ザハ・ハディド事務所による、中国・武漢の「太康金融センター」。事務所・集合住宅・商業施設等を内包する建築。3つのタワーで構成され、中心部には“都市の渓谷”として“垂直に伸びる中庭”を配置。周辺の公園等と一体化して何層にも渡る垂直のコミュニティを作る image©Negativ
ザハ・ハディド事務所による、中国・武漢の「太康金融センター」。事務所・集合住宅・商業施設等を内包する建築。3つのタワーで構成され、中心部には“都市の渓谷”として“垂直に伸びる中庭”を配置。周辺の公園等と一体化して何層にも渡る垂直のコミュニティを作る image©Proloog
ザハ・ハディド事務所による、中国・武漢の「太康金融センター」。事務所・集合住宅・商業施設等を内包する建築。3つのタワーで構成され、中心部には“都市の渓谷”として“垂直に伸びる中庭”を配置。周辺の公園等と一体化して何層にも渡る垂直のコミュニティを作る image©Proloog
ザハ・ハディド・アーキテクツ による、中国・武漢の「太康金融センター」です。
事務所・集合住宅・商業施設等を内包する建築です。3つのタワーで構成され、中心部には“都市の渓谷”として“垂直に伸びる中庭”を配置しています。そして、周辺の公園等と一体化して何層にも渡る垂直のコミュニティを作る事が意図されました。
こちらはリリーステキストの翻訳です
武漢に建設中の太康金融センターは、今週、基礎工事と地下工事が完了しました。26万6,000㎡の開発の3つのタワーは、2025年の完成を目指し、建設が開始されました。
1996年に設立された太康インシュランス・グループは、保険、資産運用、健康・高齢者ケアなどを提供する中国最大級の企業へと成長しました。新しい太康金融センターは、市民、学術、企業の各機関と協力し、一流の専門家チームを収容する卓越したセンターとなるでしょう。その目的は、中国全土のあらゆる年齢の人々をサポートする新しいエコシステムを提供する効果的なシステムとネットワークを開発することです。太康金融センターで開発された新技術を活用し、当グループは今後も全国の地域開発、医療、教育、福祉を支援することに尽力していきます。
武漢の中国情報・交通網の中心地であることを考慮し、太康金融センターは、漢口リバーサイドビジネス地区の都市マスタープランの中で、3つのタワーが相互に接続された円形の構成になっています。このマスタープランは、東側の長江公園と湿地帯、南側の新中央公園を統合したものです。これらの新しい公共公園は、武漢のスポンジシティプログラムに不可欠なもので、雨水を自然に貯め、浸透させることで、雨水の放出を遅らせ、洪水防止を助けるとともに、その再利用を容易にするものです。
都市の地下鉄1号線の駅に直結しており、センターのタワー1(52階)は都市に面し、タワー2(47階)は川に面し、タワー3(50階)は公園を眺めることができます。3つのタワーの間に都市の渓谷として垂直に伸びる中庭を、地上階とロビー階にあるショップやレストランが取り囲んでいます。ささらに、高層階のタワーをつなぐスカイブリッジには、パブリックスペースやアメニティが配置され、更に都市と長江流域のパノラマビューを楽しめるルーフトップガーデンテラスも含んでいます。
オフィス、アパートメント、ホテル、ショッピング、ダイニング、文化・レクリエーション施設を含むこのセンターには、1日を通して2万人以上の人々が集まり、市の新しい中央公園や川沿いの湿地帯と一体化した垂直のコミュニティを形成する予定です。
地上階にある共有の中央中庭から、中央の渓谷を囲むスカイブリッジのテラスや屋上庭園に上がるまで、デザインは何層にもわたって織り成す一連の公共空間に、街の万華鏡のような姿を生み出しています。