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バンクシーが2005年に、大英博物館に無断展示して話題になったショッピングカートを描いた壁画が、13年の時を経て公式に展示されることに

バンクシーが2005年に、大英博物館に無断展示して話題になったショッピングカートを描いた壁画が、13年の時を経て公式に展示されることになったそうです。現在開催中の展覧会「I object」展で公開されるそう。
バンクシーは活動初期に、自身の制作した風刺的な絵画などをゲリラ的に美術館に設置し、その様子を動画で公開したりしていました。この作品もその一つで動画の中にも登場しています。

杉本博司と榊田倫之の新素材研究所の建築展「-新素材×旧素材-」が開催

杉本博司と榊田倫之の新素材研究所の建築展「-新素材×旧素材-」が開催

日程

杉本博司と榊田倫之の新素材研究所の建築展「-新素材×旧素材-」が開催されます。会期は2018年10月21日~2019年1月14日で、場所は東京・品川区の建築倉庫ミュージアムです。

本企画展は、世界的に活躍する現代美術作家 杉本博司が建築家 榊田倫之と共に2008年に設立した建築設計事務所「新素材研究所」の10年にわたる活動を、建築模型・写真、そして新素材研究所の使用する特徴的な古材や道具、素材等の展示を通してご紹介するものです。
『旧素材こそ最も新しい』という理念のもと、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を、現代にどう再編して受け継いでいくかという課題に取り組む新素材研究所は、カタログからは建材を選ばず、骨董から産業資材まで独自の視点で見立てた素材を日頃から集め、それらを設計に生かし、空間を作っています。そのデザインは、素材の良さを最大限に引き出すための伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させ、現代的なディテールで仕上げられます。新素材研究所の活動の軌跡を振り返る本企画展にご期待ください。

【本展の見どころ】
・「新素材研究所」のシグネチャーデザインである敷瓦を使用した会場デザイン。
・「新素材研究所」が実際に使用している代表的な古材や廃材などの素材を展示し、新素材研究所の素材に対するアプローチを体験。
・約8件の代表的なプロジェクトを、杉本博司の撮影した竣工写真と模型を中心にご紹介。
・「新素材研究所」発足前の杉本博司の初の建築作品である〈護王神社〉(香川県直島)再建プロジェクトの実際の素材と同一材で精緻に製作された竣工模型を展示。
・杉本博司の構想から20年をかけて2017年に開所した小田原文化財団の複合施設〈小田原文化財団 江之浦測候所〉(神奈川県小田原市)の模型を杉本の代表作品〈海景〉と共に展示。

元木大輔 / DDAAによる、ソファ「Wrapping Sofa」
元木大輔 / DDAAによる、ソファ「Wrapping Sofa」 photo©DDAA

元木大輔 / DDAAがデザインした、ソファ「Wrapping Sofa」です。

ウレタンフォームのかたまりを、ラップで巻いただけのソファと、エアパッキンで養生したウレタンフォームを、ラッシングベルトで締め上げたソファ。

成瀬・猪熊建築設計事務所による、静岡・三島の、廃園になった古い幼稚園を、活動拠点として生まれ変わらせるプロジェクト「みしま未来研究所」
成瀬・猪熊建築設計事務所による、静岡・三島の、廃園になった古い幼稚園を、活動拠点として生まれ変わらせるプロジェクト「みしま未来研究所」

成瀬・猪熊建築設計事務所による、静岡・三島の、廃園になった古い幼稚園を、活動拠点として生まれ変わらせるプロジェクト「みしま未来研究所」です。
また、改修費用の一部をクラウドファンディングで募集もしています。こちらでも施設の背景を知ることができます。

本プロジェクトは、廃園になってしまった古い幼稚園を、三島市の活動拠点として生まれ変わらせるというものです。
三島市を拠点に活動しているNPO法人「みしまびと」さんと共に、
「地域の未来をつくる人をつくる」をコンセプトに昨年より進めてまいりました。

すでに社会に出ている人たちの関係づくりだけでは無く、地元の高校生にも積極的に関わってもらう事で、その子達が将来起業家になるような、交流と活動ができる施設を目指しています。

施設内には、「高校生の部室」と呼んでいる部屋も設けていて、高校生たちが自分たちで考えた目標の実現に向けて、地元の大人たちの手助けを得ながら活動できる場所を作っています。

また、「コワーキングオフィス」、「キッチン付き多目的室」、「カフェ」なども併設する事で、様々な活動の受け皿となる場所を作ると同時に、地元の大人たちと高校生が、交流しやすくなるような場づくりもしています。

現在は、1月初旬のオープンを目指して、目下工事中です。

マニュエル・ヘルツによる、スイス・チューリッヒの、上下左右に開く可動式ルーバーのデザインが特徴的な住宅の写真

マニュエル・ヘルツ(manuel herz)が設計した、スイス・チューリッヒの、上下左右に開く可動式ルーバーのデザインが特徴的な住宅の写真と図面が24枚、designboomに掲載されています。
以下はその稼働の様子がわかる動画。

noiz・豊田啓介と日埜直彦による、最近の建築学生に対する実感から始まった”建築を見ることや知ることの重要性”に関する対話

(※2018年8月30日の日埜のツイートを追加しました。)

noiz・豊田啓介日埜直彦による、最近の建築学生に対する実感から始まった”建築を見ることや知ることの重要性”に関する対話がtwitterで行われていました。公式埋め込み機能でご紹介します。

成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・八王子の物販店舗・飲食店「高尾山スミカ」
成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・八王子の物販店舗・飲食店「高尾山スミカ」 photo©西川公朗

成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・八王子の物販店舗・飲食店「高尾山スミカ」です。

高尾山スミカ –山の地形を“見世”にする

 今回の計画は、高尾山ケーブルカーの山上側の駅に併設された、売店の改修です。改修前の建築は、駅から登山道につながる道に沿って間口を並べた長屋形式のアクセスでしたが、それぞれの店舗が小さく分離していたため、土産物売り場が軽食店舗の誘引効果を受けにくい構造となっていました。
 前面の道は全長40メートル、建物に沿って1.8メートルほど登っており、私たちはこれを 活かして、内部の空間と道とを一体的にデザインしました。結果的に内部は、3段階の床が徐々に登るような構成の中に、土産物売り場や軽食エリアが展開する空間となっています。ファサードは、道沿いの長手を全て引戸とすることで、気候が穏やかな時期には完全開放して気持ちの良い外の環境と建築をつなげて利用することができます。
 現実にそぐわなかった長屋形式を解体し、建築を高尾山の地形というプリミティブな次元で捉え直した建築です。

<法的な手続き>
 この売店は昭和53年建設、昭和56年増築、検査済証がなかったことに加え、国定公園内に位置するため関係法令は自然公園法、鳥獣保護管理法と改修をする上で極めて難易度の高い状況が揃っていました。その中で私たちは、耐震改修・大規模な模様替の上で、検査済証を取得しました。

ギャルソン社内のブランド・GANRYUを手掛けていた、ファッションデザイナー・丸龍文人へのインタビュー「21世紀のマインド」

コムデギャルソン社内のブランド・GANRYUを手掛けていた、ファッションデザイナー・丸龍文人へのインタビュー「21世紀のマインド」がi-Dに掲載されています。上記リンクは前編で、後編はこちらです

ヴァレリオ・オルジアティが、メキシコで行った建築展「The Idea of Architecture」の会場動画 松尾宙+松尾由希 / アンブレ・アーキテクツによる、福井・鯖江の、事務所+納屋「鯖江の軸組」
松尾宙+松尾由希 / アンブレ・アーキテクツによる、福井・鯖江の、事務所+納屋「鯖江の軸組」 photo©鈴木研一

松尾宙+松尾由希 / アンブレ・アーキテクツが設計した、福井・鯖江の、事務所+納屋「鯖江の軸組」です。

神奈川県と福井県鯖江市に拠点がある企業のサテライトオフィス+宿泊室+納屋の計画。年間の1/3程度の期間、神奈川よりスタッフが鯖江に赴き、1週間程度宿泊しながら業務を行う。本計画では、左記の機能の他、スタッフが使用しない期間の施設利用の検討、将来的な住宅利用への対応、多雪地域であることから、雪下ろしの必要ない無落雪型の建物とすることが求められた。周辺は北陸地方特有の切り妻屋根の木造民家が多く建ち並び、昔ながらの町並みを色濃く残す地域である。無落雪屋根はRCの陸屋根とすることが容易であるが、上記の町並みの中では好ましくないと判断し、木造切り妻屋根を踏襲して無落雪屋根を実現することとした。結果として現れた木造軸組みの骨格は、様々な使い方を許容できる力強くおおらかな空間を内外に創り出している。

藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」
藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」 photo©Takashi Kato

 
藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」が、ensembleに掲載されています

藤村龍至に、ギャラ間での建築展や、教育の現場での気づき、今後のヴィジョンなどについて聞いているインタビュー「都市からふたたび建築へ(前編)」が、ensembleに掲載されています。写真とテキストは、デザインジャーナリストの加藤孝司です。

近年都市はさまざまな問題を抱えている。交通問題、環境問題はいうに及ばす、高齢化問題、福祉問題、都市の過密化とスポンジ化などその問題は多岐に渡る。
建築家藤村龍至氏と出会ったのは10年程前。スクラップアンドビルドを絶え間なく繰り返し、懐かしい風景が消えていく東京という街に生まれて、風景をつくる建築家という存在について思いを巡らせていた時だった。
建築から都市へ、そして再び建築へと向かっているようにみえる藤村さんの活動は、この10年でさらにフィールドを大きく拡張している。批判的工学主義からAIにおける設計まで、藤村龍至氏の現在について話をうかがった。

ムトカによる、東京・恵比寿のギャラリー「Arts and Creative Mind Gallery」が明日オープン

村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所が設計した、東京・恵比寿のギャラリー「Arts and Creative Mind Gallery」が明日(2018/8/30)オープンするそうです。こちらのクライアントのブログにも写真が3枚掲載されています
場所はこちら(Googleマップ)

ムトカ建築事務所にて設計監理を行いました「Arts and Creative Mind Gallery」が8/30に恵比寿にオープンします。本ギャラリーはアウトサイダーアートを取り扱う小さなコマーシャルギャラリーです。福祉の世界から一歩踏み出して、彼らの作品がアートとしてきちんと評価されるような場所をつくりたいというクライアントの思いを形にしました。恵比寿駅から徒歩3分ととても行きやすい場所です。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-4-11-1F

開廊日時:水-日・祝 12:00~19:00

佐藤伸也 / 佐藤伸也建築設計事務所による、奈良・生駒の、既存建物の意匠を継承し改修された飲食店「キニナル」
佐藤伸也 / 佐藤伸也建築設計事務所による、奈良・生駒の、既存建物の意匠を継承し改修された飲食店「キニナル」 photo©studioCIRCLE

佐藤伸也 / 佐藤伸也建築設計事務所による、奈良・生駒の、既存建物の意匠を継承し改修された飲食店「キニナル」です。

奈良県の近鉄生駒駅から徒歩数分にある既存建物を改修したプロジェクトである。
クライアントは、生駒市内で美容室を経営しており、生まれ育った生駒のまちを盛り上げたいという思いから、コーヒーとコッペパンの店を新規事業としてスタートさせた。

既存建物は、2階部分に連続するアーチのある外観が特徴的な建物で、周辺には市役所・保育園・病院などがある比較的に人通りの多い場所にあり、2~3階建ての住居や店舗が建ち並ぶ中に建っている。

アーチのような意匠は、場所・様式・時代など様々なことを連想しやすいものであるが、この地域に突然現れたものだろう。長年存在し続けたアーチは、この地域に根付き、ある種のランドマークにさえなっているように見えた。そこで、今回の改修では、この「アーチ」を生かす方法を選択した。

「日本人率いる建築事務所チーム、スイスの空港改装プロジェクトで優勝」(swissinfo)

「日本人率いる建築事務所チーム、スイスの空港改装プロジェクトで優勝」という記事が、swissinfoに掲載されています。

『人気インスタグラマー「建築の正面写真」撮影の裏側』(Swissinfo) ネリ&フーへの、日本語で読めるインタビュー記事「装飾も空間にまつわるストーリーの一部」

ネリ&フーへの、日本語で読めるインタビュー記事「装飾も空間にまつわるストーリーの一部」がhouzzに掲載されています。

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