


岸名大輔 / BAUMが設計した、福井・鯖江市の、既存倉庫を改修した店舗「土直漆器」です。店舗の公式サイトはこちら。
福井県河田地区は古くから漆器産業が盛んであり、近年は町全体で行うワークショップを伴うイベントも人気がある地域である。
越前漆器の制作、卸売を行う会社の直営店として、元々倉庫として使われていた建物の改装工事を行った。1階はショップ、2階はワークショップのスペースとして使用する。正面の木製サッシは施主自ら漆を塗り、古い町並みの中で目を引く外観となった。内装は漆器の赤や黒が生えるようできるだけ無駄をそぎ落としたシンプルな空間にするため、白や木の素地の色を基調とした。商品を保管するボックスやワークショップスペースの家具は施主や工房で働くスタッフとDIYで制作した。什器や棚は可動できるものとし、商品の内容やイベントごとに簡単に配置換えを行えるフレキシブルな計画とした。
実店舗を持たずオンラインのみで販売する形態が増えるなかで、産地を訪れ、制作者から話を聞き、商品を見て触れて購入する。ワークショップで漆塗りを体験するなど、漆器に触れることが出来る機会を増やしたいとの思いから今回の計画に至った。