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伊藤維による、東京・渋谷区の、グローバル・スタートアップ企業の新社屋「Office Empath」
伊藤維による、東京・渋谷区の、グローバル・スタートアップ企業の新社屋「Office Empath」 photo©奥田正治

伊藤維による、東京・渋谷区の、グローバル・スタートアップ企業の新社屋「Office Empath」です。

音声認識AIによる感情解析技術を開発するグローバル・スタートアップ企業、「Empath」の新社屋を設計した。奥行きが深く両端に開口部を持つテナント空間(7階)を明快に分割し、フリーアドレスで社外の人でも立ち寄ることのできる「オープンスペース」、開発環境のセキュリティを担保する執務空間、そしてその中間に、どちら側にも属せる大小のミーティングスペースを確保した。オープンスペースでは執務・様々な形式の会議や休憩のほか、公開イベント・レクチャーなども行われる。

タイのスワンナプーム空港設計コンペの勝利案が、隈研吾の建築に類似していると指摘され議論になっているようです

タイのスワンナプーム空港設計コンペの勝利案が、隈研吾の建築に類似していると指摘され議論になっているようです。dezeenに記事と計画案の画像が上がっています。バンコク・ポストという地元のメディアにもこの話題が取り上げられたようです。

川口裕人 / 1110建築設計事務所による、大阪・河内長野市の、住宅+事務所「公園と畑の家」
川口裕人 / 1110建築設計事務所による、大阪・河内長野市の、住宅+事務所「公園と畑の家」 photo©1110建築設計事務所

川口裕人 / 1110建築設計事務所による、大阪・河内長野市の、住宅+事務所「公園と畑の家」です。

北側を畑、南側を公園に挟まれた敷地環境の中に建つ築45年の平屋を住居兼事務所に改修しました。
改修物件にまつわる「既存/新設」の対比関係だけではなく、ここでは「公園/畑」や「住居/事務所」などといった複数の対要素をどのように共存させるかが課題でした。

駒田建築設計事務所による、東京・江戸川区のコワーキング・カフェ・集住の複合施設「西葛西APARTMENTS-2」のオープンハウスが開催

駒田建築設計事務所が設計した、東京・江戸川区のコワーキング・カフェ・集住の複合施設「西葛西APARTMENTS-2」のオープンハウスが開催されます。開催日時は9月24日(月)10:00〜15:00。リンク先に建築の図面や場所の情報も掲載されています。

私どもが企画設計監理をしてまいりました「集う× 住む× 働く× 商う」場を地域に提供することを目的とした街の小さな複合施設「西葛西APARTMENTS-2」が竣工致しました。1F はベーカリーカフェ「gonnno bakery market」、2F はコワーキングスペース「Far East of Tokyo× 駒田建築設計事務所」、3,4Fは6戸の賃貸集合住宅。隣接する「西葛西APARTMENTS」(2000年竣工)との間に設けたオープンスペース「7丁目PLACE」は街に開かれ、オープンハウス当日は「やどり木」主催
のマルシェ「パンのある食卓と、日々。」を同時開催予定です。
お誘い合わせの上、是非お立ち寄り頂ければと思います。

スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattoriによる、スペイン・マドリッドでの日本の妖怪文化を紹介する展覧会の会場構成
スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattoriによる、スペイン・マドリッドでの日本の妖怪文化を紹介する展覧会の会場構成 photo©Schenk Hattori

スティーブン・シェンク+服部大祐 / Schenk Hattoriによる、スペイン・マドリッドでの日本の妖怪文化を紹介する展覧会「Yōkai: Iconografía de lo fantástico」の会場構成です。

日本の妖怪文化を取り上げたこの企画展は、日本・スペイン外交関係樹立150周年を記念して、マドリッドにある1752年創立の王立サン・フェルナンド美術アカデミーにて開催された。

日本文化に馴染みのない鑑賞者が多く訪れること、展示品の大部分を絵巻物が占めていたことから、絵巻物の特性である右から左へと繰広げながら鑑賞する形式に倣い、細長い展示空間を反時計回りで一筆書きのように巡る会場構成とした。

一般的に企画展の空間は、”展示空間”-”什器”-”展示品”というレイヤーで構成されるが、この”展示空間”と”什器”の距離感を近づけることで、より”展示品”の存在を際立たせることが出来るのではと考え、空間の面(壁面・床面)に直接取り付く什器を設計した。搬入の都合により1500mm幅でユニット化された展示ケース群は、現場での施工精度を考慮した連結部のディテールにより、仮設感の無い一繋がりの展示ケースとして立ち現れる。

展示品に応じて用意された数タイプの什器は、全て共通して脚が無く特徴的な横架材により支えられている。静的な展示空間に唯一残されていた既存の西洋的装飾としてのアーチ壁と、日本家屋の軒空間を連想させるこの構造材が、この企画展ならではの独特な緊張感を持って共存している。

SUGAWARADAISUKE建築事務所による、秋田の酒蔵が運営する地域拠点「下タ町醸し室HIKOBE」
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、秋田の酒蔵が運営する地域拠点「下タ町醸し室HIKOBE」 photo©Photo Office-K(コンドウ ダイスケ)
SUGAWARADAISUKE建築事務所による、秋田の酒蔵が運営する地域拠点「下タ町醸し室HIKOBE」 photo©Photo Office-K(コンドウ ダイスケ)

SUGAWARADAISUKE建築事務所による、秋田の酒蔵・福禄寿酒造が運営する地域拠点「下タ町醸し室HIKOBE」です。建築の場所はこちら

300年以上の歴史をもつ秋田県五城目町の福禄寿酒造が運営する地域拠点。本計画では、日本酒を醸す風景に埋め込まれた歴史と文化を継承し、この町らしい未来の風景を発信する地域拠点です。

複数回の増築で複雑化した既存建物を減築し、三角庇と開閉するビックドアによるmicroスケールの増築を行うことで機能性と耐震性を確保しました。極寒期に風除室として機能するこの半屋外空間によって、表通り-裏庭-酒蔵-朝市通りをつなぎ合わせる歩行ネットワークと賑わいをつくりました。

室内の設計では、既存の木下地や欄間、使いこまれた建具や家具などと、新設される部材や素材を一体的に扱うことで、時間の中で成熟された価値とこれから積み重ねられる価値が同居するデザインを目指しました。新設された開口とテラスからは、町の象徴である森山を望むことができます。

「HIKOBE」は、酒の販売や試飲だけでなく、地域文化の展示や発信、まちのリビングルームとして、開かれており、町内外の老若男女が自由に集い、留まることができます。この場所は、歴史と未来、地域内外、モノ・コト・ヒトがつがなる、交流型の新しい公共空間です。

microな手法で地域を大きくアップデートする
micro public networkとは、100㎡程度の小規模拠点を広域に点在させ、様々なイノベーションと共にネットワークさせる手法です。それは段階的な開発と小規模な投資によって、歴史的な風景を守りながら都市的な利便性をアップデートし、地方が優位性を持つ新しい社会に導きます。特に近隣住区と同規模の人口5,000人程度のコミュニティーは大きな可能性を持っているといえるでしょう。この人口規模は社会的インパクトを持ちながら、情報技術や自動運転、経済システムや働き方などのイノベーションに対して敏感に反応します。
町内の主要道路に面する「HIKOBE」は、本計画周辺をつなぐだけでなく、村全体にモノ・コト・ヒトの流れを生むmicro public networkの中心拠点と位置付けています。町外にもプレゼンスを発揮するBABAME BACEやSHARE VILLAGEといった主要施設と連携したmicro public networkの構築と、モノ・コト・ヒトの活性化を目指しています。

Eureka / 稲垣淳哉+佐野哲史+永井拓生+堀英祐による、埼玉の住宅「Eagle Woods House」
Eureka / 稲垣淳哉+佐野哲史+永井拓生+堀英祐による、埼玉の住宅「Eagle Woods House」 photo©黒目写真館/大倉英揮

Eureka / 稲垣淳哉+佐野哲史+永井拓生+堀英祐が設計した、埼玉の住宅「Eagle Woods House」です。同作品の動画はこちらにあります

敷地は、関東平野の中央を流れる古利根川の、自然堤防として生まれた森である。土砂が堆積し形成された森は、古くから村落が広がってきた。現在は圏央道などの整備や住宅地開発が進み、変化のただ中にある。一方、建主の幼期の遊び場だった森は、ここ20年暗く閉ざされ、下草が繁茂し、光が地表まで届かない状況だった。

そこで、まず森に分け入り、野帳に樹木植生や地形、環境、眺望、森を貫く計画道路等を記して地図を描いた。家族は将来、子供部屋や仕事場を森に増築する予定で、地図は、森の将来像を含めたものとなった。これは、森の緩やかな形成史を継いでいくように、新しい家族の暮らしを重ねていく作業である。今日、自然災害や気候変動により、大地の自明性が失われる中、住居を土地の大きな物語と結び、一方本来固定しない、変化する生活のダイナミズムを召喚する。

妹島和世ら女性建築家3人が、プラダの為にバッグをデザイン

妹島和世ら女性建築家3人が、プラダの為にバッグをデザインしたそうです。WWD JAPANが伝えています。過去にプラダは、メンズ2018年秋冬コレクションで、ヘルツォーク&ド・ムーロンやOMAに洋服のデザインを依頼したこともありました。

永山祐子の設計で、奈良・大和高田市にショッピングモールが建設中

永山祐子の設計で、奈良・大和高田市にショッピングモールが建設されていて、公式サイトにパースが2枚掲載されています。ソースはこちら

山本理顕への、浅子佳英によるインタビュー「閾、個室、水まわり──そして未来のコミュニティへ」

山本理顕への、浅子佳英によるインタビュー「閾、個室、水まわり──そして未来のコミュニティへ」が、LIXILのウェブサイトに掲載されています。

須磨一清と坂東幸輔によるA Nomad Subの建築展が、プリズミックギャラリーで開催

須磨一清と坂東幸輔によるA Nomad Subの建築展が、プリズミックギャラリーで開催されています。会期は2018年10月20日まで。

2018年1月、須磨一清と坂東幸輔はA Nomad Sub株式会社を設立しました。事務所で進行中の住宅プロジェクト、建築の枠をこえて計画中の新しい働き方を探るプロジェクトのご紹介を致します。是非お越しください。

【展覧会概要】
会期|2018.9.8(土)~2018.10.20(土)
開廊時間|10:00 ~ 18:00|日・祝日休廊

平田晃久による、東京の宿泊施設「ナインアワーズ浅草」の写真

平田晃久が設計した、東京の宿泊施設「ナインアワーズ浅草」の写真がtwitterに多数UPされています。主要なものを公式埋め込み機能を使用してご紹介します。オープンは2018年9月21日。公式サイトはこちらです。

こちらのプレスリリースに建築の概要やコンセプトも掲載されています。

浅草の街を写しとった建築と、北欧ビンテージが融合する建築

建築・設計は、竹橋(2018年3月開業)、赤坂(2018年5月開業)に引き続き、建築家の平田晃久氏が手掛けます。これまで手掛けた、竹橋、赤坂において、ナインワーズのコンセプトを体現し、場所の表情を写し取りながらその街の特性とからまりあう建築をデザインした平田氏。ナインアワーズ浅草では、浅草寺を中心に、江戸時代からつづく日本で最も古い仲見世商店街のある風景を巻き取るような外観に加え、フグレンが提案する北欧ビンテージで構成されるインテリアが融合する空間をつくりあげます。江戸時代から現代に至るまでに様々な変遷を遂げてきた浅草の街に溶け込みながらも、景観にあらたな表情を加えます。

「建築現場で死を体験 怖すぎるVR研修とは」(日テレNEWS24)

「建築現場で死を体験 怖すぎるVR研修とは」という記事が、日テレNEWS24に掲載されています。ニュース動画も閲覧することができます。

宇住庵設計/エヌ・ケイ・エス・アーキテクツ/大隅家守舎共同企業体が、鹿児島の「垂水市新庁舎」設計プロポで最優秀者に

宇住庵設計/エヌ・ケイ・エス・アーキテクツ/大隅家守舎共同企業体が、鹿児島の「垂水市新庁舎」設計プロポで最優秀者に選ばれています。

以下が提案書のPDFです。
市民に親しまれ、垂水市のまちづくりに貢献できる庁舎について(PDF:1,194KB)
市民の安全・安心に貢献できる庁舎について(PDF:1,673KB)
あらゆる人が利用可能なユニバーサルデザインに対応した庁舎について/イニシャルコスト・ランニングコスト・環境性を総合的に考慮した庁舎について(PDF:1,768KB)

平成30年9月16日(日曜日)開催の垂水市新庁舎建設設計者選定プロポーザル審査委員会において、第二次審査を実施した結果、次のとおり最優秀者、優秀者、佳作を決定しました。

最優秀者
宇住庵設計/エヌ・ケイ・エス・アーキテクツ/大隅家守舎共同企業体

優秀者
株式会社塩塚隆生アトリエ

佳作
株式会社東条設計
株式会社アプルデザインワークショップ
有限会社ナスカ
株式会社遠藤克彦建築研究所

詳細はこちらで(審査講評なども掲載されています)

ロバート・ヴェンチューリが亡くなりました 川久保智康建築設計事務所による、東京の住宅「蔵前の小さな家」
川久保智康建築設計事務所による、東京の住宅「蔵前の小さな家」 photo©傍島利浩

川久保智康建築設計事務所が設計した、東京の住宅「蔵前の小さな家」です。

計画地はいわゆる下町的な細い路地に面し、その路地には少なからずコミュニティーが存在している。この住宅では通りから繋がる1階部分を開かれた土間にする事で、路地の延長で近隣との交流を促している。2階にDK、3階に個室を設けて段階的にプライバシーを確保しながら、短い梯子状の階段を行き来して、効率よく軽快に暮らせるように計画した。最上部のハイサイドライトから段板の隙間を通り自然光が下階へと降りてくる。同時に柔らかな気流を作り、住戸内の室内温熱環境を一定に整えている。
敷地は間口3.3m奥行9mの細長い形状。用途地域など法規制により小さな住宅であっても一定の規模を越えれば、耐火建築物である事を求められるが、逆に建築面積の制限が無くなる利点を考慮すれば、小さな土地であっても比較的大きな床面積を確保する事が出来る。
耐火性能を持った外壁、構造体。この地域の地盤の状況より建物本体を軽量化する事。内部空間をなるべく大きく確保するために鉄骨部材や仕上材をとにかくスリムに構成する事。敷地の境界から建物までのクリアランスを最低限に止めるための工法。いくつかの条件から、このフォルムはほぼ自動的に決定されている。

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