
谷口吉生と高宮真介が設計した、静岡・掛川の「資生堂アートハウス」(1978年) が、2026年6月末で閉館するとのことです。1979年度の日本建築学会賞 (作品) 受賞作品でもあります。アート支援活動は銀座の “資生堂ギャラリー”に集約されます。リンク先は、資生堂アートハウスの公式ウェブサイトです。また、文化庁のウェブサイトには、同建築の内外の写真と解説テキストが掲載されています。

谷口吉生と高宮真介が設計した、静岡・掛川の「資生堂アートハウス」(1978年) が、2026年6月末で閉館するとのことです。1979年度の日本建築学会賞 (作品) 受賞作品でもあります。アート支援活動は銀座の “資生堂ギャラリー”に集約されます。リンク先は、資生堂アートハウスの公式ウェブサイトです。また、文化庁のウェブサイトには、同建築の内外の写真と解説テキストが掲載されています。

パナソニックが運営する、東京・新橋のライブオフィス“BRIDGEHEAD Shimbashi”を会場に「『現し』を考える。展ver.3.0」が開催されます。
スキーマ建築計画出身の西原将が企画監修を手掛ける、“現し”をテーマとした展示です。次なる展開として“壁”と“床”に注目し、“配線方法”を検討します。ver.2.0で製作した“現し天井標準化マニュアル”等も出品されます。開催日は、2025年12月5日(金)・6日(土)。参加費無料です。【ap・ad】
「現し」を考える。展ver.3.0 を開催します。
2025年5月に開催しましたver.2.0では現しの「天井」に注目し、現し天井の作り方を検討しました。その成果として、実物が確認できる展示と「現し天井標準化マニュアル」を製作し、展覧会を行いました。
Ver.3.0では次なる展開として現しの「壁」、「床」に注目し、主に配線方法を検討しています。壁の場合は、一般的には露出配線と言われる方法ですが、後の更新の容易さや現し空間との相性の良さもあり、電線管などは一般的に使われています。ここでは電線管以外にも、メタルモールやフレキ管も使用し、露出配線の新しいスタンダードを提案しています。そして、これらの実物で確認できる展示を製作しています。
また、床への配線方法として、パナトラックというタイルカーペットの下に配線する製品も、実物で確認できるようになっています。
加えて、ver.2.0の現し天井のための展示什器や「現し天井標準化マニュアル」や、パナソニック製の多様なプレート、スイッチ、コンセントも見ることができます。壁や床は手が触れられる部分であり、配線の末端であるスイッチやコンセントも普段手を触れる部分です。今まであまりデザインの対象ではなかった「配線」を考えることで、現し空間の配線に留まらず、建築に必要不可欠な配線の可能性を考えることに繋がると思っています。
スタジオパルマコン 西原将
以下に、展示会の詳細を掲載します。




永冶祐太 / 永冶建築研究所と池原健介 / dddessinが設計した、岐阜・多治見市の「アイコットリョーワ本社オフィス」です。
タイルメーカー本社での改修計画です。建築家は、ブランドイメージを体現する“普遍的な美しさ”を求め、“新旧の構造を調和”させる設計を志向しました。そして、既存トラス梁などを生かして“3列5つのフレーム”を空間に挿入する構成を考案しました。
緑豊かな場に本社工場を構えるタイルメーカー本社オフィスの改修計画である。
建築主は「世界の街並みをより上質にしていきたい」と理念を掲げタイムレスな価値を追求したブランドの向上を目指されていた。ブランドイメージを体現し発信する、普遍的な美しさをもつ空間を求めて双方にアイデアを出し合い協働してきた。
工場1階は主に製造ライン、2階は主に倉庫とオフィスである。2階倉庫はハイサイドライトが象徴的にトラスの軸線を照らし床には使用と補修の履歴が重なり既設の連続窓のガラスの光を鈍く反射していた。
営業に差し支えない最大の面積を新オフィスに充て、環境のよい窓辺エリアをオフィス、奥側の空間を共用室とし、工場連続窓に対し3列5つのフレームを配置した。フレームに工事範囲を絞ることで建設費・ランニングコストを低減した。
既設空間にフレームを挿入するにあたっては既設の柱ピッチの2等分線を縦糸に、新しい3列のフレームを横糸にグリッドを引き、新旧の構造を調和して既設空間や工場連続窓に対して美しく配置した。梁下で極力高さをとったフレームの高さ寸法は縦糸の寸法と美しい比率となった。
またトラス梁の軸線をオフィスへのアプローチに見立てて通路を通すことで3列5つのフレームの配置となった。床には自社製品のタイルを貼り、柱は東濃桧、壁も地場産桧合板で仕上げ時間と共にエイジングしていくものとした。
3列5つのフレームは外部の光を受け、床のタイルを照らしながら、新しい6面の窓は工場連続窓の風景を奥へ奥へと映して複雑で重層的なシークエンスを生み出している。既存の空間を様々な視点で読み込み、その要素を象徴的に取り扱うことで新旧を調和しながら相互に引き立て合う新しい美しさを生み出した。
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