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鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う外観、南側の道路より見る。 photo©田中克昌
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う外観、南側の道路より1階屋根と2階部分を見る。 photo©田中克昌
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う1階、リビングからダイニングを見る。 photo©田中克昌
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う2階、廊下から1階への階段側を見る。 photo©ASEI建築設計事務所

鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所が設計した、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」です。
水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築家は、建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向しました。そして、地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使いました。

浜松市郊外の佐鳴湖公園に面した住宅である。

佐鳴湖は2001年から全国ワーストワンの水が汚い湖となっていた。そこで、県と市は2015年に佐鳴湖地域協議会を発足し、ワーストワンからの脱却と快適な湖岸景観の形成を目指し、佐鳴湖の水質改善及び生物多様性の保全のための調査・研究を行い、地域住民らも環境保全活動を継続してきている。

こうした佐鳴湖の環境課題に対して、これまでの地球環境に「やさしい/負荷をかけない」というサステナブルなアプローチから、地域環境を「再生/回復する」というリジェネラティブ(環境再生)なアプローチを通して、建築と環境の新たな関係性を見出そうとした。

建築家によるテキストより

地域の未利用資源であったみかんの枝木をバイオ炭(Biochar)に再利用することを考えた。
バイオ炭とは、バイオマス、すなわち生物由来の資源を嫌気的条件(酸素濃度が低い環境)の下で加熱することによって生成された炭化物をいう。このバイオ炭は多孔質な構造を有しているため、水や空気の浄化性能が高く、大きな比表面積をもつため、様々な環境汚染物質を吸着する機能を持っている。

このバイオ炭の高い水質浄化や土壌改善の機能を活かすため、炭職人とブロックの製造業者との協働で、みかんの枝木を炭化させたバイオ炭を象嵌したバイオ炭ブロックを製造開発した。そのバイオ炭ブロックを鉄骨造の躯体の内外装に仕上げた。外壁では高い断熱性を持ち、内壁では調湿、空気清浄化を果たし、温熱環境を調和している。

建築家によるテキストより

建築自体の環境性能としては、外皮の高断熱化(UA値0.52W/㎡・K)、縁台の石へのダイレクトゲインによる蓄熱、全長34mの共用スペースの全開口木製サッシとトリプルガラス、床下空調による居住域快適性の確保、パッシブ熱交換換気による空調負荷の低減、太陽光発電と蓄電池の設置などにより、ZEH認証を取得している。CO2は約40%の削減目標に対して、56%削減している。

さらに外壁では雨水の浄化を促進し、その雨水がバイオ炭同様に水質浄化の作用がある銅板の屋根を流れ、外構の植栽帯に放水され、土中のバイオ炭を介してさらに浄化して地下水に浸透して、敷地目前にある湿地帯に流れていく。宅地の雨水を効果的に集水、浄化、浸透させ、そして湿地帯から佐鳴湖へ水を循環させている。佐鳴湖の環境に視覚的にだけでなく、生態的にもつながっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 ホテルや集合住宅を中心とし、多岐にわたるプロジェクトに取り組む「川嶋洋平建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 ホテルや集合住宅を中心とし、多岐にわたるプロジェクトに取り組む「川嶋洋平建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 ホテルや集合住宅を中心とし、多岐にわたるプロジェクトに取り組む「川嶋洋平建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中T_student dormitory photo©Koji Fujii / TOREAL

ホテルや集合住宅を中心とし、多岐にわたるプロジェクトに取り組む「川嶋洋平建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイト 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

現在、全国でリゾートホテル、集合住宅、テナントビル、住宅、別荘などの新築設計およびアパレル内装設計等、多岐にわたる業務が進行中。その中でもホテルや集合住宅の案件は多く、将来このような仕事に関わりを持ちたい方には有益な職場環境です。

基本設計から実務設計、現場管理まで一貫して携わっていただきます。
経験年数によらずプロジェクトを担当してもらうので、当然責任も生じますが、努力や取り組み次第で成長を感じられると思います。

基本体制は一つのプロジェクトに対しスタッフ一人が担当し、責任をもって最初から最後までプロジェクトを進めてもらいます。
また大きなプロジェクトは複数名のスタッフでチームを作り取り組んでいます。

若い事務所ですので代表の川嶋と担当スタッフの対話の中でプロジェクトを進めていくことが多く、建築設計が好きで積極的にデザインや提案をしたい方が活躍できる事務所となっております。

【ap job更新】 大学施設から住宅まで多様な建築を手掛け、個々を尊重した働きやすい職場も目指す「アーキシップスタジオ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 大学施設から住宅まで多様な建築を手掛け、個々を尊重した働きやすい職場も目指す「アーキシップスタジオ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 大学施設から住宅まで多様な建築を手掛け、個々を尊重した働きやすい職場も目指す「アーキシップスタジオ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中大熊町立 学び舎ゆめの森

大学施設から住宅まで多様な建築を手掛け、個々を尊重した働きやすい職場も目指す「アーキシップスタジオ」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)とアルバイト 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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設計スタッフ・アルバイト募集のお知らせ

株式会社アーキシップスタジオでは設計スタッフ(新卒、既卒、経験者)・アルバイトを募集します。

株式会社アーキシップスタジオでは、現在11名(1級建築士6名)が在籍し、横浜、京都に事務所を置きながら、住宅から大学施設まで様々な規模のプロジェクトを行っています。

大きな案件では、京都府にある大学施設の新築プロジェクト、東京都の大学施設の新築プロジェクト、その他、新築・改修を問わず住宅やホテル等、多種多様なプロジェクトが進行中です。さらに、国内外のプロポーザルの応募にも積極的に取り組んでいます。

また、これまで私たちは、建築の設計監理のみならず、デザイン監修やインテリア・家具デザイン、ワークショップ、自社で運営するブックカフェの営業、イベントの開催など多岐にわたる事業を展開しています。その理由は建築デザインという領域が、狭義の設計活動に留まらない社会と人をつなぐとても重要な役割を担っている、と考えているからです。

【私たちの姿勢―そこでしかできない建築を考える―】
私たちは、その場所のさまざまな記憶、歴史、気候、風土、地形、資源などを十分に読み込み、その目的を最もよく達成するためのプログラム、技術、構造、環境、素材、コストなどを十分に探ることで、つまり、目に見えないことから目に見えるものまで、創造力(想像力)の全てをかけて建築を生みだすこと、を目指したいと考えます。
様々な視点や専門的な領域から建築を考える、プロフェッショナルな集団を目指して日々仕事に取り組んでいます。

【キャリアについて】
実務経験者が希望するキャリアを尊重し、幅広い経験ができるよう、一人一人が働きやすい職場を目指しています。現在在籍しているスタッフの中にも、様々な案件に携わりながら事務所の中心となって長く勤めている方や、産休から復帰し働き始めている女性のスタッフもいます。また独立を視野に入れている経験者も歓迎します。独立して活躍しているOB・OGとの繋がりも深く、コンペやプロジェクト単位で共同する機会も増えています。

【ap job更新】 文脈の再構成として設計を考える「B2Aarchitects」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 文脈の再構成として設計を考える「B2Aarchitects」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 文脈の再構成として設計を考える「B2Aarchitects」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中LinkMURAYAMA

文脈の再構成として設計を考える「B2Aarchitects」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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私たちは、建築を取り巻くさまざまな文脈を注意深く見つめて、選り分けたり、性質を強めたり、解釈を変えたり、時に新たなものごとを投入したりしながら、それらを再構成する行為として設計を捉えています。

そうすることで、社会の複雑さや豊かさ、制御できない本性のようなものを建築に取り込み、表現できるのではないか、また時に建物/敷地や設計者/施工者/利用者という区分を越境して建築という出来事をより広く対象にした活動ができるのではないか、と考えています。

現在、住宅や事務所ビルの全面改修・全国展開中のベーカリー店舗・公共建築の改修や増築などのプロジェクトを進めながら、年に数回公共建築のプロポーザルにも挑戦しています。また、プロジェクトから派生したプロダクトデザインや書籍の制作など、文脈から採掘されたものやデザインのプロセスそのものを表現することも並行して試みています。

計画や形態を直線的に検討するだけでなく、設計の対象とする範囲を柔軟に捉えて、一見無関係なものごとに何らかの連関や意味を見出したり、認識すらされていないような現象から構築を試みたりする作業は長い道のりで厳しさもありますが、常に新鮮で静かなる刺激に満ちています。

このような思索を巡らせつつプロジェクトをともにして頂ける新卒または既卒の方、そしてプロジェクトを主体的にまとめあげて頂けるような実務経験のあるメンバーを募集します。興味と意欲のある方、ぜひご連絡下さい!

石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」(maison owl) がレストランとしての一般予約受付を開始

石上純也建築設計事務所が設計した、山口の「House & Restaurant」(maison owl) がレストランとしての一般予約受付を開始しています。これまでは全館貸切のみ一般受付をしていました。ダイニングエクスペリエンス(ディナー)の予約が3ヶ月先まで可能で、価格は¥55,000(税サ込)~となっています(※2025/1/7時点)。店舗の公式サイトはこちら。アーキテクチャーフォトでは、この建築を特集記事として紹介しています。

MuFF・文化工学研究所・クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「KITASUZUHAUS」。市営住宅の建替えの一環で計画された“暮らし賑わい施設”。地域活性化とコミュニティの創出を求め、施設に集う様子が外側にも滲み出ていく状況を志向。“風通しの良い”木架構の空間に切妻屋根が載る建築を考案
MuFF・文化工学研究所・クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「KITASUZUHAUS」。市営住宅の建替えの一環で計画された“暮らし賑わい施設”。地域活性化とコミュニティの創出を求め、施設に集う様子が外側にも滲み出ていく状況を志向。“風通しの良い”木架構の空間に切妻屋根が載る建築を考案外観、東側より見る、夕景 photo©多田ユウコ
MuFF・文化工学研究所・クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「KITASUZUHAUS」。市営住宅の建替えの一環で計画された“暮らし賑わい施設”。地域活性化とコミュニティの創出を求め、施設に集う様子が外側にも滲み出ていく状況を志向。“風通しの良い”木架構の空間に切妻屋根が載る建築を考案外観、南側の出入口を見る。 photo©多田ユウコ
MuFF・文化工学研究所・クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「KITASUZUHAUS」。市営住宅の建替えの一環で計画された“暮らし賑わい施設”。地域活性化とコミュニティの創出を求め、施設に集う様子が外側にも滲み出ていく状況を志向。“風通しの良い”木架構の空間に切妻屋根が載る建築を考案1階、カフェレストラン、客席からカウンター側を見る。 photo©多田ユウコ
MuFF・文化工学研究所・クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「KITASUZUHAUS」。市営住宅の建替えの一環で計画された“暮らし賑わい施設”。地域活性化とコミュニティの創出を求め、施設に集う様子が外側にも滲み出ていく状況を志向。“風通しの良い”木架構の空間に切妻屋根が載る建築を考案1階、カフェレストラン、客席から開口部越しに外部を見る。 photo©多田ユウコ

今津修平 / MuFF北川浩明 / 文化工学研究所川上真誠 / クラウドアーキテクツが設計した、兵庫・神戸市の「KITASUZUHAUS」です。
市営住宅の建替えの一環で計画された“暮らし賑わい施設”です。建築家は、地域活性化とコミュニティの創出を求め、施設に集う様子が外側にも滲み出ていく状況を志向しました。そして、“風通しの良い”木架構の空間に切妻屋根が載る建築を考案しました。施設の場所はこちら(Google Map)。

神戸市北区の2000戸を超える神戸市営住宅の建替えPFI事業「桜の宮住宅建替事業2期」の沿道利用ゾーンの活性化施設の新築計画。

計画地は1970年に計画人口3万人弱の規模で開発された神戸市内のニュータウンの一画にあり、地域の高齢化が課題のひとつとなっていた。そこで、市営住宅の建替え事業では若年層や子育て世代の居住空間を配置するなど、団地内で幅広い世代が出会えることを目的とした大きなプロムナードや屋外家具や広場が整備された。

建築家によるテキストより

その中で、本施設は「暮らし賑わい施設」として位置付けられ、最寄り駅から市営住宅への動線上の玄関口として、地域の活性化や新たな地域コミュニティを生み出すことを求められた。

建築家によるテキストより

施設は1階を地元野菜を中心としたビュッフェのあるカフェレストラン、2階をクリニックなどの医療施設が入居するテナントフロアとして計画しており、地域における“食と健康とコミュニティのハブ”となるよう計画した。

また、施設名称「KITASUZUAHAUS」は地域住民にとっての“いえ”のような場所を目指して名付けられており、建築も大きな屋根の下に集う様子が外部空間にも滲み出ていくよう、風通しのいい木架構空間の上に大きな切妻の屋根が載っているような形態として計画した。

構造は180mm角の柱を7mスパン階高4.45mで計画し、1階の開放性を担保するため耐力壁は木のK型ブレースを採用した。また2階は外周部のみに耐力壁を配置し、500㎡を超える大空間を自由にレイアウトできるよう計画した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 賃貸集合住宅を中心に取り組み、代表が専門書の執筆も手掛ける「添田建築アトリエ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 賃貸集合住宅を中心に取り組み、代表が専門書の執筆も手掛ける「添田建築アトリエ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 賃貸集合住宅を中心に取り組み、代表が専門書の執筆も手掛ける「添田建築アトリエ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中自社設計のオフィス

賃貸集合住宅を中心に取り組み、代表が専門書の執筆も手掛ける「添田建築アトリエ」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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業務拡大により、設計スタッフを募集しております。

私たちは賃貸集合住宅を中心に住宅、店舗、医院など幅広く設計監理を行なっております。
現在は賃貸集合住宅の設計が全体の7割ほどを占めており、企画の段階から取り組むことも多く、収支計算から設計監理、リーシング会社、賃貸管理会社とのやり取りまで一通りの流れを習得出来ます。

建築主の事業に対する考え方、立地条件、周辺環境などを丁寧に読み取り、深く考えながら美しい空間を創造するための設計を進めていきます。

設計アシスタントであっても企画から建物竣工まで一連の流れを通しで担当して頂きます。効率良く設計スキルを向上させることが出来ます。仕事の大半が特殊建築物なので、一級建築士の取得を目指している方には試験にも有利に働くと思います。

また、オフィスは自社設計のi-Apにあります。面談時に仕事環境をご覧になって頂くと、私共の設計方針も同時に体感できると思います。

代表の添田は著書『デザイナーと投資家のための集合住宅企画[術] 彰国社』も執筆しています。

積極的に設計デザインに取り組んで、コミュニケーション出来る方を募集しております。
Vector Works, Photoshop, Illustrator, 3Dモデリングレンダリングソフトが使用出来る方が理想ですが必要条件ではありません。合わせてアルバイトも募集しています。

秋山隆浩と磯田和明による、東京・杉並区の「高井戸の保育園」。住宅街の中の公園に隣接する敷地での計画。“園児の遊びの場”などを凝縮した建築を目指し、中央に据えた“ネット遊具”の周りに保育室を配置する構成を考案。擁壁を崩した斜面のある園庭は公園との繋がりも意図
秋山隆浩と磯田和明による、東京・杉並区の「高井戸の保育園」。住宅街の中の公園に隣接する敷地での計画。“園児の遊びの場”などを凝縮した建築を目指し、中央に据えた“ネット遊具”の周りに保育室を配置する構成を考案。擁壁を崩した斜面のある園庭は公園との繋がりも意図外観、南東側の道路より見る。 photo©石田篤
秋山隆浩と磯田和明による、東京・杉並区の「高井戸の保育園」。住宅街の中の公園に隣接する敷地での計画。“園児の遊びの場”などを凝縮した建築を目指し、中央に据えた“ネット遊具”の周りに保育室を配置する構成を考案。擁壁を崩した斜面のある園庭は公園との繋がりも意図2階、廊下から階段を見る。 photo©石田篤
秋山隆浩と磯田和明による、東京・杉並区の「高井戸の保育園」。住宅街の中の公園に隣接する敷地での計画。“園児の遊びの場”などを凝縮した建築を目指し、中央に据えた“ネット遊具”の周りに保育室を配置する構成を考案。擁壁を崩した斜面のある園庭は公園との繋がりも意図2階、3-5歳児室Bから階段と3-5歳児室C側を見る。 photo©石田篤

秋山隆浩建築設計事務所と磯田和明建築設計事務所が設計した、東京・杉並区の「高井戸の保育園」です。
住宅街の中の公園に隣接する敷地での計画です。建築家は、“園児の遊びの場”などを凝縮した建築を目指し、中央に据えた“ネット遊具”の周りに保育室を配置する構成を考案しました。また、擁壁を崩した斜面のある園庭は公園との繋がりも意図されました。

東京都杉並区、神田川へと下るなだらかな傾斜地の際、高度成長期に開発された住宅地の一角に新設された保育園。
宅地2軒分の小さな敷地に園児の遊びや生活を支える多様な場を凝縮した。

建築家によるテキストより

園舎は認可基準の園庭面積を満たす為にコンパクトにまとめ、敷地形状に合わせて平面形を変形させた。その結果、方形の大屋根は緩やかな曲面となり、建物全体をやさしく包んでいる。この大屋根の下、上下階を貫く高さ7mのネット遊具を中心に保育室がぐるりと囲み、遊びや学び、生活が交差する場をつくりだした。

園舎中心となるネット遊具は運動の場に留まらず、ゆらゆら揺れるネットの上で園児たちが寄り添い、ひそひそと話を楽しむ場としても機能している。保育室は部屋の角に開口部を設けることで、落ち着いて遊びこめる窓辺の場を作り出している。遊具の下部には床を掘り込んだ絵本コーナーがあり、保護者と子どもが帰宅前のひとときを過ごせる場にもなっている。

建築家によるテキストより

園庭はひな壇造成の擁壁を崩し、斜面を再生して公園と繋げた。築山と遊具を加えたことで、高低差は全体で2.8mに及ぶ。小さな園庭ながらも立体的な回遊性を持たせたことで、園児たちが自ずと体を動かしたくなるような場となっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 “デザイン性・事業性・社会性”でまちを豊かにする「UDS株式会社」が、建築企画職(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 “デザイン性・事業性・社会性”でまちを豊かにする「UDS株式会社」が、建築企画職(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 “デザイン性・事業性・社会性”でまちを豊かにする「UDS株式会社」が、建築企画職(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中SHIMOKITA COLLEGE / Photo by Shinichi Watanabe

“デザイン性・事業性・社会性”でまちを豊かにする「UDS株式会社」の、建築企画職(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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UDSは「デザイン」と、事業性と社会性を実現するしくみ=「システム」でまちを豊かに楽しくすることを目指す組織です。
「デザイン性」と「事業性」、「社会性」を兼ね備えたまちをよりよくする「新しい選択肢の提案」に、企画、設計・施工、運営が連携して取り組む独特のスタイルで活動しています。

このたび、さらなる挑戦・事業拡大のため、プロジェクトデザイナー職を募集します。
後半のチーム紹介記事を読んで頂いた上でご応募ください。

【メンバーからのメッセージ】
UDSでは多様なプロジェクトに関わることができます。
多様なメンバーも一緒に働いており、社会に求められていることと自分のやりたいことを自分の意思を持って実現できるプラットフォームのような場所です。
また、妄想から実装まで、プロジェクトの0から100まで幅広く関われるので、自分のスキルアップにも繋がる場所です。
例えば、困難な状況も楽しみながらクリエイティブに解決することができる、そんな新たなメンバーを探しています。

【配属先チームについて】
2023年に設立された、UDS事業企画部の新チーム「SDU(システムデザインユニット)」。
将来のUDSの中核を担うリーダー候補として、プロジェクトの「妄想」「構想」「伴走」「実装」まで一連の業務に関わり、経験を積んでいただくことを想定しています。
「あったらいいな」というあたらしい選択肢をクライアントと共に妄想し、実装していくチームです。

鈴木雅也建築設計事務所による、千葉・松戸市の「仲井町の家」。景観と採光や通風に恵まれた土地での計画。“心地よい原初的な”住まいを目指し、間口や棟間隔の調整などで母屋・中庭・離れが一体となる建築を考案。状況に応じて各々が居場所を見つけられる“寛容な空間”も意図
鈴木雅也建築設計事務所による、千葉・松戸市の「仲井町の家」。景観と採光や通風に恵まれた土地での計画。“心地よい原初的な”住まいを目指し、間口や棟間隔の調整などで母屋・中庭・離れが一体となる建築を考案。状況に応じて各々が居場所を見つけられる“寛容な空間”も意図外観、南東側の公園より見上げる。 photo©鈴木研一
鈴木雅也建築設計事務所による、千葉・松戸市の「仲井町の家」。景観と採光や通風に恵まれた土地での計画。“心地よい原初的な”住まいを目指し、間口や棟間隔の調整などで母屋・中庭・離れが一体となる建築を考案。状況に応じて各々が居場所を見つけられる“寛容な空間”も意図1階、「北の間」から「外の間」越しに「中の間」を見る。 photo©鈴木研一
鈴木雅也建築設計事務所による、千葉・松戸市の「仲井町の家」。景観と採光や通風に恵まれた土地での計画。“心地よい原初的な”住まいを目指し、間口や棟間隔の調整などで母屋・中庭・離れが一体となる建築を考案。状況に応じて各々が居場所を見つけられる“寛容な空間”も意図1階、「半外の間」側から「外の間」を見る。 photo©鈴木研一
鈴木雅也建築設計事務所による、千葉・松戸市の「仲井町の家」。景観と採光や通風に恵まれた土地での計画。“心地よい原初的な”住まいを目指し、間口や棟間隔の調整などで母屋・中庭・離れが一体となる建築を考案。状況に応じて各々が居場所を見つけられる“寛容な空間”も意図1階、「中の間」から「外の間」越しに「北の間」を見る。 photo©鈴木研一

鈴木雅也建築設計事務所が設計した、千葉・松戸市の「仲井町の家」です。
景観と採光や通風に恵まれた土地での計画です。建築家は、“心地よい原初的な”住まいを目指し、間口や棟間隔の調整などで母屋・中庭・離れが一体となる建築を考案しました。また、状況に応じて各々が居場所を見つけられる“寛容な空間”も意図されました。

仲井町の家は、室内の住環境と外部の自然環境を融和し、知覚要素である風や光、音、匂いなどを享受することで、人間にとって心地よい原初的な住空間を目指した住宅である。

建築家によるテキストより

計画地は、桜のある公園に面した高台にあり、借景、採光、通風に恵まれた土地であった。この土地を魅力を最大に生かし、環境をさらに向上させることを検討した結果、中庭を持つ、木造2階建ての4間角の母屋と、木造平屋建ての離れの分棟の配置計画とした。

各棟の間口寸法は同じであり、各棟は柱芯距離で4mというコンパクトな離れ寸法とした。その為、1階は離れから母屋まで連続的に続いているような不思議な空間構成となっている。この母屋、中庭、離れを含めた一体的な建築が、仲井町の家である。

建築家によるテキストより

離れは道路側、母屋は敷地の奥側に配置し、町に対する圧迫感を抑えながら母屋のプライバシーと防犯性を高めている。1階は「北の間」、「外の間」、「中の間」、「南の間」という居場所を設えている。その日の気候、家族の状況等によって、各々が適切な居場所を決めて、寛いだり、食べたり、仕事をしたり、自然環境に寄り添えるような寛容な空間とした。

道路側にあるパブリック性の高い「北の間」は、現状は書斎として利用している。「中の間」の木製ガラス框戸は、全開にすることができ、半戸外のように「外の間」と一体的な空間となる。また「南の間」の窓も全開にすると、この地を通る風が良く抜けて、外にいるかのように鳥や虫の鳴き声、木や花の匂いを室内で堪能することができる。また、母屋の2階は寝室と水廻りのあるプライバシー空間となっている。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/12/30-2025/1/5]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/12/30-2025/1/5]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/12/30-2025/1/5)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、東京・渋谷区の店舗「無印良品 代官山」。商品そのものが“クローズアップ”され“インテリア”となるスペースを志向
  2. 坂茂へのインタビュー動画「私は建築家に失望しています」。国内外の代表作品も紹介。ルイジアナ美術館の制作で2025年1月に公開されたもの
  3. 内藤廣と深澤直人の対談動画「現代のデザイン教育が抱える構造的な課題」。2024年10月に収録されたもの
  4. 2024年にアーキテクチャーフォトで注目された記事トップ100
  5. 2024年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10(第11回 ap賞 発表)
  6. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」(竣工前)。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  7. 石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる
  8. 伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の住宅「駅家の平屋」。長閑な田園も望める住宅街の敷地。日々の生活に潤いを与える存在を求め、“豊かな自然”を暮らしの中に取込む住まいを志向。視線の抜けを最大化する平面形状で風景と対峙するように構える建築を考案
  9. Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」
  10. 岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、東京の「House “H”」。都心の四方が建て込む旗竿地での計画。周囲を気にせず空と庭を眺められる建築を求め、複数の庭の確保を可能にする“H”型平面の建築を考案。家族の暮らしを想像して其々の庭に異なる性質と意味合いを持たせる
  11. 小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・大島郡の住宅「赤尾木の縁側」。三世代の為の住まい。母と子世帯が其々に望む部屋の実現と共に“一体感”の創出も目指し、両者の間に“リビングと同等規模の軒下空間”を設ける構成を考案。全体に大屋根をかけて家としての“まとまり”も生み出す
  12. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・紹興市の、文化芸術センター。演劇やオペラ等を行う為の施設。地域発祥の“陶器”の現代的表現を意図した外観で、周囲のランドスケープと繋がり“公演もできる中庭”を備えた建築を考案。持続可能性も重視して現地の気候に応じた屋根形状とする
  13. 岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる、沖縄・南城市の「さちばるビレッジ」。海に程近い森の中の敷地。“用途を決めたくない”と言う施主の為に、“形態は機能に従う”と逆のアプローチでの“子供たちの自由な成長と学びの場”の創造を志向。木々の伐採はせず場所に導かれる様に建築をつくる
  14. 京都北町エリアで“建築家とリーズナブルに建てる現代町家”を提案する「京都現代町家ぐらし」の特設サイトが公開。土地の購入よりも安価な“借地”という選択肢に着目。建築家の設計による“売建て住宅”に加え、対話を重ねて設計を進める“建築条件付き借地”も用意
  15. 伊東豊雄も参加した「ひろしま国際建築祭 2025」の記者発表会の動画。2024年11月に行われたもの。プリツカー賞を受賞した日本人建築家8組の展覧会や、丹下健三自邸の復刻などを企画
  16. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  17. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  18. 最も注目を集めたトピックス[期間:2024/12/23-12/29]
  19. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、沖縄の住宅「ピラミッドハット」。森の様な墓地に隣接する土地。敷地の状況に相応しい存在を求め、環境に対し“凛とした佇まい”で“明るくも厳かな”内部空間を持つ建築を志向。四角錐の量塊の中に天窓から光が降り注ぐ“遺跡の様な”住まいを造る
  20. 長坂常 / スキーマ建築計画による、京都左京区南禅寺草川町の「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」

原広司さんが亡くなりました 【ap job更新】 “自然と建築”をテーマに、これからの人間の暮らしの豊かさを探求する「武田清明建築設計事務所」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と 事務職を募集中
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“自然と建築”をテーマに、これからの人間の暮らしの豊かさを探求する「武田清明建築設計事務所」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と 事務職募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

「自然と建築」をテーマに、これからの人間の暮らしの豊かさを探求する設計事務所です。
・都市に自然をつくる。
・自然と人工物の新しいバランスを形にする。
・「空間」だけでなく「環境」をつくる。

事務所規模拡大に伴い、武田清明建築設計事務所は以下のスタッフを募集します。
・募集①:設計スタッフ2名
・募集②:事務スタッフ1名

 
未来に向かってヴィジョンを投じる建築を一緒に創造していく仲間を募集しています。
現在、住宅、幼稚園、福祉施設、飲食店、ホテル、インテリア、プロダクトなどのプロジェクトが進行中。将来的に、住宅だけでなく多様な用途・規模で建築設計を行っていきたい人のステップアップには良い環境です。
実務を経験し開業までのステップを踏みたい独立志望の方、会社とともに成長しながら長く勤めたい方、思想を共感しながら自身のクリエイティビティを発揮したい方など、意欲のある多様な方々にひらかれた設計事務所です。

※2025年4月に大学卒業の方へ
現在、いくつかの新規プロジェクトをひかえており、早期に募集を締め切らせていただく場合があります。ぜひお早めにご応募ください。

坂茂へのインタビュー動画「私は建築家に失望しています」。国内外の代表作品も紹介。ルイジアナ美術館の制作で2025年1月に公開されたもの

坂茂へのインタビュー動画「私は建築家に失望しています(I Am Disappointed in Architects)」です。動画内では、坂の国内外の代表作品も紹介されています。ルイジアナ美術館の制作で2025年1月に公開されたもの。

岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、東京の「House “H”」。都心の四方が建て込む旗竿地での計画。周囲を気にせず空と庭を眺められる建築を求め、複数の庭の確保を可能にする“H”型平面の建築を考案。家族の暮らしを想像して其々の庭に異なる性質と意味合いを持たせる
岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、東京の「House “H”」。都心の四方が建て込む旗竿地での計画。周囲を気にせず空と庭を眺められる建築を求め、複数の庭の確保を可能にする“H”型平面の建築を考案。家族の暮らしを想像して其々の庭に異なる性質と意味合いを持たせる外観、南側の竿部分より見る、夕景 photo©Nao Takahashi
岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、東京の「House “H”」。都心の四方が建て込む旗竿地での計画。周囲を気にせず空と庭を眺められる建築を求め、複数の庭の確保を可能にする“H”型平面の建築を考案。家族の暮らしを想像して其々の庭に異なる性質と意味合いを持たせる1階、リビングからダイニング側を見る。 photo©Nao Takahashi
岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、東京の「House “H”」。都心の四方が建て込む旗竿地での計画。周囲を気にせず空と庭を眺められる建築を求め、複数の庭の確保を可能にする“H”型平面の建築を考案。家族の暮らしを想像して其々の庭に異なる性質と意味合いを持たせる1階、左:コートヤード、右:リビング photo©Nao Takahashi
岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、東京の「House “H”」。都心の四方が建て込む旗竿地での計画。周囲を気にせず空と庭を眺められる建築を求め、複数の庭の確保を可能にする“H”型平面の建築を考案。家族の暮らしを想像して其々の庭に異なる性質と意味合いを持たせる1階、ガーデン2からテラス越しにリビング側を見る。 photo©Nao Takahashi

岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsが設計した、東京の「House “H”」です。
都心の四方が建て込む旗竿地での計画です。建築家は、周囲を気にせず空と庭を眺められる建築を求め、複数の庭の確保を可能にする“H”型平面の建築を考案しました。また、家族の暮らしを想像して其々の庭に異なる性質と意味合いを持たせました。岡田は、谷口吉生に師事した経歴を持つ建築家です。

東京都心には、旗竿地が多く存在する。
かつて道路基盤の整っていない地域で街区の奥の方に住宅を建てる目的で自然発生したものだが、近年は接道基準を満たす目的や、地価の高い都心において多くの宅地を獲得する手段として増加傾向にあり、異形の形状のものも多い。
旗竿地での計画は、周囲に住宅が密集して建っているため、採光・通風・眺望・プライバシーと言った観点で環境的に不利とされる。

建築家によるテキストより

そのような東京都心の住宅街の台形形状の旗竿地において、住宅の設計依頼を受けた。クライアントは小さなお子さんがいる子育て世代のご夫妻。「周囲の目を気にせずカーテンを開け放しにして、空や庭のグリーンを見ながら暮らしたい」とご要望を頂いたが、周囲は四方を隣家に囲まれ、眺望やプライバシーを獲得することは困難に思われた。

建築家によるテキストより

まず敷地を読み込み、わずかでも開ける方向と閉じるべき方向を選択しながら、住棟の配置を検討した。
幸い敷地面積が広かったため、要望の床面積の住棟を配置しても敷地内に余白ができ、余白を利用すればある程度の庭を確保できることがわかった。
そこで我々は、台形の敷地形状に対して“H”型の住棟プランを配置し、敷地の外周にコンクリートの壁を立ててプライバシーを確保、台形と“H”型との間にできた隙間に複数の庭を配置する構成を考えた。敷地の中に「外」を作る考え方である。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが、建築設計と秘書広報のスタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と アルバイトを募集中
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【ap job更新】 MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが、建築設計と秘書広報のスタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と アルバイトを募集中Ento ©鈴木研一 / Ken’ichi Suzuki

MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの、建築設計と秘書広報のスタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)と アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOは業務拡張のため、「スタッフ」「シニアスタッフ」「秘書・広報」「アルバイト」を募集します。

公共施設、商業施設、住宅や別荘、集合住宅やホテル等々を主として、時には街づくりから、プロダクトデザインまで、建築設計を中心とした多様なデザイン活動を行っています。
空間・計画的な視点に加えて、構造や構法・素材といった構築的な側面から建築・都市・環境を捉えていく特徴があります。

建築は世界を、具体的に、良く変えていくことができる心躍る活動です。
真剣で前向きな、仲間を求めます。

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