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妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図Exterior of Taichung Green Museumbrary, designed by SANAA Architects. Image courtesy of Taichung Art Museum. © Iwan Baan
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図Main entrance of Taichung Green Museumbrary, connecting Taichung Art Museum and Taichung Public Library. Designed by SANAA Architects. Image courtesy of Taichung Art Museum. © Iwan Baan
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図Atrium of Taichung Art Museum, designed by SANAA Architects. Image courtesy of Taichung Art Museum. © Iwan Baan
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図Digital HUB at Taichung Public Library, designed by SANAA Architects. Image courtesy of Taichung Art Museum. © Iwan Baan
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」。広大な公園内の美術館と図書館の複合施設。気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案。二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図Taichung Green Museumbrary, designed by SANAA Architects. Image courtesy of Taichung Art Museum. © Iwan Baan

妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」です。
広大な公園内の美術館と図書館の複合施設です。建築家は、気軽に関われる“開かれた建築”として、メタルメッシュで覆われた量塊を持上げて地上レベルを開放した建築を考案しました。また、二つの用途を組合せて多面的な学びの空間の創出も意図されました。


こちらはリリーステキストです(抄訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

台湾の画期的な新たな文化的ランドマーク、プリツカー賞受賞建築家SANAAが設計したTaichung Green Museumbraryが、20か国以上から70名を超えるアーティストによる大規模展覧会とともに開館

・プリツカー賞および2025年RIBAロイヤル・ゴールド・メダルを受賞した日本の建築家SANAAによるこれまでで最大の文化プロジェクトであり、67ヘクタールの緑地公園内にある8つの相互に連結したヴォリュームを含んでいます。

・新たに開館する台中美術館(Taichung Art Museum)が、台湾のアーティスト、マイケル・リン(Michael Lin)と韓国のアーティスト、ヘグ・ヤン(Haegue Yang)によるパブリックスペース・コミッションを公開します

・台中美術館の開館記念展「A Call of All Beings」には、20か国以上から70名を超えるアーティストが参加しています

2025年における台湾で最も重要な文化的開発とされるTaichung Green Museumbraryが、台湾第2の都市である台中にて、2025年12月13日(土)、市長をはじめ各地から訪れる要人、美術館館長、キュレーター、アーティストらが出席する開会式の後、正式に一般公開されます。この新たな国際的文化拠点は、都市型の美術館と市の中央図書館を統合した台湾初の施設であり、芸術機関の新たなモデルを提示しています。

台中の67ヘクタールにおよぶセントラルパーク内に位置するTaichung Green Museumbraryは、新設された台中美術館と台中公共図書館(Taichung Public Library)を併設する施設です。この壮観な美術館と図書館から成る複合施設は、2010年プリツカー賞受賞者である妹島和世と西沢立衛が率いる日本の著名な建築チームSANAAと、台湾のRicky Liu & Associates Architects + Plannersとの国際的な協働によって設計されました。この建物の延べ床面積は57,996㎡におよび、SANAAにとって台湾で初の公共建築であると同時に、これまでで最大の文化的プロジェクトでもあります。この設計は、透明性と流動性というSANAAの特徴的なテーマを反映しており、ガラスと金属で覆われた大小さまざまな8つの連結されたボリュームから成り、それら全体が純白のエキスパンドメタル製カーテンファサードに包まれています。

台中美術館(TcAM)は、2025年12月13日から2026年4月12日まで、台湾、ルーマニア/韓国、アメリカからなる国際的なキュレーター・チームが企画した開館記念展「A Call of All Beings: See you tomorrow, same time, same place」で開幕します。この展覧会には20か国以上から70名を超えるアーティストが参加し、地域の視点とグローバルな洞察が融合されています。同館はまた、ヘグ・ヤンとマイケル・リンによる初のTcAMパブリックスペース・アート・コミッションを公開し、国際的な対話に取り組むことで、現代美術における文化的な力としての地位を確立します。

台中美術館館長のイーシン・ライ(Yi-Hsin Lai)は、次のように述べました。「台中美術館と台中公共図書館、そして公園との統合は、環境、文化、人々、そして都市についての私たちの思考を活性化させました。開館記念展と特別なコミッションを通じて、私たちは世代や文化を超えた芸術的対話を融合させるだけでなく、美術館が都市とその住民の日常生活に入り込み、創造性と想像力を喚起するという可能性を実現することにも努めています。私たちは、訪れる人々がそれぞれに特別な思い出や体験を生み出せる、温かく迎え入れる空間となることを楽しみにしています」

妹島和世による、東京・銀座の店舗「ポーラ ギンザ」。化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想。地下1階のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”とする
妹島和世による、東京・銀座の店舗「ポーラ ギンザ」。化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想。地下1階のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”とする南東側の歩道から開口部越しに「プレゼンテーションスペース」を見る。 写真:新津保建秀
妹島和世による、東京・銀座の店舗「ポーラ ギンザ」。化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想。地下1階のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”とする1階、売場 写真:新津保建秀
妹島和世による、東京・銀座の店舗「ポーラ ギンザ」。化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想。地下1階のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”とする地下1階、エステフロア 写真:新津保建秀
妹島和世による、東京・銀座の店舗「ポーラ ギンザ」。化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想。地下1階のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”とする地下1階、エステルーム1 写真:新津保建秀

妹島和世が空間設計を手掛けた、東京・銀座の店舗「ポーラ ギンザ」です。
化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店です。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想されました。また、地下1階のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”としています。
音楽家・渋谷慶一郎、照明家・豊久将三、嗅覚のアーティスト・和泉侃もプロジェクトに参画しています。店舗の場所はこちら(Google Map)。
また、アーキテクチャーフォトでは、この空間をオリジナルの写真でレポートしています。

妹島和世によるコメント「新しい自分に出会うフローラの森」

ポーラの新しい空間は咲きあふれるフローラ(ラテン語:花や植物)に包まれた、森のような新しい庭です。フローラは壁面に影を落としながら、呼吸するようにゆっくりと動いています。この空間に足を踏み入れると人々は突然、いつもの時間の流れと少しだけ異なるフローラの時間に迎え入れられます。薄明るく柔らかい、心地よい光の中をめぐりながら、一人ひとりが自分との対話をゆっくりと愉しみ、まだ見ぬ自分に出会います。

この空間の呼吸とともに音楽が生まれます。瞬間ごとにかわりつづける音の響きと光の気配が重なり合い、その時そこにいる人だけの特別な体験が生まれます。
フローラの森の下には、その森を支える静謐な空間が広がっています。森のささやきの音が作り出す、静けさに溢れた空間では、自分がやってきた日常の光が遠くから少しだけ差し込み、さらに自分を開放する深い旅へと導かれます。

リリーステキストより
妹島和世の空間設計で完成した、東京・銀座の、化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店をレポート。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想。地下のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”とする
妹島和世の空間設計で完成した、東京・銀座の、化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店をレポート。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想。地下のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”とする photo©architecturephoto
妹島和世の空間設計で完成した、東京・銀座の、化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店をレポート。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想。地下のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”とする photo©architecturephoto
妹島和世の空間設計で完成した、東京・銀座の、化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店をレポート。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想。地下のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”とする photo©architecturephoto
妹島和世の空間設計で完成した、東京・銀座の、化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店をレポート。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想。地下のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”とする photo©architecturephoto

妹島和世の空間設計で完成した、東京・銀座の、化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店「ポーラ ギンザ」をレポートします。
化粧品メーカー“ポーラ”の旗艦店です。1階の店舗フロアは、“花や植物”に包まれた“森のような新しい庭”として構想されました。また、地下のエステフロアは、自分を開放する深い旅へと導く“静謐な空間”としています。店舗のオープンは2025年12月12日です。
音楽家・渋谷慶一郎、照明家・豊久将三、嗅覚のアーティスト・和泉侃もプロジェクトに参画しています。店舗の場所はこちら(Google Map)。

妹島和世によるコメント「新しい自分に出会うフローラの森」

ポーラの新しい空間は咲きあふれるフローラ(ラテン語:花や植物)に包まれた、森のような新しい庭です。フローラは壁面に影を落としながら、呼吸するようにゆっくりと動いています。この空間に足を踏み入れると人々は突然、いつもの時間の流れと少しだけ異なるフローラの時間に迎え入れられます。薄明るく柔らかい、心地よい光の中をめぐりながら、一人ひとりが自分との対話をゆっくりと愉しみ、まだ見ぬ自分に出会います。

この空間の呼吸とともに音楽が生まれます。瞬間ごとにかわりつづける音の響きと光の気配が重なり合い、その時そこにいる人だけの特別な体験が生まれます。
フローラの森の下には、その森を支える静謐な空間が広がっています。森のささやきの音が作り出す、静けさに溢れた空間では、自分がやってきた日常の光が遠くから少しだけ差し込み、さらに自分を開放する深い旅へと導かれます。

リリーステキストより
フォスター+パートナーズによる、アラブ首長国連邦の「ザイード国立博物館」。国の人類居住跡から文明発展までの歴史を辿る施設。環境と調和する“砂の色”を反映した外観で、自然換気装置であり建国の父を象徴する“5つの翼”を持つ建築を考案。内部空間は光に満ちたアトリウムを中心に展開
フォスター+パートナーズによる、アラブ首長国連邦の「ザイード国立博物館」。国の人類居住跡から文明発展までの歴史を辿る施設。環境と調和する“砂の色”を反映した外観で、自然換気装置であり建国の父を象徴する“5つの翼”を持つ建築を考案。内部空間は光に満ちたアトリウムを中心に展開 photo©Nigel Young Foster+Partners
フォスター+パートナーズによる、アラブ首長国連邦の「ザイード国立博物館」。国の人類居住跡から文明発展までの歴史を辿る施設。環境と調和する“砂の色”を反映した外観で、自然換気装置であり建国の父を象徴する“5つの翼”を持つ建築を考案。内部空間は光に満ちたアトリウムを中心に展開 photo©Nigel Young Foster+Partners
フォスター+パートナーズによる、アラブ首長国連邦の「ザイード国立博物館」。国の人類居住跡から文明発展までの歴史を辿る施設。環境と調和する“砂の色”を反映した外観で、自然換気装置であり建国の父を象徴する“5つの翼”を持つ建築を考案。内部空間は光に満ちたアトリウムを中心に展開 photo©Nigel Young Foster+Partners
フォスター+パートナーズによる、アラブ首長国連邦の「ザイード国立博物館」。国の人類居住跡から文明発展までの歴史を辿る施設。環境と調和する“砂の色”を反映した外観で、自然換気装置であり建国の父を象徴する“5つの翼”を持つ建築を考案。内部空間は光に満ちたアトリウムを中心に展開 photo©Nigel Young Foster+Partners

フォスター+パートナーズによる、アラブ首長国連邦の「ザイード国立博物館」です。
国の人類居住跡から文明発展までの歴史を辿る施設です。建築家は、環境と調和する“砂の色”を反映した外観で、自然換気装置であり建国の父を象徴する“5つの翼”を持つ建築を考案しました。また、内部空間は光に満ちたアトリウムを中心に展開しています。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

アブダビのザイード国立博物館が完成

ザイード国立博物館は一般の人々にその扉を開きました。アブダビのサディヤット文化地区の中心に位置するアラブ首長国連邦(UAE)の新しい国立博物館は、最初期の人類居住の証拠から、UAEの文化とアイデンティティを形作った文明まで、その歴史をたどります。この歴史は、UAEの建国の父である故シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アール・ナヒヤーン(Sheikh Zayed bin Sultan Al Nahyan)の価値観に根ざしています。この建物の形状は、砂漠環境での生活を持続させるという課題と、UAEの強固な文化的伝統に対応しています。

フォスター+パートナーズの創設者兼エグゼクティブ・チェアマンであるノーマン・フォスターは次のように述べました。「ザイード国立博物館は、シェイク・ザイードによる首長国連邦の建国と、砂漠を緑化するという彼の構想を含む、その多面的な遺産の物語を伝えています。この建物自体が持続可能性を表現しており、5つの空気力学に基づいた翼は環境システムの不可欠な一部であり、熱煙突としての役割を果たし、公共スペースに冷たい空気を引き込んでいます。それらの翼はまた、シェイク・ザイードが伝統的なスポーツである鷹狩りを愛していたことの象徴でもあり、都市のスカイラインにおける目印となっています」

アブダビ文化観光局の議長であるモハメッド・ハリファ・アル・ムバラク(Mohamed Khalifa Al Mubarak)閣下は次のように述べました。「ザイード国立博物館は、我が国の物語に恒久的な拠り所を与えています。私たちの国立博物館は、過去を保存し共有すると同時に、世代と世代をつなぐ役割を果たしています。ここは、私たちの子どもたちや孫たちが、この国を築いた価値観――団結、謙虚さ、開かれた心、そして伝統への敬意――を見出す場所です。これらは私たちを導き続けている原則です。そして、世界中からの来訪者がこれらのギャラリーを歩くとき、彼らはアラブ首長国連邦の過去、現在、そして未来について、より深い理解を得ることになるでしょう」

フォスター+パートナーズのスタジオ責任者であるジェラード・エヴェンデン(Gerard Evenden)は次のように述べました。「このプロジェクトによって、私たちは建築と持続可能なデザインに関する多くの課題を、大規模な形で実現することができました。これらの課題は、何十年にもわたり私たちの活動の中心となってきたものです。このような先見の明のある関係者と協働できたことは、大きな喜びでした。彼らの地域に関する深い知識が、私たちの仕事の基盤となりました」

博物館の5つの軽量なスチール製の翼は、自然換気システムの一部です。タワーの頂上にある通気口が開き、輪郭の風下側に生じる負圧を利用してアトリウムから熱い空気を排出します。その際、翼の先端に蓄積した熱による熱的効果が補助的に働きます。砂漠の地中深くに埋められたパイプを通って自然に冷却された空気は、その後、低位置の換気システムを通じてアトリウムへと流れ込みます。これらの翼にはガラスが施されており、下のギャラリーに自然光を導くようになっています。また、それぞれが個別に調整可能です。

フランク・ゲーリーさんが亡くなりました。96歳でした 坂茂が、アメリカ建築家協会より送られる「2026年 AIA ゴールドメダル」を受賞。日本人建築家としては、日本人の建築家としては、丹下健三、安藤忠雄、槇文彦に次ぎ4人目の受賞
坂茂が、アメリカ建築家協会より送られる「2026年 AIA ゴールドメダル」を受賞。日本人建築家としては、日本人の建築家としては、丹下健三、安藤忠雄、槇文彦に次ぎ4人目の受賞建築家の坂茂

坂茂が、アメリカ建築家協会より送られる「2026年 AIA ゴールドメダル」を受賞しました。
日本人建築家としては、日本人の建築家としては、丹下健三、安藤忠雄、槇文彦に次ぎ4人目の受賞となります。アメリカ建築家協会のウェブサイトに坂の受賞とその業績を伝えるテキストが掲載されています。アーキテクチャーフォトでも、これまでに坂の様々な取り組みを紹介してきました。

西沢立衛・妹島和世・藤本壮介が登壇して、宮田裕章がモデレータを務めたトークセッション「共鳴と森 – 突き破る塔 (1970) から開かれる空 (2025) へ」の動画。2025年10月に万博会場で行われたもの

西沢立衛妹島和世藤本壮介が登壇して、宮田裕章がモデレータを務めたトークセッション「共鳴と森 – 突き破る塔 (1970) から開かれる空 (2025) へ」の動画です。2025年10月に万博会場で行われたもの。

2025年のプリツカー賞授賞式のハイライト動画。中国人建築家のリュウ・ジャークンが受賞。ルーブル・アブダビで2025年5月に行われたもの

2025年のプリツカー賞授賞式のハイライト動画です。中国人建築家のリュウ・ジャークンが受賞。ルーブル・アブダビで2025年5月に行われたもの。フルバージョンの動画はこちらのページで閲覧可能です。アーキテクチャーフォトでは、リュウ・ジャークンのプリツカー賞受賞を特集記事として掲載しています。

こちらは建築家のリュウ・ジャークンのポートレートです。

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・ドバイの「ザ・シンフォニー・タワー」。集合住宅などが入る42層の高層ビル。金属糸を用いる地域の伝統織物工芸から着想を得て、三次元格子構造の“外骨格”を特徴とする建築を考案。ファサードに独自のリズムと質感を与えると共に快適な屋外空間も創出
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・ドバイの「ザ・シンフォニー・タワー」。集合住宅などが入る42層の高層ビル。金属糸を用いる地域の伝統織物工芸から着想を得て、三次元格子構造の“外骨格”を特徴とする建築を考案。ファサードに独自のリズムと質感を与えると共に快適な屋外空間も創出 render by Bloomimages
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・ドバイの「ザ・シンフォニー・タワー」。集合住宅などが入る42層の高層ビル。金属糸を用いる地域の伝統織物工芸から着想を得て、三次元格子構造の“外骨格”を特徴とする建築を考案。ファサードに独自のリズムと質感を与えると共に快適な屋外空間も創出 render by Bloomimages
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・ドバイの「ザ・シンフォニー・タワー」。集合住宅などが入る42層の高層ビル。金属糸を用いる地域の伝統織物工芸から着想を得て、三次元格子構造の“外骨格”を特徴とする建築を考案。ファサードに独自のリズムと質感を与えると共に快適な屋外空間も創出 render by Bloomimages

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・ドバイの「ザ・シンフォニー・タワー」です。
集合住宅などが入る42層の高層ビルの計画です。建築家は、金属糸を用いる地域の伝統織物工芸から着想を得て、三次元格子構造の“外骨格”を特徴とする建築を考案しました。また、ファサードに独自のリズムと質感を与えると共に快適な屋外空間も創出します。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

イムティアズ・デベロップメンツ(Imtiaz Developments)が、ザ・シンフォニー・タワーを発表
アラブ首長国連邦、ドバイ

ザハ・ハディド・アーキテクツがイムティアズ・デベロップメンツのために設計した「ザ・シンフォニー・タワー」は、ドバイの新たなホライズン地区に位置しており、市内のメイダン競馬場とラス・アル・ホールの水域との間、すなわち都市が築かれた歴史的なドバイクリークの最上流部にあります。現在は保護湿地となっているラス・アル・ホール自然保護区は、アラブ首長国連邦原産のロゼ・フラミンゴの群れを含む、この地域の渡り鳥を引き寄せる野生動物の聖域です。

シンフォニー・タワーは、ドバイの著名なランドマークや文化施設、商業エリアが集まり、多彩な評価の高いイベントや展示会が開催される創造の拠点であるダウンタウン・ドバイおよびドバイ・デザイン・ディストリクトからほど近い場所に位置し、計画中のドバイメトロの拡張ルートによってもアクセス可能となる予定です。

金属の糸を用いた伝統的なエミラティの織物工芸であるアル・サドゥとタッリの特徴的な立体的幾何学模様と精緻な刺繍から着想を得て、タワーの外骨格は織り込まれたようなファサードを形づくっており、一日を通して太陽が空を横切るにつれて、色調や奥行きが変化して見えます。

42層のタワー全体に設けられた多様な屋外スペースが、各住戸にアウトドアリビングエリアを提供しています。タワーの外骨格のグリッドによって構成され、これらの屋外スペースの多様な奥行きによって強調されたこの織り込まれた構造は、各ファサードに独自のリズムと質感を与え、首長国の伝統工芸職人によって作り出される刺繍の精緻な模様と技を模しています。

太陽光発電システムがタワーの照明用バッテリーを充電し、日中に吸収された太陽エネルギーを再利用して、外骨格の三次元格子構造をやわらかく照らし出します。日没後、この格子構造から放たれる穏やかな琥珀色の輝きは、建物内部に繰り返されるパターンを表現しており、この地域で称賛されている刺繍に見られる金属糸の幾何学的な反射を想起させます。

精緻にエンジニアリングされた外骨格は、構造的機能と環境的機能の両方を担っています。ファサードに日陰をつくることで日射取得を抑え、外骨格とそのテラスはタワーの屋外リビングエリアを保護し、年間を通じて住民に快適な屋外空間を提供します。

モジュール工法と、再生鋼材・低炭素コンクリート・責任ある調達による仕上げ材の使用によって、タワーのエンボディド・カーボン(内包炭素)は削減される予定です。また、グレーウォーターの再利用、低流量の設備、乾燥に強い植栽の導入により、水使用量も削減されます。

建築家のリナ・ゴッドメを特集した動画。大阪・関西万博のバーレーン館についても語る。イギリスの公共放送BBCの制作で2025年11月に公開されたもの

建築家のリナ・ゴッドメを特集した動画です。。大阪・関西万博のバーレーン館についても語られています。イギリスの公共放送BBCの制作で2025年11月に公開されたもの。アーキテクチャーフォトでは、リナ・ゴッドメによる「バーレーン館」を特集記事として紹介しています。

BIG・ARTS Group・Frontによる、中国の「蘇州現代美術館」。中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館。地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向。連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案
BIG・ARTS Group・Frontによる、中国の「蘇州現代美術館」。中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館。地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向。連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案 photo©Ye Jianyuan
BIG・ARTS Group・Frontによる、中国の「蘇州現代美術館」。中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館。地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向。連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案 photo©Ye Jianyuan
BIG・ARTS Group・Frontによる、中国の「蘇州現代美術館」。中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館。地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向。連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案 photo©Ye Jianyuan
BIG・ARTS Group・Frontによる、中国の「蘇州現代美術館」。中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館。地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向。連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案 photo©Ye Jianyuan

BIGARTS GroupFrontによる、中国の「蘇州現代美術館」です。
中国庭園の発祥地の湖畔に建つ美術館です。建築家は、地域の庭園の伝統に根ざした存在を求め、屋根付きの回廊“廊”を再解釈する計画を志向しました。そして、連続する緩やかな屋根の下に複数のパヴィリオンを相互接続する建築を考案しました。正式な開館は2026年を予定しています。アーキテクチャーフォトでは、施工中の様子も特集記事として公開していました。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

プレビュー:BIGがキュレーションする展覧会とともに蘇州現代美術館が間もなく完成

BIGが設計した蘇州現代美術館(Suzhou MoCA)は、「マテリアリズム」展の開催に向けて間もなく一般公開されます。リボンのような屋根の下に12のパビリオンが並ぶ村として構想されたこの60,000㎡の美術館は、何世紀にもわたって蘇州の都市形成、建築、景観を形づくってきた庭園要素を現代的に解釈しています。BIGがキュレーションする「マテリアリズム」展は、来場者を石から始まりリサイクル素材で終わる素材の旅へと誘います。

蘇州ハーモニー・ディベロップメント・グループの委託を受け、ARTSグループおよびFront Inc.との協働によりBIG(ビャルケ・インゲルス・グループ)が設計した蘇州現代美術館(Suzhou MoCA)は、現代アート、デザイン、そして中国における公共生活の新たな拠点として金鶏湖の湖畔に位置しています。この美術館は2026年に正式に一般公開される予定です。

この美術館の建築は、道筋をたどる長く屋根のある回廊「廊(ラン)」を再解釈することで、蘇州の庭園の伝統に根ざしています。瓦屋根の輪郭を想起させる緩やかな起伏をもつ連続した屋根の下に、10の相互に接続されたパヴィリオンが統合されています。残る2つのパヴィリオンは来年建設され、金鶏湖の上に張り出す形で設けられ、屋根付きの通路を通じて主要構造と接続されます。

「蘇州は中国庭園の発祥の地です。蘇州現代美術館のための私たちの設計は、パヴィリオンと中庭から成る庭園として考えられています。各パビリオンはガラス張りのギャラリーや柱廊によって織り合わされ、相互につながる彫刻の中庭と展示空間による中国結びをつくりだしています。観覧車の脚の間を縫うようにして、美術館は地下茎のように広がりながら、都市と湖をつないでいます。その結果は、植物とアート作品による、その中で迷うことができる人工の迷路です。その結節状のロジックは、上空のゴンドラから見たときにはじめてはっきりと認識できます。湖の開けた空間を背景に、屋根の緩やかな円錐形の曲線が、水辺に優美なシルエットを描き出しています。上空から見ると、ステンレスの屋根瓦が真の第五のファサードを形作っています」– ビャルケ・インゲルス、BIG 創設者 兼 クリエイティブ・ディレクター

ミナ ペルホネンによる、世田谷美術館での展覧会の入場チケットをプレゼント。“特別な日常着”を掲げてオリジナルの生地からプロダクトまで手掛ける、ファッション・テキスタイルブランド
ミナ ペルホネンによる、世田谷美術館での展覧会の入場チケットをプレゼント。“特別な日常着”を掲げてオリジナルの生地からプロダクトまで手掛ける、ファッション・テキスタイルブランド展覧会告知ポスター(アートワーク:皆川 明《クルクル うねうね》)
ミナ ペルホネンによる、世田谷美術館での展覧会の入場チケットをプレゼント。“特別な日常着”を掲げてオリジナルの生地からプロダクトまで手掛ける、ファッション・テキスタイルブランド“sea sky” 2025-26→a/w Photo: Keita Goto(W)

ミナ ペルホネンによる、世田谷美術館での展覧会「つぐ mina perhonen」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
“特別な日常着”を掲げてオリジナルの生地からプロダクトまで手掛ける、ファッション・テキスタイルブランド。会期は、2025年11月22日から2026年2月1日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年11月17日(月)9時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。
※mina perhonenの「a」にはウムラウトがつきます

それぞれの人にとっての「特別な日常着」を30年間にわたって紡ぎだしてきたミナ ペルホネン。
皆川 明の「せめて100年つづくブランド」という想いには、一着の服をながく愛してほしいという願いがかさなりあいます。
ミナ ペルホネンの服は、たゆまぬ手のはたらきを源泉にし、経験の時を湛えた職人たちとの丹念な対話の深みからうまれます。
それはデザイン、素材、染、織、刺繍、縫製、手ざわりが溶けあった姿です。
そして、私たちは言語を越えた共感をともないながら、そのゆたかさをふくんだミナ ペルホネンをまといます。
いま、私たちは暮らしのなかで、地球のことや平和のことに向きあいながら生きています。
こつこつと積みあげ、はぐくんできた暮らしをたいせつにしようとする意識は、「私」をたいせつにすることそのものです。
ミナ ペルホネンがひたむきに耕してきたものは、たいせつにつくり、たいせつにそだてるという、
人の知恵のひとつのありようを示し、それを体現する運動体のようにみえます。

「TSUGU」=つぐ。このみじかい言葉から、あなたは何を思われますか?
「私」という意識と、ミナ ペルホネンがつくりだす世界。たくさんの「TSUGU」をさがしてください。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

村野藤吾設計の「旧横浜市庁舎行政棟」(1959年竣工) が、宿泊施設に転用され2026年4月にオープン。改修設計は竹中工務店。利用客使用部分のインテリアの基本設計と監修を成瀬・猪熊建築設計事務所が手掛ける
村野藤吾設計の「旧横浜市庁舎行政棟」(1959年竣工) が、宿泊施設に転用され2026年4月にオープン。改修設計は竹中工務店。利用客使用部分のインテリアの基本設計と監修を成瀬・猪熊建築設計事務所が手掛ける外観イメージ
村野藤吾設計の「旧横浜市庁舎行政棟」(1959年竣工) が、宿泊施設に転用され2026年4月にオープン。改修設計は竹中工務店。利用客使用部分のインテリアの基本設計と監修を成瀬・猪熊建築設計事務所が手掛けるフロント
村野藤吾設計の「旧横浜市庁舎行政棟」(1959年竣工) が、宿泊施設に転用され2026年4月にオープン。改修設計は竹中工務店。利用客使用部分のインテリアの基本設計と監修を成瀬・猪熊建築設計事務所が手掛けるかたりばルーム

村野藤吾設計の「旧横浜市庁舎行政棟」(1959年竣工) が、宿泊施設に転用され2026年4月にオープンします。
改修設計は竹中工務店です。そして、利用客使用部分のインテリアの基本設計と監修を成瀬・猪熊建築設計事務所が手掛けます。
施設名は「OMO7横浜 by 星野リゾート」となります。施設の公式サイトはこちら

旧横浜市庁舎は、横浜開港100周年記念事業として1959年に村野藤吾氏の設計により竣工し、60年以上にわたり横浜市政を支えてきました。

市民に親しまれた旧横浜市庁舎の景観を継承するため、行政棟を原位置に残し、観光の賑わいの拠点となるようレガシーホテルとして活用します。今年8月には、戦後の建造物として初めて「横浜市認定歴史的建造物」に認定されました。「長きにわたり地域のシンボルであった旧横浜市庁舎行政棟の保全と活用により、新旧が融合した新たな都市のランドマークが形成される」点を評価を頂きました。

横浜の街の記憶と風景を継承し、関内駅周辺地区の新たなにぎわいを創出するホテルになることを目指します。

【引用元サイト名】

以下に、その他のパース画像と概要を掲載します。

チャールズ&レイ・イームズによる、ロサンゼルスの「イームズハウス」(1949年竣工) の現在の様子を伝える動画。2025年10月に公開されたもの

チャールズ&レイ・イームズが設計した、アメリカ・ロサンゼルスの「イームズハウス」(1949年竣工) の現在の様子を伝える動画です。2025年10月に公開されたもの。

フォスター+パートナーズによる、東京の店舗「アップル銀座店」。都市の主要なショッピングストリートでの計画。伝統的な日本建築を参照し、“均一な構造グリッド”の外観と“温かみある木製パネル”の内観を特長とする建築を考案。自動調整式のルーバーで快適な環境も生み出す
フォスター+パートナーズによる、東京の店舗「アップル銀座店」。都市の主要なショッピングストリートでの計画。伝統的な日本建築を参照し、“均一な構造グリッド”の外観と“温かみある木製パネル”の内観を特長とする建築を考案。自動調整式のルーバーで快適な環境も生み出す photo©Nigel Young Foster+Partners
フォスター+パートナーズによる、東京の店舗「アップル銀座店」。都市の主要なショッピングストリートでの計画。伝統的な日本建築を参照し、“均一な構造グリッド”の外観と“温かみある木製パネル”の内観を特長とする建築を考案。自動調整式のルーバーで快適な環境も生み出す photo©Nigel Young Foster+Partners
フォスター+パートナーズによる、東京の店舗「アップル銀座店」。都市の主要なショッピングストリートでの計画。伝統的な日本建築を参照し、“均一な構造グリッド”の外観と“温かみある木製パネル”の内観を特長とする建築を考案。自動調整式のルーバーで快適な環境も生み出す photo©Nigel Young Foster+Partners

フォスター+パートナーズによる、東京の店舗「アップル銀座店」です。
都市の主要なショッピングストリートでの計画です。建築家は、伝統的な日本建築を参照し、“均一な構造グリッド”の外観と“温かみある木製パネル”の内観を特長とする建築を考案しました。また、自動調整式のルーバーで快適な環境も生み出しています。店舗の場所はこちら。(Google Map)


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

アップル、象徴的な銀座店を顧客に向けて再オープン

フォスター+パートナーズはアップルと提携し、日本初のアップルストアであるアップル銀座店を再設計しました。再構築されたひとつの空間に、アップルの製品、サービス、体験の最良のものを結集しています。

店舗の再設計されたレイアウトは、すべての空間に自然光を取り込み、銀座の通りを見渡せるバルコニーのようなエリアを提供しています。内部には、温かみのある木製パネルが伝統的な日本のデザインに敬意を表しています。各フロアは、縦のつながりと視認性を高めるために、二層分の高さを持つ開口部でつながれています。この店舗では、すべての顧客がお気に入りのデバイスを快適に選べるよう、さまざまな高さのテーブルや座席が用意されています。また、レベル4のジーニアスバーを含む、サービス専用エリアも設けられています。

この新しい建物は、均一な構造グリッドによって特徴づけられており、各レベルに合わせた特注のファサードデザインを支えています。レベル1とレベル2には透明なガラスのファサードが採用されており、エレベーターのキャビンが絶えず動くことで、その地区の主要なショッピングストリートである中央通りに面した店舗の外観に動きが生まれています。

店舗の上部2つのレベルにはダブルスキンのファサードが採用されており、自動調整式のルーバーが日射量の変化に応じて動くことで、内部空間に日陰を作り、温度を調整し、訪れる人々に快適な環境を提供しています。夜になると、建物は温かみのある人工照明に包まれ、柔らかな光を放ち、さまざまなファサードのデザインを際立たせます。

フォスター+パートナーズのスタジオ責任者であるステファン・ベーリング(Stefan Behling)は述べています。
「この建物の外観表現は穏やかでありながら力強いです。内部は静かなオアシスのような空間を生み出しており、ゆとりある二層吹き抜けの空間が連続することで、来店者を店内の上層へと誘導し、各レベルで驚きと喜びを提供しています」

文化庁による動画「専門家・写真家と一緒に 名建築を撮ろう!」。登録有形文化財の民家を記録として撮影する過程を紹介。2025年10月に公開されたもの

文化庁による動画「専門家・写真家と一緒に 名建築を撮ろう!」です。登録有形文化財の民家を記録として撮影する過程を紹介しています。2025年10月に公開されたもの。

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