高松宮殿下記念世界文化賞の2023年の建築部門の受賞者に、フランシス・ケレが選出されています。ケレは、アフリカのブルキナファソ出身の建築家で、現在ドイツを拠点に活動しています。2022年にはプリツカー賞を受賞しています。アーキテクチャーフォトでは、プリツカー賞受賞の際に、代表作品と経歴や業績をまとめて特集記事として公開しています。また、2023年10月19日に日本で受賞記念講演会が開催されます(要事前申込)。
以下は、公式のインタビュー動画です。
高松宮殿下記念世界文化賞の2023年の建築部門の受賞者に、フランシス・ケレが選出されています。ケレは、アフリカのブルキナファソ出身の建築家で、現在ドイツを拠点に活動しています。2022年にはプリツカー賞を受賞しています。アーキテクチャーフォトでは、プリツカー賞受賞の際に、代表作品と経歴や業績をまとめて特集記事として公開しています。また、2023年10月19日に日本で受賞記念講演会が開催されます(要事前申込)。
以下は、公式のインタビュー動画です。
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・マカオの、宿泊施設「W Macau – Studio City」です。
約600の客室と飲食等の付帯機能を備えた施設です。建築デザインは、アールデコ時代の豊かなディテール・大胆な幾何学模様・複雑な職人技を現代的に再解釈して考案されました。また、環境性能や敷地内の植物群の保全等にも配慮されています。
こちらは、リリーステキストの翻訳です
ZHAによるスタジオ・シティ・リゾートの第2期計画の中で新たにオープンする2つのホテルのうちの1つであるWマカオは、40階以上あり557の客室とスイートを有し、宿泊客のためにカフェ、レストラン、プール、スパ、ジム、レコーディング・スタジオが併設されています。
マカオのコタイ地区に位置するハリウッドにインスパイアされたスタジオ・シティ・リゾートは、2015年からこの街にゲストや観光客を迎えています。2017年にリゾートの拡張を依頼されたZHAは、アジア最大級の屋内ウォーターパークや広々としたミーティングスペースなど、新しいレジャー、エンターテインメント、ホスピタリティ施設を備えたスタジオシティ第2期を設計しました。スタジオ・シティ第2期のデザインは、既存のリゾートの映画的な要素を取り入れながら、アールデコ時代の豊かなディテール、大胆な幾何学模様、複雑な職人技を現代的に再解釈しています。
ホテル・タワーの垂直性を明確にする外部フィンを備えた3つの異なるガラスによるグラデーションで構成された断熱グレージング・ユニットと遮光フィンは、宿泊客とスタッフの熱的快適性を維持しながら、日射熱取得とグレアを低減します。BREEAMアジア・アワード2021を受賞したスタジオ・シティ第2期は、高性能な建物外壁と新しい高効率サービスにより、リゾート全体のエネルギー需要を削減します。
環境サイトアセスメントにより、隣接するマカオ・コタイ・エコロジカル・ゾーンの15ヘクタールの保護湿地からスタジオ・シティ第2期開発の構成が決定されました。楕円形のタワーの向きと構成は、リゾート内外の自然換気を容易にするように計算されています。プロジェクトのエコロジストは、マカオの気候に適した在来種の補充植栽とともに、敷地内の既存の植物群の保全策を策定しました。
“場所の魅力”を出発点に、宿泊施設と住宅等を手掛ける「佐々木達郎建築設計事務所」の、設計スタッフ(既卒・経験者・2023年新卒)と広報募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
佐々木達郎建築設計事務所では、設計スタッフを募集します。
【代表メッセージ】
現在、ホテル、旅館等の宿泊施設の設計、その他オフィス、住宅、店舗等、様々なプロジェクトが進行しています。
それぞれのプロジェクトでは、「場所と対話する建築」をテーマに掲げ、企画やコンセプトに反映させ提案をしていきます。また、弊社では、建築やインテリアデザインのみではなく、家具や備品に至るまでデザインをし、多くの専門家とも協働しながら一つの空間を作り上げていきます。
私達のものづくりに対する思いに共感し、ここでの仕事を自分ごとにできる人、また、責任感を持って活躍してくれる仲間を募集しております。
【業務について】
現在は住宅やホテル等の設計依頼が多く、敷地がもつ「場所の魅力」を探し出し、企画やコンセプトから提案し、建築、インテリア、家具やもの等を通じて空間の提案を行っています。
藤本壮介建築設計事務所のデザイン監修、梓設計の基本計画による、新潟市の再開発プロジェクトの画像が公開されています。
約150mの高層建築で商業・オフィス・住宅を内包しています。また、2025年に着工して2029年の竣工を予定しているとのこと。
本事業は、準備組合が事業主体として開発を推進しており、廣瀨および東京建物が事業協力者として参画している、新潟県最高層(※1)となる約150mの商業・オフィス・住宅複合型タワー再開発プロジェクトです。2025年の本体工事着工を予定しており、デザイン監修には世界的建築家である藤本壮介氏が主宰する藤本壮介建築設計事務所を起用し、基本計画は株式会社梓設計に委託しております。
(※1)新潟県内の商業・オフィス・住宅複合型の建築物が対象。2023年8月時点、廣瀨・東京建物調べ。現在、建築中・計画中のものは除く。
本計画地は、新潟市が進める新潟都心のまちづくり「にいがた2㎞」(※2)の古町地区内に位置しており、幹線道路にも面した交通利便性の高い立地です。古町地区にはみなとまち文化が色濃く残っており、現在も重要文化財や名勝など、数多くの貴重な文化財が集積しています。
(※2)新潟市HP https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/seisaku/jigyoproject/niigata2km.html
本事業では、周辺エリアの活性化に資する都市機能の導入や、周辺施設との連携を高める都市基盤の拡充、防災機能強化と環境負荷低減に向けた取り組みを行うことにより、都市再生への貢献を果たします。また、美しい景観形成に努めるとともに、歩きやすく公共交通機関で移動しやすい回遊性の高い環境の整備を進めます。
以下に、その他の画像を掲載します。
SDレビュー2023の入選作品の展覧会レポート(後編)です。
“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件の建築コンペティションで、若手建築家の登竜門としても知られています。本記事では展覧会の様子を前編・後編に分けて紹介します(前編はこちらからどうぞ)。会期は2023年9月15日~24日。SDレビュー2023の審査を務めたのは、千葉学、中山英之、山田憲明、金野千恵でした。展覧会の公式サイトはこちら。
SDレビューとは
SDレビューは、実際に「建てる」という厳しい現実の中で、設計者がひとつの明確なコンセプトを導き出す思考の過程を、ドローイングと模型によって示そうというものです。
実現見込みのないイメージやアイデアではなく、実現作を募集します。
1982年、建築家・槇文彦氏の発案のもとに第1回目が開催され、以降毎年「建築・環境・インテリアのドローイングと模型」の展覧会とその誌上発表を行っております。
以下、入選作品を展示順に掲載します。
藤原徹平が主宰する「フジワラテッペイアーキテクツラボ」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
新規スタッフを募集します。
フジワラテッペイアーキテクツラボは2012年に法人化し、今年で12年目です。
1年1年、体制を充実させている最中です。私たちは、建築の設計をする前にかなりの時間をかけて地域資源のリサーチを行います。そのリサーチをもとに、どんな建築をつくるのか、プレデザイン・基本構想段階を重視して業務を行っています。
その意味では単なる設計事務所ではなく、地域の宝を探し出し磨き上げていく探究の場であり、未来への責任を果たしていく人の集合体でありたいと思っています。
一緒に土地を訪ね、その土地の暮らしや産業を広く理解します。また、そこに住む人・働く人の考えにしっかりと耳を傾けた上で、最高の建築の提案を考えていくのは、1つの理想ですが、実際には大変な労力がかかり、多様な能力が問われます。
私たちに共感し、この運動体に参加してくれる人を探しています。
ぜひご応募ください。
SDレビュー2023の入選作品の展覧会レポート(前編)です。
“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件の建築コンペティションで、若手建築家の登竜門としても知られています。本記事では展覧会の様子を前編・後編に分けて紹介します。会期は2023年9月15日~24日。SDレビュー2023の審査を務めたのは、千葉学、中山英之、山田憲明、金野千恵でした。展覧会の公式サイトはこちら。
SDレビューとは
SDレビューは、実際に「建てる」という厳しい現実の中で、設計者がひとつの明確なコンセプトを導き出す思考の過程を、ドローイングと模型によって示そうというものです。
実現見込みのないイメージやアイデアではなく、実現作を募集します。
1982年、建築家・槇文彦氏の発案のもとに第1回目が開催され、以降毎年「建築・環境・インテリアのドローイングと模型」の展覧会とその誌上発表を行っております。
以下、入選作品を展示順に掲載します。
事業企画から運営までも手掛ける、“地方の暮らしを身近にする”会社「quod」の、建築設計アシスタント(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
2023年8月quodは一級建築士事務所を開業し、さらに事業の幅を広げていきます。
物件開発・建築設計チームを新設にあたり、地域を象徴する物件をカタチにすることを熱量高く一緒に取り組んでくれる建築設計アシスタントを募集します。
quodの物件開発では、エリアリサーチ、事業計画、建築設計、ファイナンス、PRブランディングまで包括して行います。
建築設計の仕事をしながら他分野の知識を習得することも可能です。───
quodは地方の暮らしを身近にする会社です。
quodが掲げるローカルプレイスブランディングとは、地域を象徴するプロジェクトを多数生みだすこと。
プロジェクトを通して、その地域のイメージ・ブランド力が高まり、地域の人にとっても、地域に関わる人にとっても愛着がまし、ここに居場所があることを良かったと思えるようにしたい。
関わる人にとってその地域がアイデンティティの一つになること。それを目指していきます。
藤田雄介が手掛ける、建具ブランド“戸戸(こと)”の展覧会「戸戸 CASE STUDIES」が、都内2箇所で開催されます。
前編は、東京・文京区の「plateau books」にて、2023年10月6日~10月29日(※金土日祝日のみ)の期間開催。後編は、東京・練馬区の「AROUND ARCHITECTURE COFFEE(佐竹邸1F)」にて、2023年11月4日~11月26日(*土日のみ)の期間開催されます。また、会期中にトークイベントも行われます。アーキテクチャーフォトでは、藤田雄介に「戸戸」について聞いたインタビューを特集記事として公開しています。
戸戸 CASE STUDIES
設計活動と並行して建具ブランド「戸戸(こと)」を始めて、早5年が過ぎました。縁あって、10月と11月にふたつの場所で展示をすることになりました。
10月のplateau booksでの展示は、普段通り本屋として営業する状態を崩さずに、ハッキングするような展示になります。11月はAROUND ARCHITECTURE 佐竹さんの自邸1階のギャラリースペースで、コーヒースタンドの営業もあります。コンパクトな空間なので、展示の雰囲気も変わります。さらに、それぞれの会期中にトークイベントを開催します。個人的に話してみたかった、住宅研究者の谷繁玲央さん、GROUPの井上岳さんに登壇してもらえることになりました。とても楽しみです。
また展示に合わせて、これまで戸戸の製品を使ってくれた、建築家の皆さんの事例の一部をまとめた小さな本をつくりました。こちらも是非ご覧下さい。
少し涼しくなっているはずの、秋の東京の散歩ついでに是非お立ち寄りください。
以下に、展覧会とトークイベントの詳細な情報を掲載します。
竹本卓也建築研究所が設計した、大阪・豊中市の「刀根山の家」です。
高度地区の敷地に建つ設計者の自邸です。建築家は、斜線制限下でも“過不足のない家”を目指し、廊下等を設けず“14の空間”を“9の層”で繋げる構成を考案しました。また、多様な形状の開口等を散りばめて空間に更なる変化を与える事も意図されました。
間口2間・奥行6.8間、建坪13.9坪のスキップフロアの住宅(設計者の自邸)。
大阪府豊中市の第1種低層住居専用地域内の一角。西側接道、東西に細長い敷地形状で、東側隣地と高低差のある、23.2坪の小さな土地。高度斜線の制限を素直に受けるため、標準的な階高では2階の天井高を十分に確保できない。
そのような間口や建坪、斜線の制限のある敷地でも過不足ない家でありたい。
あたりまえをあきらめない、あたりまえではない家を目指した。
14のスペースを9のレイヤーでつなぐスキップフロア。
階段室や廊下のないひと連なりの構成とすることで、コンパクトでありながらも住宅として必要な容量を十分に確保している。
また変化する床面と天井面が高さ方向への制限から建物を開放し、一体的でありながらも関係性の異なるつながりを生み出している。
本記事は水まわり製品のより良い選択肢を提供する「ARC-X(アークエックス)」と建築ウェブメディア「アーキテクチャーフォト®」のコラボレーションによる特別連載企画です。
今、建築家にとってリノベーションの設計は当たり前のものとなっています。現在のような状況に至るまでに、リノベーションの枠組みの中で建築作品を実現しようとする様々な試行錯誤が見られました。その中で生まれたアプローチのひとつに、従来は二次的なものと考えられてきた建築要素を、空間の主題として扱い設計する方法があると言えます。
そのような“部材”から考える設計手法をテーマとして、建築家の藤田雄介に話を聞きました。
後編では、建具と部品のマイクロメーカー「戸戸」を運営する建築家の藤田雄介がプロダクトデザインについて語ります。
一品生産とも大量生産とも異なる立ち位置を持つ「戸戸」のデザインで心がけていること、また既成のプロダクトを選ぶ際の基準など。自身の設計行為の延長でありながら、エンドユーザーだけでなく多くの建築家にも選ばれる「戸戸」を手掛けてきた藤田雄介ならではの視点を探ります。
建築家が運営する建具のマイクロメーカー
───藤田さんが設計活動と並行して展開されている、「戸戸(こと)」の活動について教えていただけますでしょうか?
藤田:「戸戸」は、我々の事務所で運営している建材のマイクロメーカーです。
これまでに新築やリノベーションのプロジェクトを通して、木工の作家さんや職人さんと一緒に建具および建具まわりの部品を制作してきました。それを受注に応じて改めて生産して販売しています。
立ち上げたのは2016年で、ネーミングは「それぞれの家=戸(こ)の、それぞれの戸(と)をデザインする」という意味です。
以下の写真はクリックで拡大します
───どちらで販売されているのですか?
藤田:「東京R不動産」の兄弟サイト「toolbox」に出品したのが最初で、次いで自社サイトをオープンしました。
サイトでは、各製品の詳細な仕様と、その背景にある我々の思いや、つくり手の紹介を載せています。
「toolbox」での販売も続いていて、現在も木のつまみは月あたり平均150個以上出ています。建具は20本以上出る月もあります。
西澤徹夫による、TOTOギャラリー・間での建築展「偶然は用意のあるところに」の会場写真です。
これまでに手掛けた文化施設等の模型を中心に構成されました。建築家は、限りない“チューニング”の積み重ねから生み出す自身の建築について、周縁的で断片的なオブジェクトより“事後的に探る”体験を提供することも意図しました。会期は、2023年9月14日~2023年11月26日。展覧会の公式サイトはこちら。
今回の展覧会は、「京都市京セラ美術館」※1や「八戸市美術館」※2をはじめとする文化施設や美術展の会場構成など美術館関係の仕事を数多く手掛けている建築家・西澤徹夫氏の初の個展です。
「建築の全体性とは、どこまでのことを指すのか?」と西澤氏は問います。建築が扱う対象はどんどんふくらんでいくこと、具象として現れたものの裏側にこそ、私たちが建築と呼ぶものの核心のようなものが内在していること。そのような不可視のものを計画することの過程にこそ建築の魅力があるのではないか、と述べています。
タイトルの「偶然は用意のあるところに」は、いまだ見えていない核心に触れるためにできうる限りすべての準備を整えておくという、氏の建築との真摯な向き合い方を表した言葉だと言えます。西澤氏の緻密な設計と現場での限りない「チューニング」の積み重ねによって生まれる建築が、訪れる人に悦びや新しい発見をもたらすことも、こうした姿勢から生まれる幸運のひとつなのかもしれません。氏はこの展覧会を「自らも未だ気づいていない何かを発見するプロジェクト」と捉えています。本展覧会を通して、訪れた人が建築の抱えている豊かな内面について想いを巡らし、それらを見出す手がかりになれば幸いです。
共同設計者:※1青木淳建築計画事務所、※2浅子佳英・森純平
西澤徹夫による展覧会コンセプト
偶然は用意のあるところにその核心は明言できないけれど、周縁にて記述されるような存在が建築なのかなと思うことがあります。
言葉による形容に、目の前の様相に、手の感触に、その確かさを感じることができるにもかかわらず、しかしその中心にあるべきなにかとても豊かだが掴みきれないようなもの、あるいはそれらの関係全体を、予め計画するということはどういうことなのか、をずっと考えてきたように思います。それ自体は具体でありながら、本来掴みとりたいものはその背後にしか無いような気がする、という建築のこの働きこそ、僕たちを駆り立てるものの正体なのかもしれません。“Chance favors the prepared mind.”は細菌学者ルイ・パスツールの言葉で、幸運を呼び寄せる主体的な力、心の構え、のようなものこそが探していないものを発見する、という意味の格言として知られています。その建築がなにを成しているのかに出合うにはそのような心の準備を必要とするし、それによって探し出していないものを予め探し出そうとする試みを、計画と呼んでいるのかもしれません。そしてこの試みの最中に生み出される図面や模型といった表現もまた、ありうべき建築の核心部分を掴むための手がかりでもあるはずです。
本展は、僕自身がこれからどのような建築の計画を試みようとしているのかという、未だ発見していないなにかを探し出すためのプロジェクトです。これまで関わってきた建築の計画がなにを象ってきたのかを、周縁的で断片的なオブジェクトから事後的に探ってみる試みもまた、建築がもつ豊かさへの扉となることを願っています。
住宅から公共施設までを手掛け、全国の設計プロポにも積極的に参加する「八板建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
八板建築設計事務所では新規スタッフを募集しています。
現在は小学校の建替えプロジェクトが進行しており、これから文化センター(ホール+ギャラリー)の設計が始まります。
個人の生活と密接に関わる住宅から、長期に渡りその街の将来や社会の在り方にも影響していくような公共施設まで規模は様々です。
その大小に関わらず、構造・設備の設計者と共にチームを組んで、敷地のリサーチ、設計から工事監理まで、かたちのないアイデアの段階から実際にモノとして実現するまで、一貫した視点を持つことで建築が普遍的な価値を持つことを目指しています。さらに全国各地の設計プロポーザルにも積極的に参加し、常に新しい建築の可能性を追求しています。
これまで住宅設計等に取り組んでいた方で、公共建築の実務経験を積みたい方も歓迎します。また、実務経験のない方には丁寧に教えていきますのでご安心下さい。
経験の有無によらず、対話を重ねながら主体的にプロジェクトを進めていくことができる方の応募をお待ちしております。
光浦高史 / DABURA.mが設計した、大分・佐伯市の工場「U meme Lab.」です。
美容液の開発製造を行う建築です。建築家は、地域に開かれた親しみのある存在を目指し、内部の可視化と共に“門型フレーム”の段階的な変化で“柔らかな”外部形状を構築しました。また、自然光が入り風景を望む諸室は労働環境の向上も叶えます。
本施設は、ラッシュリフト用まつげ美容液の開発製造施設(工場)である。
大分県佐伯市の麦畑地帯、蛇行する河川、集落道路、高速道路橋が交差する敷地に建つ。
事業主は、働く人・地域の人・環境に優しく、人々に愛される製品作りをしていきたいという想いを持ち、地域と共に成長し、地域の誇りとなり、愛され、誰もが働きたくなる工場を目指して私達に設計を依頼した。敷地は事業主が幼少期を過ごしたエリアに有り、事業主が幼い頃、学校の帰り道にあった工場の職員さんとの交流の記憶が、その様な地域に根差した工場作りを思い立つきっかけとなっている。
今回施設を設計するにあたり、単純な門型フレームの小さな変化の積み重ねによって柔らかい形を獲得し、機能的でありながらも抑揚のある特徴的な空間の実現を目指した。曲面屋根は各室の用途に適した天井の高さを緩やかに繋げており、平面的な湾曲は、隣接する麦畑と建物の間に余白を生み出している。
工程を可視化したクリーンルームを中心に据えた機能的なレイアウトとし、内部動線は見学通路にもなるようにし、それらが外部からも見えるようにする事で、地域の人々が汚染や公害の不安を感じず、安心でき、親しみを感じて気軽に立ち寄れる工場となるよう検討した。
快適な労働環境の実現にも注力し、自然光を取り入れた、周囲の麦畑の風景を望める事務室と開発・製造室とした。一般的に工場は暗い・閉鎖的・単調であるなど、地方都市での働く環境としてネガティブに捉えられることが多いが、この施設では若い世代でもポジティブに働きたいと思えるような空間づくりを目指した。
遠藤隆洋建築設計事務所が設計した、長野・軽井沢町の別荘「軽井沢の居場所」です。
4家族14人が集まる別荘の建替です。建築家は、今までの“林での活動”と“合宿の様な過ごし方”に着目して、林との接点を最大化する“約30mの細長い”建築を考案しました。また、広縁と濡れ縁を設けて滞在中の“溢れる活動”を受け止める事も意図されました。
1族4家族、14人のための別荘建替え計画である。
敷地はクリ、モミ、ミズキなどからなる広大な林の中にあり隣家は見えない。施主一族は、この地で別荘を所有して既に長い年月を過ごしており、そこには膨大な経験があった。
木漏れ日が差し込み鳥の声がこだまする朝の情景が贅沢である事、谷底の小川へ降りて西瓜を冷やすためにはまず草刈りをして道を作らなくてはいけない事、栗拾いをして、薪割りをして、落ち葉ですら子供たちの遊び道具になる事、など林の中に出ていき、そこから学ぶ姿勢が建主たちの過ごし方であった。
毎年お盆には、14人が集い1週間この地に滞在する。施主は、3食の炊事、掃除、洗濯をこなしながら他者と共存する過ごし方を「合宿のようなもの」と要約した。「林の中に出て行くこと」、「合宿のようなもの」このふたつの経験を手がかりとして設計を進めた。
延床面積は既存建物と同じ約200㎡と設定し、東に向かって傾斜する林との接点を最大限もつよう、南北に細長い計画とした。約30mの細長い建物としたことで、既存建物のために造成した平坦な部分を超え、未造成の傾斜地にまで建築することにした。平坦部と傾斜部では最大1mの段差が生じることになり、その段差を積極的に受け止める計画とした。
具体的には、どこからでも林の中に出て行くことができるよう、長手面をポスト柱と引き違いのアルミサッシで構成し、地形に追従するよう複数の段差をもつ平屋とした。その形式を実現するために、外側の大きな軽い屋根で受け止めた水平力を、内側の小さな重い屋根に受け流す構造計画としている。
美しさ・機能性・安全性に加え、“新鮮なインパクト”を与える建築を目指す「シンプレックス一級建築士事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
有限会社シンプレックス一級建築士事務所ではスタッフを募集しております。
ただ美しいだけでなく、機能性や安全性を存分に満たした上で、新鮮なインパクトをもたらす建築をめざしながら、「芦屋で設計を頼むならシンプレックスといわれるようになりたい」という私たちの夢に賛同し、共に実現してくれる、そんなあなたをお待ちしています。
芦屋・西宮を中心にRC造住宅の仕事が多く、設計から監理まで全体を経験することができ、独立を目指す方にはサポートもしていきます。
事務所は阪神阪急JRそれぞれから10分程度の芦屋の国道2号線沿いにあり、交通の便も良いです。
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