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アルヴァロ・シザ+カルロス・カスタニェイラ+キム・ジュンソンが設計を進めている、韓国・大邱の美術館「kansong art museum」の画像と図面

アルヴァロ・シザ+カルロス・カスタニェイラ+キム・ジュンソンが設計を進めている、韓国・大邱の美術館「kansong art museum」の画像と図面が24枚、designboomに掲載されています。

木下陽介+野口優輔 / CANUCHによる、東京・港区のオフィス「TBWA HAKUHODO」
木下陽介+野口優輔 / CANUCHによる、東京・港区のオフィス「TBWA HAKUHODO」 photo©HIDEKI MAKIGUCHI
木下陽介+野口優輔 / CANUCHによる、東京・港区のオフィス「TBWA HAKUHODO」 photo©HIDEKI MAKIGUCHI
木下陽介+野口優輔 / CANUCHによる、東京・港区のオフィス「TBWA HAKUHODO」 photo©HIDEKI MAKIGUCHI

木下陽介+野口優輔 / CANUCHが設計した、東京・港区のオフィス「TBWA HAKUHODO」です。

Disruption®︎(創造的破壊)をフィロソフィーとし、さまざまな既成概念を覆すアイデアを生み出してきたTBWA HAKUHODO。各フロアにまたがるオフィス全体を「都市計画」とし、同ビルの4階に新たに「公園」という位置付けでオフィスをオープンさせた。これまでの5F6Fのオフィスエリアが主に協働・共創する場だったのに対し、4F新オフィスは主に「個人」にフォーカスするための場として設計した。

デザイナーによるテキストより
403architecture [dajiba]の辻琢磨が、高校生向けに行ったレクチャー「パブリックとプライベートについて」の動画

403architecture [dajiba]辻琢磨が、高校生向けに行ったレクチャー「パブリックとプライベートについて」の動画です。特任講師を務める名古屋造形大学のオープンキャンパス企画として行われたものとのこと。

リナ・ボ・バルディのモダニズム建築からヒントを得て考案された架空の住宅プロジェクト「Casa Atibaia」の、写真と見間違うほどの高細密なCG画像が公開

リナ・ボ・バルディのモダニズム建築からヒントを得て考案された架空の住宅プロジェクト「Casa Atibaia」の、写真と見間違うほどの高細密なCG画像が9枚公開されています。クリエーターのシャーロット・テイラー(Charlotte Taylor)とニコラス・プレオー(Nicholas Préaud)が考案したもの。テイラーは、様々なビジュアルアーティストと協力して架空の空間を創造するスタジオMaison de Sableを運営すしていて、プレオーは、3DビジュアライゼーションのプラクティスNi.acckiの共同創設者だそう。

【ap job更新】 株式会社タンポポデザイン 一級建築士事務所が、設計スタッフを募集中
【ap job更新】 株式会社タンポポデザイン 一級建築士事務所が、設計スタッフを募集中
【ap job更新】 株式会社タンポポデザイン 一級建築士事務所が、設計スタッフを募集中

株式会社タンポポデザイン 一級建築士事務所の、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【株式会社タンポポデザイン 一級建築士事務所 について】

東京・日本橋に事務所を構える建築総合デザイン事務所です。

これまでに、公共建築、住宅設計、商業施設、医療施設、内装デザイン、ロゴデザイン等の空間デザイン全般を手がけています。

現在進行中のプロジェクト
・集合住宅の設計・監理
・オフィスビルの設計・監理
・地域活動支援センターの設計・監理
・住宅リフォームの設計・監理
・空店舗のシェアハウスへのリノベーション

少数精鋭で建築設計に関わる全ての業務について経験を積むことができます。
自己主張のできる方、人と関わることが好きな方を募集しています。

※事務所のある日本橋と市川市内(アンカー市川)でまちづくりにも参加していますのでまちづくりに興味がある方は大歓迎です。

代表者プロフィール

野口 淳
1976年 千葉県市川市生まれ
2001年 早稲田大学社会科学部卒業
2005年 イタリア、ミラノ工科大学卒業
2008年 フランス、ブルターニュ建築学校修士課程修了
2010年 都内の建築設計事務所に勤務
2013年 タンポポデザイン設立
2016年 株式会社タンポポデザイン一級建築士事務所設立

勤務形態は比較的自由です。フェイスブックやスラック、スカイプなどのコミュニケーションツールを活用してフレキシブルな働き方を目指しています。在宅勤務、喫茶店での作業等、能力に応じて相談可能です。

https://www.facebook.com/tampopodesign/

アンカー市川
https://www.facebook.com/ANKAICHIKAWA/

SO-ILによる、アトランタのハイ美術館の広場に設置されたインスタレーション「Murmuration」の写真。“森の中の街”というアトランタの評判や周辺環境にインスパイアされたデザインとのこと

SO-ILが設計した、アメリカ・アトランタのハイ美術館の広場に設置されたインスタレーション「Murmuration」の写真が7枚、dezeenに掲載されています。こちらのプレスリリースによれば、“森の中の街”というアトランタの評判や周辺環境にインスパイアされたデザインとのこと。

以下は、プレスリリースの内容。

In July, the High Museum of Art will unveil “Murmuration,” a soaring, stunning installation by the internationally renowned architecture and design firm SO – IL and partners Jing Liu and Florian Idenburg. Presented on The Woodruff Arts Center’s Carroll Slater Sifly Piazza, the installation continues a multiyear initiative to activate the High’s outdoor space with site-specific commissions that engage visitors of all ages.

On view from July 17 through Nov. 29, 2020, “Murmuration” speaks directly to the architecture of the Piazza and more broadly to the city of Atlanta and its relationships with the natural world as viewed through the lens of bird migrations. Featuring a foliage-filled mesh canopy suspended over the Piazza by a steel framework, the installation will envelop guests, evoking tree canopies throughout the city and region. SO – IL was inspired by Atlanta’s reputation as the “city in a forest” and by the High’s proximity to the city’s largest greenspace, Piedmont Park, to guide the design of this installation.

ヘルツォーグ&ドムーロン設計のホームスタジアムをモチーフにした、FCバイエルン・ミュンヘンの新ユニフォームの写真が公開
ヘルツォーグ&ドムーロン設計のホームスタジアムをモチーフにした、FCバイエルン・ミュンヘンの新ユニフォームの写真が公開

ヘルツォーグ&ドムーロン設計のホームスタジアム「アリアンツ・アレーナ」をモチーフにした、FCバイエルン・ミュンヘンの新ユニフォームの写真が公開されています。ユニフォームの地の部分の模様にファサードのパターンがプリントされています。

FCバイエルン・ミュンヘンとアディダスは今日、新しいチャンピオンズリーグ用ユニフォームを発表した。

この新ユニフォームは、6度目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝という使命を持つFCバイエルンの選手とファンによって纏われることになる。まるで手で描かれたような赤いひし形のデザインは、ホームスタジアムであるアリアンツ・アレーナの外観だけではなく、クラブのエンブレムとバイエルン州旗の模様も表現している。ホームとアウェイのユニフォームと同様に、首元には「Mia san mia」の文字が刻まれている。これに黒のパンツとソックスを加えアウトフィットは完成する。

以下の写真は拡大して閲覧可能です。

【ap job更新】 エリア再生・既存ストック再生に特化した「再生建築研究所」が、2021年度新卒とキャリアアップを目指す経験者を募集中
【ap job更新】 エリア再生・既存ストック再生に特化した「再生建築研究所」が、2021年度新卒とキャリアアップを目指す経験者を募集中
【ap job更新】 エリア再生・既存ストック再生に特化した「再生建築研究所」が、2021年度新卒とキャリアアップを目指す経験者を募集中渋谷オフィスビル (C)Kenta Hasegawa

エリア再生・既存ストック再生に特化した「再生建築研究所」の、2021年度新卒とキャリアアップを目指す経験者募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【新卒募集】【中途募集】
2021年度の新卒採用募集および中途採用募集を行っています。

「建築の不可能を可能に」

再生建築研究所は豊富な法知識と経験によってエリアや既存ストックを再生させ、ゼロからの新築では創ることの出来ない価値を生み出す、設計監理と再生コンサルティングを行う新しいタイプの設計事務所です。既存ストック再生はもちろんエリア再生に伴う新築案件数の増加に伴い、デザイン能力の優れた方や、複数プロジェクトをマネジメントできる経験者の方を募集いたします。
(2020年度設計スタッフ21名+非常勤スタッフ7名+事務スタッフ4名)

弊社では現在下記のような方を広く募集しています。
・2021年度新卒採用(社会人1、2年目の第二新卒採用含む)
・学生時代アイディアコンペ受賞者や、社会人でコンペ・プロポ・実作での入賞歴がある等、優れたデザインスキルとプレゼンテーション能力を持ち、意欲と実績のある方
・設計事務所での実務経験があり、同時に複数のプロジェクト進行経験のある、キャリアアップを目指されている方
・複数プロジェクトをマネジメントしながらデザインの精度を上げる設計監理をする設計事務所運営にも参画できる方
・設計だけでなく、企画調査研究など、再生建築研究所のコンテンツを使って事務所運営やさらなる事業展開に興味がある方(理系文系実績問わず)
・別府や札幌、富山等、現地出張所で常駐勤務及び長期出張が可能な方

東京オリンピック2020への施設投資後、本格的にスクラップアンドビルドにより都市の更新を続ける時代は見直されてきます。ウィズコロナ、ポストコロナによる世界的な時代の変革期も重なり、これからはますますエリアの持つ文脈や古い建物の価値を見出し生まれ変わらせる時代になっていくことを私たちは確信しています。そのために弊社では、時間の積み重ねによる多層的な価値を認め、必要に応じて改修だけでなく新築の手法も織り交ぜながら建築と都市をアップデートしていく再生建築の設計手法のノウハウを蓄積し、実践を行っています。

ヴァージル・アブローと、OMAのリサーチ機関AMOが手掛けた、アメリカ・マイアミの、ファッションブランド・オフホワイトの旗艦店の写真

ヴァージル・アブローと、OMAのリサーチ機関AMOが手掛けた、アメリカ・マイアミの、ファッションブランド・オフホワイトの旗艦店の写真が11枚、dezeenに掲載されています。ヴァージル・アブローは建築出身のファッションデザイナーで、ルイ・ヴィトンのメンズラインのディレクターを務めていることでも知られています。

VUILDによる、折りたたみ式屋台「川崎市の屋台」
VUILDによる、折りたたみ式屋台「川崎市の屋台」 photo©黒部駿人
VUILDによる、折りたたみ式屋台「川崎市の屋台」 photo©黒部駿人
VUILDによる、折りたたみ式屋台「川崎市の屋台」 photo©黒部駿人

VUILDによる、折りたたみ式屋台「川崎市の屋台」です。

伸縮自在な折りたたみ式屋台の提案である。

羽田空港対岸に位置する『キングススカイフロント』の共用部において内外問わず使用するため、利用者である川崎市民と共にワークショップ形式で設計から制作まで行った。

参加者1人1人が1本づつ仕上げることで完成し、参加者が増えるほど伸び続けることができる。

建築家によるテキストより
yHa architectsが最適候補者に選ばれた、長野の「御嶽山ビジターセンター(仮称)」設計プロポの各者の提案書が公開

yHa architectsが最適候補者に選ばれた、長野の「御嶽山ビジターセンター(仮称)」設計プロポーザルの各者の提案書が公開されています。リンク先は県が公式に公開したPDFファイルです(遠藤克彦建築研究所の提案を除く)。

令和2年(2020年)7月26日(日曜日)に二次審査を開催し、下記のとおり最適候補者を選定しました。

最適候補者 

次点

その他の二次審査参加者(一次審査書類受付順)

田邉雄之建築設計事務所による、長野・軽井沢町の、既存建物を改修しフォリーを増築した、三菱地所が運営するワーケーション施設「WORK x ation Site 軽井沢」
田邉雄之建築設計事務所による、長野・軽井沢町の、既存建物を改修しフォリーを増築した、三菱地所が運営するワーケーション施設「WORK x ation Site 軽井沢」 photo©田邉雄之
田邉雄之建築設計事務所による、長野・軽井沢町の、既存建物を改修しフォリーを増築した、三菱地所が運営するワーケーション施設「WORK x ation Site 軽井沢」 photo©田邉雄之
田邉雄之建築設計事務所による、長野・軽井沢町の、既存建物を改修しフォリーを増築した、三菱地所が運営するワーケーション施設「WORK x ation Site 軽井沢」 photo©田邉雄之

田邉雄之建築設計事務所が設計した、長野・軽井沢町の、既存建物を改修しフォリーを増築した、三菱地所が運営するワーケーション施設「WORK x ation Site 軽井沢」です。施設の予約もできる公式ページはこちら

ワーケーションサイト軽井沢は長野県軽井沢のラウンドアバウト(六本辻)に面する建物のリノベーションとフォリーの増築プロジェクト。リノベーションは飲食店だった建物をフレキシブルなワークスタイルに対応するワーケーションオフィスへの変更。

緑豊かな木々に囲まれた敷地は約311坪で、既存建物の延床面積は約83坪。建物形状はラウンドアバウトを背に平屋部分と2階部分がV字のように繋がる。

建築家によるテキストより
前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボによる、大阪・泉大津市の高架下につくられた広場「もんとぱーく」
前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボによる、大阪・泉大津市の高架下につくられた広場「もんとぱーく」 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平
前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボによる、大阪・泉大津市の高架下につくられた広場「もんとぱーく」 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平
前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボによる、大阪・泉大津市の高架下につくられた広場「もんとぱーく」 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平

前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボが設計した、大阪・泉大津市の高架下につくられた広場「もんとぱーく」です。

もんとぱーくは、泉大津市の掲げる、「アビリティタウン」(健康を「アビリティ」と捉え、市民一人ひとりが「能力」、「技量」、「才能」を伸ばすまちづくり)構想の、実証フィールドとして、南海電鉄の南海本線高架下につくられた広場です。広場の土地は、所有する南海電鉄が泉大津市へ無償貸与し、市が広場整備費負担・管理・運営を行っています。ジオ-グラフィック・デザイン・ラボへの、泉大津市と南海電鉄の要望は、「今後の泉大津駅-松ノ浜駅間の高架下を活用する、市民共創のまちづくりの実証フィールド」「使い方の決まった遊具を配置するのではなく、子どもたちが自ら遊び方を考え出せるような場所」でした。

建築家によるテキストより
門脇耕三らヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示メンバーが、コロナ禍で開催延期された期間に行う新企画の為の資金をクラウドファンディングで募集中。リターンには長坂常・元木大輔・岩瀬諒子らによる展示資材を活用したプロダクトも
門脇耕三らヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示メンバーが、コロナ禍で開催延期された期間に行う新企画の為の資金をクラウドファンディングで募集中。リターンには長坂常・元木大輔・岩瀬諒子らによる展示資材を活用したプロダクトも左:長坂常によるテーブルランプ / 中:元木大輔によるフラワーベース / 右:岩瀬諒子によるコースター

門脇耕三らヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示メンバーが、コロナ禍で開催延期された期間に行う新企画の為の資金をクラウドファンディングで募集しています。リターンには長坂常・元木大輔・岩瀬諒子らによる展示資材を活用したプロダクトもラインナップされています。リンク先では、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示の内容もまとまっています。

はじめに

わたしたち門脇耕三・長坂常・岩瀬諒子・木内俊克・砂山太一・元木大輔・長嶋りかこ・福元成武は、ふだんは別々にそれぞれの創作活動をしていますが、第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示の出展者として選定していただくことになり、2020年5月の開幕に向けて、これまで一丸となって準備を進めてきました。

ところが、このコロナ禍で、ヴェネチア・ビエンナーレの開幕が1年延期することになりました。しかしわたしたち日本館展示チームは、より良い展示を安全に実施すべく、延期になった期間も休まずに活動を続けています。また、延期によって生じた時間をつかって、日本館展示とは別に、関連する新たな企画にも取り組んでいます。そこで、この新たな企画を中心とした1年間の活動予算について、みなさまからのご支援をお願いしたく、クラウドファンディングを立ち上げることといたしました。

プロジェクトをやろうと思った理由:コロナ禍と、展覧会後の資材のゆくえ

冒頭でご説明したとおり、この展覧会は、当初2020年5月に開幕する予定でした。しかしご存じの通り、2020年2月末頃から、新型コロナウイルスがイタリアでも猛威を振るいはじめます。そのため、展覧会全体の主催者であるヴェネチア・ビエンナーレ財団は、開幕の1年延期を決定しました。観光都市ヴェネチアの顔ともいえる祭典の延期は、財団にとって苦渋の決断だったと思います。

しかしこの決定のあとも、より良い展示を実現するため、わたしたちは休まず活動を続けています。また、延期によって生じた時間を使って、展示に使用したマテリアルのその後のゆくえをデザインする新たな企画にも取り組んでいます。そこで、この新たな企画を中心とした1年間の活動予算について、みなさまからのご支援をお願いしたく、クラウドファンディングを立ち上げることといたしました。

新型感染症は収束の兆しも見えておらず、ほかにも支援を必要とされている方々が大勢いらっしゃるなか、このようなお願いをすることには躊躇もありました。しかしわたしたちは、このクラウドファンディングに、展覧会のコンセプトをより明確にする積極的な意味も見いだしており、公開を決意するに至りました。

ヴェネチア・ビエンナーレは注目度が高い反面、いかんせん開催地が遠く、現地での盛り上がりがどうしても日本まで伝わってきません。展覧会には興味があるものの、さすがにヴェネチアまでは行けないという方もたくさんいらっしゃることでしょう。クラウドファンディングは、こうした方々にも、展覧会への「参加」の道筋を提供するものだとわたしたちは考えています。

以下は、リターンの為に考案された、現地での展示物をリサイクルして作られるプロダクトの一部です。

片山正通 / ワンダーウォールによる、東京・渋谷区の公共トイレ「恵比寿公園トイレ」の写真
片山正通 / ワンダーウォールによる、東京・渋谷区の公共トイレ「恵比寿公園トイレ」の写真提供:日本財団/撮影:永禮賢 photo©永禮賢

片山正通 / ワンダーウォールが設計した、東京・渋谷区の公共トイレ「恵比寿公園トイレ」の写真が10枚、tokyotoilet.jpに掲載されています。日本財団が行っている「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの一環として建てられたものです。

念頭に置いたのは、建築的なものから距離を置き、遊具やベンチや樹木のように何気なく公園に佇むオブジェクトとしての在り方。
日本におけるトイレの起源は川に直接用便する「川屋」(厠の語源)と呼ばれるもので、縄文時代早期に遡る。土で固められたもの、木材を結び付けて作ったものなど極めてプリミティブで質素であった。そんな佇まいをイメージしながらコンクリートでできた壁を15枚いたずらに組み合わせ、トイレでありオブジェクトでもある“曖昧な領域ー現代の川屋(厠)”を構築。壁と壁の間を男性用/女性用/だれでもトイレという3つの空間への導入とするなど、人々が不思議な遊具と戯れるような、ユニークな関係性をデザインした。

以下の写真は拡大して閲覧できます。

坂茂による、東京・渋谷区の公共トイレ「はるのおがわコミュニティパーク」と「代々木深町小公園トイレ」
坂茂による、東京・渋谷区の公共トイレ「はるのおがわコミュニティパーク」と「代々木深町小公園トイレ」提供:日本財団/撮影:永禮賢 photo©永禮賢
坂茂による、東京・渋谷区の公共トイレ「はるのおがわコミュニティパーク」と「代々木深町小公園トイレ」提供:日本財団/撮影:永禮賢 photo©永禮賢
坂茂による、東京・渋谷区の公共トイレ「はるのおがわコミュニティパーク」と「代々木深町小公園トイレ」提供:日本財団/撮影:永禮賢 photo©永禮賢
坂茂による、東京・渋谷区の公共トイレ「はるのおがわコミュニティパーク」と「代々木深町小公園トイレ」提供:日本財団/撮影:永禮賢 photo©永禮賢

坂茂が設計した、東京・渋谷区の公共トイレ「はるのおがわコミュニティパーク」と「代々木深町小公園トイレ」の写真がtokyotoilet.jpに掲載されています。上記リンク先は「はるのおがわコミュニティパーク」の方で、こちらのページで「代々木深町小公園トイレ」の写真を見ることができます。日本財団が行っている「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの一環として建てられたものです。

公共のトイレ、特に公園にあるトイレは、入るとき2つの心配なことがあります。一つは中が綺麗(クリーン)かどうか、もうひとつは中に誰も隠れていないかどうか。新しい技術で作られた鍵を締めると不透明になるガラスで外壁を作ることで、トイレに入る前に中が綺麗かどうか、誰もいないか確認でき、その2つの心配をチェックすることができます。そして夜には、美しい行灯のように公園を照らします。

以下の写真は拡大して閲覧できます。

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