SHARE 吉岡徳仁がカルティエ コレクションの展覧会の監修を担当
東京国立博物館 表慶館で”「STORY OF・・・」カルティエ クリエイション~めぐり逢う美の記憶”が行われる。この展覧会の監修者にデザイナーの吉岡徳仁が選ばれた。
展示の開催期間は2009年3月28日から5月31日まで。
展示内容は、カルティエのアーカイブピースから約250点の宝飾品が吉岡の会場構成により紹介されるというものである。
主催者によると、吉岡の監修による展示は次のようなものになるという。
テクノロジーによって歴史と未来を対比させるという吉岡氏独自のコンセプトと演出が、作品の記憶と見る人々の記憶を同時に呼び覚まし、それがさらに次の記憶に結びついて、見る人の想像の回路を刺激するあたかも「回想の回路」となるでしょう。それは作品一つひとつを「見る」というよりも、直感的に「感じる」という感覚に近いものです。ひとつのストーリーが別のストーリーと折り重なりながらまた新しい物語を生み出す装置といえます。監修者であり、空間デザインも手掛ける吉岡徳仁氏は、実はプロローグからエピローグまでの物語を構想するストーリーテラーでもあるのです。
また、吉岡がカルティエの作品・歴史からインスピレーションを受け生み出した「未来と記憶の空間」も、この展覧会で見ることができるようだ。
architecturephoto.netは、今後もこの非常に興味深い展覧会についての情報をレポートしていく予定である。