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元木大輔 / DDAAによる、東京・渋谷区のユトレヒトでのデザイン展「FRUITS BOWL」の会場写真
元木大輔 / DDAAによる、東京・渋谷区のユトレヒトでのデザイン展「FRUITS BOWL」の会場写真 photo©architecturephoto

元木大輔 / DDAAによる、東京・渋谷区のユトレヒトでのデザイン展「FRUITS BOWL」の会場写真です。会期は2020年2月16日まで(※月曜日休)。展示の公式ページはこちら

建築家・元木大輔が代表をつとめるDDAAによる展覧会”FRUITS BOWL”を開催します。同名のZINEの販売のほか、会期中の2月8日にはフルーツサワーを出すイベントも。ぜひ足をお運びください。

ある日箱買いしたみかんを置く場所がなかったので、事務所に転がっている素材を使って簡単に作っていたみかん用のトレイ。
毎日少しづつ形を変えて記録していたら、100種類以上のフルーツボウルのようなものができたので、ZINEを作りました。
Illustration: Haruna Kawai

リリーステキストより

会場には元木が制作した112ものバリエーションのフルーツボウルの写真が並べられているほか、実際に訪問者が触って、自分なりのフルーツボウルを制作できるキットも用意されています。

実際に自分の手で形作ってみると、硬質スポンジ素材シート、ダブルクリップ、輪ゴムという限られた素材でも色々な創作が可能だということが実感できます。
そして何度も繰り返していると、元木によって創作のルール設定されているからこそ、誰しもが簡単にフルーツボウルをデザインできるのだということも分かってきます(それは、度々目にする、サッカーが足しか使えないルールを設定したためにテクニックが発展したという視点を思い出させてくれます)。

そして、壁面に展示された112枚の写真を眺めていると、それらが似たようなものでありながら全く違うものにも見えてきます。それは元木のデザインに対する解像度の高い視点を感じさせてくれると共に、鑑賞している自分の目も鍛えられているような感覚を覚えます。

また、会場では、この展示に合わせて制作された小冊子と、自宅でフルーツボウルが制作できるキット(1000円+税)も販売されています。


その他の会場写真は以下でどうぞ。

成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・杉並区の住宅「OPEN CAVE」
成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・杉並区の住宅「OPEN CAVE」 photo©西川公朗

成瀬・猪熊建築設計事務所が設計した、東京・杉並区の住宅「OPEN CAVE」です。

この住宅は、杉並の住宅地に建つ2世帯住宅だ。クライアントからの要望は、それぞれの世帯は室内では接続をしないこと、母の家は1Fに設けること。2世帯が空間的に接続できない中で、環境的には隣家が非常に近いため、こうした距離感を感じさせずに空・庭・道路といった余白から光や風を取り入れ広がりのある住まいにすることが、今回の大きなテーマになると考えた。
一方敷地は防火地域で、100m2を超えれば耐火建築物となり、法的に軸組をあらわしにすることが出来ない。木造の成り立ちをそのまま表現とすることは、ある種の正当性を獲得したように感じられる手段ではあるが、そうした手段を完全に禁じられた中で、今回はこれをポジティブに捉え、別の角度から建築の成り立ちに切り込む新しいテーマを見つけることにした。
具体的には、壁・床・天井といった境界を、必ずしもスチレンボードの模型のように一定の厚みとせず、場所によって意図的にフカシをつくることで、内外を含む空間の隣接関係をより自由に調整し、繊細な敷地環境に応えていった。

建築家によるテキストより
竹中工務店の設計・施工による、兵庫・神戸市の「竹中工務店深江竹友寮」
竹中工務店の設計・施工による、兵庫・神戸市の「竹中工務店深江竹友寮」外観。 photo©母倉知樹

竹中工務店の設計・施工による、兵庫・神戸市の「竹中工務店深江竹友寮」です。

本計画は竹中工務店新入社員が1年間共同生活をする教育寮の建替計画である。旧寮の老朽化に伴う今回の建替えにあたっては、伝統の一つであった相部屋の寮室(2人1室の共同部屋)を「個室化すること」と、今後の社会変化に柔軟に対応できる人材を育成する為の「交流のさらなる促進」が求められた。この命題に対して、個室に廊下を介さず面する共用部を寮生全員で共有する「SHARE LIVING」のしくみを展開した。ひと繋がりとなったリビングは寮生の居場所であるだけではなく、活動に応じて、ラボ、コモンズ、ギャラリーなどへと多彩に変容を可能にする。コンクリートの無垢な躯体や設備をあえて見せ、多様な家具や敷物をランダムに配置することで、時間の過ごし方を自ら選べると共に、様々な活動を触発し、受け止める余白を持つ空間を目指した。この深江寮は未完であり続け、その時々の寮生自身が互いの領域を共有し合い、豊かな共感性を育みながら、彼らによって常に更新され続けて行く。

建築家によるテキストより
吉田周一郎 / shushi architectsによる、徳島・神山町の、既存古民家を改修したサテライトオフィスの居住・宿泊施設「Sansan神山ラボOMOYA」
吉田周一郎 / shushi architectsによる、徳島・神山町の、既存古民家を改修したサテライトオフィスの居住・宿泊施設「Sansan神山ラボOMOYA」 photo©鈴木久雄

吉田周一郎 / shushi architectsによる、徳島・神山町の、既存古民家を改修したサテライトオフィスの居住・宿泊施設「Sansan神山ラボOMOYA」です。

Sansanは,徳島県神山町に2010年よりサテライトオフィス神山ラボを設け,その敷地には築100年から70年程の古民家の母屋,納屋,牛小屋が程よい距離を保ち,建っている.オフィスとして使われるNAYAとKOYAはすでに整備されており,宿泊・研修棟である築約70年のOMOYAの居住環境を改善し,ワーカーが快適に過ごせるように改修することが,今回の要望であった.

建築家によるテキストより

既存古民家は束たて柱と竹木舞土壁に、梁・屋根が乗る古典的な軸組造で、現代の構造用合板や筋交いによる硬い構造と違って、柔らかい構造となっている.この柔らかい構造のすべてを硬い構造に更新するのでなく、計画上取り除いた壁量分の柔らかい性質の耐力壁を足すことで、全体として柔らかいまま地震に耐える考え方の構造とした.新しく付け加える耐力壁は「荒壁パネル工法」という木の組子下地に、パネルと左官土壁塗を組みあわせて法認定を取ったものである

建築家によるテキストより
「藤森照信さんが高部公民館設計 来年5月完成」(長野日報)

「藤森照信さんが高部公民館設計 来年5月完成」という記事が、長野日報のウェブサイトに掲載されています。リンク先に依頼背景と模型写真が1枚掲載されています。

安藤忠雄が1989年に完成させた「光の教会」をテーマにし、安藤撮影の写真等も展示される展覧会が、銀座で開催中

安藤忠雄が1989年に完成させた「光の教会」をテーマにし、安藤撮影の写真等も展示される展覧会が、銀座のAkio Nagasawa Gallery Ginzaで開催されています。会期は2020年1月15日~4月11日(定休日:日曜、月曜、祝日)。

この度、Akio Nagasawa Gallery Ginzaでは、建築家・安藤忠雄による「光の教会」をテーマにした展覧会を開催致します。

Akio Nagasawa Gallery Ginzaにて三度目の開催となる本展では、安藤氏の代表作「光の教会」を、自身の撮影による写真作品をはじめ、ドローイングやマケット、版画など多様な方法で紹介致します。会場では、プロジェクトへの構想や建築思想についてのオリジナルインタビュー映像も上映の予定です。

皆様のお越しをお待ちしております。

東京理科大学・西田司研究室・明治大学門脇耕三研究室が、合同で行った建築動画制作ゼミの完成作品

東京理科大学・西田司研究室明治大学門脇耕三研究室が、合同で行った建築動画制作ゼミの完成作品が公開されています。「まちのような国際学生寮/オンデザイン(2019)」「CASACO/tomito architecture(2016)」「ヨコハマアパートメント/オンデザイン(2009)」などを対象に動画が制作されたようです。

小堀哲夫がデザインした、デスク「The Work Desk」の写真など

小堀哲夫がデザインした、デスク「The Work Desk」の写真などが公式サイトに掲載されています。

1300年の歴史を誇る“飛騨”の木工技術。数々の名刀を生み出してきた“関”の鉄工技術。
これらの技術を、様々な企業のイノベーション施設を手掛ける建築家“小堀哲夫氏”が融合させた
シンプルでありながら機能的なワークデスクです。

+ft+/髙濱史子建築設計事務所による、東京・豊島区の「JINS 東急ハンズ池袋店」
+ft+/髙濱史子建築設計事務所による、東京・豊島区の「JINS 東急ハンズ池袋店」 photo©阿野太一

+ft+/髙濱史子建築設計事務所が設計した、東京・豊島区の「JINS 東急ハンズ池袋店」です。

既存の什器モジュールを生かしながら、パレットという通常倉庫などで使われる輸送・物流用の台を組み合わせ、新たなディスプレイのあり方を探った東急ハンズ池袋店。倉庫のようなシンプルで素朴な空間の中に、主役であるカラフルなメガネが展示され、まるで標本箱の中をのぞいているようなワクワク感にあふれたデザインとなっています。
壁面のグラフィックやパレットに施されたタイポグラフィーは、倉庫のコンセプトに寄り添いつつも、挿し色となり老若男女が訪れやすい雰囲気を演出しています。

建築家によるテキストより
大野力 / sinatoによる、東京・杉並区の住宅「Naritahigashi S」
大野力 / sinatoによる、東京・杉並区の住宅「Naritahigashi S」 photo©矢野紀行

大野力 / sinatoが設計した、東京・杉並区の住宅「Naritahigashi S」です。

東京都内に建つ建築面積25平米、延床面積71平米の小さな3階建木造住宅。前面道路は交通量の多いバス通りとなっており、敷地の目の前にはバス停がある。また周囲には背の高いマンションが迫り、隣地マンション敷地内のアプローチ空間が唯一の余白だ。このような状況の中で、周囲(特に前面道路)からのプライバシーを保つべく窓は最小限にし、それでも外光や風が住宅全体に行き届くよう、床をズラしながら積層させて、小さな吹き抜けや隙間を沢山設けている。

建築家によるテキストより
後藤周平建築設計事務所が内装設計等を手掛けた、静岡の老舗企業・鈴与のオフィス改革プロジェクト(本社リニューアル)の写真とソフト面の解説

後藤周平建築設計事務所が内装設計等を手掛けた、静岡の老舗企業・鈴与のオフィス改革プロジェクト(本社リニューアル)の写真とソフト面の解説がloftwork.comに掲載されています。リニューアルについてのコンセプト的な話はこちらにも掲載されています。

松葉一清さんが亡くなりました NHK NEWS WEBによる公園を取り巻く現状の報告と分析をした特集記事「公園のルール 多すぎない?」

NHK NEWS WEBによる公園を取り巻く現状の報告と分析をした特集記事「公園のルール 多すぎない?」が公開されています。

『「子育て世帯に配慮した住宅の見学会」の参加者を募集します』(東京都)

『「子育て世帯に配慮した住宅の見学会」の参加者を募集します』というリリースを東京都が公開しています。開催日は2020年2月22日。要事前申し込み。

東京都では、住まいにおける子育て環境の向上に取り組んでおり、居住者の安全性や家事のしやすさなどに配慮された「東京都子育て支援住宅」の普及を促進しています。
このたび、建物所有者のご協力のもと、様々な子育て上の工夫がなされた実際の住宅において、見学会を実施します。
都民向けに開催する本見学会は、今回が初の試みとなりますので、奮ってご参加ください。

廣部剛司建築研究所が2019年に完成させた、静岡・伊豆高原の別荘「PHASE DANCE」の動画 アンサンブル・スタジオが2019年11月に行ったレクチャーの動画

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