exhibition archive

京智健・伊藤立平・前田茂樹によるトークセッション「木造建築の新しいかたち」が大阪で開催
京智健・伊藤立平・前田茂樹によるトークセッション「木造建築の新しいかたち」が大阪で開催

京智健伊藤立平前田茂樹によるトークセッション「木造建築の新しいかたち」が大阪で開催されます。開催日は2019年10月26日、会場は「大阪駅・中央口前 うめきたシップホール」。リンク先での事前申し込みが必要です。
京は隈研吾建築都市設計事務所出身、伊藤は日建設計・SPACESPACE出身、前田はドミニク・ペロー建築設計事務所出身の建築家です。詳細は各者のウェブサイトでどうぞ。【ap・ad】

今、木造建築を取り囲む環境が大きく変容しています。
 技術革新により、今まで鉄筋コンクリート造や鉄骨造で建てられてきた中高層・大規模建築物や、箱型に留まらない自由なデザインが木造で実現可能に。人と環境にやさしい「木造都市」づくりがいよいよ本格化しています。
 当イベントでは建築家の先生とのトークセッションを始め、最新木造事例のパネル展示等を行います。
 この機会にぜひご参加ください。

日 時:2019年10月26日(土) 13:00~17:00 (12:30開場)
会 場:大阪駅・中央口前 うめきたシップホール
入場料:U-35 展覧会入場料(1,000円)が必要です。
定 員:約30名(事前申込制)

ギャラリー間の2020年の展示ラインナップが公開。増田信吾+大坪克亘展、SANAA展、アンサンブル・スタジオ展、中川エリカ展が開催。

ギャラリー間の2020年の展示ラインナップが公開。既に情報公開されていた増田信吾+大坪克亘展に続き、SANAA展、アンサンブル・スタジオ展、中川エリカ展が開催されるとの事です。各展覧会の会期はリンク先でどうぞ。

安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が開催
安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が開催

安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が、GINZA SIX 6F銀座 蔦屋書店、内開催されます。会期は2019年10月23日~11月4日(「10月23日10:00~16:00は招待者限定レセプションのため、一般のお客様はご入場いただけません」との事)。

今回のポートフォリオ集『ANDO BOX VI』は、安藤忠雄氏が手掛けた建築を自身で撮影した写真を、⾼精細のプラチナプリントで制作しています。今回選ばれた15枚の写真は、安藤氏が求める「建築の光」を自らの目で写しとったもので、単なる建築写真や特定の建築作品の表層的な断片にとどまらず、安藤建築の普遍性を伝える写真群と言えます。

本展では、この15枚の写真に加え、同ポートフォリオに含まれている安藤氏の描いたオリジナルドローイング3点と、直島にある地中美術館のコンセプト模型を展示します。さらにはオープニングレセプションにて安藤氏が展示壁画に直接スケッチを描き、展示が完成するという特別な仕立てになっています。

この機会に、安藤忠雄氏のポートフォリオ最新作をお楽しみください。

プレスリリースより
倉俣史朗による椅子「How High the Moon」が復刻、展示会で公開

倉俣史朗による椅子「How High the Moon」が復刻、展示会で公開

日程

倉俣史朗による椅子「How High the Moon」が復刻、Light Box GalleyGoogle Map)での展示会で公開されます。

ギャラリー田村ジョー(田村昌紀・ジョースズキ共同代表)は、倉俣史朗の代表作である「How High the Moon 」(1986年デザイン)を復刻し、展示・販売いたします。
お披露目は、第三回企画展である「復刻・倉俣史朗Ⅰ」にて。
 
【会期 】2019年11月9日(土)18:00~11月15日(金)
【主催】 ギャラリー田村ジョー 
【協力】クラマタデザイン事務所 
【場所】Light Box Galley 東京都港区南青山5-19-9

_________________

「How High the Moon 」は、建築素材であるエキスパンド・メタルで構成された輪郭がそのまま構造となった、デザイン史の中でも重要な一脚です。フォルムは伝統的なアームチェアですが、それまで家具に使われることのなかった素材を用いることで、倉俣らしい「軽やかさ」や「儚さ」が表現されています。美術品のような雰囲気でありながら、椅子として「座る」機能が確保されているのは倉俣が意図したところです。

この椅子は、日本ではIDÉE で(1986-97年)、海外ではvitra.で(1986-2009年)製造・販売されていました。また、倉俣が設計した空間に納められたケースもあります。今回は、クラマタデザイン事務所監修のもと、オリジナルの図面にその後の改良も加味した仕様での復刻です。

当時の鉄工所はすでに存在しないため「How High the Moon 」の2シーター版など、長きにわたり倉俣作品に関わってきた鉄工所が製作を行います。エキスパンド・メタルの先端と先端を「ろう付け」の技法で繋いでいるのが、日本で製作されたモデルの特徴です。メッキを取り巻く環境も変化したため、当時の仕様に近いニッケルサテンで仕上げています。これだけのサイズの椅子にメッキを施すことができる工場は、国内でも僅かしかありません。失われつつある日本の金属加工の技術を使って、「How High the Moon 」は蘇りました。

今回は、「How High the Moon 」の他に、「Sing、Sing、Sing」「Apple Honey」の2種類の椅子の復刻も行います。製造元はセンプレ。倉俣史朗のサインの入った復刻の証が付与される予定です。

鈴木了二+吉村昭範による、香川の「物質試行59 官舎プロジェクト」
鈴木了二+吉村昭範による、香川の「物質試行59 官舎プロジェクト」 photo©Takeshi YAMAGISHI

鈴木了二吉村昭範が設計した、香川の「物質試行59 官舎プロジェクト」です。また、鈴木了二と中尾寛が参加する2019年10月24日開催のイベント情報も末尾に掲載します。

「少し離れれば山の麓の田圃のあぜ道や水路が広がる町の一角にあり、隣には由緒ある日本家屋の母屋がある。外形は低く抑えた平家の切妻型とし、屋根の勾配は隣家の日本家屋の勾配と合わせることにより、屋根の稜線が背後の山のスカイラインに連なることを考えた。

建築家によるテキストより
島田陽 / タトアーキテクツの建築展が、神戸の、安藤忠雄設計のリランズゲート内・ギャラリー島田で開催
島田陽 / タトアーキテクツの建築展が、神戸の、安藤忠雄設計のリランズゲート内・ギャラリー島田で開催 photo©タトアーキテクツ

島田陽 / タトアーキテクツの建築展が、神戸の、安藤忠雄設計のリランズゲート内・ギャラリー島田で開催されています。会期は2019年10月23日まで。会期中に西澤徹夫、五十嵐太郎・林寿美が参加するトークセッションも行われます。

ギャラリー島田の三つのギャラリー ともにTatoのデザインによるものです。といっても安藤忠雄の厳然たる骨格にギャラリーとしての機能をデザインしたものです。Tatoも開幕した「神戸国際芸術祭trans-」にも関わっているようなので是非にとお願いした。国内の住宅建築設計の主だった賞を数多く受賞。最近は海外でも受賞している。
建築模型や映像でTatoの仕事をご覧いただくとともに、BFではインスタレーションを体験していただきたいとgalleristとしての島田誠は願っています。

その他の会場写真と展覧会概要は以下に掲載します。

画家 ピーター・ドイグの展覧会が、東京国立近代美術館で開催

画家 ピーター・ドイグの展覧会が、東京国立近代美術館で開催

日程

画家 ピーター・ドイグの展覧会が、東京国立近代美術館で開催されます。会期は2020年2月26日~6月14日。

イギリスが誇る現代の「画家の中の画家」日本初個展

ピーター・ドイグ(1959-)は、ロマンティックかつミステリアスな風景を描く画家です。今日、世界で最も重要なアーティストのひとりと言われています。彼は、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクといった近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告グラフィック、自らが暮らしたカナダやトリニダード・トバゴの風景など、多様なイメージを組み合わせて絵画を制作してきました。私たちが彼の作品に不思議と魅せられるのは、どこかで見たことのあるようなイメージを用いながらも、全く見たことのない世界を見せてくれるからだと言えるでしょう。本展は、ピーター・ドイグの初期作から最新作までを紹介する待望の日本初個展です。絵画から広がる想像の旅へみなさんをお連れします。

以下は、2014年にスイスのバイエラー財団美術館で行われた展示の様子。

ODS / 鬼木デザインスタジオによる、デザイン展「CORD/CODE」
ODS / 鬼木デザインスタジオによる、デザイン展「CORD/CODE」 photo©太田拓実
ODS / 鬼木デザインスタジオによる、デザイン展「CORD/CODE」 photo©林雅之

ODS / 鬼木デザインスタジオによる、デザイン展「CORD/CODE」です。新作インスタレーションとチェアが展示されています。会期は2019年10月27日まで。場所は「ザ・ギンザ スペース(東京都中央区銀座5-9-15)」です。鬼木が会場にいる時間もあるようでそのスケジュールはfbに掲載されています。

昨年11月、ODS/鬼木デザインスタジオがショップデザインを担当し、銀座5丁目にオープンした「THE GINZA COSMETICS GINZA」。地下2階のギャラリー「THE GINZA SPACE」にてODS/鬼木デザインスタジオの展覧会「CORD/CODE」を開催中です。
本展では店舗の空間デザインを模型等を通じてご紹介するとともに「CORD/CODE」と題した新作インスタレーションとチェアを展示しています。タイトルの「CORD/CODE」は、 線(CORD)で規則(CORD)を生み出すことを意味し、ザ・ギンザのもつ「シンプルさ」と「安らぐ心地」を空間的に表現することを目指しました。

建築家によるテキストより
403architecture [dajiba]による、静岡・袋井の「静岡理工科大学 学生ホール」の内覧会が開催

403architecture [dajiba]が改修を手掛けた、静岡・袋井の「静岡理工科大学 学生ホール」の内覧会が開催されます。開催日は2019年10月19日。静岡理工科大学では、2017年に建築学科が新設され
その校舎の設計を古谷誠章+NASCAが手掛けています

詳細は以下。

大西麻貴+百田有希 / o+h設計の京都のインキュベーション施設・toberuにて、大西と金氏徹平キュレーションの展覧会「FLYING WUNDERKUMER」が開催

大西麻貴+百田有希 / o+h設計の京都のインキュベーション施設・toberuにて、大西と金氏徹平キュレーションの展覧会「FLYING WUNDERKUMER」が開催されます。会期は2019年10月14日~27日(*10月21日(月)は休み)です。時間は12時~20時。2019年10月20日には大西らによるトークイベント・レセプションも企画されています。場所はこちらで
大西麻貴+百田有希 / o+hのサイトにはこの建築の写真が24枚掲載されています。
以下は、同施設の動画。

増田信吾+大坪克亘の講演会「それは本当に必要か。」が開催

増田信吾+大坪克亘の講演会「それは本当に必要か。」が開催されます。ギャラリー間での展示に合わせて行われるものです。開催日は2020年1月21日。場所は東京・千代田区のイイノホール。要事前申し込みで、2020年1月6日まで受け付け中。

青木淳と画家・小林正人によるトークイベント「絵の自由と建築の自由」が、東京都現代美術館で開催

青木淳と画家・小林正人によるトークイベント「絵の自由と建築の自由」が、東京都現代美術館で開催されます。

当館の収蔵作家であり、MOTコレクション第2期で初期から近作までの展示を手がけた画家の小林正人さんと、建築家の青木淳さんによる「絵の自由と建築の自由」をめぐるスペシャルトークを開催します。

登壇者プロフィール

小林正人
画家。1957年東京生まれ。東京藝術大学美術学部油画専攻卒業。1996年サンパウロビエンナーレ日本代表。1997年キュレーター ヤン・フート氏に招かれ渡欧。以降ベルギー、ゲント市を拠点に各地で現地制作を行い2006年に帰国。主な個展:「画家とモデル」シュウゴアーツ(2019年)、「ART TODAY 2012 弁明の絵画と小林正人」セゾン現代美術館(長野、2012年)、「この星の絵の具」高梁市成羽美術館(岡山、2009年)、「STARRY PAINT」テンスタコンストハーレ(スウェーデン、2004年)「A Son of Painting」S.M.A.K(ゲント、2001年)、「小林正人展」宮城県美術館(宮城、2000年)

青木淳
建築家。1991年、青木淳建築計画事務所を設立。作品は、住宅のほか、一連のルイ・ヴィトン店舗、日本建築学会作品賞を受賞した《潟博物館》(1997年)、《青森県立美術館》(2006年)、《大宮前体育館》(2014年)など多岐にわたるが、ギャラリーの設計、作家との共働、展覧会の会場構成など、美術に関わる仕事が多い。2005年、芸術選奨文部科学大臣新人賞。最近では、《京都市美術館増改築》(2019年)。同館(京都市京セラ美術館)の館長も務める。東京藝術大学建築科教授。

日建設計CGスタジオ展「Visualize⁺ 建築を伝えるちから」が開催

日建設計CGスタジオ展「Visualize⁺ 建築を伝えるちから」が開催

日程

日建設計CGスタジオ展「Visualize⁺ 建築を伝えるちから」が開催されます。会期は2019年9月30日~11月29日まで。場所は日建設計東京ビル 1階ギャラリーです。

建築CGは、多くのデータ、デザイン、表現手法などがレイヤーのように集積して構築されます。
現実に未だ存在していない建物の姿そのものや、そこから生まれる新たなアクティビティを、建物に係わる様々な人々にリアルに可視化して伝えることができるコミュニケーションツールです。
日建設計CGスタジオは、ビジュアライゼーションの専門家集団として、高品質なCGを生み出し、新しいCGの可能性に挑戦し続けてきました。
多種多様な表現や技術、さらに制作の裏側まで、本企画展でしか見ることのできない、CGスタジオが描く建築の世界「Visualize⁺」を、ぜひご覧ください。

会期 2019年9月30日(月)~2019年11月29日(金) 9:10-17:00(月-金)
休館日 土日祝日 10月12日(土)、19日(土)、11月9日(土)、23日(土) のみ10:00-17:00開館
入場 無料
会場 日建設計東京ビル 1階ギャラリー(東京都千代田区飯田橋2-18-3)
問合せ 日建設計 広報室 webmaster@nikken.jp tel.03-5226-3030

JIA新人賞2019の一次審査通過作品が公開。2019年10月12日には公開2次審査が開催

JIA新人賞2019の一次審査通過作品が公開。2019年10月12日には公開2次審査が開催されます。

JIA新人賞2019の1次審査が行われ、下記の10作品が2次審査・公開審査に選ばれました。
2次審査・公開審査は、10月12日(土)13:30から建築家会館1階ホールにて開催いたします。どなたでも参加可能ですので、奮って、ご参加ください。なお参加希望の方は、会場の準備もありますので、メール(rkikuchi@jia.or.jp)か、FAX(03-3408-7129)で、氏名、所属先名、連絡先を明記の上、お申込みください。

【JIA新人賞2019 1次審査通過リスト】
No.012 「Hat Hhouse -生きていく 住まい-」
阿曽芙実(阿曽芙実建築設計事務所)
No.022 「古澤邸」
古澤大輔(リライト_D/日本大学理工学部建築学科)
No.026 「新潟の集合住宅Ⅲ/ザ・パーク一番堀」
細海拓也(細海拓也一級建築士事務所)
No.047 「コロナ電気 新社屋工場 1+2期」
井坂幸恵・田邉雄之(bews/㈲ビルディング・エンバイロメント・ワークショップ一級建築士事務所)
No.050 「Maebashi Shed 2」
高濱史子・高濱吉徳(+ft+/高濱史子建築設計事務所)
No.055 「弦と弧」
中山英之(㈱中山英之建築設計事務所)
No.059 「TENTOSHI」
神田篤宏・佐野もも(コンマ、一級建築士事務所 comma)
No.065 「houseA / shopB」
木村吉成・松本尚子(木村松本建築設計事務所)
No.071 「アパートメントハウス」
高橋一平(高橋一平建築事務所)
No.072 「SPACESPACE HOUSE」
香川貴範・岸上純子(SPACESPACE一級建築士事務所)

ギャラリー間で始まった建築展「アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 – ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」の会場写真
ギャラリー間で始まった建築展「アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 – ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」の会場写真 photo©japan-architects.com

ギャラリー間で始まった建築展「アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 – ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」の会場写真が28枚、japan-architects.comに掲載されています。
以下は公式サイトによる概要。ギャラリー間の別ページには、日本語で彼らの活動を紹介するページもあります。

ADVVTは、自分たちがコントロールできない偶然性や既存条件も積極的に設計に取り入れながら、予算の多寡や新築・改修といった条件にとらわれず、多彩な空間を生み出してきました。
代表作のひとつ「カリタス」(2016年)は、取り壊しが進んでいた19世紀の精神科病棟の改修プロジェクトで、医師や療法士、患者とのディスカッションを重ね、屋根すら撤去されていた既存建物に温室を挿入し補修を行っただけで、多様な用途に応える開放的な空間を生み出しました。このプロジェクトを紹介した2018年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では、時間をかけて建築と向き合う態度が、建築の未来それ自体を開かれたものにするという理解を得て、銀獅子賞を受賞しました。
教育も設計活動の重要な一部分と考えているADVVTは、本展覧会のためにこの春、東京工業大学においてワークショップを実施しました。ADVVTの作品のコンセプトを学生が読み解き、そのコンセプトを再解釈し、日本というコンテクストに挿入する際にどのように設計に反映されるかを探究することで、ベルギーと日本のコンテクストの相違だけでなく、普遍的な建築のエッセンスを抽出しようとしています。
会場ではワークショップで制作した模型やドローイングを交え、柔軟な発想で与条件をポジティブに転換するADVVTの作品と、彼らのまなざしをぜひご覧ください。

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOによる、東京・豊島区の寺院「松栄山仙行寺」
MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOによる、東京・豊島区の寺院「松栄山仙行寺」 photo©Eiji Kitada/北田英治

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが設計した、東京・豊島区の寺院「松栄山仙行寺」です。また、2019年10月4日~10月14日の期間、こちらの建築にて建て替えに注目した展覧会「仙行寺本堂建替え 記憶の交差としてのアーカイブ」が開催されます。詳細は本記事の末尾をご確認ください。

プログラムは以前からあった寺(本堂)に加えて機械式納骨施設を含んだ、いわば寺と墓地の立体的な積層体であり、大きなボリュームとなることは避けられない。そこで思い至ったのは「山寺」という考え方である。比叡山延暦寺、身延山久遠寺など、いつも寺は山をその名に戴いている。山そのものが信仰の対象でもあるかのように、風景としても寺の背後には常に山が控えていて、それらは対をなしている。立体的な寺/墓地は大ボリュームとなって都市景観中に現れるのだから、むしろその大きさを生かし緑の山塊として、「寺のような、山のような」存在としてしまおうと考えたのである。

建築家によるテキストより

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。