平田晃久の台湾での展覧会の様子を紹介する動画です。現地メディアが2025年3月に公開したもの。会期は2025年3月30日まで。展覧会の公式ページはこちら。アーキテクチャーフォトでは、2024年に練馬区立美術館で行われた平田の展覧会を特集記事として紹介しています。
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磯崎新による5つの建築を紹介する動画「北九州市の磯崎新建築をめぐる」です。西日本総合展示場(1977年)、北九州国際会議場(1990年)、北九州市立中央図書館(1974年)、北九州市立文学館(1974年)、北九州市立美術館(1974年)を紹介しています。2025年1月に公開されたもの。
文化庁が制作した、東京・小金井市の「江戸東京たてもの園」を紹介する動画です。2025年2月に公開されたもの。施設の公式サイトはこちら。
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MVRDVによる、タイ・バンコクでのインスタレーション「Mega Mat」です。
国のプラスチック廃棄を主題として制作されました。建築家は、地域固有の敷物“スア”も参照して、処理方法の現状を色のグラデーションで表現する作品を考案しました。また、会期中は街の休憩場所としても機能し、終了後にはアップサイクルされます。展示は、2025年2月23日まで。作品の公式ページはこちら。
こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
インフォグラフィックとしてのパブリックスペース:MVRDVによるバンコク・デザイン・ウィークでの「Mega Mat」インスタレーションは、プラスチック廃棄物とリサイクルの物語を語る
MVRDVは、バンコク・デザイン・ウィークの中心で仮設のインスタレーションを完成させ、タイにおけるプラスチック廃棄物とリサイクルの物語を伝えるパブリックスペースを創り出しました。バンコク首都圏庁市庁舎の外にあるラン・コン・ムアン・タウン・スクエアに位置する「メガマット」は、500枚以上のリサイクルプラスチック製マットで作られたモジュール式の作品であり、リサイクルプラスチックを日常の物に活用する可能性を示しています。鮮やかな色はデザインウィークにエネルギーの爆発を付加し、メガマットをその周囲とつなげます。また、860㎡のインフォグラフィックでタイのプラスチック廃棄物処理についても表現しています。
タイは年間約200万トンのプラスチック廃棄物を排出しており、この問題は全国的な関心事となっています。産業界や政府がプラスチックの消費を削減し、リサイクルされる廃棄物の割合を増やすための政策や枠組みを導入しているためです。この国全体の勢いをさらに推進するために、MVRDVはバンコク・デザイン・ウィークへの貢献を通じて、リサイクルプラスチックが日常の製品に使用できる多用途な素材であることを称えることを求めました。
メガマットは、タイの家庭で何世代にもわたって座り続けられてきた、普遍的な家庭用品である「スア」またはマットの素材として、リサイクルプラスチックを使用しています。伝統的なタイの織物パターンで織られた合計532個のモジュールピースが組み合わさり、街全体のための特大の「スア」が形作られます。各モジュールは1.8メートル×0.9メートルの大きさで、バンコク・デザイン・ウィーク終了後は、このメガマットは解体され、個々のマットは第3の人生を歩むことになります。一部は地元の寺院に寄付され、また一部はヨガマットとして再利用され、また一部はバッグなどの製品にアップサイクルされます。
このメガマットの鮮やかな色はグラデーションを形成しており、国内におけるプラスチック廃棄物の現在の処理方法を示すインフォグラフィックの展示となっています。赤は不衛生な埋立地に送られる廃棄物の割合を示し、オレンジの色合いは、地面の汚染を防ぐためのバリアが設置された衛生的な埋立地に送られる割合を示します。黄色は回収されない廃棄物の割合を示し、最後に、中央の緑の色合いはリサイクルされるプラスチックの割合を示しています。同心円状に配置された色は、広場の裏手にある寺院、ワット・スタット・テープワララムのカラフルな屋根をイメージしたものです。
「世界中で、人々は自分が使用する物についてもっと考える必要があることを理解し、製品を相互につながった生態系の一部として捉えるようになってきています」MVRDVの創設者のヴィニー・マースは言います。「タイでは、この議論はすでに活発に進められています。私はそれを奨励します。また、我々のメガマットのデザインでは、リサイクル素材に重点を置くことで生まれる可能性を目にする機会として、それを称えたいとも考えていました。コンクリートに覆われたこの都市において、このマットは靴を脱ぎ、座ったり、寝転んだり、読書をしたり、遊んだりできる柔らかな空間を生み出しています」
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MVRDVとNACOによる、チェコ・プラハの空港の拡張計画「The Czech Lanterns」です。
国内最大の空港施設の増築と新築です。建築家は、場所の感覚を備えた安らぎを与える存在を求め、国の衛星画像を施したガラス張りの外観で“ランタン”の様に発光する建築を考案しました。また、持続可能性も考慮して将来の拡張が可能な柔軟な空間を作ります。
こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
※リリース資料の公開は2025年2月ですが、テキスト自体の公開は2023年10月のようです
チェコのランタン:MVRDVとNACOがヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港の柔軟な拡張設計をデザイン
MVRDVとNACO(オランダ空港コンサルタント)は、プラハおよびチェコ共和国最大の空港であるヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港の3つの新しい建物の設計コンペで勝利を収めました。このデザインでは、空港ターミナル1を拡張し、空港のセキュリティエリアの主要なセキュリティ施設、ビジネスラウンジとVIPラウンジ、そしてヘリポートのための新しい建物が追加されます。空港環状道路の反対側には、ホテル、会議センター、駐車場を備えた別の建物が予定されています。これらの持続可能なハイブリッド構造は、将来の拡張や再編成にも容易に対応できる柔軟性を空港に提供します。一方、外観は、チェコ共和国の衛星画像を照明で照らし、プログラム可能な状態で「覆う」ことで、3つの「チェコ・ランターン」を形成し、新しい空港大通りを定義し、遠方からの訪問者を歓迎します。
この3つの建物は一体となって、飛行機で到着する乗客、あるいは車、タクシー、バスで空港に向かう乗客のいずれにとっても、到着時に最初に目にする空港の要素となります。ターミナル1の拡張工事自体は、既存の出発ホールを東側に2段階で拡張するもので、第1段階では、セキュリティチェックなどの乗客対応エリアが追加されます。4つの支持コアと大きな無柱スパンに基づくテーブル状のハイブリッド構造アプローチが、新しい建物の柔軟な基盤を形成します。構造の一部にはコンクリートと鉄骨が必要ですが、軽量中空コンクリート床を接着集成材梁で支えることで、構造物の炭素排出量を削減しています。
空港ループと滑走路の両方に正面を持つ2棟の空港ターミナル拡張ビルは、可能な限り透明性を高める設計となっており、ビル越しに反対側を直接見通すことができます。建物の間の中庭には、地元の植物が密に植えられ、セキュリティエリアの両側にはうっそうとした森のような景観が現れます。
第1段階では、セキュリティプロセスがシームレスになるように設計されています。垂直離着陸機用ポートへのアクセス、ビジネスラウンジ、VIPラウンジは1階に配置されており、セキュリティエリアにレベルの変化や不透明なバリアがないようにしています。これはつまり、旅行者の目的である滑走路が常に視界に入っていることを意味します。建物の両側に広がる自然の景色と相まって、これにより、空港内での旅行者の移動によるストレスを最小限に抑えることができます。
第2期の建物は、セキュリティ拡張部分と「双子」のように、同様の規模と構造原理で提案されています。設計チームは、この建物が滑走路に直接面していることが、空港の拡張が進む将来において非常に価値のあるものになると考えました。シンプルかつ柔軟なレイアウトにより、この建物エリアは将来的に空港の取扱いエリアの一部分へと容易に転換することができ、コストがかかるうえ持続不可能な再建プロセスを回避することができます。
建物は、チェコ共和国の緑色の衛星画像に「覆われている」ような状態で、内部の屋根と天井の両方にその画像が見えます。外観では、このプリントガラスに太陽光発電機能が組み込まれており、建物で使用するエネルギーの一部を生成します。また、建物にはプログラム可能な照明要素が組み込まれており、国内のさまざまな最新の出来事に関する情報を発信できるようになっています。このプリントガラスは、建物の特徴的な外観を提供するだけでなく、戦略的なポイントで日射を低減することで、プロジェクトの持続可能性を高めます。
テレビ番組“京都画報”の特集「京都の名建築に泊まる」の動画です。近代建築を転用した宿泊施設などを紹介。2025年2月に放送されたもの。
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妹島和世+西沢立衛 / SANAAが、2025年の王立英国建築家協会ロイヤル・ゴールド・メダルを受賞しています。
1848年から続く歴史ある賞です。過去の日本人受賞者としては、丹下健三・磯崎新・安藤忠雄・伊東豊雄が名を連ねています。歴代の受賞者には、ピーター・ズントー、ヘルツォーク&ド・ムーロン、アルヴァロ・シザ、レム・コールハース、ザハ・ハディドも含まれています。記事の後半では、SANAAの代表作品の写真も掲載します。
王立英国建築家協会(RIBA)の会長で、2025年RIBA栄誉賞委員会の委員長を務めるMuyiwa Okiのコメント
(アーキテクチャーフォトが翻訳)進化する建築の理論と実践において、控えめながらもインパクトのあるリーダーシップを発揮しているSANAAのデザインは、建築が機能性と深い優雅さを両立できることを示しています。この分野における真の先駆者である彼らは、持続可能でユーザー中心のデザインに対する揺るぎない献身により、他の人々のために静かに道を切り開き、私たちの建築環境の未来にインスピレーションを与える基準を打ち立てました。
数十年にわたって際立った明快さと一貫性を示してきた彼らの作品は、建築の変容力を示す永続的な証となっています。それは、喜びを鼓舞し、帰属意識を生み出し、私たちを私たちが暮らす環境と結びつけるものです。
以下に、SANAAの代表作品の写真も掲載します
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安藤忠雄建築研究所が設計した、香川の「直島新美術館」の新しいパースが公開されています。
開館は、2025年5月31日に決定されています。開館記念として、国内外のアーティスト12組の展覧会が開催されます。施設の公式ページはこちら。
ベネッセアートサイト直島で10番目となる安藤建築
直島新美術館の建築は、1992年開館のベネッセハウス ミュージアム以降、30年以上にわたり直島の数々の建物を手掛けてきた安藤忠雄氏が設計を担当します。丘の稜線をゆるやかにつなぐような大きな屋根が特徴的な建物は地下2階、地上1階建てです。トップライトから自然光が入る階段室は地上から地下まで直線状に続いており、階段の両側に4つのギャラリーが配置されています。地上フロアの北側にはカフェを併設し、瀬戸内海を臨むテラスから、豊島や行き交う漁船など、瀬戸内海らしい景観を眺めることができます。
外観は本村の集落の景観になじむよう、焼杉のイメージに合わせた黒漆喰の外壁や小石が積まれた塀などを予定しており、美術館までのアプローチや建築からも直島の歴史や人々の営みと体験が緩やかに繋がるようデザインされています。
以下に、その他のパースを掲載します。
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永山祐子建築設計が設計した、愛知・名古屋市の飲食店「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」がオープンしています。
オープンは、2025年2月2日。店舗の場所はこちら(Google Map)。
名古屋市栄からほど近い、葵(あおい)エリアに位置する「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」は、ロースター併設のコーヒーショップとバー、イベントスペースからなる複合コミュニティプレイスです。店名の“ CELESTIE (セレスティ)”とは、“天空の”“最上級”を表現する言葉で、その名の通り青空を想起させるような大屋根に包まれた象徴的な空間で、こだわり抜いたコーヒーやバーガーを提供いたします。
以下に、その他の写真を掲載します。
アドルフ・ロースが設計した、チェコ・プラハの「ミュラー邸」(1930) の現在の様子を紹介している動画です。現在の内外の様子を詳細に収録しています。
オンデザインの西田司、RFAの藤村龍至、評論家の宇野常寛による鼎談「東京開発の10年から都市の未来が見えてくる―私たちが目指すこれからの街づくり」の動画です。2025年1月に公開されたもの。
石上純也建築設計事務所が設計した、山口の「House & Restaurant」(maison owl) がレストランとしての一般予約受付を開始しています。これまでは全館貸切のみ一般受付をしていました。ダイニングエクスペリエンス(ディナー)の予約が3ヶ月先まで可能で、価格は¥55,000(税サ込)~となっています(※2025/1/7時点)。店舗の公式サイトはこちら。アーキテクチャーフォトでは、この建築を特集記事として紹介しています。
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SHARE 原広司さんが亡くなりました
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原広司さんが亡くなりました。88歳でした。読売新聞オンラインが伝えています。ご冥福をお祈りいたします。
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京都北町エリアで“建築家とリーズナブルに建てる現代町家”を提案する「京都現代町家ぐらし」の特設サイトが公開されています。
土地の購入よりも安価な“借地”という選択肢に着目しました。建築家の設計による“売建て住宅”に加え、対話を重ねて設計を進める“建築条件付き借地”も用意されています。本プロジェクトは、「寺とつくる町と並」委員会によって運営され、坂井隆夫建築設計事務所が設計、建築家不動産が媒介を担当しています。【ap・ad】
昨今の建築費や地価の高騰を受け、建築家は建築費を抑えるために合理的な架構を採用したり、建物の規模を小さくするなど、構造や設計の工夫によってコストダウンを図る取り組みを進めています。しかし、コストを抑えるアプローチは建築そのものだけでなく、土地にも目を向けることが可能です。
今回の取り組みは、土地の利用方法に着目し、購入よりも安価な「借地」という選択肢を活用することで、これまでと同様に魅力的で面白い建築を実現しようとするものです。
特に、お寺が所有する借地文化が根付いている京都だからこそ可能な取り組みとも言えます。そうした背景も含めて、ぜひご覧いただければと思います。
京都上京区北町「売建て住宅」2区画、「建築条件付き借地」1区画の合計3区画のご案内をスタートしました。
お寺からお借りする敷地は分譲地ではなく町内の空いている3軒分です。
北町エリアの特徴として、近隣には観光スポットが点在しているものの、観光客は少なく、昔ながらの京都の日常を感じられる町並みが残っています。静かな都会住いです。
景観にルールがあり、町並みを保ちながら家を建てて、地域に馴染むように暮らして頂けます。
伊東豊雄も参加した「ひろしま国際建築祭 2025」の記者発表会の動画です。2024年11月に行われたもの。プリツカー賞を受賞した日本人建築家8組の展覧会や、丹下健三自邸の復刻などが企画されています。
会期は、2025年10月4日~2025年11月30日。イベントの内容は、こちらのプレスリリース(PDF)にまとまっています。イベントの公式サイトはこちら。
以下に、記者会見の動画のショートバージョンも掲載します。
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SHARE 谷口吉生さんが亡くなりました
建築家の谷口吉生さんが亡くなりました。産経新聞のサイトが伝えています。ご冥福をお祈りいたします。