永山祐子によるプレイグラウンドなどが体験できるイベント「Playground Becomes Dark Slowly」が日比谷公園で開催されます。
会期は、2024年4月27日~5月12日(9:00~22:00)。入場無料、予約不要。永山に加え、アーティストの大巻伸嗣、細井美裕のインスタレーションが展開されます。イベントの公式サイトはこちら。
本イベントは、キュレーターを山峰潤也氏が務め、「公園という都市の隙間の中で変化していく日の光を感じながら、自然への想像力を駆り立てること」をコンセプトに大巻伸嗣氏、永山祐子氏、細井美裕氏ら3名のアーティストによるアート体験を提供します。日中は永山祐子氏の「はなのハンモック」を中心としたプレイグラウンド、夜は光を放つ大巻伸嗣氏の「Gravity and Grace」、細井美裕氏がサウンドスケープの視点から日比谷公園の音を収集し、再構築した「余白史」など、一日を通して公園での新たなアート体験をお楽しみください。
スタジオ・ムンバイのビジョイ・ジェインによる、カルティエ現代美術財団での建築展「Breath of an Architect」です。
“人間と自然の関係に対する深い関心”を反映した作品をつくる建築家の展覧会です。光と影、明るさと重力、土、石、水等を組み合わせて感覚的な体験を構成しています。会期は2024年4月21日まで。展覧会の公式サイトはこちら。
2023年12月9日から2024年4月21日まで、カルティエ現代美術財団は、インドのスタジオ・ムンバイの創設者である建築家ビジョイ・ジェインが同財団のために特別に制作した展覧会「Breath of an Architect」を開催します。ビジョイ・ジェインの作品には、人間と自然の関係に対する深い関心が反映されており、そこでは時間とジェスチャーが不可欠な要素となっています。ビジョイ・ジェインは、アート、建築、マテリアルのつながりを探求し、ジャン・ヌーヴェルの象徴的な建物と対話しながら、カルティエ財団で回想と瞑想の空間を提供します。
建築家の息吹(Breath of an Architect)
ビジョイ・ジェインは、展覧会を身体的、感情的な体験として思い描いています。「Breath of an Architect」は、呼吸をし、静寂の中をさまよい、沈黙を再発見することへの誘いである。「静寂には音があり、私たちは自分の中でその共鳴を聞く。この音はすべての生きとし生けるものをつなぐものであり、生命の息吹です。それは私たち全員の中で同期しています。静寂、時間、空間は永遠であり、水、空気、光もまた我々の構成要素です。この豊富な感覚現象、夢、記憶、想像力、感情、直感は、私たちの目尻、足の裏、耳たぶ、声の音色、呼吸のささやき、手のひらに埋め込まれた経験のプールから生まれています」
石上の主なプロジェクトには、神奈川工科大学KAIT工房(厚木、日本、2008年)、コペンハーゲンのHouse of Peace(2014年)、山東省の谷の教会(中国、2016年)、ボタニカルガーデンアートビオトープ「水庭」(栃木、日本、2018年)、サーペンタイン・パヴィリオン(ロンドン、2019年)などがあります。