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ヴィトラが、自社ミュージアムから125の椅子を紹介する約90分の動画「Chair Times」を期間限定で無料公開

ヴィトラが、自社ミュージアムから125の椅子を紹介する約90分の動画「Chair Times」を期間限定で無料公開しています。

世界中には幅広く膨大な数の椅子があります。映画「Chair Times」では、ヴィトラデザインミュージアムのコレクションから選ばれた125作品に焦点をあて、その歴史を紹介しています。1807年の手描きで設計図を描かれた作品から、現代の3Dプリンターを用いて作られたものまでが一堂に会し、製造された順に並べられ、現代へと続く椅子デザインのタイムラインを可視化しています。この映画には、デザイナーのヘラ・ヨンゲリウス、アントニオ・チッテリオや、ロナン・ブルレック、建築家でありコレクターでもあるアーサー・リュエッグとルッジェーロ・トロピアーノ、建築家のデイヴィッド・チッパーフィールド、MAK Vienna/Los Angelesの名誉ディレクター、ペーター・ノエヴァ、ヴィトラデザインミュージアムのディレクターであるマテオ・クリース、同じくヴィトラデザインミュージアムのキュレーターのアメリ―・クラインやヨッヘン・アイゼンブランド、そしてコレクションのキュレーターであるセルジュ・モーデュイなど、デザインや建築分野の専門家たちが登場し、椅子について語ります。 そして、この椅子の歴史をたどるガイド役となるのは、ヴィトラ創業者の息子であり、名誉会長のロルフ・フェルバウムです。

A film by: Heinz Bütler
Production: HOOK Film & Kultur Produktion GmbH in cooperation with the Vitra Design Museum, 2018

アイ・ウェイウェイがチャリティーの為にデザインしたマスクの写真

アイ・ウェイウェイがチャリティーの為にデザインしたマスクの写真が9枚、designboomに掲載されています。このマスクは海外のオークションサイトebayのこちらのページから購入可能です。

近代デザイナーによる名作椅子約350脚を3Dで閲覧できるアプリを、武蔵野美術大学 美術館・図書館がリリース

近代デザイナーによる名作椅子約350脚を3Dで閲覧できるアプリを、武蔵野美術大学 美術館・図書館がリリースしています。リン先はiPhone用ページです。こちらによるとiOS版のみのリリースのようです

武蔵野美術大学 美術館・図書館の公式アプリケーションです。

「近代椅子コレクション ムサビのイス3D」では、武蔵野美術大学 美術館・図書館が開館以来収集してきた椅子コレクションの3D画像をご覧いただけます。

ハンス・ウェグナーやアルネ・ヤコブセンに代表される北欧の椅子やチャールズ・イームズやジョージ・ネルソンなどのアメリカの椅子、剣持勇や渡辺力など日本人がデザインした椅子など、様々な時代・地域・形の椅子を詳細な情報とともに見ることができます。

•主な機能

-View
3D画像化された椅子を自由に回転、拡大して見ることができます。

-Light
椅子に当たる光源の高さ(height)や角度(angle)を変化させることができます。
背景色を白から黒にかけて変更することができます。

-Camera
椅子の3D画像を現実の空間に写し込み撮影することができます。

-Info
制作者、メーカー、サイズや解説など、椅子の詳細なデータを見ることができます。

•注意事項
当アプリケーションを利用する際には、インターネット接続が必要です。お使いの端末がインターネットに接続していることを確認してからご利用ください。高解像度画像取得のため、Wi-Fi環境をおすすめします。

家具デザインを手掛ける藤森泰司アトリエが、自社での在宅ワーク経験から考案したデスクシリーズを公開。受注生産で販売も

家具デザインを手掛ける藤森泰司アトリエが、自社での在宅ワーク経験から考案したデスクシリーズを公開していて、受注生産で販売もするそうです。リンク先に写真が23枚掲載されています。

新しい試みを始めます。

このような状況になって、藤森泰司アトリエも4月から在宅ワークになりました。突然のことなので、スタッフたちも自宅で仕事をする環境がありません。まずは、自宅で仕事ができる家具が欲しいね…という話をしました。そこで、スタッフそれぞれの状況に呼応する家具をみんなで考えました。その第一弾として、いくつかのタイプの小さなデスクをデザインしました。これらの家具は、自分たちの強い必然性から生まれたものです。だとすれば、他の方々の状況にも強くコミットできるかもしれません。そう考えた時、思い切って藤森泰司アトリエで販売することにしました。

とはいえ、若い人たちをはじめ、より多くの人たちに提供したいと思いつつ、家具を一からオリジナルで(特注家具を)作るにはやはりコストがかかります。今、家具の値段はどこか歪んでいます。極端に安いか、その逆か…。値段の歪みは、誰かにものすごく負担がかかっていることで成立しています。だから、安く提供したいと思いつつ、このプロジェクトでは、生産に関わる方々に負担をかけない最低限の価格で販売したいと思います。製作パートナーの方達には、意義をご理解いただき協力をいただきました。藤森泰司アトリエも、プロジェクトを動かすための必要最低限のデザイン料を単価に乗せています。

さて、本題です! この試みに賛同してくださる方、つまりはこの3タイプのデスクを欲しい方を募集します! この価格は、受注生産でそれぞれ10台作ることを想定したものです。ですので、それぞれ10台に達したら発注します。これらは、この状況が改善されていっても有用な家具だと自負しています。そして、これはモノの値段に対するひとつの試みでもあります。

お子様のいる家族の方、あるいは一人暮らしの方、お父さんお母さんの自分用のデスク、兄弟姉妹で使うデスク、皆さんの状況に上手くフィットできたら嬉しいです。

書籍『近代家庭機器のデザイン史: イギリス・アメリカ・日本』

面矢慎介による書籍『近代家庭機器のデザイン史: イギリス・アメリカ・日本』がamazonで予約受付中です。発売は2020年5月26日を予定。出版社のサイトには概要と目次が掲載されています。

モノのデザインは、利用可能な技術、製品化した企業の活動、流通・販売のシステム、購買し使用した生活者の行動・心理など、諸要因の総和として成立する。
生物進化の多くが、環境への適応によって説明が可能なように、道具・製品の進化も、その道具にとってのいわば生存環境(つまり社会背景や技術背景)との相互関係によって説明が可能であろう。
一九世紀後半から二〇世紀にかけてのイギリスとアメリカ、日本におけるいくつかの家庭用機器の発展の事例によるモノのデザイン史。

著者について

面矢 慎介(おもや しんすけ)
1954年群馬県生まれ。千葉大学大学院工業意匠学専攻修了。GKインダストリアルデザイン研究所、GK道具学研究所に勤務し、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)文化史学科修了。博士(千葉大学)。道具と人間の関係をテーマとした新たな研究領域を模索し、栄久庵憲司氏、山口昌伴氏らとともに1996年道具学会を設立。現在、滋賀県立大学名誉教授、道具学会副会長。
主な共著書に『都市とデザイン』(電通 1992)、『暮らしの中のガラスびん』(東洋ガラス 1994)、『道具学への招待』(ラトルズ 2007)、『まるごと日本の道具』(学研 2012)など。

designboomが、伊豆シャボテン動物公園のレストランでの、カピバラのぬいぐるみを使ってソーシャルディスタンスを確保する試みを取り上げていて、1万以上シェアされるほどの反響に
designboomが、伊豆シャボテン動物公園のレストランでの、カピバラのぬいぐるみを使ってソーシャルディスタンスを確保する試みを取り上げていて、1万以上シェアされるほどの反響にプレスリリースより。

designboomが、伊豆シャボテン動物公園のレストランでの、カピバラのぬいぐるみを使ってソーシャルディスタンスを確保する試みを取り上げていて、1万以上シェアされるほどの反響になっています。

こちらはプレスリリースでの試みの紹介です。

「森のどうぶつレストランGIBBONTEI」は、食のエンターテインメント化を目指し2018年春にリニューアルいたしました。カピバラのぬいぐるみは、リニューアル当初から“お客様と相席”して当園ならではの心和むひとときを演出し、レストランの“顔”となってきました。

そしてこの度、新型コロナウィルス感染防止対策の一環として、お食事中のお客様同士が充分な距離を保てるようテーブルのレイアウトを変更、ぬいぐるみたちも“席替え”し、カピバラやレッサーパンダと“相席”することで自然とソーシャルディスタンスが確保できるように工夫いたしました。

フランス人デザイナーのクリストフ・ゲルニョンが考案した、新型コロナウイルス以後に、人々がレストランの同じテーブルに着くための装置「Plex’eat」の写真

フランス人デザイナーのクリストフ・ゲルニョン(Christophe Gernigon)が考案した、新型コロナウイルス以後に、人々がレストランの同じテーブルに着くための装置「Plex’eat」の写真が8枚、dezeenに掲載されています。

菊地敦己に、自身手掛けた立川の複合文化施設「PLAY!」のアートディレクションについて聞いているインタビュー

菊地敦己に、自身手掛けた立川の複合文化施設「PLAY!」のアートディレクションについて聞いているインタビューが公式サイトで公開されています。インタビューの後編はこちらに。「PLAY!」の設計は手塚建築研究所が手掛けています。施設のオープンは2020年5月19日時点では、6月以降を予定しているそう。

イケアが、ロックダウン中の子どもたちの為に、自社製品を組み合わせて作る、遊び用の砦の作り方を公開

イケアが、ロックダウン中の子どもたちの為に、自社製品を組み合わせて作る、遊び用の砦の作り方を公開しています。リンク先のdezeenに画像が6枚掲載。

韓国のデザイン会社 d’strictによる、ソウル市江南区のメガサイズスクリーンに投影された、波をテーマにしたメディアアート「WAVE」の動画

韓国のデザイン会社 d’strictによる、ソウル市江南区のメガサイズスクリーンに投影された、波をテーマにしたメディアアート「WAVE」の動画です。この場所は、韓国版タイムススクエアと言われる場所だそう。彼らのvimeoのページで、その他の作品の動画も閲覧することができます

高須学 / Takasu Gaku Design and Associates inc.が設計した、熊本の店舗「BAKE CHEESE TART & ZAKUZAKU KUMAMOTO」
高須学 / Takasu Gaku Design and Associates inc.が設計した、熊本の店舗「BAKE CHEESE TART & ZAKUZAKU KUMAMOTO」 photo©山本育憲|TRANSPARENCY

高須学 / Takasu Gaku Design and Associates inc.が設計した、熊本の店舗「BAKE CHEESE TART & ZAKUZAKU KUMAMOTO」です。

極細の無垢金属棒のみで構成され、極限まで削ぎ落とされたミニマムな什器の上に浮遊するタルトとブランドの象徴である黄色いボックスが並ぶBAKE。対してブランドカラーのライトブルーから透明へのグラデーションガラスに丸い開口部を持った柔らかい印象のZAKUZAKU。

同区画内にある2つのブランドを、白鉄・ガラス・モルタルという共通した素材利用で統一しながらも、一方はシャープに、もう片方はキュートにデザインのディテールを作り込むことにより、互いに異なる2つの独立店舗として引き立たせ合いながらも、ある意味兄妹ブランドのようにシンクロしたイメージを来客者に持っていただくことで相乗効果を意識したデザインとしています。

建築家によるテキストより
イタリア・ミラノで、行政が、都市封鎖の解除に向けて、建築家・デザイナーに社会的な距離を保つ装置の考案を呼び掛け

イタリア・ミラノで、行政が、都市封鎖の解除に向けて、建築家・デザイナーに社会的な距離を保つ装置の考案を呼び掛けているそうです。リンク先はdezeen。
以下は、ミラノのプロモーション機関であるYesMilanoが都市封鎖解除に向けて公開した動画。

隈研吾とブランディングデザイナー西澤明洋による、オンライントークイベント「アフターコロナの建築とデザイン」が開催

隈研吾ブランディングデザイナー西澤明洋による、オンライントークイベント「アフターコロナの建築とデザイン」が開催されます。開催は2020年5月14日19:00~20:10(予定)にyoutubeでライブ配信されます。

今回は、建築倉庫ミュージアムの取り組みのひとつである「建築領域における可能性の拡張」に対し、様々なジャンルのクリエイターを招いたトークセミナー「クリエイティブナイト」を主宰する株式会社エイトブランディングデザインに共鳴いただいたことから、本コラボレーションが実現いたしました。

登壇者には、同社代表であり、アーキテクチュアル・シンキング(建築的思考術)を提唱するブランディングデザイナー・西澤 明洋氏と、建築倉庫が運営する模型保管サービス「ARCHI-DEPOT ONLINE」にて、数多くの建築模型を保管する建築家・隈 研吾氏をお迎えいたします。「アフターコロナの建築的思考術」、「建築×ブランディング」、「建築模型の価値」等をキーワードに、第一線で活躍する両氏が、「今」考える建築とデザインについて語ります。

graf / 服部滋樹+森岡寿起が手掛けた、奈良・桜井市の店舗「てのべ たかだや」
graf / 服部滋樹+森岡寿起が手掛けた、奈良・桜井市の店舗「てのべ たかだや」 photo©山田圭司郎

graf / 服部滋樹+森岡寿起が手掛けた、奈良・桜井市の店舗「てのべ たかだや」です。お店の公式サイトはこちら。

そうめんは1200年も続く伝統食ながら、現代では単一的な食し方しか浸透していません。そこで「もっともっとそうめんの可能性と魅力を広げたい」とマル勝髙田商店の方々の想いからスタートしたのが、このプロジェクトです。「てのべ たかだや」では、その伝統を大切にしながら、これまでの枠を超えた楽しみ方や、多様化された現在の食卓に調和する新しい味わい方を広めていきます。

新設の店舗には金物を使わずに組み立てたやぐらに、無垢板や磨き丸太など厳選された素材を採用。柱には伝統的な継ぎ手であるほぞ加工を施し、そこに梁を通して木栓や楔留めにて固定。昔ながらの技法をあえて使うことで、歴史ある三輪地区の土地に負けない、そして時が経っても色褪せない空間を目指しました。

デザイナーによるテキストより
内田デザイン研究所による、神奈川・湯河原町の宿泊施設「三輪 湯河原」
内田デザイン研究所による、神奈川・湯河原町の宿泊施設「三輪 湯河原」外観 photo©小菅謙三
内田デザイン研究所による、神奈川・湯河原町の宿泊施設「三輪 湯河原」ロビー・バー photo©小菅謙三
内田デザイン研究所による、神奈川・湯河原町の宿泊施設「三輪 湯河原」三輪のスイート photo©小菅謙三

内田デザイン研究所が設計した、神奈川・湯河原町の宿泊施設「三輪 湯河原」です。

「三輪 湯河原」は有数の温泉地、湯河原にある全17室の小さなホテル旅館です。
周囲は静かな森に囲まれ、刻々と移り変わる自然の表情そのものがこの場所で味わえる非日常的な体験となります。 「朝日、森のささやき、鳥の声、雲の動き、星空・・・」 そういった土地が持つ豊かさ、時間の変化を取り込む建築と自然との一体感がコンセプトです。
黒いファザードは山の稜線に沿わせて左右に低く広がり、金のエントランスは朝日や夕日で光が浮かび上がるようにイタリアの特殊左官材で仕上げました。

デザイナーによるテキストより
元木大輔 / DDAAによる、ティッシュケース「Tissue Case」
元木大輔 / DDAAによる、ティッシュケース「Tissue Case」 photo©長谷川健太

元木大輔 / DDAAがデザインした、ティッシュケース「Tissue Case」です。

1枚のポリエチレンフォームをボタンで留めることでできるティッシュケース。

建築家によるテキストより

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