MoMA(ニューヨーク近代美術館)で行われている「中銀カプセルタワーの多様な人生」展の会場の様子を伝える動画です。Vernissage TVの制作で2025年11月に公開されたもの。展覧会の会期は、2026年7月12日まで。アーキテクチャーフォトでも、この展覧会を特集記事として紹介しています。
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SHARE ミナ ペルホネンによる、世田谷美術館での展覧会の入場チケットをプレゼント。“特別な日常着”を掲げてオリジナルの生地からプロダクトまで手掛ける、ファッション・テキスタイルブランド
- 日程
- 2025年11月22日(土)–2026年2月1日(日)


ミナ ペルホネンによる、世田谷美術館での展覧会「つぐ mina perhonen」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
“特別な日常着”を掲げてオリジナルの生地からプロダクトまで手掛ける、ファッション・テキスタイルブランド。会期は、2025年11月22日から2026年2月1日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年11月17日(月)9時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。
※mina perhonenの「a」にはウムラウトがつきます
それぞれの人にとっての「特別な日常着」を30年間にわたって紡ぎだしてきたミナ ペルホネン。
皆川 明の「せめて100年つづくブランド」という想いには、一着の服をながく愛してほしいという願いがかさなりあいます。
ミナ ペルホネンの服は、たゆまぬ手のはたらきを源泉にし、経験の時を湛えた職人たちとの丹念な対話の深みからうまれます。
それはデザイン、素材、染、織、刺繍、縫製、手ざわりが溶けあった姿です。
そして、私たちは言語を越えた共感をともないながら、そのゆたかさをふくんだミナ ペルホネンをまといます。
いま、私たちは暮らしのなかで、地球のことや平和のことに向きあいながら生きています。
こつこつと積みあげ、はぐくんできた暮らしをたいせつにしようとする意識は、「私」をたいせつにすることそのものです。
ミナ ペルホネンがひたむきに耕してきたものは、たいせつにつくり、たいせつにそだてるという、
人の知恵のひとつのありようを示し、それを体現する運動体のようにみえます。「TSUGU」=つぐ。このみじかい言葉から、あなたは何を思われますか?
「私」という意識と、ミナ ペルホネンがつくりだす世界。たくさんの「TSUGU」をさがしてください。
以下に、詳細な情報を掲載します。



村野藤吾設計の「旧横浜市庁舎行政棟」(1959年竣工) が、宿泊施設に転用され2026年4月にオープンします。
改修設計は竹中工務店です。そして、利用客使用部分のインテリアの基本設計と監修を成瀬・猪熊建築設計事務所が手掛けます。
施設名は「OMO7横浜 by 星野リゾート」となります。施設の公式サイトはこちら。
旧横浜市庁舎は、横浜開港100周年記念事業として1959年に村野藤吾氏の設計により竣工し、60年以上にわたり横浜市政を支えてきました。
市民に親しまれた旧横浜市庁舎の景観を継承するため、行政棟を原位置に残し、観光の賑わいの拠点となるようレガシーホテルとして活用します。今年8月には、戦後の建造物として初めて「横浜市認定歴史的建造物」に認定されました。「長きにわたり地域のシンボルであった旧横浜市庁舎行政棟の保全と活用により、新旧が融合した新たな都市のランドマークが形成される」点を評価を頂きました。
横浜の街の記憶と風景を継承し、関内駅周辺地区の新たなにぎわいを創出するホテルになることを目指します。
以下に、その他のパース画像と概要を掲載します。
チャールズ&レイ・イームズが設計した、アメリカ・ロサンゼルスの「イームズハウス」(1949年竣工) の現在の様子を伝える動画です。2025年10月に公開されたもの。



フォスター+パートナーズによる、東京の店舗「アップル銀座店」です。
都市の主要なショッピングストリートでの計画です。建築家は、伝統的な日本建築を参照し、“均一な構造グリッド”の外観と“温かみある木製パネル”の内観を特長とする建築を考案しました。また、自動調整式のルーバーで快適な環境も生み出しています。店舗の場所はこちら。(Google Map)
こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
アップル、象徴的な銀座店を顧客に向けて再オープン
フォスター+パートナーズはアップルと提携し、日本初のアップルストアであるアップル銀座店を再設計しました。再構築されたひとつの空間に、アップルの製品、サービス、体験の最良のものを結集しています。
店舗の再設計されたレイアウトは、すべての空間に自然光を取り込み、銀座の通りを見渡せるバルコニーのようなエリアを提供しています。内部には、温かみのある木製パネルが伝統的な日本のデザインに敬意を表しています。各フロアは、縦のつながりと視認性を高めるために、二層分の高さを持つ開口部でつながれています。この店舗では、すべての顧客がお気に入りのデバイスを快適に選べるよう、さまざまな高さのテーブルや座席が用意されています。また、レベル4のジーニアスバーを含む、サービス専用エリアも設けられています。
この新しい建物は、均一な構造グリッドによって特徴づけられており、各レベルに合わせた特注のファサードデザインを支えています。レベル1とレベル2には透明なガラスのファサードが採用されており、エレベーターのキャビンが絶えず動くことで、その地区の主要なショッピングストリートである中央通りに面した店舗の外観に動きが生まれています。
店舗の上部2つのレベルにはダブルスキンのファサードが採用されており、自動調整式のルーバーが日射量の変化に応じて動くことで、内部空間に日陰を作り、温度を調整し、訪れる人々に快適な環境を提供しています。夜になると、建物は温かみのある人工照明に包まれ、柔らかな光を放ち、さまざまなファサードのデザインを際立たせます。
フォスター+パートナーズのスタジオ責任者であるステファン・ベーリング(Stefan Behling)は述べています。
「この建物の外観表現は穏やかでありながら力強いです。内部は静かなオアシスのような空間を生み出しており、ゆとりある二層吹き抜けの空間が連続することで、来店者を店内の上層へと誘導し、各レベルで驚きと喜びを提供しています」
文化庁による動画「専門家・写真家と一緒に 名建築を撮ろう!」です。登録有形文化財の民家を記録として撮影する過程を紹介しています。2025年10月に公開されたもの。

SHARE 妹島和世の企画監修による、東京の名住宅建築を見学できる「TOKYO HOUSE TOUR」が開催。東孝光の「塔の家」、伊東豊雄の「花小金井の家」「小金井の家」が対象。アートウィーク東京の一環として実施
- 日程
- 2025年11月7日(金)・11月8日(土)


妹島和世の企画監修による、東京の名住宅建築を見学できる「TOKYO HOUSE TOUR」が開催されます。
東孝光が設計した「塔の家」、伊東豊雄が設計した「花小金井の家」と「小金井の家」が対象となっています(1家づつの個別申込)。アートウィーク東京の一環として実施されます。開催日は、2025年11月7日・8日。要事前申込です(※応募多数の場合は抽選 / 締切は2025年10月10日)。
「TOKYO HOUSE TOUR」は、東京の街に佇む名住宅建築を巡る建築プログラム。東京に現存する住宅建築の保存継承、そして東京の暮らし全般に関心のある方たちに向け、2024年に始まりました。本年は、東京都心に建つ東孝光設計の住宅建築「塔の家」、そして自然が残る郊外に立つ住宅建築として伊東豊雄が設計した「花小金井の家」、「小金井の家」(現・ムジナの庭)を訪れます。企画監修は妹島和世です(協力:妹島和世、東理恵、ムジナの庭)。
以下の写真は拡大して閲覧可能です。
安藤忠雄を特集したウェブ番組「建築家 安藤忠雄 青春の軌跡、未来へ」の動画です。全国賃貸オーナーズフェスタの制作で2025年9月に公開されたもの。
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる台湾の「Taichung Green Museumbrary」がプレオープンしています。妹島と西沢も現地を訪問しました。地元の新聞社が2025年9月に報道したもの。アーキテクチャーフォトでは、完成前のCGパースやコンセプトテキストを特集記事として紹介しています。




ヘルツォーク&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」です。
20世紀を代表する彫刻家の為の美術館です。建築家は、高速道路沿いの“都市の空白地”に造られる建築として、人々の目的地であると共に“新たなタイプの芸術と過ごす空間”を志向しました。そして、“内部に建物を含んだ庭”としての施設を考案しました。施設の公式サイトはこちら。
こちらは建築家によるテキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
カルダー・ガーデンズは、一般的な博物館ではありません。最初からクライアントは、アレクサンダー・カルダーの作品とまったく新しく、親密で、常に変化する形で出会える空間を求めていました。この建物は依然として従来型の博物館に求められる技術的要件を担っていますが、それと同時に、芸術と共に過ごすための新しいタイプの場所として構想されています。芸術・建築・自然・人々・そして周囲の都市との相互作用を生み出す場所なのです。
フィラデルフィアはカルダーの生まれ故郷であり、芸術家として彼ら自身の印象をこの都市に残したカルダー家の前の二世代もこの地に住んでいました。彼らの彫刻は、19世紀の「シティ・ビューティフル運動」によって生まれた大通り、フィラデルフィア美術館とバーンズ財団のあるベンジャミン・フランクリン・パークウェイ沿いに見ることができます。このパークウェイを横切っているのは沈下式のヴァイン・ストリート・エクスプレスウェイであり、アメリカの他の都市にある類似の道路と同じく、20世紀中頃に既存の都市構造を分断しました。カルダー・ガーデンズは、これら二つの重要な通りの交差点に位置しています。
カルダー・ガーデンズの敷地は、ロダン美術館とバーンズ財団を挟んで反対側に位置する、広いパークウェイの先にある平坦で先細りの土地です。敷地の南側の長辺には高速道路の出口ランプが沿っており、西側の22丁目通りと東側の21丁目通りは主に車両の通行路として利用されています。中心部に位置しているにもかかわらず、この敷地は明確な魅力に欠ける、使われずに残された空間です。常に高速道路の騒音が響いており、この敷地を歩いて通る理由のある人はほとんどいません。この都市の空白地に目的地を生み出すことが、このプロジェクトの中心的な課題でした。
形態、色彩、そして動きは、カルダーの芸術において最も明白な要素です。カルダー・ガーデンズのコンセプトが構想された際、これらの特性をデザイン要素として取り入れるのではなく、むしろ避けることが意図されました。同様に、その設計は、ベンジャミン・フランクリン・パークウェイ沿いに並ぶ、すでに印象的な美術館群の記念碑的な建築であることを避けています。これらの条件を踏まえて、このプロジェクトの顔は建物であるべきではないと判断されました。代わりに、それは内部に建物を含んだ庭であり、一連の明確で異質な空間として、段階的にその姿を現していきます。

ジャン・ヌーヴェル / Ateliers Jean Nouvelが手掛ける、鹿児島・屋久島のヴィラ「NOT A HOTEL YAKUSHIMA」のパースが公開されています。2026年夏の販売開始が予定されています。
ジャン・ヌーヴェルによる「NOT A HOTEL YAKUSHIMA」コンセプト
最も洗練されたものは、自然の中にある。風景や小径、起伏、そしてふと現れる眺め。それ以外は、何もない。
このプロジェクトは、単に住まう場所をつくることではない。一本の木、ひとひらの草の葉、ひとつの石と恋に落ちることなのだ。まるで現代美術の収集家のように、石や庭、むき出しの大地の中にこそ、この島を体験する理想的な方法を見出すことができる。
それは自然であり、場所であり、芸術作品であり、雨であり、水の音だ。
その根底にあるのは石。時間や雨風によって形作られ、歳月の記憶をまとう永遠の存在。その周囲には岩や石壁が、まるで昔からここに存在していたかのように配置される。
この島はまるで宝物のような場所だ。
現れては消え、すべてが変化しうる場所でありながら、それでも常に、静かに想いに耽る喜びを与えてくれる。ここでは時間は不変で、静謐は絶対的、瞑想的でなければならない。
ガラスのように最もシンプルな素材が選ばれるのは、雨への感覚を研ぎ澄ますため。
水の透明性や、その向こうに広がる空を映し出し、そこから湧き上がる根源的で自然な感情を呼び起こすためだ。




OMA / 重松象平の会場デザインによる、中国・上海での展覧会「ミス ディオール:ある女性の物語」です。
ブランドの香水の創造的進化と影響力を辿る展示です。建築家は、製品の物語を新たな“舞台美術的体験”として創造する為、香水のオーラと中国文化のモチーフを融合させる空間を志向しました。また、製品を象徴するピンクを様々な諧調で用いています。会期は、2025年10月8日まで。
こちらはリリーステキストと展覧会ガイドの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
OMA / 重松象平による「ミス ディオール:ある女性の物語」展が上海で開幕
「ミス ディオール:ある女性の物語」は、1947年にクリスチャン・ディオールの初コレクションとともに誕生したアイコニックな香水、ミス ディオールの78年にわたる創造的進化と影響力をたどるものです。2024年に東京・六本木ミュージアムで開催されたOMAによる展覧会に続くものです。上海では、地元文化の要素と現代中国人アーティストの作品展示を統合し、香水にまつわる物語を新たな舞台美術的体験として創造しています。
OMAパートナーの重松象平「この展覧会を、非常に活気ある文化的風景を備えた都市・上海に届けることができて、とてもワクワクしています。テーマごとの空間は、ミス ディオールのオーラと中国文化のモチーフの両方を取り入れることで、対照的でありながらもつながりを持つ空間を創出し、香水の本質を直感的に感じ取り、理解できるようにしています。その結果として舞台美術は、土地に根ざしながらも、ミス ディオールの時を超えた物語を拡張するものとなっています」
本展は、フォースン財団の2フロアにわたり、合計630㎡を占めています。1階では、建物の可動式ファサードが完全に引き込まれ、中山路や外灘を望む周囲の都市景観に向けて展覧会が開かれています。カフェ、ギフトショップ、カンファレンスセンターなどのチケット不要のスペースが広場の公共的な機能を拡張しており、広場は、1952年にディオールの愛犬ボビーを模してデザインされた香水ボトル「ボビー」の大型レプリカによって特徴づけられています。
上階には6つのテーマ別ギャラリーがあり、アーカイブ資料や文書、現代および特別版の製品、クチュールとレディ・トゥ・ウェアの衣服、特別版の製品、現代アーティストによる作品など、合計200点の展示物が紹介されています。ミス ディオールの重層的な物語は、空間的なスペクトラムとして表現されています。部屋は直線的な幾何学と有機的な幾何学、柔らかい素材と硬い素材、ミス ディオールを象徴するピンクのさまざまな色調の間を移ろっていきます。
ミス ディオールの視覚的および嗅覚的なアイデンティティは、中国文化のモチーフと融合されています。床から天井まで届く紙で作られた花の壁が、展覧会の入口を印象づけています。一本のリボンがほどかれ、歴史を通り抜けるような月門風のポータルを形づくっています。地形的なランドスケープが展示のまとまりを形成すると同時に、伝統的な水墨画に描かれる山の風景を想起させます。これらの空間は一体となって、ミス ディオールの過去と現在を融合させると同時に、ディオールが多様な文化や芸術分野と継続的に関わっていることを際立たせています。
藤本壮介が登場しているウェブ番組「MEET YOUR ART」の動画です。森美術館での藤本展の展示室で話を聞いています。2025年8月に公開されたもの。アーキテクチャーフォトでは、藤本壮介の展覧会の様子を特集記事として公開しています。
内藤廣による講演会「渋谷と益田、そして建築と都市を語る」の動画です。展覧会の開催に合わせて2025年7月に行われたもの。
アーキテクチャーフォトでは、内藤の展覧会「建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘 in 渋谷」の様子を特集記事として紹介しています。

妹島和世の空間設計で、化粧品メーカー“ポーラ”の銀座旗艦店「ポーラ ギンザ」が2025年12月12日にリニューアルオープンします。
音楽家・渋谷慶一郎、照明家・豊久将三、嗅覚のアーティスト・和泉侃もプロジェクトに参画します。店舗の場所はこちら(Google Map)。
新しい自分に出会うフローラの森
ポーラの新しい空間は咲きあふれるフローラ(ラテン語:花や植物)に包まれた、森のような新しい庭です。フローラは壁面に影を落としながら、呼吸するようにゆっくりと動いています。この空間に足を踏み入れると人々は突然、いつもの時間の流れと少しだけ異なるフローラの時間に迎え入れられます。薄明るく柔らかい、心地よい光の中をめぐりながら、一人ひとりが自分との対話をゆっくりと愉しみ、まだ見ぬ自分に出会います。
この空間の呼吸とともに音楽が生まれます。瞬間ごとにかわりつづける音の響きと光の気配が重なり合い、その時そこにいる人だけの特別な体験が生まれます。
フローラの森の下には、その森を支える静謐な空間が広がっています。森のささやきの音が作り出す、静けさに溢れた空間では、自分がやってきた日常の光が遠くから少しだけ差し込み、さらに自分を開放する深い旅へと導かれます。
以下に、その他の画像も掲載します。













