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ラファエル・モネオと、ハーバード大学GSD学科長 サラ・ホワイティングによる、建築教育をテーマとしたオンライントークイベント「Learning Architecture」の動画

ラファエル・モネオと、ハーバード大学GSD学科長 サラ・ホワイティング(Sarah Whiting)による、建築教育をテーマとしたオンライントークイベント「Learning Architecture」の動画です。現地時間2020年9月14日に開催されたもので。イベントの公式ページはこちら

Event Description:

What is it, to learn architecture? In a tribute to pioneering architect and educator, John Hejduk, Dean Sarah Whiting will interview Spanish architect Rafael Moneo about architectural pedagogy past, present, and future. Together, they will take up contemporary questions, examining shifts that have taken place in architectural pedagogy’s engagement of history, theory, and technology. In attempting to answer these questions, they will explore new experiments in the relationship between practice and teaching, including examples from Moneo’s own experiences. With both traditional models and contemporary departures in mind, Moneo and Whiting will speculate on future possibilities for architectural education.

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」

本記事は学生国際コンペ「AYDA2020」を主催する「日本ペイント」と建築ウェブメディア「architecturephoto」のコラボレーションによる特別連載企画です。4人の建築家・デザイナー・色彩計画家による、「色」についてのエッセイを読者の皆様にお届けします。建築家の中山英之氏が担当する第1回目、後編は自身の作品と色彩について綴っていただきました。前編「世界から『色』だけを取り出す方法について」はこちら

 
「塗られなかった壁」が生まれるとき

text:中山英之

 
 
マルセル・デュシャンというアーティストが、モナ・リザの絵葉書に髭を落書きして言いました。「私はモナ・リザを書き換えた」。いやいや、それは絵葉書じゃないか。誰もがそう言って笑いましたが、彼はこう言ってのけました。「この瞬間、ルーブルのそれは髭を剃ったモナ・リザになったのだ」と。

この有名なエピソードが僕は好きです。世界は一人がつくるものではなくて、たくさんの人間がいろいろなことを考えることで、毎日生まれ変わっていく。誰かが何かを描くと、そこに1枚の絵が生まれるだけでなく、その絵の存在はそれまでの世界を別の何かに変化させてしまうことだってある。そういう新鮮な連鎖としての世界を、このアーティストは悪ふざけのような軽やかさで描き出してみせたのでした。

このデュシャンの論法にはもう1つ、人間の認知に関する面白い特徴が用いられています。それは、人間は「ない」ということを対象化することができる、という特徴です。どういうことか。たとえばレンガで家を建てて、ペンキで真っ白く塗ったとします。ほとんど塗り終えて、一部だけ元のレンガの色そのままの壁を塗り残すと、私たちはその壁にこんなふうな印象を抱きます。「これは塗られなかったレンガである」。塗る前はただのレンガでしかなかったものが、いつの間にか「塗られなかった」レンガになってしまう。面白いですよね。つまり、実は「塗る」ということは、同時に「塗らない」ことを生み出すことでもあるのです。

コンクリート造の住宅で、この「塗る」ことについて考えてみたことがあります。はじめに訪れた敷地は、砂利敷きの青空駐車場と隣家の大きな壁に挟まれていました。素敵なことに、この大きな壁の主人はその壁を、越してくる未来の隣人のために真っ白く塗り直してくれていたのでした。

白い大きな壁と砂利の空き地に挟まれた敷地で考える、コンクリートの家。

僕たちは、この並びに新しい家を加えることで、そこに3つめの特徴を付け加えることに躊躇を感じました。

以下の写真はクリックで拡大します

日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」敷地とその周辺。均質に感じる街並みを、その場所の特徴はそのままに、別の質をもった固有の経験に読み直す。 図版提供:中山英之建築設計事務所

そこで、手始めに建築から通りに面した立面をなくすことにしました。すると建築は、2つの大きな面が鋭角に出会うようなかたちになりました。次に、屋根を白い壁の側に傾けます。そうして雨水が伝うこととなったこちらの面に塗る保護塗料の色に、同じ白を選びました。ついでに窓サッシにも、隣の家のものによく似たものを取り付けました。この隣家の白い大きな壁に面した窓からは、そこに当たった太陽の光を反射した柔らかい光が、画家のアトリエのように取り込まれます。一方駐車場側には、砂利と同じ色のコンクリートの壁が、塗られないまま残されました。こちら側の窓は、バックする車へのサインと、空き地を照らす街灯のような配置になっています。こうして3つ並んだ敷地は、街灯つきのグレーの空き地と、明るい光が乱反射する白い谷、2つの場所になりました。

増田信吾+大坪克亘が自身の作品「つなぎの小屋」を訪問して現地で作品解説をしている動画。能作文徳や施主も登場して批評。制作はTOTO・ギャラリー間

増田信吾+大坪克亘が、神奈川・横浜市に建つ自身の作品「つなぎの小屋」を訪問して現地で作品解説をしている動画です。能作文徳や施主も登場して批評しています。制作はTOTO・ギャラリー間。

建築家自身が作品を現場で語る「現場レポ―ト」。
今回は、増田信吾+大坪克亘の「つなぎの小屋」(フルヤプランツ、神奈川県・横浜市)を訪問し、建築家自ら建築思考の源や設計のポイントを解説いただきます。クライアントやゲスト批評者も登場、第三者の視点からも語っていただきました。 作品に込められたおふたりの思考と、現場にいるような映像のライブ感をぜひお楽しみください。

フルヤプランツ Furuya Plants
1938年創業の「古屋植木」を前身とする神奈川県横浜市の老舗植木店、フルヤプランツ。
約3900㎡の広大な農園では海外原産の樹木を始め、草木や多肉植物など約3000種もの多種多様な植物がそろい、インドアグリーンも豊富。特にユッカやアガベなどの大型植物が充実。住宅や店舗のガーデンデザイン、メンテナンス。コンサルティングも手掛ける。
取り扱い植物/樹木、そのツル性植物、多肉植物、エアプランツ、地被植物など植物のオーダー/可(登録業者以外の方は、一度メールにてお問い合わせ下さい)

スミルハン・ラディックによる、チリの国立公園近くに建つ住宅「Prism House + Terrace Room」の写真と図面。三角形のヴォリュームをデッキスペースを挟み2つ配置した構成が特徴的

スミルハン・ラディックが設計した、チリの国立公園近くに建つ住宅「Prism House + Terrace Room」の写真と図面がdezeenに掲載されています。三角形のヴォリュームをデッキスペースを挟み2つ配置した構成が特徴的な住宅です。

宮川清志 / SESNによる、東京・新宿区のアパレルショップ「MURUA」
宮川清志 / SESNによる、東京・新宿区のアパレルショップ「MURUA」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・新宿区のアパレルショップ「MURUA」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・新宿区のアパレルショップ「MURUA」 photo©見学友宙

宮川清志 / SESNが設計した、東京・新宿区のアパレルショップ「MURUA」です。店舗の場所はルミネエスト新宿のB1階です。

新宿ルミネエストにあるアパレルショップ、ムルーアのショップデザイン。
採石場の様な不定形の中にある強さをショップ空間で再現できないかと、ダイアグラムを用いて出来る限り作為を無くす事でより自然な強さのある状態に近づけた。

デザイナーによるテキストより
森田真生・藤原徹平・中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペが開催。最優秀賞はアジア学生サミットへの招待と賞金30万円が贈呈。
森田真生・藤原徹平・中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペが開催。最優秀賞はアジア学生サミットへの招待と賞金30万円が贈呈。

森田真生・藤原徹平・中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペティション「AYDA2020」が開催されます。最優秀賞はアジア学生サミットへの招待(旅費滞在費含む)と日本地区審査員とのインターンシップツアーへの招待、賞金30万円が贈られます
登録締切は、2020年11月12日(木)。提出期限は、2020年11月18日(水)とのこと。応募要項や事前登録はこちらから。【ap・pr】

テーマ:光の可能態

私たちが普段「光」と呼んでいるものを、できる限り分解して考えてみると、そこには様々な可能性のかたち(可能態)が潜んでいます。たとえば温かさ。これはとても波長の長い光の一様態で、「遠赤外線」と呼ばれたりします。黒く塗った箱と白く塗った箱に太陽の光が当たると、ふたつの箱の温度に違いが生じることは、皆さんよくご存じでしょう。たとえば日焼け止めクリーム。これはミクロの構造物を肌に塗ることで、視覚的には塗ったことが分からないまま、紫外線というとても波長の短い光だけを選び出して反射させる技術に裏打ちされた製品です。
暗闇の中に差し込む光。これこそが建築の始まりであるかもしれない。深い森の中にある複雑な木漏れ日の状態や、緯度の高い北欧の村の教会の内部に導かれた水平光がつくる透明な空間など、深く考察していくと、人間が認識する空間、建築、環境というものは、つまりは特別な光の状態にある、全て「光の可能態」のデザインと言うことができるのかもしれません。あなたなりの視点で「光の可能態」を再発見し、その発見を働きに変えることで導き出される、新しい魅力的な環境をデザインすること。これがこのコンペで皆さんに期待することです。

募集概要は以下からどうぞ。

最も注目を集めたトピックス [期間:2020/9/7-9/13]
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/9/7-9/13]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/9/7-9/13)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. “建築と今” / no.0001「青木淳」
  2. 平田晃久の外装・屋上デザイン、日建設計の設計・監理で、表参道・明治通り交差点に新施設を建設。オープンは2022年度を予定
  3. 長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、東京・墨田区の銭湯「黄金湯」
  4. 日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・前編「世界から『色』だけを取り出す方法について」
  5. 石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「十文字町の家」
  6. 石川素樹建築設計事務所による、秋田・横手市の住宅「赤坂の家」
  7. 宮川清志 / SESNによる、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」
  8. 青木淳・昭和設計JVが設計者に選ばれた「松本平広域公園陸上競技場」設計プロポについて、審査員を務めた上林功が振り返って解説した記事
  9. ドゥルバッハ・ブロック・ジャガーとジョン・ワードル・アーキテクツによる、オーストラリア・シドニーの、ギャラリーとパフォーマンススペースからなる施設「Phoenix Central Park」の写真。多様な素材遣いと繊細な構成の設計が秀逸
  10. マ・アーキテクツ / 宮本裕也+新井典子による、群馬・伊勢崎市の、接骨院併用住宅「KB Project」
  11. 元木大輔 / DDAAによる著書『工夫の連続: ストレンジDIYマニュアル』の中身をプレビュー。ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展への参加でも注目される建築家による初の著書
  12. 宮川清志 / SESNによる、東京・港区南青山の、美容クリニック「Men’s Clara」
  13. 住宅作品「半麦ハット」(西澤徹夫との共同設計)でも注目された、板坂留五のRUI Architectsのウェブサイトが開設。様々な画像が重なる情報の密度感の設計が印象的
  14. 世界一の長さの、床がガラス製の橋が中国にオープン。設計は浙江大学建築設計研究院
  15. 杉山幸一郎による連載エッセイ “For The Architectural Innocent” 第6回「タイムスリップ / 木の風船」
  16. 辻琢磨による連載エッセイ “川の向こう側で建築を学ぶ日々” 第5回「設計事務所を支える番頭ポジション」
  17. OMAが設計した、東京・渋谷のミヤシタパーク内の、プラダの新店舗「プラダ MIYASHITA PARK店」の写真
  18. 長谷川逸子のgallery IHAが住宅建築のアワードを開催、応募作品を募集中。審査員は北山恒、塚本由晴、西沢立衛、永山祐子、増田信吾
  19. 第一弾の“日本篇”の好評を受け出版される、建築用語図鑑シリーズの第二弾『建築用語図鑑 西洋篇』のプレビュー。約4500年間の西洋建築の歴史をキーワードとイラストから楽しく学べる一冊
  20. ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による連載エッセイの最新回「ダイヤの家」が公開。カルソ・セント・ジョンが2016年に改修したスイスのゲストハウスをレビュー

コールハースに、「未来を修復する(Repairing the Future)」をテーマに話を聞いているインタビュー動画。ベルギーのアート施設ボザールが企画し2020年8月に収録されたもの

レム・コールハースに、「未来を修復する(Repairing the Future)」をテーマに話を聞いているインタビュー動画です。ベルギーのアート施設ボザールが企画し2020年8月26日に収録されたものです。

With the video interview series Repairing the future, BOZAR wants to give a new impetus to thinking about the future by giving a platform to scientists, artists and thinkers from different fields. Economics, ecology, mobility, architecture are all covered, as well as beauty and solace. In this episode Laura Herman and Christophe Van Gerrewey talk to the Dutch architect Rem Koolhaas.

中山英之のギャラリー間で行われた建築展「中山英之展 , and then」の関連トークイベントの内容が、noteの中山研究室のページに掲載。藤原徹平、江口宏志、安藤桃子らが対談相手として登壇

中山英之のギャラリー間で行われた建築展「中山英之展 , and then」の関連トークイベントの内容が、noteの中山研究室のページに掲載されています。藤原徹平、江口宏志、安藤桃子らが対談相手として登壇しています。展覧会の様子はアーキテクチャーフォト編集長がnoteにて会場写真を紹介しつつレビューしていました。

増田信吾が、自身の建築展の愛知巡回に合わせて行った講演「それは本当に必要か。」の動画が期間限定で公開中

増田信吾が、自身の建築展の愛知巡回に合わせて行った講演「それは本当に必要か。」の動画が期間限定で公開されています。2020年9月21日までの限定公開だそう。

講師=増田信吾

主催=愛知淑徳大学 創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻、愛知淑徳大学創造表現学会
協力=TOTOギャラリー・間、愛知淑徳大学 創造表現学部 メディアプロデュース専攻 村上泰介、小寺諒

このたびは、本チャンネルの映像をご視聴いただき、誠にありがとうございます。
講演会当日のライブ配信にて、回線状況悪化などにより、一部の映像が配信できなかったことを深くお詫びいたします。
回線状況悪化が生じた箇所は、現在アーカイヴでもご覧いただけない状況です。
問題の箇所の復元を要請しておりますので、続報をお待ちください。

杉山幸一郎による連載エッセイ “For The Architectural Innocent” 第6回「タイムスリップ / 木の風船」
杉山幸一郎による連載エッセイ “For The Architectural Innocent” 第6回「タイムスリップ / 木の風船」

 
※このエッセイは、杉山幸一郎個人の見解を記すもので、ピーター・ズントー事務所のオフィシャルブログという位置づけではありません。

 


 
タイムスリップ / 木の風船

text:杉山幸一郎

 

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杉山幸一郎による連載エッセイ “For The Architectural Innocent” 第6回「タイムスリップ / 木の風船」 photo©杉山幸一郎

今回はグラウビュンデン州クールの街にある、«ローマ遺跡のためのシェルター»を紹介しようと思います。

このピーターズントー設計による小さな遺跡博物館は、スイスアルプス観光拠点の一つであるクール駅から徒歩圏内にあり、無料で見学することができます。そんなアクセスのし易さから、最も多くの人が訪れたことのある、ズントー建築の一つではないでしょうか。

建築家が自身の設計事務所を立ち上げて間もない頃に設計した初期プロジェクトを見ると、それまでに経験を積んで培ったきた、しかし表現する機会がなかった自身の建築に対する言葉、その全てが湧き出すように現れているのを目にすることができます。

もっと言えば、同じ建築家のその後のプロジェクトと比べて、後で振り返ってみれば、洗練されすぎていない原石のような意志や力強さが垣間見えることが多いのです。

このローマ遺跡のためのシェルター (以下シェルター)が竣工したのは1986年。以前紹介したデビュー作である木造アトリエとほぼ同じ時期になります。

以下の写真はクリックで拡大します

杉山幸一郎による連載エッセイ “For The Architectural Innocent” 第6回「タイムスリップ / 木の風船」 photo©杉山幸一郎

木造アトリエはカラマツの線材が縦方向を強調するように取り付けられて、建物の顔を作っていました。
一方でこちらは、日差しを遮るように水平方向に走るルーバー。つまり、角度を持って取り付けられた水平材が外に向けた表情をつくっています。内部から眺めれば、直接光を避けて内部の遺構を守りつつ、ルーバーに反射した間接光が内部に取り込まれて、室内をほのかに明るくしています。

sinato 大野力の建築設計、アーティスト 松山智一のパブリックアートでリニューアルした「新宿東口駅前広場」の動画。大野や松山のコメントも収録

sinato 大野力の建築設計、アーティスト 松山智一のパブリックアートでリニューアルした「新宿東口駅前広場」の動画が公開されています。大野や松山のコメントも収録されています。また、こちらには両者のインタビュー記事も公開されています。

以下は、完成時の大野と松山のコメントです。

sinato 大野力のコメント

広場の設計においては、イベント的な賑わいだけではなく、性別や年齢、人数を問わず、様々な人々が同時共存できる状態をつくることを大事にしています。
俯瞰して見ると、全体に繋がりを感じられるようにしながら、少し隠れられる、普段とは違う目線で座れる、あるいは人数に応じた居所があるなど、様々な設えを配置することで、訪れる人がその日の状態に合わせて居心地の良い場所を選択できるように考えています。
この広場での人々の多様な振る舞いとパブリックアートが重なりあって街に表示されることで、新しい新宿の風景が生まれることを期待しています。

リリーステキストより

アーティスト 松山智一のコメント

「今回のパブリックアート制作には、ミクロとマクロの2つの視点でのコンセプトがあります。
ミクロな視点では、この場所が、これまであまり活用されていない場であったものの、見るアングルによっては“東京らしさ”を発見できる場所なので、この場所をテーマに「Metro-Bewilder」(メトロビウィルダー)という造語を作成し、新宿の大都会の中に自然をアートとくっつけて“訪れる人達に驚きを提供する“というコンセプトです。
マクロな視点では、新宿は世界で一番の交通量があり、世界中から商業・文化・飲食などを求めて訪れる場所であると同時に、いまだにローカルカルチャーが根付いている場所でもあります。
これは東京でもなかなかないことで、グローバルとローカルが共存しているからこそ喧騒感があり、個性がある、新宿のキャラクターが生まれているので、このローカルとグローバル=グローカルをコンセプトにプランニングしました。」

リリーステキストより
住宅作品「半麦ハット」(西澤徹夫との共同設計)でも注目された、板坂留五のRUI Architectsのウェブサイトが開設。様々な画像が重なる情報の密度感の設計が印象的
住宅作品「半麦ハット」(西澤徹夫との共同設計)でも注目された、板坂留五のRUI Architectsのウェブサイトが開設。様々な画像が重なる情報の密度感の設計が印象的板坂のウェブサイトのスクリーンショット。

住宅作品「半麦ハット」(西澤徹夫との共同設計)でも注目された、板坂留五のRUI Architectsのウェブサイトが開設されています。様々な画像が重なる情報の密度感の設計とコンテンツを探し出す動線が印象的なウェブサイトとなっています。

青木淳・昭和設計JVが設計者に選ばれた「松本平広域公園陸上競技場」設計プロポについて、審査員を務めた上林功が振り返って解説した記事

青木淳昭和設計共同体が設計者に選ばれた「松本平広域公園陸上競技場」設計プロポーザルについて、審査員を務めた上林功が振り返って解説した記事が、real-sports.jpに掲載されています。上林は、環境デザイン研究所で、スポーツ施設の設計・監理に関わったのち、スポーツファシリティ研究所を設立、追手門学院大学准教授を務めています。
「松本平広域公園陸上競技場」設計プロポーザルの最終候補者の提案書はこちらで見ることができます

ラファエル・モネオと、ハーバード大学GSD学科長 サラ・ホワイティングによる、建築教育をテーマとしたオンライントークイベント「Learning Architecture」が開催

ラファエル・モネオと、ハーバード大学GSD学科長 サラ・ホワイティング(Sarah Whiting)による、建築教育をテーマとしたオンライントークイベント「Learning Architecture」が開催されます。開催日時は日本時間2020年9月15日1時(現地時間2020年9月14日12時)。イベントの公式ページはこちら

What is it, to learn architecture? In a tribute to pioneering architect and educator, John Hejduk, Dean Sarah Whiting will interview Spanish architect Rafael Moneo about architectural pedagogy past, present, and future. Together, they will take up contemporary questions, examining shifts that have taken place in architectural pedagogy’s engagement of history, theory, and technology. In attempting to answer these questions, they will explore new experiments in the relationship between practice and teaching, including examples from Moneo’s own experiences. With both traditional models and contemporary departures in mind, Moneo and Whiting will speculate on future possibilities for architectural education.

宮川清志 / SESNによる、東京・港区南青山の、美容クリニック「Men’s Clara」
宮川清志 / SESNによる、東京・港区南青山の、美容クリニック「Men’s Clara」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・港区南青山の、美容クリニック「Men’s Clara」 photo©見学友宙

宮川清志 / SESNが設計した、東京・港区南青山の、美容クリニック「Men’s Clara」です。

港区南青山にある美容クリニック、Men’s Claraのクリニックデザイン。

3階建ての建築の特色を生かし、CASA、架空の邸宅というコンセプトをたて、ストーリー性のある体感ができる空間としています。

B1Fでは建具や面をスケールアウトさせ、1Fは部屋や壁ではなく柱を作り、2Fは扉や動線ではなく窓や街路を作り、主体をすり替えながら強調する事で、記憶の中の感覚知を行き来する事で架空の邸宅、CASAを架空性を保ったまま表現しています。

デザイナーによるテキストより

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