architecture archive

【ap job更新】 岐阜を拠点に、グローバルとローカルの両極にまたがる実践に取り組む「伊藤維建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 岐阜を拠点に、グローバルとローカルの両極にまたがる実践に取り組む「伊藤維建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 岐阜を拠点に、グローバルとローカルの両極にまたがる実践に取り組む「伊藤維建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中岐阜のいちご作業所・直売所・遊び場(岐阜)

岐阜を拠点に、グローバルとローカルの両極にまたがる実践に取り組む「伊藤維建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

建築や環境のことを一緒に考え、楽しくつくっていける設計スタッフを若干名募集します。
実務経験者を優先しますが、新卒・既卒の方も歓迎します。

スイスから帰国し、2020年から岐阜で活動を本格化させましたが、2022年にはこれまでに増して多種多様なプロジェクトが各地で竣工し、海外含めていくつか発表の機会も頂きました。

個性的なスタッフそれぞれと一緒に、目の前の状況・物にひとつひとつ向き合って、新築・リノベーション・規格住宅・展示計画・屋外家具など、規模や枠組みも多種多様なアウトプットをしてきました。引き続き、住宅・産業施設・醸造所・医療施設・ギャラリー・ワークスペースなどが全国で進行しており、大きな規模や、新たな課題に向き合う機会も増えてきています。

加えて、これまでに廃材や端材、また人びとを巻き込んだプロジェクトも継続して取り組んできましたが、拡張移転工事中の新事務所では、マテリアルやものづくり、リサーチを通じ、地域社会との関わりしろをより広げるような場づくりを計画しています。

MVRDVによる、中国の武漢図書館。伝統的な機能と最新の機能を併せ持つ施設。要望への応答と都市経済の工場を目指し、都市の“地形”を参照して“渓谷”の様な内部空間を考案。巨大な窓で内部の活動を視覚的に表現し好奇心も刺激
MVRDVによる、中国の武漢図書館。伝統的な機能と最新の機能を併せ持つ施設。要望への応答と都市経済の工場を目指し、都市の“地形”を参照して“渓谷”の様な内部空間を考案。巨大な窓で内部の活動を視覚的に表現し好奇心も刺激 image©MVRDV
MVRDVによる、中国の武漢図書館。伝統的な機能と最新の機能を併せ持つ施設。要望への応答と都市経済の工場を目指し、都市の“地形”を参照して“渓谷”の様な内部空間を考案。巨大な窓で内部の活動を視覚的に表現し好奇心も刺激 image©MVRDV
MVRDVによる、中国の武漢図書館。伝統的な機能と最新の機能を併せ持つ施設。要望への応答と都市経済の工場を目指し、都市の“地形”を参照して“渓谷”の様な内部空間を考案。巨大な窓で内部の活動を視覚的に表現し好奇心も刺激 image©MVRDV

MVRDVが設計している、中国の武漢図書館です。
伝統的な機能と最新の機能を併せ持つ施設として計画されました。建築家は、要望への応答と都市経済の工場を目指し、都市の“地形”を参照して“渓谷”の様な内部空間を考案しました。また、巨大な窓で内部の活動を視覚的に表現し好奇心を刺激する事も意図されました。

こちらはリリーステキストの翻訳

本の渓谷:MVRDVが、武漢図書館の勝利案を公開

MVRDVは、中国・武漢の新しい中央図書館の設計コンペを勝利しました。中国最大級の図書館となる予定のこのプロジェクトは、14万㎡の敷地に、書斎、リビングルーム、読書室、スタジオなどの多様なスペースを備え、伝統的な機能と非伝統的な機能を併せ持っています。この建物は、3つの大きな開口部を通して周囲とつながり、建物内の生活を視覚的に表現することで、好奇心を刺激することでしょう。この特徴的な3面体の流線型は、2つの川の合流地点にある「百湖の都市」の位置を祝しています。そして、武漢の新たなランドマークとなることでしょう。

武漢図書館は、武漢の中心街にある宝峰陸橋のすぐそばの視認性の高い場所に位置しています。武漢図書館は、文学、情報サービス、科学技術革新と研究資源を統合した図書館です。新図書館は、武漢の公共情報サービスシステムを改善し、読書、学習、コミュニケーション、イノベーションなどの機能的なニーズを満たすとともに、市の都市経済を向上させるものです。

建物のコンセプトは武漢の地形からヒントを得て、川の彫刻的な力をその形だけでなく、内部の特性、空間の質、素材に反映させています。周囲の建物の異なる高さを参考にしたフォルムで、3つのドラマチックなピクチャーウィンドウが、それぞれ異なる視点で都市に面しています。各開口部からは、それぞれ異なる景色を眺めることができます。3つの窓のうち最も高い窓は、CBDのスカイラインに面しています。低くて広い窓からは、向かいの公園のパノラマビューが楽しめます。そして、長くカーブした窓は隣接するプラザを取り囲み、通行人に内部の活気を垣間見せるようになっています。

インテリアのコンセプトは、武漢が川の合流地点に位置し、都市の景観に囲まれているという概念をさらに強めています。階段状の本のテラスは渓谷の彫刻的なラインを思わせます。そして、1階の広いパブリックスペースで一日中楽しむことができます。テラスにあるパヴィリオンのようなスペースには、図書館のさまざまなプログラムが収められ、渓谷は、静かな読書エリア、グループ作業エリア、本棚を地形の一部として、異なるゾーンとインテリア体験を形づくります。リーディングキャニオンは極めて重要な空間であり、建物内に集まる知の合流点を表現しています。

MVRDVの創設パートナーであるヤコブ・ファン・ライスは、言います。
「中に入ると、ある種の風景的な要素がまとまっています」「勉強に使える一連の台地があります。一番大きいのは、人気のあるエリアの為でしょう。上に行くほど静かな書斎や読書スペースがあり、来客のニーズに応えています。武漢の地形は、重要なインスピレーションの源でした。私たちは、湖に向かって水平に広がる景色を思い浮かべ、一方では、高層ビルが立ち並ぶ都市に向かって垂直に広がる景色を思い浮かべました。自然対都市ということで、そこに焦点を合わせた建物になっています。そのため、人が集まる場所として刺激的な場になると思います。

蘆田暢人建築設計事務所による、東京・渋谷区の住宅「神宮前の踊居」。賑やかな商業エリアの敷地。“開放的で伸びやかな”在り方を求め、外部に突き出て弧を描くガラス張りの階段空間を考案。“都市を拒絶する”時代に“都市の中で踊るような”住宅を作る
蘆田暢人建築設計事務所による、東京・渋谷区の住宅「神宮前の踊居」。賑やかな商業エリアの敷地。“開放的で伸びやかな”在り方を求め、外部に突き出て弧を描くガラス張りの階段空間を考案。“都市を拒絶する”時代に“都市の中で踊るような”住宅を作る photo©中山保寛
蘆田暢人建築設計事務所による、東京・渋谷区の住宅「神宮前の踊居」。賑やかな商業エリアの敷地。“開放的で伸びやかな”在り方を求め、外部に突き出て弧を描くガラス張りの階段空間を考案。“都市を拒絶する”時代に“都市の中で踊るような”住宅を作る photo©中山保寛
蘆田暢人建築設計事務所による、東京・渋谷区の住宅「神宮前の踊居」。賑やかな商業エリアの敷地。“開放的で伸びやかな”在り方を求め、外部に突き出て弧を描くガラス張りの階段空間を考案。“都市を拒絶する”時代に“都市の中で踊るような”住宅を作る photo©中山保寛

蘆田暢人建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区の住宅「神宮前の踊居」です。
賑やかな商業エリアの敷地に計画されました。建築家は、“開放的で伸びやかな”在り方を求め、外部に突き出て弧を描くガラス張りの階段空間を考案しました。そして、“都市を拒絶する”時代に“都市の中で踊るような”住宅を作る事も意図されました。

「住居は都市を拒絶する」現代における都市住宅のあり方は、そう表現できると言えよう。
プライバシー、防犯、空調、高気密・高断熱など、都市という外的環境を拒絶することで「都市に住む」ということが成り立っている。かつては、まちに開かれた縁側や、窓が開けられた居間から溢れ出る家族団欒のにぎやかな声。住宅はそれぞれが都市に対しての振る舞いを演じていた。

建築家によるテキストより

この住居は、都内でも有数のにぎやかな商業エリアに計画された。
建築面積は約10坪。いわゆる「狭小住宅」と呼ばれる大きさの建物である。この「狭小」という言葉を全否定するような開放的で伸びやかな住居のあり方を模索した。

建築家によるテキストより

敷地の大きさから水平的な伸びやかさは得られないため、垂直方向に伸びやかさを求め、その役割を階段に委ねた。
2階から3階に向かう階段を前面道路側に出し、弧を描きつつ外壁を曲面ガラスで覆った。そのため、この階段は2階のダイニングに光を落とし、2階から3階にあがるときには、まるで天に登るような体験を与える。

建築家によるテキストより
トラフ建築設計事務所による、東京の「公園を臨む家」。公園に隣接する敷地。高さで変化する周囲の環境を読み解き、レベルの設定で木々を借景として取り込んだ落ち着きのある室内空間を構築。窓の配置と様々な仕上で多様な雰囲気を作り出す
トラフ建築設計事務所による、東京の「公園を臨む家」。公園に隣接する敷地。高さで変化する周囲の環境を読み解き、レベルの設定で木々を借景として取り込んだ落ち着きのある室内空間を構築。窓の配置と様々な仕上で多様な雰囲気を作り出す南側外観 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京の「公園を臨む家」。公園に隣接する敷地。高さで変化する周囲の環境を読み解き、レベルの設定で木々を借景として取り込んだ落ち着きのある室内空間を構築。窓の配置と様々な仕上で多様な雰囲気を作り出す東側外観 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京の「公園を臨む家」。公園に隣接する敷地。高さで変化する周囲の環境を読み解き、レベルの設定で木々を借景として取り込んだ落ち着きのある室内空間を構築。窓の配置と様々な仕上で多様な雰囲気を作り出す1階、リビングルーム photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京の「公園を臨む家」。公園に隣接する敷地。高さで変化する周囲の環境を読み解き、レベルの設定で木々を借景として取り込んだ落ち着きのある室内空間を構築。窓の配置と様々な仕上で多様な雰囲気を作り出す2階、リビングルーム photo©阿野太一

トラフ建築設計事務所が設計した、東京の「公園を臨む家」です。
公園に隣接する敷地に計画されました。建築家は、高さで変化する周囲の環境を読み解き、レベルの設定で木々を借景として取り込んだ落ち着きのある室内空間を構築しました。そして、窓の配置と様々な仕上で多様な雰囲気を作り出す事が意図されました。

都心の緑豊かな公園の隣に建つ、地下1階RC造、地上木造2階建ての住宅。
同規模の既存の住宅を解体し、新たな生活スタイルにあわせて新築する計画。東南の地盤面から下がったところにある旗竿敷地で、高さごとに変化する周囲の環境に合わせて計画することが求められた。

建築家によるテキストより



1階は公園の地上面より少し高いレベル、2階は樹木の樹冠部が見えるレベルに設定し、ランナーや家族連れなど人通りの多い公園内通路に隣接しながらも、落ち着きのある室内空間を確保した。

建築家によるテキストより

地下1階の玄関のあるピロティは、RC造の腰壁を逆梁として上層のボリュームをキャンティレバーで浮かせ、風と光を取り入れて開放的な空間とした。1階と2階はともに構成を共通させ、東側をリビング、中央がキッチンとトイレ、西側を寝室としているが、窓から見える風景や異なった仕上げの内装が全く異なる雰囲気をもたらす。


建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/1/2-1/8]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/1/2-1/8]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/1/2-1/8)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 青木茂建築工房による、山口・防府市の、既存の蔵と木造家屋の一部を残し再生された「松崎幼稚園遊戯室棟」
  2. Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」
  3. 篠原明理建築設計事務所による、東京の、住戸改修「文京区のリノベーション」。地上階の庭付き住戸の計画。文脈を活かした“新築にない”価値の創出を求め、既存外壁と同じタイルの内部への使用等を実践。空間に複数の役割を与え境界を無くして多様な居場所を作る
  4. 2022年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10(ap賞 発表)
  5. 2022年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
  6. 長坂常 / スキーマ建築計画による、石川の「堂前さんちの歯医者さん」。“全人的医療”を志す歯科医の住居兼医院。理念の家庭や地域への繋がりを想像し、棟を細かく割り近隣と類似する素材を採用した“人の繋がる”構成を考案。“町と溶け込む歯医者の在り方”を建築で促進
  7. 三輪直樹 / FUDOによる、神奈川・鎌倉市の、設計者の自邸「Yamanone no ie」。地域特有の谷地形“谷戸”の台形旗竿地に計画、地形から削り出た様な在り方と山の連なりに寄り添う構成を志向し各要素を設計、内外が織り交ざる多様な居場所を持つ空間を作り出す
  8. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  9. SEA STUDIOと菱沼健太建築設計事務所による、東京・中央区の「10.5記念碑の応接間」。海外企業の為の“応接間兼社長室”。日本への事業進出を記念する空間を求め、社名に起因する“10.5mのロングデスク”を考案。机の“長さ”は要求された二つの機能に応えて用途毎のエリアも形成
  10. 阿曽芙実建築設計事務所による、兵庫・神戸市の「鶴甲団地のリノベーション2」。団地を賃貸住戸に改修。小空間への可変性の付与を目指し、中心の“コリドー”が各部屋との接点を作り建具の開閉でも様々な使用が可能な構成を考案。その時々に求められる“距離”を作れる仕組みを設計
  11. 渕上達矢 / zeal architectsによる、熊本・玉名郡の「江田の家」。設計者と施主が幼少期を過ごした家の隣に計画、場への想いを受け継ぐ事を目指して共通記憶の“切妻のシルエット”を基に形状等を設計、開口は合理化も進めつつ河川側に開き記憶の中の“川辺の景色”を再現
  12. 彦根アンドレア / 彦根建築設計事務所による、神奈川の住宅「365°」。海と山を望む高台の敷地。周囲の景色を取り込みつつ強風に対策する為、中庭を囲む様に諸室を配置した“円形”の平面構成を考案。詳細な設備計画や自然エネルギーの活用等で“自立した生活”環境も構築
  13. 湯浅良介による、神奈川・大磯町の住宅「FLASH」。人間としてあることの喜びを表層に見出し、建物の“面”に注目して在るべき姿を求めスケッチを描き続け検討、模様・形・色の自由な選択で“見せる”と“隠す”を突き詰めるプロセスで建築をつくる
  14. 磯崎新さんが亡くなりました
  15. 小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSによる、東京・杉並区の、アニメーション制作会社のスタジオ「MAPPAスタジオ分室」。職場環境の向上も意識しデスク素材の選定やラウンジ空間を重視
  16. OMA / ジェイソン・ロングによる、アメリカ・ニューヨークの高層集合住宅「イーグル+ウェスト」。湾岸エリアに計画。地域の特性を活かした建築を目指し、上層ほど幅が広がり“眺望”を最大限に生かす形状を考案。低層部には近隣住民もアクセス可能な公共空間も備える
  17. 吉田州一郎+吉田あい / アキチアーキテクツによる、岐阜・本巣郡の「un白木」。規格住宅のプロトタイプ。“田園風景の魅力”と“地域社会”を継承する建ち方を求め、敷地・内外・公私の“境界”を横断する設計を志向。庭と建築を渾然一体として住宅から風景へと繋げる
  18. SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定
  19. 磯崎新による、新国立競技場に関する意見の全文
  20. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・新宿区の、店舗「Gallery5」。ミュージアムショップの改修。“5つ目の展示室”というコンセプトの強化を求め、可動スチールラックを用いて空間の“大小を自由に変えられる”構成を考案。展示やイベント等に対応可能な場を作る

OMA / 重松象平による、東京都現代美術館でのディオール展の会場構成。70年以上のブランドの歴史や日本との関りを紹介する展覧会。13のテーマに沿った多様で没入感ある空間を求めて、日本の伝統建築要素等を参照し現代化した空間装置を用いた構成を考案
OMA / 重松象平による、東京都現代美術館でのディオール展の会場構成。70年以上のブランドの歴史や日本との関りを紹介する展覧会。13のテーマに沿った多様で没入感ある空間を求めて、日本の伝統建築要素等を参照し現代化した空間装置を用いた構成を考案Dior and Japan, 'Christian Dior: Designer of Dreams" at Museum of Contemporary Art Tokyo Photography by Daici Ano, Image Courtesy of Dior
OMA / 重松象平による、東京都現代美術館でのディオール展の会場構成。70年以上のブランドの歴史や日本との関りを紹介する展覧会。13のテーマに沿った多様で没入感ある空間を求めて、日本の伝統建築要素等を参照し現代化した空間装置を用いた構成を考案Colorama, 'Christian Dior: Designer of Dreams" at Museum of Contemporary Art Tokyo Photography by Daici Ano, Image Courtesy of Dior
OMA / 重松象平による、東京都現代美術館でのディオール展の会場構成。70年以上のブランドの歴史や日本との関りを紹介する展覧会。13のテーマに沿った多様で没入感ある空間を求めて、日本の伝統建築要素等を参照し現代化した空間装置を用いた構成を考案Miss Dior's Garden, 'Christian Dior: Designer of Dreams" at Museum of Contemporary Art Tokyo Photography by Daici Ano, Image Courtesy of Dior
OMA / 重松象平による、東京都現代美術館でのディオール展の会場構成。70年以上のブランドの歴史や日本との関りを紹介する展覧会。13のテーマに沿った多様で没入感ある空間を求めて、日本の伝統建築要素等を参照し現代化した空間装置を用いた構成を考案The Dior Ball, 'Christian Dior: Designer of Dreams" at Museum of Contemporary Art Tokyo Photography by Daici Ano, Image Courtesy of Dior

OMA / 重松象平が設計した、東京都現代美術館でのディオール展の会場構成です。
70年以上のブランドの歴史や日本との関りを紹介する展覧会です。建築家は、13のテーマに沿った多様で没入感ある空間を求めて、日本の伝統建築要素等を参照し現代化した空間装置を用いた構成を考案しました。展覧会の公式サイトはこちら

こちらは建築家によるテキストの翻訳

ハウス・オブ・ディオールは、クリスチャン・ディオールのファッションにおける革新の精神と世界的な影響力を基盤としており、その遺産は、個々のクリエイティブディレクターの貢献により、持続し進化しています。ディオール展の舞台美術、デンバー美術館とダラス美術館で開催された「ディオール:パリから世界へ」では、連続した物語の旅が定義されました。それぞれの会場では、70年以上にわたるディオールの歴史を反映した衣服やアートワークが、シームレスな道筋と統一された背景の中で展示されました。

技術革新と豊かな伝統文化を併せ持つ日本において、「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」の展覧会デザインは、歴史的、現代的なコンテクストの中にある多様な多重性を同時に映し出します。ホワイト・キューブ・ギャラリーの限界を超え、明暗、親密と壮大、有機と直交の間を行き来する部屋など、舞台美術に近い没入感と多様な経験を提供する舞台装置です。

MOTの2つのフロアに、13のキュレーションテーマが展開され、それぞれのテーマに沿った没入感のある環境が用意されています。セットデザインには、日本の伝統や文化、ディオールの歴史や現代のコレクションに共通する要素に言及した、異なる技術や素材、モチーフが使用されています。障子やねぶた※1といった既知の要素や建築技法の視覚的、空間的な特質を操作し、誇張し、現代的な形にしています。身近でありながら謎めいた、構築された風景は、一連の独特で没入感のある環境と、ストーリーテリングの能力を拡張する表面の新しいセットを生み出します。

本展の重要なテーマのひとつである「ディオールと日本」では、日本の茶庭の停留所をイメージした曲がりくねった道とそれに沿った展示用ポケットが、縦横に展開されています。木製の構造体に、逆光で光る天竺布と阿波紙を巻きつけ、衣服や工芸品の背景として、幾重にも光り輝く空間を作り出しました。立体的な風景に、さまざまなパターンやモチーフを投影し、空間をさらに活性化させます。

「ディオールの遺産」は、ディオールハウスの7人のクリエイティブ・ディレクターに捧げられた一連のスペースで統一された枠組みです。日本のインテリアでよく使われるふすま※2やすだれ※3などの吊り下げパネルを参考に、拡大したファブリックパネルをエンフィラードの仕切りとして配置し、複数の環境を一つの空間にまとめました。また、空間を区切るスクリーンには、高木由利子の大判の写真がプリントされており、クリエイティブディレクターが交代する連続性を視覚的に理解することができる、新たな物語を生み出すメディアとなっています。

美術館のアトリウムの「床」を持ち上げて傾斜させ、ロフト空間を斜めに二分することで、両面展示としました。この展覧会で最も壮大なセットである「ディオールの舞踏会」では、ガウンを着たマネキンが登り、観客はその「行列」を下から、あるいは橋から上から眺めることができるのです。スロープの上部にある角度のついた鏡は、幾何学模様を無限に続け、衣服や風景を思いがけない形で映し出します。「世界中のディオール」の下には、より親密な環境が挿入されています。来場者は、同心円状に重ねられた布の表面で構成されたドーム型の部屋に足を踏み入れ、アニメーションが投影された半球状の空間が形成されます。

他の9つの部屋と合わせて、一連のテーマと異なる環境で、多様な展示シナリオを構成しています。これらの部屋は、来場者をディオールの歴史の旅へと誘い、ディオールと日本との多面的な関係を、現代と重ね合わせながら明らかにします。

【ap job更新】 谷口吉生に師事し経験を積んだ岡田一樹が主宰する「R.E.A.D. & Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 谷口吉生に師事し経験を積んだ岡田一樹が主宰する「R.E.A.D. & Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 谷口吉生に師事し経験を積んだ岡田一樹が主宰する「R.E.A.D. & Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中軽井沢のセカンドライフハウス/2020 ©Masaya Yoshimura, Copist

谷口吉生に師事し経験を積んだ岡田一樹が主宰する「R.E.A.D. & Architects」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

R.E.A.D. & Architectsでは現在、住宅、別荘、集合住宅など様々な規模のプロジェクトが進行中です。この度、業務拡大に伴い、設計スタッフ(実務経験者)を1名募集します。

R.E.A.D. & Architectsは、代表の岡田一樹が、建築家・谷口吉生(谷口建築設計研究所)のもとで、鈴木大拙館、京都国立博物館 平成知新館、ホテルオークラ東京(The Okura Tokyo)などの設計監理を担当した後独立、2017年に設立した設計事務所です。

前職で9年間培ってきた知識と経験を活かし、敷地や周辺環境を重視し、細やかな配慮と独自の創造性を行き渡らせることで、美しくて使いやすく時を経てもその価値が変わることのない、質の高い建築を実現することを目指しています。

そのような環境で一緒に働いていただける方を募集します。

OMA / ジェイソン・ロングによる、アメリカ・ニューヨークの高層集合住宅「イーグル+ウェスト」。湾岸エリアに計画。地域の特性を活かした建築を目指し、上層ほど幅が広がり“眺望”を最大限に生かす形状を考案。低層部には近隣住民もアクセス可能な公共空間も備える
OMA / ジェイソン・ロングによる、アメリカ・ニューヨークの高層集合住宅「イーグル+ウェスト」。湾岸エリアに計画。地域の特性を活かした建築を目指し、上層ほど幅が広がり“眺望”を最大限に生かす形状を考案。低層部には近隣住民もアクセス可能な公共空間も備えるEagle+West, Aerial Photography by Jason O'Rear
OMA / ジェイソン・ロングによる、アメリカ・ニューヨークの高層集合住宅「イーグル+ウェスト」。湾岸エリアに計画。地域の特性を活かした建築を目指し、上層ほど幅が広がり“眺望”を最大限に生かす形状を考案。低層部には近隣住民もアクセス可能な公共空間も備えるEagle+West, North View Photography by Jason O'Rear
OMA / ジェイソン・ロングによる、アメリカ・ニューヨークの高層集合住宅「イーグル+ウェスト」。湾岸エリアに計画。地域の特性を活かした建築を目指し、上層ほど幅が広がり“眺望”を最大限に生かす形状を考案。低層部には近隣住民もアクセス可能な公共空間も備えるEagle+West, D1 Cantilever Photography by Ossip van Duivenbode
OMA / ジェイソン・ロングによる、アメリカ・ニューヨークの高層集合住宅「イーグル+ウェスト」。湾岸エリアに計画。地域の特性を活かした建築を目指し、上層ほど幅が広がり“眺望”を最大限に生かす形状を考案。低層部には近隣住民もアクセス可能な公共空間も備えるEagle+West, Great Room Photography by Ossip van Duivenbode

OMA / ジェイソン・ロングが設計した、アメリカ・ニューヨークの高層集合住宅「イーグル+ウェスト」です。
湾岸エリアに計画されました。建築家は、地域の特性を活かした建築を目指し、上層ほど幅が広がり“眺望”を最大限に生かす形状を考案しました。また、低層部には近隣住民もアクセス可能な公共空間も備えています。

こちらは、リリーステキストの翻訳

ブルックフィールド・プロパティーズとパークタワー・グループのためのOMA / ジェイソン・ロングのイーグル+ウェストが完成し、OMAにとってニューヨークで初めての高層タワーを記録します。ブルックリンのウォーターフロントに建つ2棟のタワーと低層棟は、エグゼクティブアーキテクトとしてバイヤー・ブリンダー・ベルと共同で完成させ、22エーカーのグリーンポイントランディングマスタープラン開発における最新の建物群としてオープンします。

イーグル+ウェストは、2つのタワー、7階建てのビル、一連のアメニティ、オープンスペースからなり、市場価格帯と手頃な価格の住宅で合計745戸の60万平方フィート(※約55741m2)、の新しい公共スペースの3万平方フィート(※約2787m2)が街に追加されます。

イーグル・ストリートとデュポン・ストリートが敷地内を通ってイースト川まで延長され、現在一般公開されており、新しい広場と水辺の遊歩道へのアクセスが可能になっています。集合住宅とストリートレベルの介入は、同時にグリーンポイントのポスト工業地帯が、オープンでアクセスしやすく、連続的なウォーターフロント地区へと変貌することを伝え定着させるものです。

ブルックフィールド・プロパティーズ開発部シニア・ヴァイス・プレジデントのマリア・マシは述べています。
「グリーンポイント・ランディングの変貌は本当に目覚しく、私たちは素晴らしい設計・開発パートナーと共にイーグル+ウェストを完成させ、公開することに興奮しています」
「マンハッタンのスカイラインを一望できる眺望と、今日の居住者の多くが求める屋内と屋外のつながりを実現する快適な設備を備えています。私たちは、イーグル+ウエストでダイナミックで比類のない居住体験を提供し、グリーンポイント地域のエネルギーと活気に貢献し続けられることを誇りに思います」

パークタワー・グループ社長のマリアン・クラインは述べています。
「グリーンポイント・ランディングは、広大なアウトドアエリア、地元のレストランやショップ、最先端の内外の空間へのアクセスを求める居住者にとって、望ましい目的地へと発展しています」
「私たちは、引き続きこの地域に新しい住民を迎え入れ続け、さらに積極的に発展していくことを熱望しています」
イーグル+ウェストは、ブルックリンの最北端に位置し、イーストリバーの海岸線、グリーンポイントのプライマリーグリッド、ニュートンクリークに垂直に伸びるセカンダリーグリッドが交差する場所にあります。そして、ブルックリンとクイーンズの間の新しいヒンジポイントを活性化し、マンハッタンのスカイラインへのパノラマ指向を備えています。

OMAのパートナーであるジェイソン・ロングは、次のように述べています。
「イーグル+ウェストは、ブルックフィールド社、パークタワー・グループ、設計・施工チームによる、過去と未来、屋内と屋外、都市生活と水辺をつなぐ生活のためのプラットフォームを創造するという野望の集合体を反映しているのです。2つのタワーは相補的な兄弟であり、周辺地域とウォーターフロントを巻き込みながら、常に変化する存在感を示しています。このプロジェクトがどのように発展し、人々がこの場所を自分の住処にしていくのか、楽しみです」

長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・新宿区の、店舗「Gallery5」。ミュージアムショップの改修。“5つ目の展示室”というコンセプトの強化を求め、可動スチールラックを用いて空間の“大小を自由に変えられる”構成を考案。展示やイベント等に対応可能な場を作る
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・新宿区の、店舗「Gallery5」。ミュージアムショップの改修。“5つ目の展示室”というコンセプトの強化を求め、可動スチールラックを用いて空間の“大小を自由に変えられる”構成を考案。展示やイベント等に対応可能な場を作る photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・新宿区の、店舗「Gallery5」。ミュージアムショップの改修。“5つ目の展示室”というコンセプトの強化を求め、可動スチールラックを用いて空間の“大小を自由に変えられる”構成を考案。展示やイベント等に対応可能な場を作る photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・新宿区の、店舗「Gallery5」。ミュージアムショップの改修。“5つ目の展示室”というコンセプトの強化を求め、可動スチールラックを用いて空間の“大小を自由に変えられる”構成を考案。展示やイベント等に対応可能な場を作る photo©長谷川健太

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・新宿区の店舗「Gallery5」です。
ミュージアムショップの改修計画です。建築家は、“5つ目の展示室”というコンセプトの強化を求め、可動スチールラックを用いて空間の“大小を自由に変えられる”構成を考案しました。そして、展示やイベント等に対応可能な場を作りました。店舗の公式サイトはこちら

Gallery5とは元々ミュージアムショップとしての機能を目的に本建物内で計画されたものだが、Gallery5が入る東京オペラシティアートギャラリーにはすでに4つの展示室があって、その5つ目の展示室というコンセプトでつくられた名前でそれを引き継いだわけだが、その展示室としての機能を強化するために可動スチールラックを使ってスペースの大小を自由に変えられるギャラリーショップを作った。

それによって、他の4つの展示室の内容が変わるごとに展示方法を変えられることはもちろん、中で展示、そしてトークイベント、朗読会、小ライブなどが行えるようになっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 佐賀を拠点に、“風景に馴染む意匠”と“時代が求める性能”を両立する「松本設計」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 佐賀を拠点に、“風景に馴染む意匠”と“時代が求める性能”を両立する「松本設計」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 佐賀を拠点に、“風景に馴染む意匠”と“時代が求める性能”を両立する「松本設計」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中

佐賀を拠点に、“風景に馴染む意匠”と“時代が求める性能”を両立する「松本設計」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

松本設計は戸建住宅を中心にマンション、店舗などの設計を手掛ける設計事務所です。

私たちは、エゴや主張を捨て、敷地の特性を読み解き、その場所に求められる建築を模索し、クライアントとの対話を通して、風景に馴染むデザインと時代が求める性能を両立した、居心地の良い空間を生み出すことを目指しています。

業務拡大に伴い、設計スタッフを募集します。

阿曽芙実建築設計事務所による、兵庫・神戸市の「鶴甲団地のリノベーション2」。団地を賃貸住戸に改修。小空間への可変性の付与を目指し、中心の“コリドー”が各部屋との接点を作り建具の開閉でも様々な使用が可能な構成を考案。その時々に求められる“距離”を作れる仕組みを設計
阿曽芙実建築設計事務所による、兵庫・神戸市の「鶴甲団地のリノベーション2」。団地を賃貸住戸に改修。小空間への可変性の付与を目指し、中心の“コリドー”が各部屋との接点を作り建具の開閉でも様々な使用が可能な構成を考案。その時々に求められる“距離”を作れる仕組みを設計 photo©大竹央祐
阿曽芙実建築設計事務所による、兵庫・神戸市の「鶴甲団地のリノベーション2」。団地を賃貸住戸に改修。小空間への可変性の付与を目指し、中心の“コリドー”が各部屋との接点を作り建具の開閉でも様々な使用が可能な構成を考案。その時々に求められる“距離”を作れる仕組みを設計 photo©大竹央祐
阿曽芙実建築設計事務所による、兵庫・神戸市の「鶴甲団地のリノベーション2」。団地を賃貸住戸に改修。小空間への可変性の付与を目指し、中心の“コリドー”が各部屋との接点を作り建具の開閉でも様々な使用が可能な構成を考案。その時々に求められる“距離”を作れる仕組みを設計 photo©大竹央祐

阿曽芙実建築設計事務所が設計した、兵庫・神戸市の「鶴甲団地のリノベーション2」です。
団地を賃貸住戸に改修する計画です。建築家は、小空間への可変性の付与を目指し、中心の“コリドー”が各部屋との接点を作り建具の開閉でも様々な使用が可能な構成を考案しました。その時々に求められる“距離”を作れる仕組みの設計が意図されました。

約45年前に建設された団地は神戸の山の手にあり、上階の方では大阪湾が一望できるのどかで静かな場所だ。

この団地の一戸をリノベーションし、家族3人の住まいを計画することとなった。


建築家によるテキストより

鶴甲団地のリノベーションはこれで2回目になる。面積や形は似ているが、キッチンや浴室などの水廻りの位置が前とは随分違った。団地は、床下の懐もほとんどない上、梁せいも高く、床からの梁下の高さも1800ほどしかないため、水廻りの移動はなかなか困難だ。

建築家によるテキストより


ほぼ均等に仕切られた4つの空間を解体し、住戸の真ん中に、1つの四角いボリュームを挿入した。この四角い空間は、コリドーの扱いとし、梁とコリドーとの間に建具を入れ込むことで、コリドーの中とその周辺の空間を作ることにした。コリドーの周りにある空間は、建具の開け閉めで、空間を大きくしたり、小さくしたりでき、ある時にはワンルームに、ある時には2つや3つのエリアに分けることができる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 株式会社 堀池瞬建築事務所が、意匠設計・パース制作・総務のスタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 株式会社 堀池瞬建築事務所が、意匠設計・パース制作・総務のスタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 株式会社 堀池瞬建築事務所が、意匠設計・パース制作・総務のスタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中

株式会社 堀池瞬建築事務所の、意匠設計・パース制作・広報のスタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

堀池瞬建築事務所は、個人邸・集合住宅・オフィス・ショップ・ホテル・工場・厚生施設・文教施設など、建築の計画・設計・監理を行っています。また、家具・製品・用具などの制作や、建築技術の調査・研究などを実施しています。

現在、さまざまなプロジェクトが進行していまして、より一層の品質向上を目指し、スタッフを募集します。

長坂常 / スキーマ建築計画による、石川の「堂前さんちの歯医者さん」。“全人的医療”を志す歯科医の住居兼医院。理念の家庭や地域への繋がりを想像し、棟を細かく割り近隣と類似する素材を採用した“人の繋がる”構成を考案。“町と溶け込む歯医者の在り方”を建築で促進
長坂常 / スキーマ建築計画による、石川の「堂前さんちの歯医者さん」。“全人的医療”を志す歯科医の住居兼医院。理念の家庭や地域への繋がりを想像し、棟を細かく割り近隣と類似する素材を採用した“人の繋がる”構成を考案。“町と溶け込む歯医者の在り方”を建築で促進 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、石川の「堂前さんちの歯医者さん」。“全人的医療”を志す歯科医の住居兼医院。理念の家庭や地域への繋がりを想像し、棟を細かく割り近隣と類似する素材を採用した“人の繋がる”構成を考案。“町と溶け込む歯医者の在り方”を建築で促進 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、石川の「堂前さんちの歯医者さん」。“全人的医療”を志す歯科医の住居兼医院。理念の家庭や地域への繋がりを想像し、棟を細かく割り近隣と類似する素材を採用した“人の繋がる”構成を考案。“町と溶け込む歯医者の在り方”を建築で促進歯科医院、受付・待合 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、石川の「堂前さんちの歯医者さん」。“全人的医療”を志す歯科医の住居兼医院。理念の家庭や地域への繋がりを想像し、棟を細かく割り近隣と類似する素材を採用した“人の繋がる”構成を考案。“町と溶け込む歯医者の在り方”を建築で促進住宅、リビング photo©長谷川健太

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、石川の「堂前さんちの歯医者さん」です。
“全人的医療”を志す歯科医の住居兼医院です。建築家は、理念の家庭や地域への繋がりを想像し、棟を細かく割り近隣と類似する素材を採用した“人の繋がる”構成を考案しました。そして、“町と溶け込む歯医者の在り方”を建築で促進する事が意図されました。

特定の部位や症状に限らず、患者の心理や社会的側面なども含めて幅広く考慮しながら、個々人に合った総合的な予防や診断・治療を行う医療を全人的医療といい、本プロジェクトの施主で住居兼歯科医院の設計を依頼くださった歯科医の堂前夫婦の治療に対する理念である。
その理念とその2人と3人のお子さんをみてそれは診療室内にとどまらず家庭、そして地域に至るまで繋がってくることが想像された。

建築家によるテキストより

たまたま本敷地の斜向かいにお子さんが通う保育園と小学校があり、家庭、職場、学校が数珠つなぎになることから、小学校から帰ってきた子どもがランドセルを片付けずにそのまま診療所の待合にいて漫画を読む息子たちを、治療に来た近所のおばちゃんたちが優しく見守る。
そんなことに思いを馳せる、診療所から住居、そして子供が通う保育園、小学校、さらには生活する周辺地域に至るまで広がる壮大な公私混同なるプロジェクトである。

建築家によるテキストより

我々が担当した建物の計画だが、出来るだけ平面的に人の繋がりを作ろうとし平屋での計画を試みた。
そして、将来は10台の診察チェアを置く比較的大きな診療所を目指し、かつ住居を内包するためどうしても建築面積が広がり、そこに屋根をかけると大屋根となる。ただ、それでは、地域の中で際立ち近隣住居郡との親和性が図れず、目指す全人的治療のイメージにそぐわないため出来るだけ棟を細かく割り、近隣と同じような屋根や外壁材で繋げていくことを考えた。

建築家によるテキストより
SEA STUDIOと菱沼健太建築設計事務所による、東京・中央区の「10.5記念碑の応接間」。海外企業の為の“応接間兼社長室”。日本への事業進出を記念する空間を求め、社名に起因する“10.5mのロングデスク”を考案。机の“長さ”は要求された二つの機能に応えて用途毎のエリアも形成
SEA STUDIOと菱沼健太建築設計事務所による、東京・中央区の「10.5記念碑の応接間」。海外企業の為の“応接間兼社長室”。日本への事業進出を記念する空間を求め、社名に起因する“10.5mのロングデスク”を考案。机の“長さ”は要求された二つの機能に応えて用途毎のエリアも形成 photo©平井写真事務所 平井広行
SEA STUDIOと菱沼健太建築設計事務所による、東京・中央区の「10.5記念碑の応接間」。海外企業の為の“応接間兼社長室”。日本への事業進出を記念する空間を求め、社名に起因する“10.5mのロングデスク”を考案。机の“長さ”は要求された二つの機能に応えて用途毎のエリアも形成 photo©平井写真事務所 平井広行
SEA STUDIOと菱沼健太建築設計事務所による、東京・中央区の「10.5記念碑の応接間」。海外企業の為の“応接間兼社長室”。日本への事業進出を記念する空間を求め、社名に起因する“10.5mのロングデスク”を考案。机の“長さ”は要求された二つの機能に応えて用途毎のエリアも形成 photo©平井写真事務所 平井広行

SEA STUDIOと菱沼健太建築設計事務所が設計した、東京・中央区の「10.5記念碑の応接間」です。
海外企業の為の“応接間兼社長室”です。建築家は、日本への事業進出を記念する空間を求め、社名に起因する“10.5mのロングデスク”を考案しました。また、机の“長さ”は要求された二つの機能に応えて用途毎のエリアも形成しています。

本計画は上海に母体を持つ企業の日本事業進出と展開を記念し、社名を表す10.5mのロングデスクをデザインした応接間兼社長室である。日本橋小伝馬町ビル街のオフィスビル9階部分の改修計画である。

建築家によるテキストより

ウォルナットと直線によるグリッドで統一された背景と直線的な照明効果により浮立つロングデスクは全体に散りばめられた英国アンティーク家具との対比により、長くつながる記念碑としての空間を表現した。

建築家によるテキストより

ロングデスクを置く事で、社長とゲストのエリアを明確に分けつつも、応接間と社長室としての機能を一つのデスクにまとめた。また、中間に可動部を設けることで、用途に合わせ調整しながら使い続けられる空間としている。

建築家によるテキストより
2022年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10(第9回 ap賞 発表)

2022年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10をご紹介します。

アーキテクチャーフォトで特集記事として紹介させていただいた実作品を対象としています(2022年に紹介された作品だけでなく、それ以前に紹介された作品も対象になります)。集計方法としては、各記事の閲覧ユニークユーザー数を基準としています(ページビューではないので各人が複数回閲覧した場合でも、その数値は1となります)
また、最も注目された作品を「ap賞(アーキテクチャーフォト賞)」の受賞作品としてトロフィーを贈呈10位までの作品にミニトロフィーを贈呈させていただきます。


過去の「ap賞(アーキテクチャーフォト賞)」大賞作品
(2020年よりトップ10までの表彰に変更し、最も閲覧された作品は「ap賞 大賞」とさせていただきます)


2022年の結果は以下よりご確認ください
本年も皆様のご連絡とご投稿をお待ちしております。


  1. 【ap賞 大賞】Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」
  2. 【ap賞 入賞】石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  3. 【ap賞 入賞】三輪直樹 / FUDOによる、神奈川・鎌倉市の、設計者の自邸「Yamanone no ie」。地域特有の谷地形“谷戸”の台形旗竿地に計画、地形から削り出た様な在り方と山の連なりに寄り添う構成を志向し各要素を設計、内外が織り交ざる多様な居場所を持つ空間を作り出す
  4. 【ap賞 入賞】湯浅良介による、神奈川・大磯町の住宅「FLASH」。人間としてあることの喜びを表層に見出し、建物の“面”に注目して在るべき姿を求めスケッチを描き続け検討、模様・形・色の自由な選択で“見せる”と“隠す”を突き詰めるプロセスで建築をつくる
  5. 【ap賞 入賞】ナノメートルアーキテクチャーによる、大阪・堺市の、三住戸の改修「2020年度 茶山台団地のリノベーション」。若年層向けの働く場を持つ住まいで、使い方への想像を引き出す為に中央空間と周囲の小割空間からなる“ロの字プラン”を考案、寸法設定でも想像し易さを意識し生活変化の受容も目指す
  6. 【ap賞 入賞】植木幹也+進士茶織 / スタジオシナプスによる、群馬・太田市の飲食店「WANDERLUST」。地域に根差し約40年営業するパン店の建替え計画、店の“あたりまえ”を引継いだ上で“集い・学び・交流する場”との要望に応える為に周辺までを視野に入れて設計、人々の多様な振舞の起点となる建築をつくる
  7. 【ap賞 入賞】長坂常 / スキーマ建築計画による、京都左京区南禅寺草川町の「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」
  8. 【ap賞 入賞】渕上達矢 / zeal architectsによる、熊本・玉名郡の「江田の家」。設計者と施主が幼少期を過ごした家の隣に計画、場への想いを受け継ぐ事を目指して共通記憶の“切妻のシルエット”を基に形状等を設計、開口は合理化も進めつつ河川側に開き記憶の中の“川辺の景色”を再現
  9. 【ap賞 入賞】ピーター・ズントーによる家具コレクション。半世紀に渡り手掛けた建築の為にデザインされた家具を再構成し、椅子やテーブル等7型がラインナップ、日本の家具ブランド“Time & Style”が製品化
  10. 【ap賞 入賞】武田清明建築設計事務所による、東京・練馬区の住宅「鶴岡邸」のレポート。周辺環境の自然と対話する建築の在り方を躯体のもつ質感で実現

ap賞受賞作品の写真付ダイジェストは以下に掲載します

篠原明理建築設計事務所による、東京の、住戸改修「文京区のリノベーション」。地上階の庭付き住戸の計画。文脈を活かした“新築にない”価値の創出を求め、既存外壁と同じタイルの内部への使用等を実践。空間に複数の役割を与え境界を無くして多様な居場所を作る
篠原明理建築設計事務所による、東京の、住戸改修「文京区のリノベーション」。地上階の庭付き住戸の計画。文脈を活かした“新築にない”価値の創出を求め、既存外壁と同じタイルの内部への使用等を実践。空間に複数の役割を与え境界を無くして多様な居場所を作る
篠原明理建築設計事務所による、東京の、住戸改修「文京区のリノベーション」。地上階の庭付き住戸の計画。文脈を活かした“新築にない”価値の創出を求め、既存外壁と同じタイルの内部への使用等を実践。空間に複数の役割を与え境界を無くして多様な居場所を作る photo©甲田和久
篠原明理建築設計事務所による、東京の、住戸改修「文京区のリノベーション」。地上階の庭付き住戸の計画。文脈を活かした“新築にない”価値の創出を求め、既存外壁と同じタイルの内部への使用等を実践。空間に複数の役割を与え境界を無くして多様な居場所を作る photo©甲田和久

篠原明理建築設計事務所 / m-saが設計した、東京の、住戸改修「文京区のリノベーション」です。
地上階の庭付き住戸に手を入れる計画です。建築家は、文脈を活かした“新築にない”価値の創出を求め、既存外壁と同じタイルの内部への使用等を実践しました。また、空間に複数の役割を与え境界を無くして多様な居場所を作る事も意図されました。

1963年に建てられたビンテージマンションの一部屋のリノベーションのプロジェクト。
夫婦二人住まいで、猫2匹と犬1匹と生活している。猫たちの居場所となるような天井近くまで登れるように配置した棚をリビングに設け、ペットと共に生活する空間を提案した。

建築家によるテキストより

南向きに庭が広がっているため、庭の自然光を最大限取り込めるようなレイアウトを心掛け、キッチンの延長には、庭を眺めることのできる小さなワークスペースを設けた。特徴的な既存の外壁と同じタイルを室内に採用して、屋外の環境が連続的に屋内に続くような印象を与えている。

建築家によるテキストより

できるだけ、既存の建物に残っている素材の扱い方や文脈を活かすことを心がけることで、新築では得られない価値を見つけたいと考えている。

建築家によるテキストより

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。