

建築情報学会の、一般・会計事務職(在宅勤務 フレックスタイム制)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
本団体の活動は、建築情報学会のWEBサイトをご参照ください
https://ais-j.org/
建築情報学会の、一般・会計事務職(在宅勤務 フレックスタイム制)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
本団体の活動は、建築情報学会のWEBサイトをご参照ください
https://ais-j.org/
市瀬喬之+中野達文 / ダルマトーキョーが設計した、東京の住戸改修「目黒の集合住宅」です。
庭付きオーナー住戸を賃貸用に改修する計画です。建築家は、借手の間口を広げる事を目指して、庭との関係に焦点を絞りつつ住人の創意工夫の余地がある空間を構想しました。そして、各所から庭を望め緑を享受する暮らしを作る事も意図しました。
公園とお寺に囲まれた、都心ではあるが街の喧騒から少し離れた、マンションの賃貸住宅の改修である。
ここは建設当初オーナー住戸として設計された部屋で、石や植木など庭園の面影が残っていた。
賃貸住宅の設計において、ペルソナ設定によりデザインの輪郭は決定するが、細部まで設計者側の意図を反映させたデザインは、かえって借り手の間口を狭める可能性がある。
各々の場所が角度を変えて連綿と繋がるプランを庭へと延ばし、どこにいても庭を望めるように配慮することで、緑を享受できる暮らしを目指した。
桐山啓一 / Airhouseが設計した、東京の「小平の家」です。
郊外に建つ核家族の住宅です。建築家は、求められた“良い意味での違和感”に応える為、建築に“斜め”や“段差”を導入しました。それだけでなく、尺貫法の順守と各要素に空間体験創造の視点を重ねる事で合理性と豊かさの実現も目指しました。
この計画ではシンプルな建物ではありながらも良い意味での違和感であったり、良い意味でSTRANGEなものを要望として求められた。その中の大きな要素が、「斜め」であったり「段差」であった。ここではそれらにより空間の変化を発生させ、固有のシークエンスを持つものとする方向性で考えていった。
斜めの壁はただランダムにするわけではなく、木造の尺貫法のスケールは遵守して、303mm455mm910mmで割り切れる寸法で設計しながら合理性のある平面としてこの形状を構成し、壁を斜めに間仕切ることで、収納やスペースを確保できたり、直角では生み出せない光の陰影や空間の体感を生むことを可能としている。
段差をつくることは、各空間領域を緩やかに分けることに寄与しながら、各床レベルにおける視線の変化を生む。さらには段差は座ることを可能とし、さまざまな場所に身をおきながらコミュニケーションを産む装置としても機能する。
末光弘和+末光陽子 / SUEP.が、TOTOギャラリー・間での自身の建築展「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」について解説している動画です。アーキテクチャーフォトでは、展覧会の様子を特集記事として紹介しています。
SUEP.の特徴は、建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけようとする思想にあります。
彼らは地勢、水脈、植生、生態系などに着目し、自然環境にある風・熱・水などの働きをシミュレーションして設計の起点とすることで、建築を媒介した資源の循環システムを構築しています。自然に対して建築が寛容なアプローチをすることで、自然の恵みを得るとともに、それが持続できる社会を目指しています。また建物の居住性能を上げるという機能面はもちろん、住まう人、使う人たち、地域の人たちが、その循環の一員として参加する喜びを分かち合えることも大切にしています。本展のタイトル「Harvest in Architecture」には、私たちが日々地球の恵みを受け取れることへの感謝と、それを継続するために行う努力への決意が込められています。展覧会では、彼らが行ってきたリサーチや検証と、それらがどのようなかたちで建築の循環システムに結実してきたかが明かされます。
彼らの取り組みは、建築が地球とつながり、未来を拓くためのチャレンジの連続といえます。人間が地球の恵みを一方的に搾取するのではなく、自然との共生により豊かな恵みが続いていく、そのために建築家として果たすべき役割は何か。本展覧会を通して、彼らの思考と試行の全貌をご覧いただきます。
BIGが設計した、スウェーデンの宿泊施設「Biosphere」です。
ハラッズの森林の中に“ツリーホテル”が運営するキャビンを作る計画です。建築家は、鳥類の生態系に貢献する事を目指し、ファサードに350の巣箱を持つ建築を考案しました。また、宿泊者に親密で没入感のある自然体験も提供します。施設の公式サイトはこちら。
こちらは建築家によるテキストの翻訳
北スウェーデンは、その美しい自然、広大な森林、独特の生物圏で知られています。四季を通じて気候の変化が激しいため、木や石といった地元の素材を用いた、耐性の高い建築が求められます。スウェーデンのラップランドにあるツリーホテルは、様々な種類のキャビンがあることで知られており、それぞれのキャビンは森と異なる反応を示す明確なアイデンティティを持っています。
ツリーホテルとスウェーデンの鳥類学者ウルフ・オーマンとの密接なコラボレーションにより、BIGが設計した新しいホテルルーム「Biosphere」は、この有名なホテルに350の巣箱を導入します。ハラデス松に吊るされたBIGの体験型デザインは、敷地内の8番目のホテルルームであり、周囲の生物圏を強化することを目的としています。
鳥の巣のファサードを持つこずえのホテルの部屋をデザインすることで、スウェーデンの森に生息する鳥の数の減少を抑え、代わりに生物圏と自然生息地を強化することが「Biosphere」の目的です。
ノルボッテン鳥類学会の会長であるウルフ・オーマンは言います。
「ノルボッテン県では、鳥類学者である私たちと県行政委員会の両方が調査を行い、様々な鳥の個体数が減少していることを明らかにしています。林業によって、繁殖用の鳥の巣となる木の穴の数が減っているのです。したがって、鳥の巣の設置は重要な対策となります。また、気候変動により昆虫の増加が起こる時期が早くなり、鳥の卵が孵化するころにはすでに増加が去っています。北スウェーデンに滞在し、冬に餌を必要とする鳥たちにとって、餌付けは重要なサポートメカニズムです。ツリーホテルだけでなく、人々が自分の家の近くに設置できるように、鳥の巣や餌の利用を実証することは貴重なことです。ツリーホテルが率先してこのような対策をとることで、宿泊客も同じように対策をとるようになるかもしれません」
山﨑健太郎デザインワークショップが設計した、静岡の「新富士のホスピス」です。
末期癌患者のケアを行い家族と過ごす為の施設です。建築家は、病院と在宅の間の役割を求めて、日常と地続きの“住まい”の様な在り方を構想しました。そして木々の中を散策する様な連続性のある廊下が“居場所”としても機能する事を意図しました。
地域医療の拠点となる、末期がん患者とその家族のためのホスピスである。
この施設は、病院と在宅の中間のような役割を担うため、末期癌患者の緩和ケアに加えて、患者の家族や友人とゆっくり過ごすことができる住まいのようなホスピスを考えた。つまり病院特有の「孤立」ではなく、日常と地続きとなる終の住処である。
既存の病院に隣接した雑木林のような庭が計画地であった。
この環境に新しい建物が立ち上がるのではなく、昔からそこにあるような「雑木の庭にあるホスピス」にしようと設計をはじめた。建物は既存樹木を避けるように配置し、与えられたプログラムは、コンパクトな病室、ナースステーションで、それらを結びつける「居場所」としての廊下は、雑木林を散策するようなシークエンシャルな雰囲気をもたせている。積極的な交流を促すのではなく、日常を感じることができるコモンのような雰囲気になるよう慎重にデザインした。
建築家の妹島和世が、東京都庭園美術館の館長に2022年7月1日に就任します。西沢立衛と共にSANAAを主宰し、2010年にプリツカー賞を受賞、現在は横浜国立大学名誉教授を努めます。
以下は、公式の略歴です。
1987年 妹島和世建築設計事務所設立
1995年 西沢立衛氏とSANAA設立
2001年 慶應義塾大学教授(~2011年)
2004年 ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞受賞
2005年 ロルフショック賞ビジュアル・アーツ部門受賞
2010年 プリツカー賞受賞
2010年 藝術文化勲章オフィシエ受章
2010年 第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展ディレクターを務める
2015年 ミラノ工科大学教授
2016年 紫綬褒章受章
2017年 横浜国立大学大学院Y-GSA教授(~2022年)
2021年 東京芸術文化評議会評議員
2022年 横浜国立大学名誉教授
重名秀紀 / studio junaが設計した、岡山市の住宅「江並の家」です。
新たに造成された分譲地に計画されました。建築家は、他区画との良好な関係を目指して、区域の共通要素を再構成する事で風景に擬態し馴染みつつ“らしさ”が表れる建築を志向しました。また、平面でも“普通”である事を肯定的に扱う事を意図しました。
新しく造成された8区画からなる分譲地にたつ3人家族のための住宅である。
分譲地のために作られた袋小路状の道路を挟んで、北側に6区画、南側に2区画が計画されており、今回の敷地は北側の東から3番目、分譲地の中心に位置する敷地であった。初めて敷地を訪れた際、他の区画には全てハウスメーカーの住宅がたつことがわかった。
このような分譲地の中にあって、クライアントの要望を満たしつつ積極的に周囲との差をつけることは可能であったが、同時期に8家族が他の場所からやって来てこの地に住むことになる状況において、それが必要なことであるとは思えなかった。むしろこの分譲地の住宅に共通するであろう要素を積極的に取り入れ慎重に再構成することで、周囲の風景に擬態し馴染みつつもこの家らしさが浮かび上がってくるようなつくり方を目指した。
敷地の北側に寄せて立ち上げた切妻のボリュームは妻入りの玄関部分を家型に凹ませ、ポーチと2階部分の庇を兼ねた。外壁は窯業系サイディング(周囲の家ではタイル調や木目調が使用されていた)の中でも模様のない無機質なものを選び、一部に無垢の杉板を張った。平入の住宅が並ぶ中、より「家」らしさが際立つファサードとなった。
隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、2022年度のオープンキャンパスの申込を受付中です。
CLTを活用した木造校舎や、林業機械の本格的な実演などが見学可能なイベントです。定員は各回25名(先着順)で計4回の開催。2022年7月23日(土)・7月24日(日)の午前・午後の計4回の開催で、定員は各回25名(先着順)です。こちらのページからの事前申込制で7月19日(火)必着となっています。また事前にご連絡すれば、いつでも見学・説明OKな「エブリデイオープンキャンパス(要予約)」も実施中。【ap・ad】
校長を務める世界的な建築家 隈研吾氏からのメッセージ
「木の時代」をリードする志ある人材を育成
森林が県土の84%を占め、林業の中心地とも言える高知県で学ぶということは、非常に意味のあることだと思っています。周囲の森と一体になったこの素晴らしい環境に立地する本校は、高知県が林業・木材産業をいかに重要視しているかの象徴です。私が校長就任時に掲げた「林業を再生し、活性化するプラットフォーム」というビジョンは、すでに形になりつつあります。木に関する多様な領域を合わせるプラットフォームは、世界から見ても非常に貴重な存在であり、本校から巣立った人材は、高知県のみならず、日本全国、そして世界の「木の産業」にとって、重要な人材となります。21世紀は木の世紀・木の時代が来ると、私は予測してきました。本校で学ぶ人は木の時代のリーダーになれる人だと思っています。木の時代を担っていく人材という自覚を持って、互いに切磋琢磨していただきたい。志を持った皆さん、日本一の高知県の森で、共に学び、成長していきましょう。
詳細は以下でどうぞ。
牛島隆敬建築設計事務所が設計した、滋賀の、デザインセンター「長浜カイコー」です。
公設民営の施設として計画されました。建築家は、住民や利用者に応える場を目指して、行政や運営者を含むチームを作り“モニターワーク”等で様々な声を集め機能や空間を構想しました。そして、地域の川を想起させる高低差のあるテーブルで繋がりを表現する事も意図しました。施設の公式サイトはこちら。
長浜カイコーは正式名称「長浜デザインセンター」として2022年度より公設民営として開設を目指した施設である。
長浜市を拠点に活動する中山郁英氏と石井挙之氏の企画書を長浜市がバックアップする形でプロジェクトがスタートした。
施設自体は予算も曖昧で具体的な機能もない上、運営者も未定のまま設計を進めなくてはならなかった。
場所は長浜駅前の第三セクターが営む、元カフェであったテナントが長い間空いており、そこを改修して使用する。まずは行政とその場所を管理する第三セクターと上記の二者と我々でチームを作ることから始まった。建築家主導ではなく、五者が対等な関係を目指し、Co-design(協働)という形を心がけた。
機能だけではなくデザインについても意見を求め、最終的に「川」のようなテーブルのあるデザインとなった。もっとも「面白そう」や「長浜らしい」という意見が聞かれ、採用することにした。これは付近を流れる「米川」をイメージしたものである。米川は長浜の中心地を流れる川であり、今でも人々の生活が溢れだす場となっているが、そのことが意識されることも少ないと思われる。しかし米川の話をすると、みんなが好きな場所であるということも感じられた。また、川のように高低差のあるテーブルを設けることで、テーブルの高さやカウンターの高さなど自分の好みに合わせた高さで作業や少人数でのディスカッションをすることが出来る。別々の活動が川のようにつながっていることで、一つの繋がりとして表現される。
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/6/20-6/26)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
国立西洋美術館の主催で行われたレクチャー「ル・コルビュジエと国立西洋美術館」の動画です。3部構成で、1、2部では国立文化財機構 東京文化財研究所文化遺産国際協力センターの西和彦のレクチャー、3部では西和彦と松隈洋が出演し「ル・コルビュジエと3人の日本人建築家」のテーマで対談が行われています。2025年1月31日までの期間限定公開。
乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同体が設計を手掛ける「京芸銅駝移転プロジェクト」について、設計や機運醸成に関わるメンバーが解説を行っている動画です。2020年に公開された実施設計概要はこちら(PDF)。
2023年度に予定している京都芸大と銅駝美術工芸高校の京都駅東部エリアへの移転整備工事において,設計を担当している関係者からなる「京芸JV,リサーチ・機運醸成チーム」の皆さまによる講義です。設計等を担当したご本人達に,設計コンセプト等についてお話しいただきました。(2022年6月公開)
・テーマ:「メンバーが語る、京芸銅駝移転プロジェクト」
・講師:京芸JV,リサーチ・機運醸成チーム(移転整備工事設計者等)
大嶋励+小阿瀬直+山田優 / SNARK Inc.が設計した、大阪市の住戸改修「天満橋の家」です。
都心の高層集合住宅での計画です。建築家は、開けた眺望と充分な採光が得られる環境に、手触りや光の質感を意識して天然素材を採用し設計しました。また、家具や小物の選定も担う事で細部まで意志が届いた空間をつくる事も意図しました。
大阪天満橋に建つ高層マンションのリノベーションプロジェクトである。
旧淀川沿いに開けた眺望と気持ちの良い光が入ることを確認し、天然素材を多く使いながら手の触れる部分や光の質感を丁寧にデザインした。サクラの木をベースに壁の左官、天板の石、床のウールとの相性や色の検討を重ね、グレートーンの落ち着いた雰囲気とした。
カーテンやソファ、椅子の張地選択からインテリア小物の選定まで行うことで、空間の細部までアイデアを落とし込むことが可能となった。
笠井太雅+鄭愛香 / KACHが設計した、群馬の住宅「House in Yanakacho」です。
新興住宅地の一角に計画されました。建築家は、穏やかに賑わう周辺環境と家との関係を模索して、遮蔽と連続を両立し家の輪郭となる“宙に浮く囲い”を考案しました。そして、混ざり合う境界によって生き生きとした建築をつくる事も意図しました。写真の撮影はビンセント・エシテです。
敷地は中心市街地から外れた平坦な新興住宅地で、車通りのある大通りから街区の内側に入った静かな一角にある。
隣接する2本の通りは近隣住民が利用するバイパスや学校の通学路になっていて、人の行き交いや子供たちの笑い声で穏やかな賑わいをつくっていた。限られた整形の四角い敷地にプライバシーを守りながら、そういった周辺環境に緩やかに広がっていくような家の境界を模索した。
敷地に沿って周辺と仕切る囲いを立てて、それを宙に浮かせることで大らかな家の輪郭をつくった。
宙に浮いた囲いは仕切られたプライベートな場所をつくるが、宙に浮くことで周辺環境とは地続きになる。囲いの内側では上に登れば外からは姿を隠し、下に降りれば外との連続の中に身を現す。
均質な敷地に場所の性質をつくり、内部と外部を連続的にとらえながらその輪郭の中に住宅としての機能を散りばめている。それぞれの機能がプライバシーに応じてレベル差をつけながら仕切りなく緩やかに繋がり、家のどこにいても住人の気配や外の空気を感じ取ることができるような構成を考えた。
北村拓也 / CORRED DESIGN OFFICEが設計した、滋賀・栗東市の「畝の家」です。
昔からの農地と住宅が混在する地域に計画されました。建築家は、風土を取り入れた建築を目指して、畑の“畝”に腰掛ける様子から着想した家具を空間に配置しました。それにより、家族の繋がりを育み街並みとの連続性も意図しました。
滋賀県栗東市の住宅である。
栗東市は農耕を中心に発展した都市であり、計画地の周辺環境は昔からの田畑と住宅とが混在する地域であった。栗東の歴史をまとめた書籍『民誌・綣の歴史と文化』を読むと、栗東の原風景として人々が田畑の畝(うね)に腰掛け、横並びで会話する風景が残っている。このような土地の風土、畝の魅力を取り入れた住宅を設計しようと考えた。
敷地は歪んだ三角形をしており、道路に広く面する角地である。そっと正方形のボリュームを配置して、三角形敷地と建築の間にできる余白を庭や駐車場として有効活用しながら、田畑が残りゆとりが感じられる町並みと調和する計画とした。
内部空間は庭に面して大きな吹き抜け空間をつくり、畝のような伸びゆく家具を配置した。畝は畑の野菜を育てるちょっとした高低差であるが、自然と人々を定着させ、境界をつくり、一体感をつくる。そのような家具は家族のつながりを育て、守り、これからの可能性を拓いていくだろう。畝の家具は窓と絡めて都市に向けて伸びゆき、軸の先の地域の小川や山、町へのつながりも感じさせる。
メールマガジンでも最新の更新情報を配信中