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吉田裕一建築設計事務所による、東京都のマンション1室のリノベーション「学芸大学・ROOM・S」

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all photos©長谷川健太

吉田裕一建築設計事務所が設計した、東京都のマンション1室のリノベーション「学芸大学・ROOM・S」です。

既存のプランをベースにして丁寧にトレースしながら、必要な箇所を更新していくというささやかなマンション1室のリノベーションです。残すところと更新するところを取捨選択していくと、結果的に4世代分の仕上が同一空間内に存在する計画となり、新しいものが既存と接する箇所や既存を撤去した跡が生まれることとなりました。そこを周囲と同材で補修して時間をねつ造してしまうのではなく、この部屋がこれまで重ねて来た履歴を受け入れながら、新しい時間へとつないでいく方法として、新しいものと既存が接する箇所に真鍮という時間とともに変化する素材を挿入することにしました。真鍮が時間とともに変化することで、古いものと新しいものの取り合いを建築的にも、時間的にもやさしくつないでくれます。

フォスター+パートナーズの展覧会「都市と建築のイノベーション」の新しい会場写真

フォスター+パートナーズの展覧会「都市と建築のイノベーション」の新しい会場写真が、japan-architects.comに掲載されています

六本木ヒルズ・スカイギャラリーでのフォスター+パートナーズの展覧会「都市と建築のイノベーション」の新しい会場写真が27枚、japan-architects.comに掲載されています。
以下は展覧会公式の概要です。

建築家ノーマン・フォスターによって1967年に設立されたフォスター+パートナーズは、世界45カ国で、300のプロジェクトを遂行、日本の国宝建築に相当する英国保護登録建築物最上級グレード1の指定等・輝かしい実績を誇る国際的な建築設計組織です。ガーキン(ピクルスにするキュウリ)の愛称でロンドン市民に親しまれている《スイス・リ本社ビル》、東西ドイツ統合の象徴としてベルリン観光のメッカとなった《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》など、それぞれの都市を訪れたことがある人なら誰もが一度は目にしたことがある現代建築史上の名作を生み出しています。さらに現在、アップル新社屋、月面の砂を素材に3Dプリンターで制作する月面住宅など建築のイノベーションともいえるプロジェクトに次々と取り組んでいます。彼らは一貫して、「伝統と未来」、「人間と環境」といった普遍的なテーマを追求し、革新的なアイデアで建築や都市を創り続けています。本展は、フォスター+パートナーズを代表するおよそ50のプロジェクトを模型、映像、CG、家具、プロダクト、図面、スケッチなど膨大な資料を通して、その半世紀に及ぶ設計活動を総合的に紹介する日本で初めての展覧会です。

最も注目を集めたトピックス [期間:2016/1/11-1/17]

アーキテクチャーフォト・ネットで、先週(期間:2016/1/11-1/17)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureによる、東京都世田谷区の「坂道の集合住宅」

2、小石川建築 / 小石川土木による、宮城県石巻市の「石の祈念堂」

3、平田晃久が設計した、横浜市の「東戸塚教会」が、申し込みで見学可能

4、UME architects / 梅原悟による、京都の住宅「北白川の角家」

5、チリの建築家 アレハンドロ・アラヴェナが今年のプリツカー賞を受賞

6、成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・本郷通りの「駒込あおい薬局」

7、前川國男による「京都会館」を、香山壽夫が改修した新施設「ロームシアター京都」の写真

8、長坂常 / スキーマ建築計画が設計を手掛けた、「中川政七商店 表参道店」の写真

9、NHK・クローズアップ現代の特集「“未来の紙”が世界を変える? セルロースナノファイバー開発最前線」[2015/11/16]

10、ヘルツォーク&ド・ムーロンが計画している、ニューヨークの、ファサードが曲面になっている集合住宅の新しい画像

11、N.A.S.A設計共同体による、千葉県鋸南町の、小学校をコンバージョンした交流施設「道の駅 保田小学校」の写真

12、ヘルツォーク&ド・ムーロンが、過去にデザインしたスツール等のプロダクトを販売するオンラインショップをオープン

13、落合守征デザインプロジェクトによる、幼稚園「LHM kindergarten」

14、アントニン・レーモンドの展覧会が、東京・銀座の、教文館で開催[2016/1/22-3/10]

15、プリッツカー賞受賞建築家 ワンシュウが、中国の村・汶村で手掛けている、村の中に複数の住宅やパヴィリオンを建てるプロジェクトの写真とレポート

16、妹島和世と、sacaiのデザイナー・阿部千登勢の対談記事「作り手・使い手つながるデザイン」

17、長坂常 / スキーマ建築計画が設計を手掛けた、「中川政七商店 表参道店」の新しい写真とレポート

18、アルベルト・カンポ・バエザが、2015年に完成させた、スペイン・マドリードの住宅「cala house」の写真

19、アカサカシンイチロウアトリエによる、北海道の住宅「ナヤ・ノイエ」の写真

20、フォスター+パートナーズの展覧会「都市と建築のイノベーション」の会場写真


過去の「注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

[ap job 更新] 著名アトリエ系事務所のビジュアルを多く手がける株式会社ヴィックが、スタッフを募集中

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坂茂建築設計「富士山世界遺産センター」

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

著名アトリエ系事務所のビジュアルを多く手がける株式会社ヴィックの、スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードのページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

代表の渡辺健児はイギリスの建築CG制作会社にてロンドン・オリンピックスタジアムやリチャード・ロジャースのNYワールドトレードセンターのメインパースを手がけ、2008年に帰国して「コンピューター・ビジュアリゼーション」を設立し、坂茂建築設計や槇総合計画事務所といった著名アトリエ系事務所を中心に多くのビジュアルを制作してきました。昨年に法人化とともに改名し「株式会社ヴィック」となりました。

当社の仕事はそれぞれのクライアントとの強いパートナーシップから生み出されます。図面やモデルを与えられCGパースやアニメーションをただ指示通りに量産するような仕事はありません。建築やプロジェクトごとのコンセプトを深く理解し、どんな表現が効果的なのか建築家とコミュニケーションを繰り返しながら制作していきます。建築ビジュアルの差別化が求められる今後、多様なクライアントと仕事するのは貴重な経験になるのではないでしょうか。

また最近では、ゲーリーテクノロジー社で経験を積んだアジア人によって設立され、世界でも有数の実力と実績を持つBIMコンサルティング企業であるSyntegrate(シンテグレート/香港・韓国・日本)と業務提携を結び、より高いレベルでのBIMコンサルティングとビジュアライゼーションをワンストップで提供できる体制となりました。

あらゆるテクノロジーや感性が投入される現代の建築においてはそれぞれの分野の専門家が集まり知識や経験を結集させてひとつのプロジェクトが進められていきます。我々は設計組織ではありませんが、常に最高のパートナーとして建築設計をサポートしていきたいと考えています。そういった環境で建築に関わりたい方、私たちのチームに加わって一緒に働いてみませんか。熱意のある方からの募集をお待ちしております。

フォスター+パートナーズの展覧会「都市と建築のイノベーション」の会場写真

フォスター+パートナーズの展覧会「都市と建築のイノベーション」の会場写真がfashionsnap.comに掲載されています

六本木ヒルズ・スカイギャラリーでの、フォスター+パートナーズの展覧会「都市と建築のイノベーション」の会場写真が16枚、fashionsnap.comに掲載されています。
以下は展覧会公式の概要です。

建築家ノーマン・フォスターによって1967年に設立されたフォスター+パートナーズは、世界45カ国で、300のプロジェクトを遂行、日本の国宝建築に相当する英国保護登録建築物最上級グレード1の指定等・輝かしい実績を誇る国際的な建築設計組織です。ガーキン(ピクルスにするキュウリ)の愛称でロンドン市民に親しまれている《スイス・リ本社ビル》、東西ドイツ統合の象徴としてベルリン観光のメッカとなった《ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク》など、それぞれの都市を訪れたことがある人なら誰もが一度は目にしたことがある現代建築史上の名作を生み出しています。さらに現在、アップル新社屋、月面の砂を素材に3Dプリンターで制作する月面住宅など建築のイノベーションともいえるプロジェクトに次々と取り組んでいます。彼らは一貫して、「伝統と未来」、「人間と環境」といった普遍的なテーマを追求し、革新的なアイデアで建築や都市を創り続けています。本展は、フォスター+パートナーズを代表するおよそ50のプロジェクトを模型、映像、CG、家具、プロダクト、図面、スケッチなど膨大な資料を通して、その半世紀に及ぶ設計活動を総合的に紹介する日本で初めての展覧会です。

長坂常 / スキーマ建築計画が設計を手掛けた、「中川政七商店 表参道店」の新しい写真とレポート

長坂常 / スキーマ建築計画が設計を手掛けた、「中川政七商店 表参道店」の新しい写真とレポートがa+eに掲載されています

長坂常 / スキーマ建築計画が設計を手掛けた、「中川政七商店 表参道店」の新しい写真とレポートが21枚、a+eに掲載されています。以前に紹介したものと異なり建築に注目した記事です。また、同店の上階にある、長坂設計の中川政七商店の事務所の内観も紹介されています。

元OMAのオーレ・シェーレンによる、TEDでのトーク「Why great architecture should tell a story」 ザハ事務所を経てインドで設計事務所を主宰するシュシャント・バーマとノンスケール・森信真樹によるトークが渋谷で開催 [2016/1/23]

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ザハ事務所を経てインドで設計事務所を主宰するシュシャント・バーマとノンスケール・森信真樹によるトークが渋谷で開催されます

ザハ事務所を経てインドで設計事務所を主宰するシュシャント・バーマとノンスケール・森信真樹によるトークが渋谷で開催されます。開催日は2016年1月23日で、場所は渋谷のファブカフェとの事。

講演者は、ノンスケール株式会社所属建築家・森信真樹と、インド、ニューデリーの建築デザイン事務所・rat[LAB] 代表のSushant Verma 。

コロンビア大学大学院で、アルゴリズム建築を専攻し、エクセレンス イン デザインアワードを受賞し、2015年、トライアンフパビリオン国際デザインコンペで最優秀賞を獲得した森信真樹と、インドで生まれ、ロンドンAAスクールでコンピュテーショナルデザインを専攻し、今をときめくザハハディドの事務所に勤め、現在はニューデリーでrat[LAB] を共同主催する若きインドのホープ、Sushant Verma の2名によるジョイントレクチャーを通し、最先端の建築デザインとその未来を一緒に考えてみませんか。

山崎亮が出演した、NHK・クローズアップ現代の特集「小さな島の大きな決断 ~地方創生の現場から~」の内容

山崎亮が出演した、NHK・クローズアップ現代の特集「小さな島の大きな決断 ~地方創生の現場から~」の内容が公式サイトに掲載されています

コミュニティデザイナーの山崎亮が出演した、NHK・クローズアップ現代の特集「小さな島の大きな決断 ~地方創生の現場から~」の内容が公式サイトに掲載されています。

ヴァレリオ・オルジアティが指導した学生達の作品をまとめた書籍『14 Student Projects with Valerio Olgiati 1998–2000』

ヴァレリオ・オルジアティが指導した学生達の作品をまとめた書籍『14 Student Projects with Valerio Olgiati 1998–2000』がamazonで販売されています

ヴァレリオ・オルジアティが指導した学生達の作品をまとめた書籍『14 Student Projects with Valerio Olgiati 1998–2000』がamazonで販売されています。出版社のウェブサイトに中身のプレビュー画像が5枚

Architectural works by students are practice workpieces. Nevertheless, in addition to the formidable and arduous acquisition of craftsmanship, they bear witness to the joint quest of teacher and pupil for a meaningful development of the architectural task.

14 Studentenprojekte bei Valerio Olgiati 1998-2000
Heinz Wirz
3907631048

ヘルツォーク&ド・ムーロンが、過去にデザインしたスツール等のプロダクトを販売するオンラインショップをオープン

ヘルツォーク&ド・ムーロンが、過去にデザインしたスツール等のプロダクトを販売するオンラインショップをオープンさせています

ヘルツォーク&ド・ムーロンが、過去にデザインしたスツール等のプロダクトを販売するオンラインショップをオープンさせています。こちらにサイトのコンセプトが掲載されています。

落合守征デザインプロジェクトによる、幼稚園「LHM kindergarten」

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all photos©石田篤

落合守征デザインプロジェクトが設計を手掛けた、幼稚園「LHM kindergarten」です。

幼稚園の教育方針は、自発的に考え学び、行動が出来る子供を育てることであり、そのような教育に相応しい環境を創ることが望まれていた。またガラス窓に面して外庭があり、屋外の自然環境を積極的に内部に引き込み、季節の変化を豊かに感じられる空間創りを求められた。

「湖」の空間では、天井に湖のミラーが広がり、晴天や曇り空の光、朝日や夕暮れの光など季節や一日の自然光の変化を繊細に感知し、移ろいゆく瑞々しい空間を提供するとともに、子供達の活動を写し出し活気を増幅していく。反射した像が伸びやかに広がる全体の風景は、子供達に自然現象の驚きや日々の活動の楽しさを拡大する環境を生み出す。

木下昌大 / KINO architectsのウェブサイトがリニューアルしています

木下昌大 / KINO architectsのウェブサイトがリニューアルしています

木下昌大 / KINO architectsのウェブサイトがリニューアルしています。エイトブランディングデザイン・西澤明洋と協同したことでも知られる最新作の「カナエル神奈川西支店」を始め、発表されていないかった近作の写真が多数見ることができます。

プリッツカー賞受賞建築家 ワンシュウが、中国の村・汶村で手掛けている、村の中に複数の住宅やパヴィリオンを建てるプロジェクトの写真とレポート

プリッツカー賞受賞建築家 ワンシュウが、中国の村・汶村で手掛けている、村の中に複数の住宅やパヴィリオンを建てるプロジェクトの写真とレポートがThe Architectural Reviewのサイトに掲載されています

プリッツカー賞受賞建築家 ワンシュウが、中国の村・汶村で手掛けている、村の中に複数の住宅やパヴィリオンを建てるプロジェクトの写真が9枚とレポートがThe Architectural Reviewのサイトに掲載されています。

高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureによる、東京都世田谷区の「坂道の集合住宅」

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all photos©中村絵

高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureが設計した、東京都世田谷区の「坂道の集合住宅」です。

敷地は、低層の住宅街の広がる小高い丘の中腹に面し、周囲の家々の屋根並みや緩やかな坂の起伏が場所を特徴づけています。この場所に建つ建築として、屋根や坂といったまちの成り立ちに呼応したシルエットとすることを考えました。たくさんの住戸の集積を山型の大きなシルエットで包含することで、大きな家のような、丘のような、或はモンブランケーキのような印象を生み出しています。

ハプティック・アーキテクツによる、イギリスの、既存空間のヴォールト天井を生かした店舗「Archive – Homestore & Kitchen」の写真

ハプティック・アーキテクツによる、イギリスの、既存空間のヴォールト天井を生かした店舗「Archive – Homestore & Kitchen」の写真がarchdailyに掲載されています

ハプティック・アーキテクツ(Haptic Architects)が設計を手掛けた、イギリスの、既存空間のヴォールト天井を生かした店舗「Archive – Homestore & Kitchen」の写真が21枚、archdailyに掲載されています。

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