architecture archive

白井晟一、イサム・ノグチ、ジャコメッティなども展示される「ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか ─彫刻と呼ばれる、隠された場所」展が武蔵野美術大学美術館で開催[2013/5/20-8/10]

白井晟一、イサム・ノグチ、ジャコメッティなども展示される「ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか ─彫刻と呼ばれる、隠された場所」展が武蔵野美術大学美術館で開催されます

白井晟一、イサム・ノグチ、ジャコメッティなども展示される「ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか ─彫刻と呼ばれる、隠された場所」展が武蔵野美術大学美術館で開催されます。会期は、2013年5月20日~8月10日。

本展では、「彫刻とは何か」という問題を「墓」という視点から読み解くことを試みます。「墓」は死者を埋葬した碑である一方、その下に「隠されたもの」あるいは「もうひとつの世界」を暗示しています。そこに何かが「隠された場所」として彫刻を捉えることによって彫刻のひとつの本質が見えてくるのではないか。そういう問題意識のもとに、本学彫刻学科の教員である作家たちの作品を展示し、合わせて古代エトルリアの墓碑彫刻やジャコメッティ、イサム・ノグチなどの「隠された場所」をめぐる作品を同時に展示いたします。

ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか ─彫刻と呼ばれる、隠された場所
岡﨑乾二郎 (コンセプト展示・企画)

彫刻芸術の核心は感覚の及ばぬ=決して現実空間の延長として捉えることのできない別の場所、すなわち感覚されうる現実と切断された、感覚の侵入できぬ別の場所を匿うことにある。
 視覚や触覚などの感覚が捉えうるのは、彫刻の表面にすぎない。感覚(視覚や聴覚、触覚も)は距たりある対象を捉え、ゆえにわれわれの知りえる現実を拡張する力をもつ。だが反対にいえば、よって感覚が捉えうるものは、その現実の境界面の現象にすぎない。絵画はその能力によってその境界をさらに拡張する。けれど彫刻はむしろその現実内に与えられた自らの領域の限界=形態に閉じこもるように現れる。
 彫刻芸術の逆理は墓のもつ二重性そのものと重なる。例えれば感覚が捉えることができる彫刻は墓標のようなものである。けれどいうまでもなく墓の本質は、決して現世とは連続しえない、そして現世よりはるかに長く持続する時間と空間を墓室として保持し、そしてその場を現世のinterest(関心、利害)が侵入しないように匿うことにある。
 cryptとは地下墓地であり、Cryptographyは暗号。すなわち彫刻は、感覚されることによって自らを隠す。現世という時空と不連続な空間、現世が拡張し侵入することが不可能な空間を隠し持つ、内包することにこそ本質があった。
 展示は、古代より存在論的に不可分だった墓と彫刻の関係を歴史的に通観し、彫刻が担う今日的な課題を照らし出す問題群として構成する。

カルロス・アロヨによるスペイン・マドリッドの住宅「Tsm3 Unstable House」 old book『ハノーヴァー国際博覧会2000 a+u 2000年9月号』

古書『ハノーヴァー国際博覧会2000 a+u 2000年9月号』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています

古書『ハノーヴァー国際博覧会2000 a+u 2000年9月号』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています。詳しい状態や概要はリンク先でご確認ください。

ピーター・ズントー、アルヴァロ・シザ、坂茂、MVRDV、伊東豊雄などが各国のパヴィリオンを設計し、建築の博覧会のような回となった「ハノーヴァー国際博覧会2000」。その建築を特集している号です。

30歳以下の若手建築家による展覧会「U-30」の概要が発表 山道拓人と西田司によるトークイベント「カラフルな社会構築を目指して」が代官山ヒルサイドテラスで開催

kato-san-kouenkai.jpg

山道拓人と西田司によるトークイベント「カラフルな社会構築を目指して」が代官山ヒルサイドテラスで開催されます

山道拓人西田司によるトークイベント「カラフルな社会構築を目指して」が代官山ヒルサイドテラスで開催されます。開催日は、2013年6月16日(日)。

ART and ARCHITECTURE REVIEW、最新号 特集「建築家のナナロク世代」 old book『20世紀建築の巨匠』

古書『20世紀建築の巨匠』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています

古書『20世紀建築の巨匠』がアーキテクチャーフォトブックスで販売されています。

伊東豊雄・藤森照信・藤本壮介の鼎談「巨匠に迫る」、塚本由晴・藤本壮介・水上優の鼎談「フランク・ロイド・ライトを語る時」、中山英之によるチェルフィッチュの岡田利規のインタビュー「まなざしの交差:演劇と建築」や、藤森照信、石山修武、富永譲のテキストなどが掲載されています。

谷尻誠による「徳島の家02」の写真 田辺雄之による鎌倉の離れ「Armadillo」の写真 マティアス・クロッツによるアルゼンチン・パタゴニアの住宅「Techos House」の写真

マティアス・クロッツによるアルゼンチン・パタゴニアの住宅「Techos House」の写真がarchidailyに掲載されています

マティアス・クロッツが設計したアルゼンチン・パタゴニアの住宅「Techos House」の写真と図面が22枚、archidailyに掲載されています

近藤哲雄による愛知県名古屋市の住宅「茶屋が坂の家」の写真 「松岡聡+田村裕希展/One More House, Please!」がプリズミック ギャラリーで開催[2013/5/31-6/28]

「松岡聡+田村裕希展/One More House, Please!」がプリズミック ギャラリーで開催されます

松岡聡+田村裕希展/One More House, Please!」がプリズミック ギャラリーで開催されます。開催期間は、2013年5月31日~6月28日。

現在進行中のプロジェクトの模型や写真などを展示します。
すまい方や土地柄の異なる3つの住宅を通して、私たちが考えていることをお伝えしたいと思います。
ぜひ足をお運びください。

ルーヴィスと施主の共同設計による「減築した家」 ザハ・ハディドによるサウジアラビアの地下鉄駅設計コンペの勝利案の画像 ギャラリー間での「中村好文展 小屋においでよ!」の会場写真 西田司+萬玉直子 / ondesignによる神奈川県茅ヶ崎市の住宅「生活のうえのひと屋根」の写真

西田司+萬玉直子 / ondesignのウェブサイトに神奈川県茅ヶ崎市の住宅「生活のうえのひと屋根」の写真が掲載されています

西田司+萬玉直子 / ondesignのウェブサイトに神奈川県茅ヶ崎市の住宅「生活のうえのひと屋根」の写真が10枚掲載されています。

現在と未来の対話から始まる。どんどん集まる好きな小物、今後増えるであろう家族やペット、休日には友人を招いてバーベキュー。一日から数十年先までの人やモノの変化は予測不可能で希望に満ちている。おおらかな敷地全体に、新しい生活や未来の変化を受け止める大きなひと屋根をかけ、高さと光の濃淡が生まれたひと屋根の下にゆるく生活のまとまりをつくっていく。変化していく生活と、変わらずにいつでもそこにある屋根。住宅の時間軸における生活の新しい共有可能性について。

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。