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『浮遊するデザイン-倉俣史朗とともに』展が埼玉県立近代美術館で開催中[-2013/9/1]

『浮遊するデザイン-倉俣史朗とともに』展が埼玉県立近代美術館で開催されています

『浮遊するデザイン-倉俣史朗とともに』展が埼玉県立近代美術館で開催されています。会期は、2013年9月1日まで。

柔らかにカーブを描く引き出しの家具。虚実のあわいに漂うような透明な硝子の椅子。倉
俣史朗(1934-1991)の世界を前にすると、デザインに対する私たちの考え方は解放され、夢のような境地に誘われます。倉俣史朗は、インテリア・デザイン、家具デザインにおいて傑出した仕事を残しました。60 年代半ばから、いち早く商業空間に斬新な発想でデザインを施し、美術家とも協働して店舗の内装を手掛けます。また、デザインを根本から問い、人間とものとの詩的な出会いをもたらすさまざまな家具を制作しました。その活動は世界からも注目され、81 年にはミラノのデザイン集団「メンフィス」に参加します。この頃を境に倉俣の表現は変化し、70 年代までのコンセプトを重視した手法を発展させながらも、創造デザインの喜びに満ちた作風があらわれるようになります。こうして、赤い薔薇が浮かぶ透明なアクリルの椅子《ミス ブランチ》などの名作が生み出されていきます。そこには、倉俣が追い求めた重力を打ち消す軽やかさ、すなわち自由を象徴する浮遊感覚が見事に結実しています。この展覧会では「浮遊するデザイン」をキーワードに、倉俣の代表的な作品を展示し、ブティックの内装の仕事なども紹介します。また、若き日の倉俣が影響を受けたもの、更には親交のあった美術家やデザイナーの作品もあわせて展示します。倉俣のデザインが、時代を超えて愛される理由を探る、絶好の機会になるでしょう。

アンドレアス・グルスキー展の会場写真 「丹下健三 伝統と創造 瀬戸内から世界へ」展が香川県立ミュージアムで開催[2013/7/20-9/23]

「丹下健三 伝統と創造 瀬戸内から世界へ」展が香川県立ミュージアムで開催されます

「丹下健三 伝統と創造 瀬戸内から世界へ」展が香川県立ミュージアムで開催されます。開催期間は、2013年7月20日-9月23日。

2013年は日本が世界に誇る建築家・丹下健三の生誕100周年にあたります。
丹下の建築は、東京オリンピックの舞台となった国立代々木競技場をはじめ、広島ピースセンター(広島平和記念資料館・平和記念公園)、香川県庁舎、日本万国博覧会マスタープラン、東京都庁舎など、戦後日本の歩みと時代精神が象徴的に刻まれた建築として世界から認められていると同時に、建築の枠を越え都市や国土のスケールまで俯瞰した建築としても評価されています。
今回のプロジェクトでは、丹下を、故郷でもあり生涯に大きな影響を与え続けた地域である瀬戸内の視点から読み解く、これまでで最大規模の展覧会をコアに、シンポジウムや建築ツアー等を行い、丹下が瀬戸内で表した今も息づく建築・アートの理念を紹介したいと考えます。
展覧会では、丹下建築のみならず、丹下に学び、競った同時代の瀬戸内を代表する地域の建築や、建築と芸術を総合した丹下と協働した、イサム・ノグチ、猪熊弦一郎、剣持勇などのアーティストの活動や作品も展示するほか、写真家ホンマタカシが丹下建築の今を撮り下ろします。

川合健二による豊橋のコルゲートハウスなどを訪問できる「オープンアーキテクチャー」の参加者を募集中

川合健二による豊橋のコルゲートハウスなどを訪問できる「オープンアーキテクチャー」の参加者を募集しています

川合健二による豊橋のコルゲートハウスなどを訪問できる「オープンアーキテクチャー」の参加者を募集しています。あいちトリエンナーレ2013の関連企画です。その他には、studio velocityD.I.G Architectsの住宅などもリストアップされています。

あいちトリエンナーレ2013では、建築の視点からまちの魅力を再発見することを目的としたガイドツアー形式のオープンアーキテクチャーを行います。「オープンアーキテクチャー」とは、普段一般公開されていない建築物などを特別に公開するプロジェクトです。今回は、あいちトリエンナーレ2013出品作家の設計による建築や江戸期から現代までの多様なライフスタイルの個人邸、地域文化を反映した百貨店や喫茶店など15施設をトリエンナーレ期間中に、特別公開します。このたび、その参加者を募集いたします。

成瀬・猪熊建築設計事務所による名古屋のシェアハウス「LT城西」のオープンハウスが開催[2013/7/6]

成瀬・猪熊建築設計事務所による名古屋のシェアハウス「LT城西」のオープンハウスが開催されます

成瀬・猪熊建築設計事務所が設計した名古屋のシェアハウス「LT城西」のオープンハウスが開催されます。開催日は2013年7月6日で、要事前申し込みです。詳しくはリンク先でどうぞ。

かねてより愛知県名古屋市で設計・監理を進めてまいりました、シェアハウス「LT城西」が、竣工いたしました。この度、クライアントのご好意で見学会を開催することとなりました。遠方ではございますが多くの皆様にご来場いただき、ご講評賜われれば幸いです。敷地は、名古屋駅から地下鉄で3駅ほどの駅から、徒歩8分の場所です。お越し頂ける方は、前日の夕方くらいまでに、こちらまでご連絡ください。詳細な場所の情報をお送り致します。

建築家・松村正恒の展覧会が八幡浜市民ギャラリーで開催。鈴木博之・花田佳明らによるシンポジウムも

建築家・松村正恒の展覧会が八幡浜市民ギャラリーで開催されます

建築家・松村正恒の展覧会が八幡浜市民ギャラリーで開催されます。会期は2013年7月20日~9月1日。鈴木博之・花田佳明らによるシンポジウムも企画されています。

平成24(2012)年12月28日、日土小学校が国重要文化財に指定されました。昭和31(1956)年と33(1958)年に建てられ、いまも現役の中校舎・東校舎は、合理的な構造と計画、優れた意匠により豊かな空間を作り出した木造モダニズム建築の傑作として高く評価されています。
 この校舎を設計した松村正恒は、当時八幡浜市役所に勤務し、市内外の学校や公共施設等を手がけました。新しい社会や時代のあるべき姿を求め、使用者の視点でその地そのときにふさわしい建物を作るため試行錯誤を重ねた松村の作品は、戦後の八幡浜に新たな息吹をもたらしました。
 本展では、八幡浜市に現存する設計図や古写真、その他関連資料から、これまであたりまえに存在し、時に失われていった作品群を改めて見つめ、八幡浜の歩みの中での松村正恒とその足跡を紹介します。

ヨコミゾ マコトの展覧会「白い闇」がオカムラデザインスペースRで開催[2013/7/23-8/9]

ヨコミゾ マコトの展覧会「白い闇」がオカムラデザインスペースRで開催されます

ヨコミゾ マコトの展覧会「白い闇」がオカムラデザインスペースRで開催されます。開催期間は、2013年7月23日(火)~8月9日(金)。

ODS-Rで試みられるのは、建築家にとっても、おそらく一般の人々にとっても、このような日常とは真逆に位置する、「無限に広がる境界のない空間」の創出です。広大な宇宙のように無限に広がる空間をつくってみたい。たとえ、物理的には不可能であっても、人の感性と想像力によってそれを可能にしたい。この不可能を可能にするために、ヨコミゾ氏と、嗅覚のアーティストUeda氏が協働します。ヨコミゾ氏の説明によれば、「形によって空間と時間をデザインする建築家と、形がないもので空間と時間をデザインする嗅覚のアーティストとのコラボレーション」です。
白いだけのまったく何もない空間。静かで豊かな空間ですが、そこは、視覚によって意味を読み取れるものが何も存在せず、それがゆえに自ずと嗅覚と聴覚が研ぎ澄まされます。嗅覚がかすかに捉える何か。匂いは日常世界に溢れていますが、私たちは、「ああ、これは何々の匂いだ」と単純に理解して済ませる傾向があります。実は、未解明の部分が多い領域であって、嗅覚は視覚や聴覚に比べると原始的かつ直感的で、記憶に直結する感覚だとも言われています。その嗅覚に刺激を与えて、人のもつ無限の感性と想像力を活性化させることが、今回の企画展の狙いです。 

藤森照信による茶室「空飛ぶ泥舟」があいちトリエンナーレ2013の期間中、白川公園で公開

藤森照信による茶室「空飛ぶ泥舟」があいちトリエンナーレ2013の期間中、白川公園で公開されます

藤森照信による茶室「空飛ぶ泥舟」があいちトリエンナーレ2013の期間中、白川公園で公開されます。期間は、2013年8月10日~10月27日。

山田脩二と大日方欣一によるトークショー「建築写真の内と外」[2013/7/26] 永山祐子、束芋、ほしよりこ などが出展する瀬戸内海宇和島市でのアートイベント「At Art Uwajima」

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永山祐子、束芋、ほしよりこ などが出展する瀬戸内海宇和島市でのアートイベント「At Art Uwajima」が今年(2013年)の7月に開催されます

永山祐子、束芋、ほしよりこ などが出展する瀬戸内海宇和島市でのアートイベント「At Art Uwajima」が今年(2013年)の7月に開催されます。正確な会期は、2013年7月24日(水)~8月22日(木)。

このたび、建築家・永山祐子、アーティスト・藤元明(REBIRTH PROJECT)の呼びかけによって、以前より宇和島の活性化に関わってきた場所文化フオーラムのバックアップを得て、宇和島市を活性化させるべく立ち上がったNPO法人SO-ENを主催とする新しいアートプロジェクトとして、「AT ART UWAJIMA」をスタートすることになりました。

2015年に、宇和島伊達家誕生400年を迎える城下町・宇和島には、牛鬼祭りや闘牛、魅力的な食をはじめとした様々な文化と豊かな自然が継承されています。既に文化あるこの地にも、次世代に伝えていく文化価値を更に積み上げていく必要があると私たちは考えました。この場所に新しい感性を持った多様なアーティストを招き、作品を通じて宇和島の様々な魅力を地元の人々と一緒に再発見しようと思います。

第一弾としまして、宇和島市内の2箇所の施設にて7名の作家による作品を展示いたします。木屋旅館では束芋、ほしよりこ、永山祐子によるサイトスペシフィックなコラボレーション作品を展示。3人で創り上げた希有な作品を体験いただきます。そして宇和島きさいやアーケード内のSITUATIONALLY(旧文具店)では再度コアの展示として4人のアーティスト(阿部亮太郎、菊地良太、木村泰平、コムロタカヒロ、)がリノベーションを含めた作品を展開致します。

この機会に多くの方が宇和島を訪れ、At Art Uwajimaを体感していただければ嬉しく存じます。

中山英之・長谷川豪・TNAの住宅のクライアントの生活に注目した展覧会「3人のクライアントと3人の建築家 – 暮らしの時間、家の時間」

中山英之・長谷川豪・TNAの住宅のクライアントの生活に注目した展覧会「3人のクライアントと3人の建築家 – 暮らしの時間、家の時間」がSHIBAURA HOUSEで開催されます

中山英之長谷川豪TNAの住宅のクライアントの生活に注目した展覧会「3人のクライアントと3人の建築家 – 暮らしの時間、家の時間」がSHIBAURA HOUSEで開催されます。開催期間は、2013年7月1日(月) -7月13日(土) / 日曜休。

本展は、3名の若手建築家(中山英之、長谷川豪、TNA)がデザインしたユニークな家とそこに暮らす住人に焦点をあてた展覧会です。一軒の住宅ができるまでと、そこでの日々の暮らしを、建築家とクライアントのコラボレーションして捉え、様々な方法で描き出します。特に、日々の暮らしの中で建ち現れてくる建築の表情を、クライアントの視点から生き生きと提示していきます。そのことによって、建築やデザインのバックグラウンドを持たない人々にも、新しい住居空間のあり方や、この新しさを自分たちの生活に取り入れる可能性について考えるきっかけを与えることを目指しています。物理的な空間としての建築と、そこでの日々の暮らし、その2つの時間が重なりあいます。
また本展は、昨年オランダのNaiから出版された日本の住宅建築と若手建築家についての書籍「How to Make a Japanese House」の著者であるCathelijne Nuijsink(建築ライター、批評家)によって企画されたものです。彼女はこれまで「MarkMagazine」「DOMUS」「Wall Paper」など世界の建築・デザイン雑誌に日本の建築家を紹介を行なってきました。その中で感じた日本の若手建築家達の可能性や、特殊性を今回の展示では掘り下げ、わかりやすく示す事を目指しています。本展に出展する3組の建築家も本書の中で紹介されています。

清家清設計の「保土ヶ谷の家」の見学会が開催[2013/6/15] 中村好文による「中村好文展 小屋においでよ!」展のガイド動画 東京藝大での「マテリアライジング展-情報と物質とそのあいだ」展の会場写真

東京藝大での「マテリアライジング展-情報と物質とそのあいだ」展の会場写真がjapan-architects.comに掲載されています

東京藝大での「マテリアライジング展-情報と物質とそのあいだ」展の会場写真が20枚、japan-architects.comに掲載されています。

西沢大良と藤村龍至のシンポジウム「建築の形式、またはその応用可能性」

西沢大良と藤村龍至のシンポジウム「建築の形式、またはその応用可能性」がCNAC LAB
で行われます

西沢大良と藤村龍至のシンポジウム「建築の形式、またはその応用可能性」がCNAC LAB
で行われます。開催日は2013年6月17日。要事前申し込み。

今回のAAR+CNAC LAB共催のシンポジウムは、建築家の西沢大良氏をゲストに迎え「建築の形式、またはその応用可能性」をテーマに討議を行います。西沢氏は「現代都市のための9か条」(初出:新建築2011年10月号)では、近代的な形式に硬直化した都市のあり方を痛烈に批判する一方で、形式の明確な建築作品の設計に取り組んできました。ここでは西沢氏の建築作品を通じて、建築の形式とその応用可能性について考えます。

小説家の角田光代と松岡聡・田村裕希のトークショー「旅をしるす 小説家と建築家の旅の対話」が開催[2013/6/26]

小説家の角田光代と松岡聡・田村裕希のトークショー「旅をしるす 小説家と建築家の旅の対話」が開催されます

小説家の角田光代と松岡聡・田村裕希のトークショー「旅をしるす 小説家と建築家の旅の対話」が開催されます。開催日は2013年6月26日。参加費無料。要事前申し込み。

今回のAプロジェクトのシンポジウムは「旅と建築」がテーマです。
きっかけは、この春に出版された『サイトー建築の配置図集』です。この本は”配置”を文脈とした建築の専門書には違いないのですが、旅のガイドブックを眺めているかのように、ふいに旅に出たくなる、そんな本なのです。
きっと、みなさんも訪れたことのある、お馴染みの名建築87件が、大きな広がりの配置図の中にすえられています。これまであまり意識されていなかった、名建築と周囲との関係を配置図から読み解くうちに、不思議とまた行ってみたくなる衝動に駆られるのです。とくに各建物の解説の後に書かれた、読者に投げかけられる「問い」が、配置図を深く読むきっかけとなり、建物への解釈を深める趣向になっています。
今回は、そんな知的好奇心の詰まった本をつくられた二人の建築家をお招きして、
・ 「どうやって詳細な配置図を描いたのか?」
・ 「どのようにこの本を読み解いたらよいのか?」
などの疑問を解き明かしてもらうおうと思っています。
そしてさらに、作家の角田光代さんをお招きいたします。角田さんは言わずと知れた、旅の達人です。たのしい旅のエピソードや、旅先で感じられたこと、旅について書くとはどのようなことなのか、などを語っていただけると思います。
平日の仕事を終えた夕刻から、安らぎを得に新宿のNSビルにお集まりください。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

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