敷地。隣接地が持つ“余白のある広がり”に着目し、“柔らかく接続”して一体的な環境を形成する建築を志向。機能毎に建物を分けて行止まりのない連続性も生み出す外観、建物前広場よりホール越しに中庭を見る。 photo©長谷川健太
矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所による、高知・吾川郡の「いの町観光拠点施設」。地域の憩いの場となっている河川敷に面する敷地。隣接地が持つ“余白のある広がり”に着目し、“柔らかく接続”して一体的な環境を形成する建築を志向。機能毎に建物を分けて行止まりのない連続性も生み出すホールから中庭越しにテラス席を見る。 photo©長谷川健太
矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所による、高知・吾川郡の「いの町観光拠点施設」。地域の憩いの場となっている河川敷に面する敷地。隣接地が持つ“余白のある広がり”に着目し、“柔らかく接続”して一体的な環境を形成する建築を志向。機能毎に建物を分けて行止まりのない連続性も生み出す左:テラス席、右:中庭 photo©長谷川健太

矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所が設計した、高知・吾川郡の「いの町観光拠点施設 仁淀川にこにこ館」です。
地域の憩いの場となっている河川敷に面する敷地での計画です。建築家は、隣接地が持つ“余白のある広がり”に着目し、“柔らかく接続”して一体的な環境を形成する建築を志向しました。また、機能毎に建物を分けて行止まりのない連続性も生み出しています。

高知県いの町に建つ観光拠点施設の建替計画である。

この建物が面する仁淀川は町の基幹産業である和紙製造に欠かせない水源であり、中心市街地が程近い中流域の河川敷は日常的な町民の憩いの場でもある。夏には花火が川の中洲から打ち上がり、町民にとって昔から大切な場所であり、魅力的なパブリックスペースである。

建築家によるテキストより

本計画において、そういった河川敷が持つ、おおらかで余白ある広がりを途切れることなく建物に自然に引き込み、一体的な環境を形成する事を重要視した。敷地は川以外にも国道、工場、住宅地といった複数の異なる環境とスケールに取り囲まれた多角形形状をしており、どの面に対しても裏とならないように敷地形状に沿って建物を配置し、屋根面を多方向に向ける構成とした。さらに、半外部空間を室の周りに設けて、風が敷地内を通り抜け、行き止まりのない連続性を確保した。

建築家によるテキストより

外観は空や山を引き立てる橙色をした量塊感のある建ち方によって、隣接する市町村の結節点でもある地域のランドマークとしての役割を果たしている。敷地内に入ると、開放的な木造架構を通して周辺地域の風景に意識が飛んでいく。
また、川側から住宅地側にいくに従い、屋根の高さと柱の径を徐々に小さくして、川の大きなスケールから住宅の小さなスケールが違和感なく繋がり、敷地境界を超えて河川敷を含めた一体の環境の中に自分がいるような感覚になる。

建築家によるテキストより

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