ヘルツォーグ&ド・ムーロンの設計で18年を要し完成した、アメリカのメディアアートのコレクターの住宅兼展示空間「クラムリッヒ邸 / メディア・コレクション」の写真が、ニューヨークタイムスに掲載されています。2002年にa+uから刊行された作品集に計画案が掲載されていてそこには「1997~2003」の表記があります。建築の形は変わっていますが、特徴的な屋根をもつガラス張りの地上の空間と、地下展示スペースの構成は変わっていないように見えます。
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石上純也らが「文部科学大臣新人賞」を受賞、佐藤卓や内藤礼らが「文部科学大臣賞」を受賞しています。リンク先の文化庁が公開したPDF資料に、受賞者のリストと選考理由、選考者がまとめられています。複数いる選考者の中に建築家として内藤廣が名を連ねています。
石上が先行された理由は以下。
森の中の一風景に見える「水庭」は,極めて人工的な作品である。もともとここは何もない平地だった。全てに先立って,石上純也氏のイメージに立ち現れたもの,それを建築的な手法を駆使して,誰も見たことのない風景へと導いた。こんな風景は自然の中には存在しない。だから,少しでも人が手を緩めると崩壊してしまうフィクションであり,その蜻蛉(かげろう)のような儚(はかな)さが人を引き付ける。危うい姿勢でつま先立ちをして語り掛ける静寂。自然とは何か。人とは何か。それは,精神の深奥に語り掛ける美しい逆説である。
ナイキとのコラボでも知られるアーティスト トム・サックスに、若者へのアドヴァイスを聞いているインタビュー動画です。製作はルイジアナ美術館。2019年4月には東京オペラシティギャラリーにて個展も行われます。
OMA / 重松象平が計画している、オークションハウス・サザビーズのNYギャラリーの改修計画の画像が11枚、dezeenに掲載されています。
ホンマタカシが監督した、ジェフリー・バワ設計のホテルを舞台にしたドキュメンタリーの放映と、西沢立衛の対談イベントが開催されます。開催日は2019年3月7日。場所はアテネ・フランセ文化センターです。こちらのポスターPDFによれば参加無料ですが整理検討が配布される可能性があるとの事。「“今の時代のニュードキュメンタリー”展 2019」というイベントの内のプログラムの一つです。
●17:30〜19:41
ホンマタカシ監督作品
「After 10 Years」(2016)101分
トロピカル・モダニズムの建築家ジェフリー・バワによる代表作、スリランカのヘリタンス・アフンガッラ・ホテル。内部と外部が仕切られることなく交流するように建てられた「場」が、そこで生活する人々に要請する行為(消費と労働と祈り)を、視るという行為が静かに浮かび上がらせていく。
★19:50〜20:50
対談 ホンマタカシ×西沢立衛
■特別映像上映予定
以下はドキュメンタリー映画の予告動画。
杉本博司+榊田倫之 / 新素材研究所が設計を手掛けた、アメリカ・ニューヨークの集合住宅の住戸の写真が7枚、ニューヨークタイムスに掲載されています。
デイビッド・チッパーフィールドが完成させた、アートギャラリー・バスティアンのロンドンギャラリーの写真が3枚、dezeenに掲載されています。こちらの作品は既存建物の一部ですが、2007年に同じくチッパーフィールドがベルリンに完成させたバスティアンのギャラリーは3階建ての建築でした。
ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナパヴィリオンに、柱や壁を起点にレーザーを投射しグリッドを視覚化するインスタレーションの写真が3枚archdailyに掲載されています。ルフトヴァーク(Luftwerk)という光をテーマに活動するアーティストと、イケル・ヒル(Iker Gil)という建築家によるコラボプロジェクトとの事。
ルフトヴァーク(Luftwerk)は2014年には、ミースによるファンズワース邸に光を投射するプロジェクトも実現させています。
以下は、ファンズワース邸のプロジェクトの動画です。
バルセロナパヴィリオンでは、このようなインスタレーションプロジェクトを多数行っています。
主要なものを紹介すると、
2018年には竜安寺の石庭にインスピレーションを得たプロジェクトが、
2017年には建物全体を白いシートで覆い抽象化するというインスタレーションが、
2014年には、ザヴィエ・ヴェイヤンによるインスタレーションが、
2013年には、アンドレス・ジャックによるインスタレーションが、
2009年には、アイ・ウェイウェイによる池の水をミルクとコーヒーに入れ替えるインスタレーションが、
2008年には、SANAAがインスタレーション展示が、行われていました。
OMAの設計で2018年にフランス・パリに完成した、老舗デパートグループ・ギャラリー「ラファイエットグループ」が運営する、工業建築物を改修したアート施設「Fondation Galeries Lafayette」の写真が27枚、archdailyに掲載されています。こちらのページに日本語での施設の解説が掲載されていて分かりやすいです。
オラファー・エリアソンによる、マサチューセッツ工科大学の施設の天井に設置された、地球温暖化を意識させるインスタレーションの写真が6枚、designboomに掲載されています。カナダのパリー海峡が温暖化により氷が減少していることにインスパイアされているだそう。
長坂常 / スキーマ建築計画が、東京都現代美術館のリニューアルにあたりサイン什器のデザインを担当したとのことです。
目の前に広がる木場公園。その続きのように普段使いをしてもらえる美術館をコンセプトにパブリックスペースを整備しました。各施設やカフェ&ラウンジ、美術図書室などを隅々まで楽しんでいただけるよう、サインと一体的にデザインされた什器を設置し、まちに開かれた美術館を目指します。
サイン什器設計:建築家 長坂常(スキーマ建築計画)
サイン計画:アートディレクター 色部義昭
(株式会社日本デザインセンター色部デザイン研究所)
長坂もfacebook上でこのプロジェクトについてコメントしています。
SHARE nendoによる日本美術をテーマにした展覧会「左脳と右脳でたのしむ日本の美」がサントリー美術館で開催
- 日程
- 2019年4月27日(土)–6月2日(日)
nendoによる日本美術をテーマにした展覧会「nendo × Suntory Museum of Art information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」がサントリー美術館で開催されます。会期は2019年4月27日~6月2日。
人は美しいものに出会ったとき、2種類の感動のしかたをします。作品の背景や製作過程、作者の意図や想いを知ることで生まれる感動、そしてもうひとつは、ただただ理由もなく、心が揺さぶられる感動です。本展は、デザインオフィス nendo代表・佐藤オオキさんが提案する、左脳的なアプローチ、右脳的な感じ方の双方で、日本の美術をたのしんでみる展覧会です。つまり、1つの展覧会のようで、2度たのしめる展覧会なのです。さて、あなたは理論派?それとも直感派?
OMAが改修を手掛けた、中国・北京の「ウレンス現代美術センター(Ullens Center for Contemporary Art)」の写真などが8枚、architects newspaperに掲載されています。
西澤徹夫建築事務所・タカバンスタジオ設計共同体がプロポで選定され設計を進めていた、青森の八戸市新美術館の実施設計概要版が公開されています。2017年3月にプロポの結果が公開されました。こちらでファイナリストの提案も閲覧できます。10+1websiteには、設計者の西澤と浅子にコンセプトを聞いた記事(2017年7月公開)があるので併せてどうぞ。
八戸市新美術館の実施設計業務が完了しましたので、その概要をお知らせいたします。(via city.hachinohe.aomori.jp)
建築写真家・山岸剛による写真集『Tohoku Lost, Left, Found – Takeshi Yamagishi』がamazonで予約受付中です。発売は2019年2月28日を予定。
建築写真家・山岸剛による初の写真集! 2011年東日本大震災を契機に7年にわたり、東北を中心に撮影を続けてきた山岸氏。デジタルではなく4×5(シノゴ)版フィルムによって撮影した約200点もの写真を、鮮やかな肌理と圧倒的な解像度をもってA4見開きサイズで展開。 建築界で注目を浴びる写真家・山岸剛の、「建築写真」の新たなる地平を切り開く渾身の写真集。