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最も注目を集めたトピックス[期間:2024/11/4-11/10]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/11/4-11/10]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/11/4-11/10)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 妹島和世と西沢立衛の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第10回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、厳島神社、中野本町の家、サヴォア邸、スカイハウスの写真を題材に議論
  2. 東孝光による「塔の家」(1966) と 伊東豊雄による「花小金井の家」(1983) の建築ツアーが開催。妹島和世の監修でアートウィーク東京の一環として実施
  3. 日建設計が最優秀者に選定された、鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルの、最終プレゼンの動画。石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣・松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所・梓設計共同体のプレゼン動画も公開
  4. 山口健太郎 / KNT Architectsによる、北海道・札幌市の「House in MARUYAMA」。山裾に計画された設計者の自邸。豊かな緑に囲まれた敷地に対して、様々な開口部を通じて“視線が山へと抜ける”建築を考案。素材自体の表出は“職人の手”から生まれる“建築の骨”での“纏う空気”の創出も意図
  5. BIGによる、デンマーク・コペンハーゲンの「BIG HQ」。国際的に活動する設計事務所の自社ビル。湾岸地域の先端部分を敷地として、コンクリート壁が支え合う“ピラネージ風”の“開放的”な空間を備えた建築を考案。社内の5つの専門部署が綿密に協働して造り上げる
  6. OKDOによる、静岡の「森を育む丘の家」。森を切り拓いた新興街区での計画。地域の成長や豊かさにも寄与していく存在を目指し、敷地境界の内外を緩やかに接続する“丘のような”建築を考案。人と犬の快適な共存も意図して建築の内と外も曖昧にする
  7. 山田誠一建築設計事務所による、静岡の「House A」。往来のある“碁盤の目の”街区の敷地。防犯対策しつつも“街と大らかな関係”を結ぶ建築を求め、街に対し“45度”振ったグリッドを用いて”視線の抜け”や“余白”を創出。周囲と繋がる為のテラス等も散りばめる
  8. 建築家の妹島和世が、文化功労者に選ばれました
  9. 大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする
  10. 矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所による、高知・吾川郡の「いの町観光拠点施設」。地域の憩いの場となっている河川敷に面する敷地。隣接地が持つ“余白のある広がり”に着目し、“柔らかく接続”して一体的な環境を形成する建築を志向。機能毎に建物を分けて行止まりのない連続性も生み出す
  11. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  12. ヘルツォーグ&ド・ムーロンが、マルセル・ブロイヤー設計の旧ホイットニー美術館(1966年竣工)を改修へ。オークションハウスのサザビーズが建物を取得して計画を発表
  13. 成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・杉並区の「高円寺のオフィス」。設計者が監修した製品を用いて構成した自社の事務所。改善や可能性のフィードバックを得る為の“実験の場”を求め、システムパーティション等を実装した空間を考案。働く場の在り方の捉え直しと更新にも繋げる
  14. 山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の「佐土原 下那珂の家」。通りを挟んで施設が建つ分譲地での計画。朝日を感じられる住宅との要望に、平面中央に天窓と階段を設けて“柔らかな光を落とす”構成を考案。階段空間を介し全体を繋げて“常に家族の気配”の感受も可能にする
  15. 北村直也建築設計事務所による、岐阜・大垣市の店舗「パティスリー. ポッシュ ド アコ」。“デコラティブ”な洋菓子店だった建物を新たな菓子店へと改修。煩雑な状況の“単純化”と商品の“強調”を意図し、内外を“ブルーグレーに統一”する計画を考案。商品に通じる“控えめで華やかな雰囲気”も意図
  16. 堤由匡建築設計工作室による、中国・北京市の住戸改修「HOUSE X」。地上階にある区画の改修で屋外浴場も増築する計画。高齢者も暮らす住まいとして、“バリアフリー”を主題とした空間を志向。段差の解消等に加えて“健康的な光と心地よい風”の導入もバリアフリーと捉えて設計する
  17. 大峯竣平+堤康浩 / デザインオツによる、石川・輪島市の「二ツ屋町ハウス」。五差路に面する敷地。“風土的な振舞い”が背景にある住居を求め、人々の“懐のひろさ”に着目して“ひろさ”の“懐”となる建築を志向。土間・広間・物見縁台を繋いだ気積のある空間で様々な受入れを可能にする
  18. 山﨑健太郎デザインワークショップによる、千葉・八千代市の「52間の縁側」。高齢者の為のデイサービス施設。問題を抱える人も“日常を送れる”環境を目指し、木架構の中に様々な“小さな居場所”のある建築を志向。一直線の床と構造体が作る“大きな構え”は地域の人々も迎え入れる
  19. 建築家の石上純也が、エルメスの2025AWメンズコレクションのランウェイに出演。長谷川博己・大沢たかお・松田翔太らもモデルとして参加
  20. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図

2024年10月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40
2024年10月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40

アーキテクチャーフォトで、2024年10月に注目を集めた記事をランキング形式でご紹介します。


  1. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  2. 日建設計が最優秀者に選定された、鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルの、最終プレゼンの動画。石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣・松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所・梓設計共同体のプレゼン動画も公開
  3. 石上純也が設計した「house & restaurant maison owl」の一般宿泊予約が開始。山口県宇部市にあり、2024年日本建築学会作品賞を受賞した建築。1日1組限定で全館貸切が可能
  4. 一色暁生建築設計事務所による、東京・新宿区の「上落合の家」。都市部の約10坪の敷地。建て込む環境を“ひと繋がりの岩山のような塊”と感じて、積上げるのではない“住宅を削り出す”ような設計を志向。シンプルな量塊の中に諸室を配置して環境と呼応する大小の窓を配置する
  5. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図
  6. 法律家の水野祐と建築家の藤原徹平と中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペ「AYDA2024」が開催。テーマは「あいまいさの確かな形質」。最優秀賞には国際アワードセレモニーへの招待と賞金30万円が贈呈
  7. 東孝光による「塔の家」(1966) と 伊東豊雄による「花小金井の家」(1983) の建築ツアーが開催。妹島和世の監修でアートウィーク東京の一環として実施
  8. 浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る
  9. 大野力 / sinatoによる、東京・千代田区の「12 KANDA」。パブリックな用途も含むシェアオフィス。個室群の“街への対峙”も意図し、屋外避難階段を表側でバルコニーと繋げて“日常動線”にする構成を考案。基準階の反復ではなく異なる“形と機能”が積層する建築を造る
  10. 吉田裕一建築設計事務所による、埼玉・川口市の住宅「東浦和の安居」。施主夫婦が自身の老後を見据えて依頼した住まい。車椅子での移動や介護がしやすい建築との要望に、其々の居室同士を接続して直に行き来できる平面構成を考案。趣味の園芸の為に土間や屋外の空間の使い方も考慮
  11. 長坂常 / スキーマ建築計画による、群馬・太田市の「古川製作所新社屋+工場」。部品製造会社の“生産システム”を作る企業の為に計画。認知度を高めて雇用にも貢献する存在を目指し、“会社の顔となる開かれた建築”を志向。内外の多様な要素に“一貫した軸”を与える為にグリッドを用いて設計
  12. アンドラ・マティンの初めての作品集『Tropicality: Houses by Andra Matin』をプレビュー。インドネシアを拠点とする建築家。内外の繋がる開放的なリビングを備えた自邸で世界的にも注目を集める
  13. MVRDVによる、オランダの「トリポリス・パーク」。アルド・ファン・アイクの晩年作品の改修と増築。歴史的建築に敬意を払いながら変化した環境への対応も意図し、既存の背後に“ランドスクレイパー”を配置する計画を考案。記念碑的建物の不動産価値も再確立させる
  14. MADによる、アメリカ・デンバーの「ワン・リバー・ノース」。都市の中心部に建つ低層部に商業施設も備えた集合住宅。都市生活の再考を目指し、地域の特徴的な環境を参照した“亀裂“のような空間を備えた建築を考案。外と内の空間を融合させて自然と建築の境界も曖昧にする
  15. 森下修 / 森下建築総研による、兵庫・神戸市の、宿泊施設「ThinkStay Mt.」。設計者が事業主で運営も手掛ける山中のワーケーション施設。“心地よく創造的な活動”の場を目指し、5棟の高床式の“アトリエコテージ”を設計して森の中に配置。既存の修復は設計者の主導のもと平田建設も関わる
  16. 富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、栃木・那須町の宿泊施設「赤松平の減築」。個人の別荘を簡易宿所に改修する計画。宿としては“大きすぎる”既存建物と向き合い、木々に囲まれた環境に対して“友好的に面積を減らす”設計を志向。居室の外部化や吹抜への転換で森と呼応する空間に変える
  17. 山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る
  18. 渡邉明弘事務所・オクムラデザイン・キーマンによる、東京・千代田区の「REDO JIMBOCHO」。雑居ビルを改修と耐震化した“シェア型複合施設”。既存の状態に対し、“修繕”でも“建替”でもない“再生”する設計を志向。柱の増し打ち補強を含む“総合的な計画”で他の選択肢では“得難い空間”を生み出す
  19. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、ウズベキスタンの「アリシェル・ナヴォイ国際科学研究センター」。文学博物館・研究所・学校などが組込まれる施設。地域の伝統的な建築から様々な着想を得て、換気機能を持つ“アーチ型のファサード”や“中庭” を備えた建築を考案。外壁の素材には地域産の煉瓦も用いられる
  20. 北村直也建築設計事務所による、岐阜・瑞穂市の「穂積の住宅」。“住宅街”の中の“田園”にも隣接する敷地。環境を大らかに受入れる存在を目指し、3つの量塊を“雁行型”に配置して空間同士の柔らかな関係を構築。視線が建築を“貫通”するように開口を配して両方の風景も繋ぐ
  21. 宮崎晃吉 / HAGISOによる、茨城・笠間市の「ATAGO FOREST HOUSE」。自然公園にある建物と周辺環境を整備する計画。“地域の憩いの場”で“観光拠点”を目指し、“心も体も切り替わる中継地点”としての建築を志向。既存への“円弧状のテラス”などの増築と共にサインまでも見直す
  22. 藤原・室 建築設計事務所による、東京の「町田の家」。傾斜地の不整形な角地での計画。環境への応答とプライバシーの確保を考慮し、“壁”を主要素とし“角度や高さの調整”で多様な風景を切取ると共に外部からの視線を遮断。木漏れ日の様な多方向からの光の導入も意図
  23. 藤本壮介の総合デザイン監修による、福岡市の「明治公園整備・管理運営事業」の完成イメージが公開。東京建物を代表企業とし梓設計・旭工務店・木下緑化建設・ランドスケープむらが共同企業体として提案して優先交渉権者に選定
  24. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  25. KAWAHARA KRAUSE ARCHITECTSによる、ドイツ・ハンブルクの「House SK」。モダニズムの建築家が手掛けた住宅の改修。明るく広々とした空間への転換を求め、既存の構成を踏襲しつつ“吹抜”の新設や“開口部”の拡大等を含む計画を考案。空間の繋がりが実寸以上の奥行と広がりを呼起す
  26. 大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする
  27. 山田誠一建築設計事務所による、静岡の「House A」。往来のある“碁盤の目の”街区の敷地。防犯対策しつつも“街と大らかな関係”を結ぶ建築を求め、街に対し“45度”振ったグリッドを用いて”視線の抜け”や“余白”を創出。周囲と繋がる為のテラス等も散りばめる
  28. 田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定
  29. 塩入勇生+矢﨑亮大 / ARCHIDIVISIONによる、長野・安曇野市の「RE FORM」。設計者の実家の改修。家の象徴である“座敷”の扱いから議論を始め、一人ひとりに異なる意見がある“陣取り合戦”の様な状況に向合い設計。“各々が自らの陣を取り、また陣を渡してきた結果”としての空間が現れる
  30. 西久保毅人 / ニコ設計室による、プリズミックギャラリーでの建築展「それはあなたの言葉から」。施主の発した“言葉を定規に設計”してきた建築家の展示。自身の手掛けた建築の“小ささ”を意識させる為に、会場の中心に“大きな猫”のオブジェを配置。子ども達でも楽しめるように“ごろごろできる”場も作る
  31. 諸江一紀建築設計事務所による、愛知・岡崎市の「庇の家」。下屋のある住宅が建ち並ぶ地域での計画。“屋根が重なる風景”との呼応も意図し、箱型のヴォリュームの四周に“庇”を配置する建築を考案。縁側の垂木を内部にまで延長して“屋根で守られる安堵感”も空間に与える
  32. 髙濱健嗣建築設計事務所による、兵庫の住戸改修「T Flat」。二面を外気に面した区画。開放的な家との要望に、水廻り等の機能を“木の箱”に集約して大きなワンルーム空間を確保する構成を考案。用途に応じてカーテンで間仕切れる仕様とし“家族の距離感”の調整も可能にする
  33. キー・オペレーションとパーク・コーポレーションによる、富山市の「十全化学本社社屋」。医薬関係の製造企業の新社屋。自由な交流の尊重を意図し、“集中”と“交流”の切替が可能となるゾーニングの建築を考案。四周のバルコニーは環境調整や気分転換の役割に加えて“陰影のあるファサード”も生み出す
  34. 藤本壮介事務所が受注候補者に選定された、仙台の「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」の最終審査公開プレゼンの動画。最終候補者には、北澤伸浩事務所、山田紗子事務所+BPDL+佐藤慎也研究室、昭和tデYetB、日建設計も名を連ねる。審査員は、青木淳、西沢立衛、冨永祥子、岩間友希、髙橋新悦。2024年9月に行われたもの
  35. 竹山聖 / 設計組織アモルフによる、東京・目黒区の「OAK BLDG II」。“地形的な結節点”となる敷地に計画。“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索。環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出す
  36. 石飛亮 / WANKARASHINによる、長崎・福江島の「五島つばき蒸溜所」。小さな集落の教会に隣接する敷地。維持管理をする“教会守”の様な生産所を目指し、蒸溜室を中庭に見立てて“修道院のような回廊”で囲む建築を考案。島内の素材を建材に用いて“風土や歴史”への接続も意図する
  37. 森下陽 / AMPによる、静岡・浜松市の住宅「コマツノコヤ」。畑を宅地化した住宅街の敷地。地域的に求められる“駐車計画”から出発し、将来的に1階のみでの生活を想定した“寄棟屋根”の建築を考案。地域の職人たちと協力して工種や“工期を可能な限り減らして”建てる
  38. 建築家の石上純也が、エルメスの2025AWメンズコレクションのランウェイに出演。長谷川博己・大沢たかお・松田翔太らもモデルとして参加
  39. 中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」。身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催。展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向。其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案
  40. 藤本壮介事務所が受注候補者に選定された、仙台の「(仮称)国際センター駅北地区複合施設」の提案書が公開。最終候補者の、北澤伸浩事務所、山田紗子事務所+BPDL+佐藤慎也研究室、昭和tデYetB、日建設計のものも公開。審査員は、青木淳、西沢立衛、冨永祥子、岩間友希、髙橋新悦

保坂猛が、自身が設計した「弥生の住宅」を案内している動画。2024年1月に竣工した建築 建築家の妹島和世が、文化功労者に選ばれました
建築家の妹島和世が、文化功労者に選ばれました建築家の妹島和世。 photo©architecturephoto

建築家の妹島和世が、令和6年度 文化功労者に選ばれました。リンク先の文部科学省のページに顕彰式の写真が掲載されています。

堀部安嗣が、自身とNIaが設計した「さとローグ」を案内している動画。建築の様子も紹介。東京・奥多摩町にあるレストランとサウナ

堀部安嗣が、自身とNIaが設計した「さとローグ」を案内している動画です。建築の様子も紹介。東京・奥多摩町にあるレストランとサウナです(2025年春に宿泊棟の完成を予定)。施設の公式サイトはこちら

大峯竣平+堤康浩 / デザインオツによる、石川・輪島市の「二ツ屋町ハウス」。五差路に面する敷地。“風土的な振舞い”が背景にある住居を求め、人々の“懐のひろさ”に着目して“ひろさ”の“懐”となる建築を志向。土間・広間・物見縁台を繋いだ気積のある空間で様々な受入れを可能にする
大峯竣平+堤康浩 / デザインオツによる、石川・輪島市の「二ツ屋町ハウス」。五差路に面する敷地。“風土的な振舞い”が背景にある住居を求め、人々の“懐のひろさ”に着目して“ひろさ”の“懐”となる建築を志向。土間・広間・物見縁台を繋いだ気積のある空間で様々な受入れを可能にする外観、2階のベランダを見上げる。 photo©四ツ屋スタヂオ 松井晴香+松井竣平
大峯竣平+堤康浩 / デザインオツによる、石川・輪島市の「二ツ屋町ハウス」。五差路に面する敷地。“風土的な振舞い”が背景にある住居を求め、人々の“懐のひろさ”に着目して“ひろさ”の“懐”となる建築を志向。土間・広間・物見縁台を繋いだ気積のある空間で様々な受入れを可能にする1階、左:2階への階段、右:玄関 photo©四ツ屋スタヂオ 松井晴香+松井竣平
大峯竣平+堤康浩 / デザインオツによる、石川・輪島市の「二ツ屋町ハウス」。五差路に面する敷地。“風土的な振舞い”が背景にある住居を求め、人々の“懐のひろさ”に着目して“ひろさ”の“懐”となる建築を志向。土間・広間・物見縁台を繋いだ気積のある空間で様々な受入れを可能にする2階、夫婦室から広間を見る。 photo©四ツ屋スタヂオ 松井晴香+松井竣平

大峯竣平+堤康浩 / デザインオツが設計した、石川・輪島市の「二ツ屋町ハウス」です。
五差路に面する敷地での計画です。建築家は、“風土的な振舞い”が背景にある住居を求め、人々の“懐のひろさ”に着目して“ひろさ”の“懐”となる建築を志向しました。そして、土間・広間・物見縁台を繋いだ気積のある空間で様々な受入れを可能にしました。

石川県輪島市に計画した夫婦と子供二人のための住まい。
敷地は生活道路が集まる五差路に面しており、その向こうには鳳至川と小さな橋があり、ぽつぽつと生業の煙が昇る里山の風景が広がる。

建築家によるテキストより

うちあわせに向かうと、建主夫婦と子どもたちがいつも出迎えてくれて、輪島の美味しい御食事へ連れていってくれたり、いいところを案内してくれたりするし、その親御さんや知り合い友人もみな快く出迎えてくれる懐の「ひろさ」がある。
輪島での郷土的なものとして、それが人々の精神性にも関わっていることがあると思った。この「ひろさ」が、建主の延長である建築にも何か絡まっていけないかと計画を進めていった。

また、建主にはお子さんがいて、二人の兄弟である。
能登里山の風景や風土的な振舞いが住まいの背景としてあり、彼らにとって家族で過ごす空間や時間が良いものであるように願った。

建築家によるテキストより

玄関土間の上部には大きな吹抜け、壁にも天井にも開口部を設けた、この建物で最も陽光が入る空間である。そこから繋がる12畳程の二階のホール、輪島の景色のためのピクチャウィンドウと三角形の物見縁台がある。

上下に連続した大きな気積の空間であり、外部環境へのアクセスハブであり、住居のなかにある「そと」のようである。
お客さんとのやり取り、外の空気のにおい、景色、陽の入り方、鳳至川の水音など、何らかの外部環境の多様さが介在しやすい場とした。

「そと」の気積はこの建物の中心の場所であり、家族のプライベートとしてのLDK・客室・居室が接する構成となっている。
各室から出ると「そと」に居て、日常の合間に自然な形で外部環境の情報に触れられる。

「きょうのお天気は」「お客さん、果物持ってきてくれた」「きょうは朝日がきれいやわ」

この土間から吹抜け、ホールから物見縁台へと繋がる気積は、家のなかに外部環境の情報を迎える「ひろさ」という懐をもたらした。

建築家によるテキストより
坂茂による講演会「作品づくりと社会貢献の両立を目指して」が、群馬県建設業協会の主催で開催。群馬建設会館を会場に行われ、環境との調和を重視したデザインや災害支援活動について語る
坂茂による講演会「作品づくりと社会貢献の両立を目指して」が、群馬県建設業協会の主催で開催。群馬建設会館を会場に行われ、環境との調和を重視したデザインや災害支援活動について語る image courtesy of 群馬県建設業協会

坂茂による講演会「作品づくりと社会貢献の両立を目指して」が、群馬県建設業協会の主催で開催されます。
群馬建設会館を会場に行われ、環境との調和を重視したデザインや災害支援活動について語られる予定です。開催日は、2025年1月15日(水)参加費無料要事前申込(※定員になり次第締切)。参加の申込フォームはこちらです(※定員制となりますので、事前に必ず電話[027-252-1666]で申込状況を確認してくださいとのこと。メールやFAXでの申込も受付けています)。【ap・ad】

一般社団法人群馬県建設業協会(会長 青柳剛)が主催する「特別講演会」のお知らせです。

日本の建築家で、クーパー・ユニオン建築学部(NY)で建築を学び、東京、パリ、ニューヨークに事務所を構え、芝浦工業大学特別招聘教授の坂茂(ばん しげる)氏による特別講演会を開催します。

世界に誇る建築家で、環境との調和や持続可能性を重視したデザインが特徴的であり、被災地での仮設住宅や緊急避難所の設計等、災害支援活動にも力を注いでいます。名実ともに偉大な建築家をお招きし、経験談や建築デザインについて、ご講演頂きます。

建築家による講演会は昨年度の早稲田大学創造理工学部教授の古谷誠章氏(日本建築士会連合会会長)に引き続き行います。
日時は令和7年1月15日18時から。入場無料(定員制)。会場は群馬建設会館(群馬県前橋市元総社町2-5-3)の2階ホール。
講演のテーマは「作品づくりと社会貢献の両立を目指して」。

お申込みはフォーム、メール、FAXにてお受けします。定員制となりますので、事前に必ず電話で申込状況を確認してください。

以下に、詳細な情報を掲載します

成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・杉並区の「高円寺のオフィス」。設計者が監修した製品を用いて構成した自社の事務所。改善や可能性のフィードバックを得る為の“実験の場”を求め、システムパーティション等を実装した空間を考案。働く場の在り方の捉え直しと更新にも繋げる
成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・杉並区の「高円寺のオフィス」。設計者が監修した製品を用いて構成した自社の事務所。改善や可能性のフィードバックを得る為の“実験の場”を求め、システムパーティション等を実装した空間を考案。働く場の在り方の捉え直しと更新にも繋げる出入口側からパーティション越しに固定デスクを見る。 photo©西川公朗
成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・杉並区の「高円寺のオフィス」。設計者が監修した製品を用いて構成した自社の事務所。改善や可能性のフィードバックを得る為の“実験の場”を求め、システムパーティション等を実装した空間を考案。働く場の在り方の捉え直しと更新にも繋げる中央奥:固定デスク、右手前:打ち合わせスペース photo©西川公朗
成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・杉並区の「高円寺のオフィス」。設計者が監修した製品を用いて構成した自社の事務所。改善や可能性のフィードバックを得る為の“実験の場”を求め、システムパーティション等を実装した空間を考案。働く場の在り方の捉え直しと更新にも繋げる固定デスクからパーティション越しに打ち合わせスペースを見る。 photo©西川公朗

成瀬・猪熊建築設計事務所が設計した、東京の「高円寺のオフィス」です。
設計者が監修した製品を用いて構成した自社の事務所の計画です。建築家は、改善や可能性のフィードバックを得る為の“実験の場”を求め、システムパーティション等を実装した空間を考案しました。そして、働く場の在り方の捉え直しと更新にも繋げることも意図されました。

成瀬・猪熊建築設計事務所の新しいオフィスです。
自社で監修した家具・パーティションシリーズcommon furniture(イトーキ)で構成したオフィスを東京都杉並区高円寺に開設しました。

建築家によるテキストより

common furnitureは、工場や研究施設で使われてきた機能的でカスタマイズしやすい家具、さまざまな仕切り方やデザインを可能にするシステムパーティション、そしてこれまでは無かった多彩なカラーリングを備えた、自由で創造的な空間を実現するための家具ブランドです。

建築家によるテキストより

今回のオフィスは、これらのツールを自身の執務空間に実装することで、使い方を検証し、改善点や可能性のフィードバックを得るための実験の場です。

具体的には、模型製作・原寸検証・サンプル確認などが入れ替わり必要になる設計事務所特有の状況を、効率よく弾力的に運用するために、common furnitureがどう活用できるかを検証してゆきます。

この拠点をきっかけとして、働く場のあり方を捉え直し、さらなる更新に繋げて行きたいと考えています。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 小大建築設計事務所が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)・CADオペ・プロダクトデザイナー・経理職 を募集中
【ap job更新】 小大建築設計事務所が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)・CADオペ・プロダクトデザイナー・経理職 を募集中
【ap job更新】 小大建築設計事務所が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)・CADオペ・プロダクトデザイナー・経理職 を募集中「大山初里」

小大建築設計事務所の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)・CADオペ・プロダクトデザイナー・経理職 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

小大スタッフ募集(1次募集締切2025年1月8日まで)
就職説明会 2024年12月6日(金)18:30-20:00 開催

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【募集職種】
01.小大建築設計事務所設計中途スタッフ
02.一畳十間設計中途スタッフ
03.新卒設計スタッフ(小大/一畳十間)
04.CADオペレーター
05.プロダクトデザイナー
06.経理補助

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01.小大建築設計事務所 設計中途スタッフ

■募集背景
弊社は設立10年目となりました。
これまで、日本では大型温泉旅館案件・公共スポーツ施設案件、中国では個性豊かなインテリアの仕事や地域色豊かな環境での宿泊施設を多数竣工させ、実績を重ね成長を続けてきました。
2023年にハイアット初のラグジュアリー温泉旅館ブランド「吾汝 ATONA」の指名コンペで選定して頂いたことにより、更なる業務範囲や設計規模が拡大している状況です。

弊社の急速な成長に伴い従来のアトリエの枠組みを超えた組織変革(給与条件・労務環境)を行うことで、優れた設計士を新卒及び中途スタッフとして迎え入れる環境を整えました。
現在30名の設計士が在籍しており、今回の募集で35名以上のチームを目指し、設計事務所としての総合力の強化を目指しています。

【ap job更新】 環境配慮型建築を手がける「ADX」が、建築設計と施工管理のスタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 環境配慮型建築を手がける「ADX」が、建築設計と施工管理のスタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 環境配慮型建築を手がける「ADX」が、建築設計と施工管理のスタッフ(既卒・経験者)を募集中SANU 2nd Home(2024年 / サブスク型セカンドホーム)外観

環境配慮型建築を手がける「ADX」の、建築設計と施工管理のスタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【フィロソフィー「森と生きる」とADXの会社紹介】
私たちADXは『森と生きる』というフィロソフィーを掲げ、自然環境を保護し、持続可能な方法で活用する建築を手掛けています。森は生態系の要であり、地球の環境を支える重要な存在です。私たちは、森が長期的にその豊かさを保ち続けるために、どのように森と共に歩んでいくかを真剣に考えています。このフィロソフィーに基づき、ADXは自然と調和した建築を通じて、持続可能な未来の構築を目指しています。

【事業概要:ADXが目指す自然と調和した建築プロジェクト】
①:森の調査「森のカルテ」
『森と生きる』を具現化するために、まず私たちは森を理解することから始めました。
それが『森のカルテ』です。このカルテでは、樹木の種類や成長速度、土壌の栄養状態、生態系のバランス、気候条件の影響を詳細に記録しています。

例えば、特定の樹種がどのように成長するか、気候変動がどのような影響を及ぼすかを把握することで、地域に適した森の管理と活用が可能になります。この取り組みは、森の健全な循環と持続可能な資源管理を支えています。

②:森のカルテから建築への発展
このようにして得られたデータは、建築にも活用されています。例えば、各地域の木材の特性や耐久性を理解することで、適した建材やデザインを選択することが可能になります。森のカルテに基づき、地元の木材を利用し、地域経済の発展に貢献する形で建築が展開されるのです。私たちは、自然環境と調和し、森の一部として機能する建築を目指しています。

山口健太郎 / KNT Architectsによる、北海道・札幌市の「House in MARUYAMA」。山裾に計画された設計者の自邸。豊かな緑に囲まれた敷地に対して、様々な開口部を通じて“視線が山へと抜ける”建築を考案。素材自体の表出は“職人の手”から生まれる“建築の骨”での“纏う空気”の創出も意図
山口健太郎 / KNT Architectsによる、北海道・札幌市の「House in MARUYAMA」。山裾に計画された設計者の自邸。豊かな緑に囲まれた敷地に対して、様々な開口部を通じて“視線が山へと抜ける”建築を考案。素材自体の表出は“職人の手”から生まれる“建築の骨”での“纏う空気”の創出も意図外観、南側より見る。 photo©佐々木育弥
山口健太郎 / KNT Architectsによる、北海道・札幌市の「House in MARUYAMA」。山裾に計画された設計者の自邸。豊かな緑に囲まれた敷地に対して、様々な開口部を通じて“視線が山へと抜ける”建築を考案。素材自体の表出は“職人の手”から生まれる“建築の骨”での“纏う空気”の創出も意図外観、西側の道路より見る。 photo©佐々木育弥
山口健太郎 / KNT Architectsによる、北海道・札幌市の「House in MARUYAMA」。山裾に計画された設計者の自邸。豊かな緑に囲まれた敷地に対して、様々な開口部を通じて“視線が山へと抜ける”建築を考案。素材自体の表出は“職人の手”から生まれる“建築の骨”での“纏う空気”の創出も意図1階、リビングからダイニングを見る。 photo©佐々木育弥
山口健太郎 / KNT Architectsによる、北海道・札幌市の「House in MARUYAMA」。山裾に計画された設計者の自邸。豊かな緑に囲まれた敷地に対して、様々な開口部を通じて“視線が山へと抜ける”建築を考案。素材自体の表出は“職人の手”から生まれる“建築の骨”での“纏う空気”の創出も意図1階、左:DEN、右:寝室 photo©佐々木育弥

山口健太郎 / KNT Architectsが設計した、北海道・札幌市の「House in MARUYAMA / 円山の自邸」です。
山裾に計画された設計者の自邸です。建築家は、豊かな緑に囲まれた敷地に対して、様々な開口部を通じて“視線が山へと抜ける”建築を考案しました。また、素材自体の表出は“職人の手”から生まれる“建築の骨”での“纏う空気”の創出も意図されました。

山麓に建つ設計者の自邸である。

敷地は長い間買い手がつかず、急斜面の条件が厳しいものであったが、豊かな緑に囲まれたこの土地を目の前にしたとき、自然と手が走りここに家族のための家を建てようと決めた。

建築家によるテキストより

建物は山の斜面に一部埋め込まれるようなかたちのほぼ平屋であり、地下には階段と小さな玄関があるだけである。
かなりコンパクトな空間ながら、極力間仕切りを設けず、開口部を通して山へと抜ける視線は平屋ならではの奥行を感じさせ閉塞感は少ない。リビングと寝室に設けた床のレベル差も、走り回る子供や家具を少しだけ視界の中心から外すことで空間を広く感じさせる。

建築家によるテキストより

また費用圧縮も兼ねて、仕上げはなるべく素材そのものを表出させ、ほぼ大工工事で完結するよう計画している。建築の骨をつくる職人の手が直接、その建築の纏う空気までをつくって欲しかった。その分納まりや躯体との取り合いはシビアになり、施工には緻密で丁寧な仕事が求められることになるが、豊富な知識と経験を持つチームはこちらの期待にとても良く応えてくれた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 プロジェクトの目的を読み解き、最も相応しい構造計画の提案を目指す「MOF」が、構造設計スタッフ(2025年新卒)を募集中
【ap job更新】 プロジェクトの目的を読み解き、最も相応しい構造計画の提案を目指す「MOF」が、構造設計スタッフ(2025年新卒)を募集中
【ap job更新】 プロジェクトの目的を読み解き、最も相応しい構造計画の提案を目指す「MOF」が、構造設計スタッフ(2025年新卒)を募集中OPEN PARK BASE(©YASHIRO PHOTO OFFICE)(意匠設計:上條・福島都市設計事務所+酒井真樹事務所)

プロジェクトの目的を読み解き、最も相応しい構造計画の提案を目指す「MOF」の、構造設計スタッフ(2025年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

MOFでは2025年3月に大学卒業予定または大学院修了予定の構造設計スタッフを1名募集します。
構造設計業務がメインですが、やる気がある方であれば意匠系や環境系の方でも歓迎です。

MOFは3人の共同代表が主宰する構造設計事務所です。
建築家と協同し、庁舎、文化施設、教育施設など様々な用途の新築物件の構造設計監理や、世界遺産、国宝、重要文化財の耐震診断及び補強設計監理を日本全国で行っています。
扱っている構造の種別はRC造、鉄骨造、中大規模木造、PC造、伝統木造、レンガ造など多様です。

構造の安全性や合理性を考えるのはもちろんですが、それに加えてプロジェクトの目的と意味を読み解き、最も相応しい構造計画を提案することを目指しています。
社名の「MOF(エムオーエフ)」をローマ字読みした「モフ」という音の響きは、毛皮や毛布のように、人々の生活を柔らかく包み込むような建築を理想とする私たちの理念を示すものです。

業務拡大に伴い、将来的に長く一緒に働いていただける方を募集しています。
MOFは東京、京都、福島を拠点として活動していますが、今回は東京拠点での募集となります。将来的には別の拠点での活動やリモートワークなども相談可能です。

隈研吾による、2つのクリスマスツリー「木漏れ日」と「木組み」。隈がデザインした虎ノ門と銀座のホテルで公開。サステイナブルをテーマとし、小さな木のユニットを積み上げるデザインを考案。シーズン終了後は家具に転用される
隈研吾による、2つのクリスマスツリー「木漏れ日」と「木組み」。隈がデザインした虎ノ門と銀座のホテルで公開。サステイナブルをテーマとし、小さな木のユニットを積み上げるデザインを考案。シーズン終了後は家具に転用される
隈研吾による、2つのクリスマスツリー「木漏れ日」と「木組み」。隈がデザインした虎ノ門と銀座のホテルで公開。サステイナブルをテーマとし、小さな木のユニットを積み上げるデザインを考案。シーズン終了後は家具に転用される

隈研吾による、2つのクリスマスツリー「木漏れ日」と「木組み」です。
隈がデザインした虎ノ門と銀座のホテルで公開されます。建築家は、サステイナブルをテーマとし、小さな木のユニットを積み上げるデザインを考案しました。また、シーズン終了後は家具に転用されれます。
「木漏れ日」は東京エディション銀座にて2024年11月19日から、「木組み」は東京エディション虎ノ門にて2024年11月20日より公開されます。

隈研吾によるコメント

2020年にオープンした東京エディション虎ノ門と、2024年にオープンした東京エディション銀座のロビーに、クリスマスシーズンを華やかに彩る、木でできたツリーをデザインしました。どちらのツリーも、小さな木のユニットを積み上げて作り、それぞれの街の特色を表現します。また、複数の樹種を使うことで森の循環・育成に貢献します。クリスマスシーズンが終わった後も、ツリーのユニットは家具に転用され、違う場所に生まれかわります。そんなサステナブルで、永遠を生きるクリスマスツリーが生まれます。

リリーステキストより
北村直也建築設計事務所による、岐阜・大垣市の店舗「パティスリー. ポッシュ ド アコ」。“デコラティブ”な洋菓子店だった建物を新たな菓子店へと改修。煩雑な状況の“単純化”と商品の“強調”を意図し、内外を“ブルーグレーに統一”する計画を考案。商品に通じる“控えめで華やかな雰囲気”も意図
北村直也建築設計事務所による、岐阜・大垣市の店舗「パティスリー. ポッシュ ド アコ」。“デコラティブ”な洋菓子店だった建物を新たな菓子店へと改修。煩雑な状況の“単純化”と商品の“強調”を意図し、内外を“ブルーグレーに統一”する計画を考案。商品に通じる“控えめで華やかな雰囲気”も意図外観、南側の歩道より見る。 photo©北村直也建築設計事務所
北村直也建築設計事務所による、岐阜・大垣市の店舗「パティスリー. ポッシュ ド アコ」。“デコラティブ”な洋菓子店だった建物を新たな菓子店へと改修。煩雑な状況の“単純化”と商品の“強調”を意図し、内外を“ブルーグレーに統一”する計画を考案。商品に通じる“控えめで華やかな雰囲気”も意図売場とカウンター photo©北村直也建築設計事務所
北村直也建築設計事務所による、岐阜・大垣市の店舗「パティスリー. ポッシュ ド アコ」。“デコラティブ”な洋菓子店だった建物を新たな菓子店へと改修。煩雑な状況の“単純化”と商品の“強調”を意図し、内外を“ブルーグレーに統一”する計画を考案。商品に通じる“控えめで華やかな雰囲気”も意図掘込み棚の詳細 photo©北村直也建築設計事務所

北村直也建築設計事務所が設計した、岐阜・大垣市の店舗「パティスリー. ポッシュ ド アコ」です。
“デコラティブ”な洋菓子店だった建物を新たな菓子店へと改修しました。建築家は、煩雑な状況の“単純化”と商品の“強調”を意図し、内外を“ブルーグレーに統一”する計画を考案しました。また、商品に通じる“控えめで華やかな雰囲気”も意図されました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

焼き菓子をメインとした、キッシュ、パン、ケーキを扱う店舗のリノベーション計画である。

既存建物は色や形状がデコラティブな洋菓子店の居抜き物件で、南の幹線道路へ面し対面する隣接建物へも距離があり明る過ぎる立地である。

建築家によるテキストより

クライアントの要望では白を基調とした店舗にしたいというものであったが、明るさの調整、煩雑すぎる状況の単純化、お菓子を強調させるため内外をブルーグレーに統一して塗装することを提案した。

建築家によるテキストより

エントランスの扉はお客様と商品が出会う大切な場面である。既存では両開きのガラス開き戸で中が丸見えだったため、新しく大きな木製引戸を設計し、はじめの出会いを演出した。

外から入ってきたお客様は横長の什器と対面する。什器は平面的に傾けてお客様を迎え入れるような関係を作り出し、高級感のあるクリーム色の大理石天板としお菓子の質のよさを引き立てている。

屋外開口部前に設置している外構は、利用されなくなったリサイクルボックスを塗装したものをプランターとし、植物の種類は南向きで鉢植えという過酷な環境に耐えられるようにオーストラリア原産の植物を植えている。

建築家によるテキストより
妹島和世と西沢立衛の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第10回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、厳島神社、中野本町の家、サヴォア邸、スカイハウスの写真を題材に議論
妹島和世と西沢立衛の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第10回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、厳島神社、中野本町の家、サヴォア邸、スカイハウスの写真を題材に議論左:西牧厚子(モデレーター)、中:妹島和世、右:西沢立衛 許可を得て掲載

妹島和世と西沢立衛の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第10回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信されています。
其々が選んだ、厳島神社、中野本町の家、サヴォア邸、スカイハウスの写真を題材に議論されています。視聴申込期間は、2024年12月20日(木)まで。また、本記事では、テーマとなった写真と語られた内容のキーワードも掲載します。【ap・ad】

LIXILと「新建築住宅特集」は、これまで「穴が開くほど見る──建築写真から読み解く暮らしとその先」と題し、名作住宅の建築写真を隅々まで掘り下げて読み取る企画を展開してきました。
1枚の写真から時代背景、社会状況、暮らし、建築家の思いなど、読み取る側の想像も交えながら細部まで紐解くことで、時代を超えた大切なものを見つめ直し、未来に向けた建築のあり方を探ります。
今回は、「新建築住宅特集」24年10月号に掲載された、本企画 第10回目の妹島和世氏と西沢立衛氏の対談動画を、期間限定で配信いたします。ぜひご登録のうえ、ご視聴ください。
(2024年8月1日 東京都港区 SHIBAURA HOUSEにて収録)

妹島和世が冒頭に語ったキーワード(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)

伊東豊雄事務所でプレス係をしていて、スライドを並べ替える仕事をしていて、並べ方によって印象が変わることが分かった / 多木浩二が撮影した「代田の町家」のローアングルの写真が印象に残っている / その他

西沢立衛が冒頭に語ったキーワード(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)

写真が白黒、ネットもなく写真にかける思いが強かった時代 / 雑誌ではなくアーカイブで写真を見ていた / ミース・ファン・デル・ローエのアーカイブ / アーカイブは編編集がない(断片の集積) / 雑誌では編集と一緒に写真をみることになる / 雑誌に関しては、雑誌の物語の一部として写真を捉えている / 写真ではないが、ミースのフリードリヒ・シュトラーセの高層ビルのドローイングは正に穴が開くほど見た記憶がある / 80年代後半から90年代初頭のEl Croquisの鈴木久雄さんの写真にはハットするものがあった / GAの二川幸雄さんの再春館製薬女子寮のシンメトリーで撮った写真には驚かされた / その他

アーキテクチャーフォト編集部が抜粋
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の「佐土原 下那珂の家」。通りを挟んで施設が建つ分譲地での計画。朝日を感じられる住宅との要望に、平面中央に天窓と階段を設けて“柔らかな光を落とす”構成を考案。階段空間を介し全体を繋げて“常に家族の気配”の感受も可能にする
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の「佐土原 下那珂の家」。通りを挟んで施設が建つ分譲地での計画。朝日を感じられる住宅との要望に、平面中央に天窓と階段を設けて“柔らかな光を落とす”構成を考案。階段空間を介し全体を繋げて“常に家族の気配”の感受も可能にする外観、南東側より見る。 photo©Nacasa & Partners 金子美由紀
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の「佐土原 下那珂の家」。通りを挟んで施設が建つ分譲地での計画。朝日を感じられる住宅との要望に、平面中央に天窓と階段を設けて“柔らかな光を落とす”構成を考案。階段空間を介し全体を繋げて“常に家族の気配”の感受も可能にする1階、土間から階段越しにリビングを見る。 photo©Nacasa & Partners 金子美由紀
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の「佐土原 下那珂の家」。通りを挟んで施設が建つ分譲地での計画。朝日を感じられる住宅との要望に、平面中央に天窓と階段を設けて“柔らかな光を落とす”構成を考案。階段空間を介し全体を繋げて“常に家族の気配”の感受も可能にする1階、左:キッチン、右手前:リビング、右奥:ダイニング photo©Nacasa & Partners 金子美由紀
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の「佐土原 下那珂の家」。通りを挟んで施設が建つ分譲地での計画。朝日を感じられる住宅との要望に、平面中央に天窓と階段を設けて“柔らかな光を落とす”構成を考案。階段空間を介し全体を繋げて“常に家族の気配”の感受も可能にする2階、多目的室 photo©Nacasa & Partners 金子美由紀

山田伸彦建築設計事務所が設計した、宮崎市の「佐土原 下那珂の家」です。
通りを挟んで施設が建つ分譲地での計画です。建築家は、朝日を感じられる住宅との要望に、平面中央に天窓と階段を設けて“柔らかな光を落とす”構成を考案しました。また、階段空間を介し全体を繋げて“常に家族の気配”の感受も可能にしました。

宮崎市内の木造2階建のスキップフロアの新築住宅。

敷地は分譲されて最後まで残った土地ではあるが、前面が開け高台からの眺望にも恵まれた場所にある。ただ、敷地の高低差(がけ条例)として建てられる部分の形状から建てられる部分は小さいため、このような2階建を提案して建築している。

建築家によるテキストより

主な要望としては、朝日を感じたい(※東は隣地あり)西側は公民館等があり目線を合わせたくない、常に家人の気配を感じたい、使いたい素材のこと、趣味の話が主にあった。

建築家によるテキストより

中心の階段室を井戸のような深い吹き抜けと棚の家具のような箱階段としている。トップライトと合わせて柔らかな光を中心に落とすことで、この空間を介して全体がつながり、気配を感じることができる。

畳室までの階高を2.2mとしてできるだけ低くての届くくらいの高さとすることでより親密な空間とした。玄関周りも同じ土間空間とし、キャンプ道具をいじったり、庇下の部分で機械いじりなどをできるような趣味の空間イメージもある。

部屋を細かく囲い込むことなく、例えば洗面も同じ空間に同列にした。

建築家によるテキストより

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