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平田晃久建築設計事務所による、愛知の店舗「JINSイオンモール豊川店」。郊外の商業施設内の店。庭で“一輪の花を探す感覚”でメガネと出会う場所を目指し、半透明メッシュを使い“メガネが浮かぶ雲の庭”の様な空間を構築。点在する“雲”の一部は中に入れて“待合”等の場としても機能
平田晃久建築設計事務所による、愛知の店舗「JINSイオンモール豊川店」。郊外の商業施設内の店。庭で“一輪の花を探す感覚”でメガネと出会う場所を目指し、半透明メッシュを使い“メガネが浮かぶ雲の庭”の様な空間を構築。点在する“雲”の一部は中に入れて“待合”等の場としても機能共用通路から店舗全体を見る。 photo©阿野太一
平田晃久建築設計事務所による、愛知の店舗「JINSイオンモール豊川店」。郊外の商業施設内の店。庭で“一輪の花を探す感覚”でメガネと出会う場所を目指し、半透明メッシュを使い“メガネが浮かぶ雲の庭”の様な空間を構築。点在する“雲”の一部は中に入れて“待合”等の場としても機能売り場 photo©阿野太一
平田晃久建築設計事務所による、愛知の店舗「JINSイオンモール豊川店」。郊外の商業施設内の店。庭で“一輪の花を探す感覚”でメガネと出会う場所を目指し、半透明メッシュを使い“メガネが浮かぶ雲の庭”の様な空間を構築。点在する“雲”の一部は中に入れて“待合”等の場としても機能待合(キッズスペース) photo©阿野太一

平田晃久建築設計事務所が設計した、愛知の店舗「JINSイオンモール豊川店」です。
郊外の商業施設内の店です。建築家は、庭で“一輪の花を探す感覚”でメガネと出会う場所を目指し、半透明メッシュを使い“メガネが浮かぶ雲の庭”の様な空間を構築しました。また、点在する“雲”の一部は中に入れて“待合”等の場としても機能します。店舗の公式ページはこちら

庭の中に一輪の花を探す感覚で、自分に合ったメガネを見つけられるような場所をつくりたいと思いました。
それぞれの個性を持ったメガネたちが浮かぶ庭の中を歩きながら、自分だけのメガネと出会う、そんなお店です。

建築家によるテキストより

半透明なメッシュでできた雲のような島々によって、メガネが浮かぶ雲の庭のような空間をつくりました。半透明な雲は、試着時つい他人の視線を気にしてしまうメガネ選びに最適な距離感をつくりだします。中に入れる雲もあります。本を読んだり、ワークショップをしたり、子供たちが遊んだりする雲の島です。さまざまな光景がメガネ探しをしながら見え隠れします。

建築家によるテキストより

半透明なメッシュは、熱を加えることで自由に形を整えられる特殊な樹脂による素材で、この豊川店で実現させることができました。

建築家によるテキストより
川口裕人 / 1110建築設計事務所による、長野・上田市の「101年目の家」。築100年の古民家を減築改修。“ツギハギ状態”の既存に対して、余剰部分を減築して“100年前の骨格を復元”する様な設計を志向。構造補強としても機能する“長い棚壁”は住人の“記憶の受け皿”の役割を担う
川口裕人 / 1110建築設計事務所による、長野・上田市の「101年目の家」。築100年の古民家を減築改修。“ツギハギ状態”の既存に対して、余剰部分を減築して“100年前の骨格を復元”する様な設計を志向。構造補強としても機能する“長い棚壁”は住人の“記憶の受け皿”の役割を担う外観、庭(南)より見る。 photo©長谷川健太
川口裕人 / 1110建築設計事務所による、長野・上田市の「101年目の家」。築100年の古民家を減築改修。“ツギハギ状態”の既存に対して、余剰部分を減築して“100年前の骨格を復元”する様な設計を志向。構造補強としても機能する“長い棚壁”は住人の“記憶の受け皿”の役割を担う1階、書斎 photo©長谷川健太
川口裕人 / 1110建築設計事務所による、長野・上田市の「101年目の家」。築100年の古民家を減築改修。“ツギハギ状態”の既存に対して、余剰部分を減築して“100年前の骨格を復元”する様な設計を志向。構造補強としても機能する“長い棚壁”は住人の“記憶の受け皿”の役割を担う1階、手前:食堂、奥:居間 photo©長谷川健太
川口裕人 / 1110建築設計事務所による、長野・上田市の「101年目の家」。築100年の古民家を減築改修。“ツギハギ状態”の既存に対して、余剰部分を減築して“100年前の骨格を復元”する様な設計を志向。構造補強としても機能する“長い棚壁”は住人の“記憶の受け皿”の役割を担う2階、廊下 photo©長谷川健太

川口裕人 / 1110建築設計事務所が設計した、長野・上田市の「101年目の家」です。
築100年の古民家を減築改修する計画です。建築家は、“ツギハギ状態”の既存に対して、余剰部分を減築して“100年前の骨格を復元”する様な設計を志向しました。そして、構造補強としても機能する“長い棚壁”は住人の“記憶の受け皿”の役割を担います。

長野県上田市郊外にある築100年の古民家を次の100年に残すべく減築+改修し、東京で働く施主の週末住宅兼・施主のご両親の終の棲家として再生した。

当初は既存建物を解体する予定だったが、現地を訪れて感じた「のどかさ」を引き継ぐこと、ふと見上げた梁に書かれた上棟の日付がちょうど100年目であったことが決定打となり、残された古民家を活かす方針となった。

建築家によるテキストより

100年の時間をかけて増改築された古民家はツギハギ状態であったため、生活に必要な面積を割り出し余剰部分は減築し、既存の構造体を確認しながら100年前の骨格をなるべく復元していくように古民家を丁寧にほどいていった。そして、地元の宮大工の知見を借りながら伝統工法による軸組の特性を活かした構造補強を施し、壁の少ない柔構造ならではの開放的なプランを実現している。

将来的には施主の専用住宅兼ゲストハウスや地域に開放される私設ギャラリーとして活用するなど、時間を経てプログラムが変化していくことを想定し、世代を超えて地域に根付く地方集落のコモンズとしての住宅の在り方について模索した。

建築家によるテキストより

南北それぞれに異なる魅力を持つ敷地環境に対し、南側にリビングダイニング/北側に書斎を既存躯体をなぞるように配置した。
また、南側の明るくまとまりのある庭/北側の水平に広がる山並みを住宅内に適切なスケールで取り込むべく、南北それぞれの異なるプロポーションの水平連続窓を設けている。

結果として現れた東西にリニアな平面の中央に住宅の新たな背骨となる長い棚壁を挿入している。
この棚は既存躯体の構造補強材という役割だけではなく生活と言う記憶の受け皿でもあり、南北2つの環境を相対化する物差しとして位置付けている。本棚にも水平連続窓を設けて風景を繋ぎ、住まい手のお気に入りのモノたちを通して、住まい手の記憶と南北の環境を融和させるシーンを挿入している。

建築家によるテキストより
中村竜治建築設計事務所による、長野・佐久市の「JINS佐久平店」。隣接施設との境界に“障害がなく行き来が可能”な敷地。場の特徴を活かす在り方を求め、公園の東屋の様な“表裏のない全方位的な”建築を志向。周りを自由に歩き回れて内部では行き止まりの無い“丸い”平面を考案
中村竜治建築設計事務所による、長野・佐久市の「JINS佐久平店」。隣接施設との境界に“障害がなく行き来が可能”な敷地。場の特徴を活かす在り方を求め、公園の東屋の様な“表裏のない全方位的な”建築を志向。周りを自由に歩き回れて内部では行き止まりの無い“丸い”平面を考案鳥瞰 photo©阿野太一
中村竜治建築設計事務所による、長野・佐久市の「JINS佐久平店」。隣接施設との境界に“障害がなく行き来が可能”な敷地。場の特徴を活かす在り方を求め、公園の東屋の様な“表裏のない全方位的な”建築を志向。周りを自由に歩き回れて内部では行き止まりの無い“丸い”平面を考案外観、道路側より見る。 photo©阿野太一
中村竜治建築設計事務所による、長野・佐久市の「JINS佐久平店」。隣接施設との境界に“障害がなく行き来が可能”な敷地。場の特徴を活かす在り方を求め、公園の東屋の様な“表裏のない全方位的な”建築を志向。周りを自由に歩き回れて内部では行き止まりの無い“丸い”平面を考案外観、隣接するホームセンター側より見る。 photo©阿野太一
中村竜治建築設計事務所による、長野・佐久市の「JINS佐久平店」。隣接施設との境界に“障害がなく行き来が可能”な敷地。場の特徴を活かす在り方を求め、公園の東屋の様な“表裏のない全方位的な”建築を志向。周りを自由に歩き回れて内部では行き止まりの無い“丸い”平面を考案売場 photo©阿野太一

中村竜治建築設計事務所が設計した、長野・佐久市の「JINS佐久平店」です。
隣接施設との境界に“障害がなく行き来が可能”な敷地での計画です。建築家は、場の特徴を活かす在り方を求め、公園の東屋の様な“表裏のない全方位的な”建築を志向しました。そして、周りを自由に歩き回れて内部では行き止まりの無い“丸い”平面を考案しました。店舗の公式ページはこちら

長野県東部の高い山々に囲まれた佐久平という盆地に建つメガネ店です。

高い建物も少ないため美しい山々が見渡せます。東側にレストラン、西側に道路、南側にホームセンターの駐車場、北側に公園があります。特徴的なのは、それらとの境界に障害はなく行き来が可能で、どの方向からも人がやって来て、通り抜けする人さえ出てくるということです。

建築家によるテキストより

これらの特徴はすぐに公園にぽつんと立つ大きな樹や東屋のような表裏のない全方位的な建物を思い起こさせ、そのような在り方はお店という用途にも合っていると思いました。

全方位的であることや寒冷地であることを考慮し、平面を丸く(正確には少し潰れた36角形)し、同形の窓を均等に配置しました。

建築家によるテキストより

外部においては周囲を自由に歩き周ることができ、内部においては行き止まりがなく周囲の風景を360°眺めることができます。人が様々な方向からやって来て、過ごし、通り抜けていく、そんな樹や東屋のようなお店です。

建築家によるテキストより
2024年のプリツカー賞を、山本理顕が受賞
2024年のプリツカー賞を、山本理顕が受賞山本理顕 photo courtesy of Tom Welsh

2024年のプリツカー賞を、山本理顕が受賞しています。アワードの主催者が代表作品を紹介するPDFも公開しています。

以下に公式のインタビュー動画、リリーステキスト、審査講評を掲載します。

【ap job更新】 工房や職人たちと連携し、建築家が構想する家具等を特注制作する「株式会社t.c.k.w|ubushina」が、スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
【ap job更新】 工房や職人たちと連携し、建築家が構想する家具等を特注制作する「株式会社t.c.k.w|ubushina」が、スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
【ap job更新】 工房や職人たちと連携し、建築家が構想する家具等を特注制作する「株式会社t.c.k.w|ubushina」が、スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中office Photo©Shinsui Ohara

工房や職人たちと連携し、建築家が構想する家具等を特注制作する「株式会社t.c.k.w|ubushina」の、スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

ubushinaは株式会社t.c.k.wが運営する、伝統工芸や現代の技術を用いる工房・職人たちと連携しながら、建築家やデザイナーが思い描く家具、照明、アートワークを特注制作する事業です。

日本には、漆や竹細工など手仕事による伝統的技法から、最先端の加工技術まで、実に多様な技術が日本各地に息づいています。また、卓越した技術力に加えて高いモラルを持った職人たちが生み出す製品は、世界でもトップクラスの品質を誇るものです。
そうした豊かな背景を生かし、ubushinaは職人たちと一丸となり、時に新しい技術を用いながら伝統を現代に生かすものづくりを2003年から続けてきました。

建築家やデザイナーが思い描く家具、照明、アートワーク、内装材などのインテリアエレメントを具現化し、フルオーダーで誂えることに加え、現在は事業主となるクライアントからの依頼を受け、包括的なコンセプトを提案するなど、プロジェクトとの関わり方はより深くなってきており、設計やデザイン業務の中で培われた経験を求めております。

日本の工芸には、その地域にしかできないこと、その職人にしかできない技術があります。今日まで、ubushinaはさまざまな産地や職人の個性を見い出し、つくり手と信頼関係を築いてきました。私たちが取り組むのは、歴史に敬意を払い、職人と創意工夫しながらものづくりの文化を次の世代につないでいくこと。
ubushinaは、「伝統の行方を創造すること」を使命に、これからの社会にとって希望のあるものづくりを続けていきます。

素材や制作現場に興味のある方、空間を構成する一つ一つをさらに深く追求したいという想いをお持ちの方、ぜひお待ちしております。

【ap job更新】 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中52間の縁側 ©黒住直臣/新建築2023年1月号 / GA JAPAN180 2023年1月号

山﨑健太郎デザインワークショップの、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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設計スタッフを募集いたします。

山﨑健太郎デザインワークショップでは、これまでに沖縄の地域住民と一緒に琉球石灰岩を積んで建設した「糸満漁民食堂」をはじめ、斜面を活かした階段上の「はくすい保育園」、視覚障害者の支援施設「ビジョンパーク」、日常を感じられるコモン型の「新富士のホスピス」、地域みんなの居場所である「52間の縁側」など、刺激的な建築であることよりも子供から高齢者まで様々な人に受け入れられ、人生の一部となっていくような建築を目指してきました。

現在は、チャペル(東京・港区)、ワイナリーとオーベルジュ(三重・伊賀)、地形の中の文化交流施設(静岡・熱海)、就労支援作業所とお菓子工場(沖縄)など、用途や規模、場所もさまざまな設計業務が進行しています。

プロジェクト規模が大きくなるにつれ、それぞれの役割でチームとして取り組む体制に移行しつつありますが、能力や熱意に応じ1年目からプロジェクトの担当者として、基本・実施設計から現場監理まで一貫して携わることも可能です。

また経験年数によらず、能力に応じて昇給や担当を変更していくため、各々の実力を発揮しやすく、やりがいや成長を実感できる環境を用意しています。

ご応募お待ちしております。

【ap job更新】 プロジェクトの目的に相応しい構造計画の提案を目指す「MOF」が、構造設計スタッフ(2025年新卒)を募集中
【ap job更新】 プロジェクトの目的に相応しい構造計画の提案を目指す「MOF」が、構造設計スタッフ(2025年新卒)を募集中
【ap job更新】 プロジェクトの目的に相応しい構造計画の提案を目指す「MOF」が、構造設計スタッフ(2025年新卒)を募集中丹波山村新庁舎(意匠設計:NHA)

プロジェクトの目的に相応しい構造計画の提案を目指す「MOF」の、構造設計スタッフ(2025年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

MOFでは2024年度(2024年9月もしくは2025年3月)に大学卒業予定または大学院修了予定の構造設計スタッフを1~2名募集します。

構造設計業務がメインですが、やる気がある方であれば意匠系や環境系の方でも歓迎です。

MOFは3人の共同代表が主宰する構造設計事務所です。
建築家と協同し庁舎、文化施設、教育施設など様々な用途の新築物件の構造設計監理や、世界遺産、国宝、重要文化財の耐震診断及び補強設計監理を日本全国で行っています。
扱っている構造の種別はRC造、鉄骨造、中大規模木造、PC造、伝統木造、レンガ造など多様です。

構造の安全性や合理性を考えるのはもちろんですが、それに加えてプロジェクトの目的と意味を読み解き、最も相応しい構造計画を提案することを目指しています。

社名の「MOF(エムオーエフ)」をローマ字読みした「モフ」という音の響きは、毛皮や毛布のように、人々の生活を柔らかく包み込むような建築を理想とする私たちの理念を示すものです。

業務拡大に伴い、将来的に長く一緒に働いていただける方を募集しています。
MOFは東京、京都、福島を拠点として活動していますが、今回は東京拠点での募集となります。将来的には別の拠点での活動やリモートワークなども相談可能です。

桑原淳司建築設計事務所による、兵庫の「香花園の家」。閑静な住宅街に建つ設計者の自邸。家と緑が一体的に感じられる空間を求め、無柱の長方形空間から“くり抜く”様に3つの中庭を設けた建築を考案。庭の配置や床の高低差で“森の中を移動”する様な感覚も生み出す
桑原淳司建築設計事務所による、兵庫の「香花園の家」。閑静な住宅街に建つ設計者の自邸。家と緑が一体的に感じられる空間を求め、無柱の長方形空間から“くり抜く”様に3つの中庭を設けた建築を考案。庭の配置や床の高低差で“森の中を移動”する様な感覚も生み出す外観、前面道路より見る。 photo©繁田諭
桑原淳司建築設計事務所による、兵庫の「香花園の家」。閑静な住宅街に建つ設計者の自邸。家と緑が一体的に感じられる空間を求め、無柱の長方形空間から“くり抜く”様に3つの中庭を設けた建築を考案。庭の配置や床の高低差で“森の中を移動”する様な感覚も生み出す仕事場 photo©繁田諭
桑原淳司建築設計事務所による、兵庫の「香花園の家」。閑静な住宅街に建つ設計者の自邸。家と緑が一体的に感じられる空間を求め、無柱の長方形空間から“くり抜く”様に3つの中庭を設けた建築を考案。庭の配置や床の高低差で“森の中を移動”する様な感覚も生み出す手前:リビング、左:中庭2、中央奥:仕事場、右:中庭1 photo©土橋一公
桑原淳司建築設計事務所による、兵庫の「香花園の家」。閑静な住宅街に建つ設計者の自邸。家と緑が一体的に感じられる空間を求め、無柱の長方形空間から“くり抜く”様に3つの中庭を設けた建築を考案。庭の配置や床の高低差で“森の中を移動”する様な感覚も生み出す左:中庭3、正面:中庭2、右手前:ミーティングスペース photo©土橋一公

桑原淳司建築設計事務所が設計した、兵庫の「香花園の家」です。
閑静な住宅街に建つ設計者の自邸です。建築家は、家と緑が一体的に感じられる空間を求め、無柱の長方形空間から“くり抜く”様に3つの中庭を設けた建築を考案しました。また、庭の配置や床の高低差で“森の中を移動”する様な感覚も生み出しました。

兵庫県の有馬温泉のほど近く、閑静な住宅街に建つ設計者の自邸。

建築家によるテキストより

外壁に窓をつけて外の緑を眺めるのも良いのですが、この自邸では家の中に緑を取り込み、そして緑に包まれたような、まるで緑が家の一部のように一体的に感じられる空間を考え始めました。植物が好きなので、木漏れ日の中で生活できたら毎日気持ちいいだろうなあと考えたのです。

建築家によるテキストより

約16m×10mの柱のない約100畳の長方形の空間をくり抜くように中庭を3つ、合わせて30畳分の広さのものを配置しています。大きな中庭を空間の真ん中にひとつ配置すると、その空間の中でひとつの庭と正対する形になって、目指しているような緑に包まれる感覚にはならないのではないかと考え、現在の形になりました。

3つの中庭の大きさや配置、土の高さによって、つながっていながらも分けられたこの空間は、小さな森の中を移動しているような感覚があります。ガラスに複雑に映り込み増幅された緑が、よりその感覚を助長します。また、外周はぐるりと窓のない壁で囲まれており、中庭を通した外部からの視線も届かないようになっているので、よりいっそう緑との一体感が生まれ、とてもリラックスした時間が流れます。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 久保秀朗と都島有美が主宰する「久保都島建築設計事務所」が、設計スタッフ(既卒・経験者・2024新卒)を募集中
【ap job更新】 久保秀朗と都島有美が主宰する「久保都島建築設計事務所」が、設計スタッフ(既卒・経験者・2024新卒)を募集中
【ap job更新】 久保秀朗と都島有美が主宰する「久保都島建築設計事務所」が、設計スタッフ(既卒・経験者・2024新卒)を募集中まるほん旅館風呂小屋

久保秀朗と都島有美が主宰する「久保都島建築設計事務所」の、設計スタッフ(既卒・経験者・2024新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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久保都島建築設計事務所で設計スタッフを募集します。

久保都島建築設計事務所は2011年に久保秀朗と都島有美によって設立された建築設計事務所です。住宅、ホテル、温浴施設、郵便局、オフィス、レストラン、チャペル、公衆トイレなどさまざまな用途の建築やインテリアを幅広く設計しています。

主な作品に「両国湯屋江戸遊」「HOTEL THE SCREEN」Morning Dawn・Moon Phases」「まるほん旅館風呂小屋」「虹のチャペル」などがあり、若手建築家の登竜門であるAR Awards、ユネスコのヴェルサイユ賞などの海外での受賞の他、日本建築学会作品選集新人賞、優れた商業施設デザインに贈られるJCDデザインアワード金賞、日本インテリアデザイナー協会JID賞など数多くの受賞があります。

私たちは建築空間をもう一つの環境、自然環境のオルタナティブとしてデザインしています。光、音、熱、風といった自然環境の要素を人工的な操作を加えながら取り込み、様々な用途の建物も自然環境の一部を空間化したスペースと捉えることで、多くの発見的、実践的なアイデアを実現していきたいと考えています。

【働き方について】
スタッフ全員がBIM(ArchiCAD)とLumionを使い、2Dの図面と3DのCGを同時に検討しながら、デザインコンセプト、素材の選定、自然光の入り方、照明デザインをブラッシュアップしながら設計を進めています。BIMやレンダリングソフトの使用が初めての方には、先輩スタッフが丁寧に指導します。
Slack、ZOOM、iPadなどのITツールを活用し、業務効率化と働きやすい環境を目指しています。深夜残業は基本的にありません。アットホームな環境で働きたい方、独立志望の方も歓迎します。

【ap job更新】 水戸・東京・九州を拠点に、図書館や学校等を手掛ける「三上建築事務所」が、意匠・構造・設備の設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 水戸・東京・九州を拠点に、図書館や学校等を手掛ける「三上建築事務所」が、意匠・構造・設備の設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 水戸・東京・九州を拠点に、図書館や学校等を手掛ける「三上建築事務所」が、意匠・構造・設備の設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中江南市布袋駅東複合公共施設

水戸・東京・九州を拠点に、図書館や学校等を手掛ける「三上建築事務所」の、意匠・構造・設備の設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【2025年度新卒・第二新卒/経験者募集】

設計スタッフ(意匠・構造・設備)を募集します。

三上建築事務所は意匠・構造・設備部門を備えた総合的な建築設計事務所です。
創業90周年を迎え、水戸・東京・九州を拠点に建築家益子一彦を中心として全国各地で仕事をしています。

得意とする公共建築、特に図書館・学校建築を中心に40件以上の設計を手掛けています(過去10年間で図書館10件以上、学校建築20件以上が竣工)。国内外で数々の建築賞を受賞し、世界中の建築雑誌・ウェブサイトで紹介されています。

所長の益子一彦は長年、国立大学の講師としての講義経験を持ち、図書館建築に関する専門書を3冊執筆しております。高い専門知識と多くの実践から蓄積されるノウハウが私たちの強みです。日本的な建築に対する感受性を最大限に生かし、機能性を最優先した上で、構造・組織的な美しさを兼ね備えているのが、私たち作品の特徴です。

2019年に中国蘇州で合弁会社を立ち上げ、中国でのプロジェクトも進行中です(中国人スタッフ2名在籍)。

世界に目を向け、私たちと一緒に「よりよい建築」を創っていける方々を募集します。

安藤大輔+安藤かおり / 安藤建築設計室による、島根・安来市の「赤江の家」。田園風景の中に計画。家族の気配が“自然と感じられる”住居として、耐力要素の集約で生活空間を繋げ“立体的なワンルーム”となる建築を考案。曇天が続く山陰の冬の暮らしを楽む為に“豊かな環境との呼応”も意図
安藤大輔+安藤かおり / 安藤建築設計室による、島根・安来市の「赤江の家」。田園風景の中に計画。家族の気配が“自然と感じられる”住居として、耐力要素の集約で生活空間を繋げ“立体的なワンルーム”となる建築を考案。曇天が続く山陰の冬の暮らしを楽む為に“豊かな環境との呼応”も意図外観、隣地より見る。 photo©岡田泰治
安藤大輔+安藤かおり / 安藤建築設計室による、島根・安来市の「赤江の家」。田園風景の中に計画。家族の気配が“自然と感じられる”住居として、耐力要素の集約で生活空間を繋げ“立体的なワンルーム”となる建築を考案。曇天が続く山陰の冬の暮らしを楽む為に“豊かな環境との呼応”も意図1階、和室からリビングを見る。 photo©岡田泰治
安藤大輔+安藤かおり / 安藤建築設計室による、島根・安来市の「赤江の家」。田園風景の中に計画。家族の気配が“自然と感じられる”住居として、耐力要素の集約で生活空間を繋げ“立体的なワンルーム”となる建築を考案。曇天が続く山陰の冬の暮らしを楽む為に“豊かな環境との呼応”も意図1階、リビングからダイニングとキッチンを見る。 photo©岡田泰治

安藤大輔+安藤かおり / 安藤建築設計室が設計した、島根・安来市の「赤江の家」です。
田園風景の中に計画されました。建築家は、家族の気配が“自然と感じられる”住居として、耐力要素の集約で生活空間を繋げ“立体的なワンルーム”となる建築を考案しました。また、曇天が続く山陰の冬の暮らしを楽む為に“豊かな環境との呼応”も意図されました。

田園風景の中に広がる、5人家族のための住宅である。

建築家によるテキストより

子供室以外は1階で生活が完結できる平屋的な住まいとし、リビングダイニングや和室、テラスといった生活の中心となる場は雁行しながらつながる。水回りやクローゼットなどの部分に耐力要素を集約することで回遊動線を確保し、生活空間は有機的につながる。西方に遠望できる京羅木山や山陰本線の鉄道風景が、生活のアクセントとして感じられる住宅とした。

建築家によるテキストより

この住宅では、快適で温度差の少ない温熱環境や、薪ストーブ・床下エアコンの効率的な活用に重点を置いている。和室や子供室の欄間、階段・吹抜けなどによって各部屋がつながり、家全体が立体的につながるワンルームの構成とした。その結果、快適な温熱環境が実現できると同時に、閉じすぎた部屋をつくらないことで、家族の気配やつながりが自然と感じられる住まいを実現している。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 “曲線”を大切にした空間を志向し、様々なアワードでの受賞も重ねる「Organic Design Inc.」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 “曲線”を大切にした空間を志向し、様々なアワードでの受賞も重ねる「Organic Design Inc.」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 “曲線”を大切にした空間を志向し、様々なアワードでの受賞も重ねる「Organic Design Inc.」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中

“曲線”を大切にした空間を志向し、様々なアワードでの受賞も重ねる「Organic Design Inc.」の、設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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OrganicDesign Incでは、経験スタッフを募集しております。

弊社では建築から、インテリア、家具まで様々なジャンルの手掛けており、大規模から、製作キッチンまで、幅広い設計を学び・体験し大変さも楽しみも共に感じることができます。

弊社の設計はいろんな方向からの視点を巡らせ設計しています。
例えばマクロ始点では「街の縁がわ」「街のポケット」など、街の歴史と現況そして未来へのコンテクストを拾い上げながら、その土地にあるポテンシャルと隠れた価値をどうやって見出し「地域」や「社会」が良くなり発展するか、柔軟に法律の縫い方をたくさん考え実現できる建築空間・その素材など、それを担ってくれる検査機関を探したりします。
地味な仕事も間接的に大切なデザインに繋がります。また、今後は公共空間などにも積極的に参加していきたいと思っています。

いま参加できる方は基本計画からできる良いタイミングです。
経験如何に関わらず、社会と接する機会を増やし、プロジェクトに関しての事務所のフロントとして各スタッフ前に出して仕事をしてもらいます、それが仕事を覚えるのに近道だからです。

弊社の作品のなかで好きなものがある方かつ建築が好きな方+今後いつか独立を目指している方に、ご応募戴ければと思います。
一緒に切磋し成長していきたいと思います。

最近はSpace Design Awards, 11st,(Public)でグランプリを獲得し、海外の賞も多数受賞しております。(Iconic Awards, If design award, A+Awards, Good design award, Sky design award, etc.)
受賞歴や作品、プロフィール等はHPをご参照ください。

今回は今後の仕事の幅を広げたく、可能であれば、実務3年以上の経験者の参加をお待ちしております。
(新卒の方は年に1名採用しておりますが、機を見てまた募集致します)

OSTR / 太田翔+武井良祐による、大阪・枚方市の「楠葉の住宅」。ハウスメーカーの建設を前提とした計画。施工者の持つ“言語の整理”と“読み替え”を意識し、“建売住宅をリノベーションする”様な設計を志向。仕様に倣いつつ配置・断面・開口を操作して環境との関係を整理
OSTR / 太田翔+武井良祐による、大阪・枚方市の「楠葉の住宅」。ハウスメーカーの建設を前提とした計画。施工者の持つ“言語の整理”と“読み替え”を意識し、“建売住宅をリノベーションする”様な設計を志向。仕様に倣いつつ配置・断面・開口を操作して環境との関係を整理外観、前面道路側より見る。 photo©大竹央祐
OSTR / 太田翔+武井良祐による、大阪・枚方市の「楠葉の住宅」。ハウスメーカーの建設を前提とした計画。施工者の持つ“言語の整理”と“読み替え”を意識し、“建売住宅をリノベーションする”様な設計を志向。仕様に倣いつつ配置・断面・開口を操作して環境との関係を整理1階、正面:リビング、右奥:キッチン photo©大竹央祐
OSTR / 太田翔+武井良祐による、大阪・枚方市の「楠葉の住宅」。ハウスメーカーの建設を前提とした計画。施工者の持つ“言語の整理”と“読み替え”を意識し、“建売住宅をリノベーションする”様な設計を志向。仕様に倣いつつ配置・断面・開口を操作して環境との関係を整理1階、中央手前:リビング、左奥:キッチン、右奥:階段 photo©大竹央祐

OSTR / 太田翔+武井良祐が設計した、大阪・枚方市の改修「楠葉の住宅」です。
ハウスメーカーの建設を前提とした計画です。建築家は、施工者の持つ“言語の整理”と“読み替え”を意識し、“建売住宅をリノベーションする”様な設計を志向しました。そして、仕様に倣いつつ配置・断面・開口を操作して環境との関係を整理しました。

建売住宅を「リノベーション」するように設計した住宅。

設計当初よりハウスメーカーが施工することが決まっていたため、ハウスメーカーが持つ言語の整理・読み替えをすることで住宅をつくることができないかと考えた。

建築家によるテキストより

施主の要望を整理していくと、いわゆる建売住宅的なプラン(大きなリビング、寝室が3つ、洗面とWCが別、駐車スペース…等)でも十分対応できることが分かった。ただ敷地の西側にある大きなマンションや、南側にある駐車場との距離、南西方向の畑への眺望など、周辺環境との関係を整理する必要があった。
建売住宅的プランをベースとしつつ、配置や断面や開口をコントロールすることで、敷地に対応した住宅をつくる。

建築家によるテキストより

建売住宅的プランをベースとしながら、スキップフロアとすることで無駄な廊下をなくし、新たな居場所をつくった。少しずつ床があがることで1階の天井に変化が生まれる。求められた3つの寝室のうち1つはオープンに、もう1つは建具によってライフスタイルに応じて開いたり閉じたりできるようにした。

そしてプライバシーに配慮しつつ、内外いたるところに開口を設けた。一日中いろいろなところから光が入り、どこにいても家族の気配が感じられる空間となる。リビング上の光を取り入れるための塔と室内窓、スキップフロアや蹴上の無い階段により多方向に視線が抜けていくことで、面積を抑えつつも広がりのある空間とした。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/2/26-3/3]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/2/26-3/3]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/2/26-3/3)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 東京都庭園美術館での建築展「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」の入場チケットをプレゼント。会期中は建築内部の写真撮影が可能で、通常は非公開のエリアも公開
  2. 永冶祐太 / 永冶建築研究所による、岐阜・多治見市の「House bsp」。設計者の自邸兼アトリエ。住宅の“単純な在り方”を志向し、最低限の設えとしての“骨・皮・プロポーション”で街に馴染ませる設計を実施。建物を“えぐって”設けた“ニワ”で街との連続とプライバシー確保も両立
  3. スノヘッタとECADIによる、中国の「北京市立図書館」。デジタル時代の図書館の在り方を追求した計画。機能性や地域への貢献を考慮して、“渓谷”の様な内部空間を“イチョウの葉”を参照した屋根で覆う建築を考案。社会的な交流や知識の共有を可能にする場を作る
  4. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  5. ファラによる、ポルトガル・リスボンの住宅「house without idea」。エピソードと魅力的な断片の“集合体”としての家。道路側と裏庭側のファサードは其々に“秩序”と“不条理”という特徴を与えて“矛盾”するように設計。内部では異なる三層の空間を色と塗装でまとめる
  6. 成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・銀座の店舗「meet tree GINZA」。木材会社が手掛けるスイーツとコスメの店。天井高のある既存区画を活かし、ヒノキの材木を用いた“巨大なヴォールト”が浮遊する空間を考案。街に向けて独特の存在感を生み出すと共に物販エリアを分ける役割も担う
  7. 橋村雄一 / Studio Hashimuraによる、東京・渋谷区の「ゴールドウイン原宿ビル」。明治通り沿いの敷地。ブランドの“機能的なミニマリズムの精神”の表現を求め、近代的なビルの原型の様な形式に“有機的なイメージ”を重ねる設計を志向。方立や階高の操作で立面に拡張性や開放性を付与する
  8. 畑友洋建築設計事務所による、兵庫・西宮市の「甲陽園の家」。複雑な斜面地の建材運搬も困難な敷地。人力での運搬と組立の可能性を模索し、“LVL材”を重ねて“1つのアーチフレーム”とする“組木架構”の建築を考案。構成に“多軸性”を導入して周辺環境とも呼応させる
  9. OMA / 重松象平が空間デザインを手掛けた、タイでの展覧会「ヴィジョナリー・ジャーニーズ」。ルイ・ヴィトンの“物語”を伝える為の展示。直観的に発見し吸収できる“物語装置”として、過去と現代の作品を再文脈化した舞台芸術的な体験を構築。製品や背景からインスパイアされた5つのテーマルームを作る
  10. GGDLと泉設計室と構造計画研究所による、徳島市の「東部防災館 おきのすインドアパーク」。旧新聞印刷センターを転用した施設。災害時にも平時にも活用できる建築との要件に、様々な箇所で両面に対応する“リバーシブルなデザイン”を志向。様々な関係者と共に設計者も運営に携わり“柔軟な場”を持続する
  11. 吉岡徳仁による、フランス・パリの、イッセイ ミヤケの新旗艦店。19世紀に建てられた歴史的建築を店舗に改修。ブランドのものづくりの哲学と未来へのエネルギーの表現を意図し、“オレンジ色のアルミニウムウォール”を用いた空間を考案。ミニマルで現代的な美学も反映される
  12. NOIZによる、東京・渋谷区の「kitasando terrace」。共同住宅と事務所からなる都心の複合ビル。厳しい法規制の下で、空間の気積の確保と同時に“ヴォリュームの分節”等で周辺のスケールとの調和も志向。内外を繋ぐ“多様な中間領域”で都市の風景や自然の感受も意図
  13. 倉俣史朗の椅子「ミス・ブランチ」が、サザビーズのオークションのデザイン製品として、史上最高額で落札
  14. 中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「無関係(柱、睡蓮、へちま)」。放置と無関心を主題に制作。“柱”は実際のビルの柱の様に設え、ニュートラルな展示室に“少しの特徴を与えるもの”として配置。展示物としての“睡蓮”と“へちま”は、“柱”が空間側の要素であることを強調する
  15. スタジオ・ムンバイのビジョイ・ジェインによる、カルティエ現代美術財団での建築展「Breath of an Architect」。“人間と自然の関係に対する深い関心”を反映した作品をつくる建築家の展覧会。光と影、明るさと重力、土、石、水等を組み合わせて感覚的な体験を構成
  16. 関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・海部郡の「大治の家」。同規模の建物が連なる住宅街の敷地。“家族だけの空間と時間”を求め、視線の遮断だけではない“心理的なプライベート性”を持つ建築を志向。4つの軸で壁面角度を操作して周辺環境との関係を曖昧にする構成を考案
  17. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  18. 三菱地所設計 / 藤貴彰+稲毛洋也+カン・デユェンによる、イタリア・ヴェネチアの茶室「ベネチ庵」。ヴェネチアビエンナーレでの発表作品。世界情勢が不安定な時代の“人と人とを繋ぐ場”を目指し、世界で展開可能な“普遍性”と“固有性”を備えた建築を志向。パスタ等の現地の廃棄物を建材に転用して空間を作る
  19. 胡実建築設計事務所による、東京の「大開口テラスの家」。住宅街での計画。窮屈にならず“余白を感じられる”住まいとして、内部空間と繋げて使用可能な“エクステリアリビング”としてのテラスを備えた建築を考案。テラス周辺のヴォリュームの操作で開放性と親密さも両立
  20. 石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる

永山祐子が、歌舞伎町を散策しながら建築について語っている動画「歌舞伎町タワーだけじゃない!? 街の古いビルはアイコニックで超クール!!」

永山祐子が、歌舞伎町を散策しながら建築について語っている動画「歌舞伎町タワーだけじゃない!? 街の古いビルはアイコニックで超クール!!建築家の永山祐子さんと歌舞伎町を散歩してみた」です。youtubeチャンネル「ブラカブキ-歌舞伎町探索-」が公開したものです。前編の歌舞伎町タワーを訪問している動画はこちら

歌舞伎町に精通した人物と歌舞伎町を散歩しながら、定番スポットからマメ知識まで色々知れちゃうお散歩番組!

ツアー企画第四回目は、【歌舞伎町 建築ツアー】
東急歌舞伎町タワーの外装デザインを手掛けた永山祐子さんを案内人にお招きし、手塚マキとシャララジマさんが歌舞伎町の建築物を見ながらブラ歌舞伎!
ツアー後半は、いよいよ街歩き!普段通る何気ない道に隠された意外な発見と建築家ならではの視点に手塚マキ、シャラちゃんが質問しまくります!

中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「無関係(柱、睡蓮、へちま)」。放置と無関心を主題に制作。“柱”は実際のビルの柱の様に設え、ニュートラルな展示室に“少しの特徴を与えるもの”として配置。展示物としての“睡蓮”と“へちま”は、“柱”が空間側の要素であることを強調する
中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「無関係(柱、睡蓮、へちま)」。放置と無関心を主題に制作。“柱”は実際のビルの柱の様に設え、ニュートラルな展示室に“少しの特徴を与えるもの”として配置。展示物としての“睡蓮”と“へちま”は、“柱”が空間側の要素であることを強調する踊り場から、2つの「無関係(柱)」を見る。 photo©中村竜治
中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「無関係(柱、睡蓮、へちま)」。放置と無関心を主題に制作。“柱”は実際のビルの柱の様に設え、ニュートラルな展示室に“少しの特徴を与えるもの”として配置。展示物としての“睡蓮”と“へちま”は、“柱”が空間側の要素であることを強調する地下1階、中央:「無関係(睡蓮)」、右:「無関係(柱)」 photo©中村竜治
中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「無関係(柱、睡蓮、へちま)」。放置と無関心を主題に制作。“柱”は実際のビルの柱の様に設え、ニュートラルな展示室に“少しの特徴を与えるもの”として配置。展示物としての“睡蓮”と“へちま”は、“柱”が空間側の要素であることを強調する地下1階、左:「無関係(柱)」、左手前:「無関係(睡蓮)」、右奥:「無関係(へちま)」 photo©中村竜治

中村竜治による、資生堂ギャラリーでの作品「無関係(柱、睡蓮、へちま)」。
放置と無関心を主題に制作されました。建築家は、“柱”を実際のビルの柱の様に設え、ニュートラルな展示室に“少しの特徴を与えるもの”として配置しました。また、展示物としての“睡蓮”と“へちま”は、“柱”が空間側の要素であることを強調します。展覧会の公式サイトはこちら※会期はすでに終了しています

同じメンバーで3年に渡り行われたグループ展「第八次椿会」の3年目の展覧会で制作したものです。
メンバー同士の話し合いの中で生まれた「放置」「無関心」というキーワードをもとに《無関係》という作品を制作しました。

建築家によるテキストより

それは2本の柱と2脚の椅子から成ります。これまで、1年目の壁を使った《関係》、2年目のロープを使った《ロープ》(杉戸洋と共作)と、作品と作品あるいは作品と鑑賞者の関係を積極的につくろうとする空間的な展示を行ってきました。
それに対し今回の作品は、空間に関するものであることには変わりはないのですが、関係を積極的につくろうとするものというよりは、ただそこにあるもの(無関係なもの)としてつくりました。

建築家によるテキストより

柱は、1本は大きい展示室の入口付近に動線を妨げるように、もう1本は奥の小さい展示室の中央に回遊動線をつくるように設置されています。太さや仕上げなどはこのギャラリーが入っている東京銀座資生堂ビルの実際の柱であるかのような設えとしていて、ホワイトキューブを目指してつくられたであろうニュートラルな展示室に少しだけ特徴を与えるものとしてあります。

一方、椅子は柱とは対照的に作品然としていて、柱の付近にいわゆる展示物として置かれ、柱が展示物というよりは空間側のものであることを強調するものとしてあります。そのように背景化された柱に対して鑑賞者は、他の作家や鑑賞者が何を感じどんなリアクションをとるのか?そこに関係が生まれるのか生まれないのか?生まれるとすればそれはどんな関係か?といったことを観察することになります。

建築家によるテキストより

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