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山田優+小阿瀬直+大嶋励 / SNARK Inc.による、東京・原宿の「Tiny Kiosk」。商業施設“オモカド”の屋上イベント用の移動式キッチン。未稼働時の地下物置での保管も想定し、搬入用のエレベーターに載るサイズの“小屋”を考案。前面開口の建具は上下に展開してカウンターや庇の役割も担う
山田優+小阿瀬直+大嶋励 / SNARK Inc.による、東京・原宿の「Tiny Kiosk」。商業施設“オモカド”の屋上イベント用の移動式キッチン。未稼働時の地下物置での保管も想定し、搬入用のエレベーターに載るサイズの“小屋”を考案。前面開口の建具は上下に展開してカウンターや庇の役割も担う建具を全て閉じた状態。 photo©新澤一平
山田優+小阿瀬直+大嶋励 / SNARK Inc.による、東京・原宿の「Tiny Kiosk」。商業施設“オモカド”の屋上イベント用の移動式キッチン。未稼働時の地下物置での保管も想定し、搬入用のエレベーターに載るサイズの“小屋”を考案。前面開口の建具は上下に展開してカウンターや庇の役割も担う前面の建具を開いた状態。 photo©新澤一平
山田優+小阿瀬直+大嶋励 / SNARK Inc.による、東京・原宿の「Tiny Kiosk」。商業施設“オモカド”の屋上イベント用の移動式キッチン。未稼働時の地下物置での保管も想定し、搬入用のエレベーターに載るサイズの“小屋”を考案。前面開口の建具は上下に展開してカウンターや庇の役割も担う内部から開口部越しに外部を見る。 photo©新澤一平

山田優+小阿瀬直+大嶋励 / SNARK Inc.が設計した、東京・原宿の「Tiny Kiosk」です。
商業施設“オモカド”の屋上イベント用の移動式キッチンです。建築家は、未稼働時の地下物置での保管も想定し、搬入用のエレベーターに載るサイズの“小屋”を考案しました。また、前面開口の建具は上下に展開してカウンターや庇の役割も担います。施設の公式サイトはこちら

東急プラザ表参道「オモカド」の屋上でのイベント時に使用する移動式のキッチンである。
イベントが無い時は地下の物置に保管するため、搬入用のエレベーターに載る大きさの1.2㎡x2mの小さな小屋として計画した。

建築家によるテキストより

正面開口の建具は上下に展開しカウンターや庇となり、両側面に設けた出入り口は複数台配置時の連結も想定して計画している。
設備は2槽シンク、給湯器、冷蔵庫、IH調理器の必要最低限の調理設備を備えており、保健所による飲食店の営業許可も取得可能である。

建築家によるテキストより

移動可能な最小の飲食店として、オープンスペースの使い方の可能性を大きく広げる小さな小屋である。

建築家によるテキストより
建築家の石上純也が、エルメスの2025AWメンズコレクションのランウェイに出演。長谷川博己・大沢たかお・松田翔太らもモデルとして参加

建築家の石上純也が、エルメスの2025AWメンズコレクションのランウェイに出演しています。長谷川博己・大沢たかお・松田翔太らもモデルとして参加したようです。VOGUEのサイトにはレポート記事も掲載されています。リンク先のfashionsnapのサイトに写真が1枚掲載されています。石上は、2010年にもヨウジヤマモトのコレクションにモデルとして出演していました。また、同じく建築家の中山英之が2016年にエルメスのランウェイに出演しています。

法律家の水野祐と建築家の藤原徹平と中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペ「AYDA2024」が開催。テーマは「あいまいさの確かな形質」。最優秀賞には国際アワードセレモニーへの招待と賞金30万円が贈呈
法律家の水野祐と建築家の藤原徹平と中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペ「AYDA2024」が開催。テーマは「あいまいさの確かな形質」。最優秀賞には国際アワードセレモニーへの招待と賞金30万円が贈呈

法律家の水野祐と建築家の藤原徹平と中山英之が審査する、日本ペイント主催の国際学生コンペ「AYDA2024」が開催されます。テーマは「あいまいさの確かな形質」最優秀賞には国際アワードセレモニーへの招待と賞金30万円が贈呈されます。登録締切は2024年11月14日(木)提出期限は2024年11月21日(木)です(※延長されました)。登録締切は2024年11月7日(木)。提出期限は2024年11月14日(木)です。【ap・ad】

テーマ:あいまいさの確かな形質

法とは社会を制御する堅く不自由な存在に感じるかもしれませんが、実際には解釈の多様さを含んでいます。そして、時代の変化とともに可変的な存在でもあります。デザインの側から見ると、法は「制約」と捉えられることがほとんどですが、実は設計行為の背景となるある種の「決定ルール」として機能することもあります。
空間や建築を通した広い意味でのルールの形や質が、新しい思考様式、行動様式、生活様式につながる「創造的な道具」になる可能性があります。

白黒はっきりつかないあいまいな状況、例えば法だけでなく、その場所独自の観念やルールが重なった状況、ゆらぎは、法が創造的に変化して社会が変わるその重要なきっかけになる。そのような法のデザインの考え方もあるはずです。

あいまいさを確かな形質としてつくることができた時に、どのような未来、どのような可能態を描くことができるのか、その提案を求めます。

賞金

●インターナショナルアワード 最優秀賞(1名)
賞金 10,000 USドル
ハーバード大学での6週間のサマースクールへの招待
(旅費滞在費を含む)

●日本地区最優秀賞(1名)
賞金 30万円
インターナショナルアワードセレモニーへの招待
(旅費滞在費含む)
日本地区審査員とのインターンシップツアーへの招待

●日本地区インテリア部門優秀賞(2名)
賞金 各5万円
日本地区審査員とのインターンシップツアーへの招待

●日本地区建築・ランドスケープ部門優秀賞(2名)
賞金 各5万円
日本地区審査員とのインターンシップツアーへの招待

以下に、募集概要等を掲載します。

BIGによる、デンマーク・コペンハーゲンの「BIG HQ」。国際的に活動する設計事務所の自社ビル。湾岸地域の先端部分を敷地として、コンクリート壁が支え合う“ピラネージ風”の“開放的”な空間を備えた建築を考案。社内の5つの専門部署が綿密に協働して造り上げる
BIGによる、デンマーク・コペンハーゲンの「BIG HQ」。国際的に活動する設計事務所の自社ビル。湾岸地域の先端部分を敷地として、コンクリート壁が支え合う“ピラネージ風”の“開放的”な空間を備えた建築を考案。社内の5つの専門部署が綿密に協働して造り上げる photo©laurian ghinitoiu
BIGによる、デンマーク・コペンハーゲンの「BIG HQ」。国際的に活動する設計事務所の自社ビル。湾岸地域の先端部分を敷地として、コンクリート壁が支え合う“ピラネージ風”の“開放的”な空間を備えた建築を考案。社内の5つの専門部署が綿密に協働して造り上げる photo©laurian ghinitoiu
BIGによる、デンマーク・コペンハーゲンの「BIG HQ」。国際的に活動する設計事務所の自社ビル。湾岸地域の先端部分を敷地として、コンクリート壁が支え合う“ピラネージ風”の“開放的”な空間を備えた建築を考案。社内の5つの専門部署が綿密に協働して造り上げる photo©laurian ghinitoiu
BIGによる、デンマーク・コペンハーゲンの「BIG HQ」。国際的に活動する設計事務所の自社ビル。湾岸地域の先端部分を敷地として、コンクリート壁が支え合う“ピラネージ風”の“開放的”な空間を備えた建築を考案。社内の5つの専門部署が綿密に協働して造り上げる photo©laurian ghinitoiu

BIGが設計した、デンマーク・コペンハーゲンの「BIG HQ」です。
国際的に活動する設計事務所の自社ビルの計画です。建築家は、湾岸地域の先端部分を敷地として、コンクリート壁が支え合う“ピラネージ風”の“開放的”な空間を備えた建築を考案しました。また、社内の5つの専門部署が綿密に協働して造り上げました。建築の場所はこちら(Google Map)。


こちらはリリーステキストの翻訳です

コペンハーゲンの工業港にあるBIGの「ピラネージ風」本社と公園のビジュアルツアー

コペンハーゲンのスンドモーレンの先端に、BIGの新本社ビル(4,488㎡)が倉庫や海事インフラに囲まれて建っています。2024年春に完成したこの本社ビルは、BIGの社内にあるランドスケープ、エンジニアリング、アーキテクチャー、プランニング、プロダクトデザインの各チームがコラボレーションした、BIGの統合型LEAPPアプローチの最初の実現例のひとつです。この建物は、Uniconとの緊密な協力により開発されたユニグリーンコンクリートでできています。

コペンハーゲンのノアハウン地区の狭い桟橋に位置するBIGの新本社ビルは、港の産業遺産にしっかりと根を下ろした高さ27メートル、7フロアの建物です。LM Byg、Unicon、Energy Machines、El-Team Vest、Eiler Thomsen、HB Trapperとの共同作業による2年間の建設期間を経て、この建物は、コペンハーゲンに拠点を置くBIGの300人の従業員が働く拠点となりました。DGNBゴールド認証取得を目指して設計されたこの建物は、太陽エネルギーシステムと地熱エネルギーシステムを統合し、再生可能エネルギーへの依存度を約60%にすることに貢献しています。自然換気などのパッシブデザイン戦略と組み合わせることで、地熱エネルギーシステムは、建物の熱需要の84%、冷房需要の100%を賄うことができます。

この建物は、Unicon社との共同開発によるユニグリーンコンクリートの初の応用例です。セメントクリンカーの一部を焼成粘土と石灰フィラーで置き換えたもので、従来のコンクリート混合と比較して、CO2排出量を約25%削減します。建設中にテストと開発が行われたBIG HQは、ユニグリーンの耐久性と可能性を証明するものとなっています。また、素材だけでなく建築方法においても先駆的なプロジェクトであり、コンクリートの可能性の境界を押し広げるものです。

ビャルケ・インゲルス、BIGの創設者兼クリエイティブ・ディレクターは述べています。
「LEAPPの背景にある考え方は、ルネサンスのような建築の実践であり、学際的な人々や知識の集まりです。LEAPPは、ランドスケープ(Landscape)、エンジニアリング(Engineering)、アーキテクチャー(Architecture)、プロダクト(Product)、プランニング(Planning)の頭文字を取ったものです。LEAPPのあらゆる側面が、私たちの本社に関わってきました。計画、製品設計、非常に複雑なコンクリート要素の積み重ねなどです。そのエンジニアリングの方法により、この建物全体で柱が1本しか必要ありません。梁と梁の間に、一連のスカンジナビア産の御影石と大理石が積み重ねられ、それ以外はすべて、これらのコンクリートの壁が互いに支え合っています。すべてのフロアから屋外テラスにアクセスでき、上下の屋外テラスともつながっています。避難経路のひとつとして、屋上から地上階まで歩いて降りることができます。これにより建物内を移動するたびに、見事に切り取られた眺望が現れます。時にはノルドハーブンのコミュニティの一部が見え、時には水辺の景色が現れ、時にはミッデルグランデンの風車が切り取られたような景色が見えます」

フランシス・ケレの講演会が、国際文化会館で開催。プリツカー賞を2022年に受賞したアフリカ出身の建築家。ゲストコメンテーターとしてSANAAの妹島和世も参加
フランシス・ケレの講演会が、国際文化会館で開催。プリツカー賞を2022年に受賞したアフリカ出身の建築家。ゲストコメンテーターとしてSANAAの妹島和世も参加

フランシス・ケレの講演会が、国際文化会館で開催されます。
プリツカー賞を2022年に受賞したアフリカ出身の建築家です。また、ゲストコメンテーターとしてSANAAの妹島和世も参加します。開催日時は2024年11月22日18:30~20:00。参加にはこちらから事前申し込みが必要です。アーキテクチャーフォトでは、ケレのプリツカー賞受賞時に代表作品や経歴をまとめて特集記事として紹介しています。

国際文化会館では、2016年より「建築」を通して現代社会について考えるプログラム「Architalk」シリーズを展開しております。
来る2024年11月22日(金)に、世界的な建築家で2022年プリツカー賞受賞のフランシス・ケレ氏をスピーカーに迎えた、「Bridging the Gap (気候、文化、マテリアル、そして建築)」と題した講演会の開催が決定しました。
また、過去にプリツカー受賞し世界で活躍する建築家ユニットSANAAの妹島和世氏をゲストコメンテーターにお迎えいたします。

気候や風土に寄り添い、その土地の知恵や素材を生かしたサステナブルな建築様式が評価され、建築界でもっとも権威ある賞のひとつプリツカー賞をアフリカ出身で初めて受賞したフランシス・ケレ氏から直接学べる貴重な機会ですので、是非お見逃しなく!

フランシス・ケレ(建築家、Kere Architecture創始者)
最初のプロジェクトである故郷ブルキナファソのガンドの小学校(2004年)でアガ・カーン賞建築部門を受賞。2022年にはアフリカ人建築家として初めてプリツカー建築賞を受賞。
ケレ氏は、デザインに対する共同体的なアプローチの先駆者であり、持続可能な素材や建築様式へのコミットメントによって、現在最も著名な現代建築家の一人。その土地の特殊性や社会的なつながりに触発され、ベルリンを拠点としながらも4大陸にまたがるプロジェクトを手がけている。主なものに、ベナン国会議事堂(建設中)、ダカールのゲーテ・インスティトゥート(建設中)、レオ外科クリニック&ヘルスセンター(2014年)、リセ・ショルゲ中等学校(2016年)、サーペンタイン・パビリオン(2017年)、ティペット・ライズ・アート・センターのギャザリング・パビリオン、ザイレム(2019年)などがある。

妹島和世(建築家)
1956年生まれ。1981年日本女子大学大学院修了。1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とSANAA設立。現在、ミラノ工科大学教授、日本女子大学客員教授、大阪芸術大学客員教授、横浜国立大学名誉教授、東京都庭園美術館長。主な妹島和世建築設計事務所の作品に再春館製薬所女子寮、梅林の家、犬島「家プロジェクト」、すみだ北斎美術館、日本女子大学目白キャンパスがある。

【ap job更新】創業60年の実績を持ち、国内外で数多くの“ホテル建築”を手掛ける「観光企画設計社」が、設計スタッフ 及び インテリアデザイナー(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】創業60年の実績を持ち、国内外で数多くの“ホテル建築”を手掛ける「観光企画設計社」が、設計スタッフ 及び インテリアデザイナー(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】創業60年の実績を持ち、国内外で数多くの“ホテル建築”を手掛ける「観光企画設計社」が、設計スタッフ 及び インテリアデザイナー(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中ホテルインディゴ犬山有楽苑 Photo: Forward Stroke Inc.

創業60年の実績を持ち、国内外で数多くの“ホテル建築”を手掛ける「株式会社 観光企画設計社」の、設計スタッフ 及び インテリアデザイナー(2024年新卒・既卒・経験者)と アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

ホテル建築に興味があり建築設計、インテリアデザインに熱意のある方を歓迎します。

当社はホテルを中心としたホスピタリティー施設設計集団です。国内はもとより、東南アジア、中国など環太平洋エリアでフィージビリティ・スタディから建築設計、インテリア設計、ホテル品質コンサルティングまでワンストップサービスで業務を行っており、創業以来、60年間で250件を超えるホテル設計実績があります。

当社の理念はホテルのお施主様によし、利用していただけるお客様によし、そして我々設計者にもよしの三方よしです。

また、設計のスタイルは流行不易です。変化しない本質的なものを大事に残し、それに変化する新しい価値を加えてコンテンポラリーに創造していきます。

【業務内容】
・ホテルのオーナーや施主から100%直受けで発注を受けます。
・ホテル設計のコンセプト作りから携わり、設計、監理まで行います。
・国内ナショナルブランドのホテルとも数多く取引があり、都度改修案件も増えつつあります。
・大規模案件のプロジェクト立案等に参画できます。
・スキル、希望に応じてアジアを中心とした海外案件にも関わることもできます。
・ホテル建築の設計企画コンサルティング業務も行います。

【当社の魅力】
・形式より実態を重視し、年功序列を徐々になくし、実力主義を推進していきます。
・そのために今後当社の幹部候補生になるべき若手の優秀な人材を募集します。
・役員との距離も近く、面白い企画、発想等はトップダウンで即実行になりうる自由闊達な環境です。
・中国、香港、シンガポール、セブに子会社があり、グローバルに活躍できる場があります。

山田誠一建築設計事務所による、静岡の「House A」。往来のある“碁盤の目の”街区の敷地。防犯対策しつつも“街と大らかな関係”を結ぶ建築を求め、街に対し“45度”振ったグリッドを用いて”視線の抜け”や“余白”を創出。周囲と繋がる為のテラス等も散りばめる
山田誠一建築設計事務所による、静岡の「House A」。往来のある“碁盤の目の”街区の敷地。防犯対策しつつも“街と大らかな関係”を結ぶ建築を求め、街に対し“45度”振ったグリッドを用いて”視線の抜け”や“余白”を創出。周囲と繋がる為のテラス等も散りばめる外観、南側の道路より見る。 photo©川辺明伸
山田誠一建築設計事務所による、静岡の「House A」。往来のある“碁盤の目の”街区の敷地。防犯対策しつつも“街と大らかな関係”を結ぶ建築を求め、街に対し“45度”振ったグリッドを用いて”視線の抜け”や“余白”を創出。周囲と繋がる為のテラス等も散りばめる1階、リビングスペース photo©川辺明伸
山田誠一建築設計事務所による、静岡の「House A」。往来のある“碁盤の目の”街区の敷地。防犯対策しつつも“街と大らかな関係”を結ぶ建築を求め、街に対し“45度”振ったグリッドを用いて”視線の抜け”や“余白”を創出。周囲と繋がる為のテラス等も散りばめる1階、リビングスペース、ソファ側を見る。 photo©川辺明伸
山田誠一建築設計事務所による、静岡の「House A」。往来のある“碁盤の目の”街区の敷地。防犯対策しつつも“街と大らかな関係”を結ぶ建築を求め、街に対し“45度”振ったグリッドを用いて”視線の抜け”や“余白”を創出。周囲と繋がる為のテラス等も散りばめる1階、リビングスペースから階段側を見る。 photo©川辺明伸

山田誠一建築設計事務所が設計した、静岡の「House A」です。
往来のある“碁盤の目の”街区の敷地での計画です。建築家は、防犯対策しつつも“街と大らかな関係”を結ぶ建築を求め、街に対し“45度”振ったグリッドを用いて”視線の抜け”や“余白”を創出しました。また、周囲と繋がる為のテラス等も散りばめました。

街の中心部、城趾から碁盤の目のように広がる街区に計画地はある。
周囲の建物の多くが街のグリッドに正対した配置をとり、駐車場や庭などの余白がゆったりとした雰囲気をつくりだしている。敷地は比較的交通量の多い交差点の角地に位置し、クライアントからは防犯性や騒音対策として敷地を取り囲む高い塀が求められた。

単に閉鎖的な建物をつくるのではなく、街に対して大らかな関係性を持った建築を実現したいと考えた。

建築家によるテキストより

まず、街のグリッドに対して45度の角度を振った基準グリッドを敷地全体に設定した。
高さ方向はコンクリート型枠パネルH900mmを基準とし、斜めの壁と2層のワッフル状のスラブを持つ建物を建ち上げた。角度を振ったことで窓からの景色が街区を抜け、外周に生まれた三角形の余白が隣家との適度な距離をつくる。建物内外に庭やテラスを挿入することで、街とつながる様々な場所をちりばめた。

建築家によるテキストより

また、建物を構成する素材についても検討した。
私たちは様々な素材の肌理から、変化する時間を光として知覚する。その連続が暮らしや街の印象に大きな影響を持つということを前提に、感覚に作用する街角をつくりたいと考えた。建物の主要仕上げは、光の変化をより豊かに伝える粗いコンクリート打放しと左官壁を採用し、素材を統一することで内と外の印象を近づけた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 不動産の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が主宰する「Inoue Yoshimura studio」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中
【ap job更新】 不動産の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が主宰する「Inoue Yoshimura studio」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中
【ap job更新】 不動産の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が主宰する「Inoue Yoshimura studio」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中

不動産の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が主宰する「Inoue Yoshimura studio」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【スタッフ募集のお知らせ】
新しい正社員スタッフを募集します。IYsは、2017年にスタートし8期目を迎えた設計事務所です。
現在、代表の井上と吉村に加えて、20代から30代前半のスタッフ数名で活動しておりますが、住宅に加えて、オフィスやテナントビル、こども園等の中規模プロジェクトも増え、より社会的にインパクトのある設計ができる環境になりつつあります。

小さな設計事務所ではありますが、これまでにない新しい発想で、「社会に根差した役立つ建築」を考案し、私たちの身の回りにある住環境や生活を少しでも豊かで楽しいものへと変革したいと考えています。

仕事を覚えるまでは、代表の井上や吉村がついて仕事をサポートしますので、実務未経験でも安心してスキルを積むことができ、経験者は担当物件をもつことで、自身のスキルをより早く実現し新たな経験値を積むことができる場となります。

ワクワクするような未知の空間を一緒に創造したい方、是非ご応募ください!!

【事務所の業務方針・考え方】
・効率よい仕事の進行でより短時間で質の高い業務を行えるように日々努力しています。
・実務経験がなくても、1からIYsで培ってきた技術的な経験を積極的に教えます。
・個人的な建築スキルや、緊迫した事務所の雰囲気よりも、チームが一丸となり、前向きな環境をつくることが、新しい発想の建築を生み出すと考えています。

【IYsで学べるスキル】
・主宰する井上、吉村は、小規模住宅から大規模な公共建築まで、幅広い経験値があります。井上は、住宅系のディベロッパーにて管理職をしていた経験から、住宅建築に必要な資金計算からローン計算、登記まで1から10まで経験しており、吉村は中、大規模の建築、公共建築を多数経験、幅広い建築設計や事務所運営に関わる知識を得ることができます。

・設計においては、経験を積むということを第一に考えており、最初からプロジェクトに直接関わることで、業務の遂行、作図、提案など、より多くの実務経験値を得て、いち早くで設計者としてクライアントのニーズに対応できるスキルを身に着けてもらうことを念頭においています。

竹山聖 / 設計組織アモルフによる、東京・目黒区の「OAK BLDG II」。“地形的な結節点”となる敷地に計画。“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索。環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出す
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、東京・目黒区の「OAK BLDG II」。“地形的な結節点”となる敷地に計画。“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索。環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出す外観、北東側の道路より見る。 photo©Yoshio Shiratori ZOOM
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、東京・目黒区の「OAK BLDG II」。“地形的な結節点”となる敷地に計画。“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索。環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出す外観、北東側の道路より見る。 photo©Yoshio Shiratori ZOOM
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、東京・目黒区の「OAK BLDG II」。“地形的な結節点”となる敷地に計画。“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索。環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出す外観、北側の交差点より見る。 photo©Yoshio Shiratori ZOOM

竹山聖 / 設計組織アモルフが設計した、東京・目黒区の「OAK BLDG II」です。
“地形的な結節点”となる敷地に計画されました。建築家は、“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索しました。そして、環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出しました。

目黒川を少し東に入ると旧朝倉家住宅の脇を通って代官山から下りてくる坂に出会う。
敷地はその交差点に面している。向かい側には新しく建設された東京音楽大学がある。そのような地形的な結節点なので、そこに発生する人の流れを取りこみながら、穏やかに開きつつ閉じる形を模索した。そして、街の起点となる建築をめざした。

建築家によるテキストより

現実に建築の設計をする機会に恵まれて以来ずっと、道を祝福する建築のあり方を求めて来た。道が単なる道路でなく、建築と街を結びつけ活性化する街路となれば、都市もまた祝福されることだろう。都市における建築の試みは、道を、そして街を、どのように祝福するか、である。

建築家によるテキストより

道が導き運んでくる力を受け止めて、景観の要とする。角地はそのための格好の場所だ。角地を道に開放しつつ景観的なアイストップを生み出す。道の力を受け止めるために少し窪んだ形の壁を置き、その前に象徴的な樹木を置く。そこを起点として、壁面を途切れさせぬように都市のファサードを連続させる。壁を穿ち、壁に守られるように通り抜け可能な空地を設け、例えばそこはカフェのテラスとなり、あるいは道にも空にも抜けた小さな広場となる。

建築家によるテキストより
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする外観、西側の駐車場より見る。 photo©阿野太一
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする俯瞰、北西側より見下ろす。 photo©阿野太一
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする売場、測定待合側から「お渡し待合 / キッズスペース」側を見る。 photo©阿野太一
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする売場、中央から測定待合側を見る。 photo©阿野太一

大西麻貴+百田有希 / o+hが設計した、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」です。
郊外のメガネ店の計画です。建築家は、暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案しました。また、地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とすることも意図されました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

買物としてはもちろん、目的がなくとも立ち寄りたくなる、まちの暮らしを豊かにするコモンズとしての店舗を目指した。

建築家によるテキストより

放射状に配置された壁によって、商品カテゴリーごとに個性を持たせた売り場や、ゆったりくつろげる待合、多彩な本の置かれたライブラリなど、性格の異なる居場所が生まれている。

建築家によるテキストより

地元産の天竜杉や、国内産間伐材を利用した木質ボードなど、地域に根ざした素材を使用することで、あたたかみのある空間としている。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/10/21-10/27]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/10/21-10/27]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/10/21-10/27)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  2. 一色暁生建築設計事務所による、東京・新宿区の「上落合の家」。都市部の約10坪の敷地。建て込む環境を“ひと繋がりの岩山のような塊”と感じて、積上げるのではない“住宅を削り出す”ような設計を志向。シンプルな量塊の中に諸室を配置して環境と呼応する大小の窓を配置する
  3. 北村直也建築設計事務所による、岐阜・瑞穂市の「穂積の住宅」。“住宅街”の中の“田園”にも隣接する敷地。環境を大らかに受入れる存在を目指し、3つの量塊を“雁行型”に配置して空間同士の柔らかな関係を構築。視線が建築を“貫通”するように開口を配して両方の風景も繋ぐ
  4. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、ウズベキスタンの「アリシェル・ナヴォイ国際科学研究センター」。文学博物館・研究所・学校などが組込まれる施設。地域の伝統的な建築から様々な着想を得て、換気機能を持つ“アーチ型のファサード”や“中庭” を備えた建築を考案。外壁の素材には地域産の煉瓦も用いられる
  5. MVRDVによる、オランダの「トリポリス・パーク」。アルド・ファン・アイクの晩年作品の改修と増築。歴史的建築に敬意を払いながら変化した環境への対応も意図し、既存の背後に“ランドスクレイパー”を配置する計画を考案。記念碑的建物の不動産価値も再確立させる
  6. キー・オペレーションとパーク・コーポレーションによる、富山市の「十全化学本社社屋」。医薬関係の製造企業の新社屋。自由な交流の尊重を意図し、“集中”と“交流”の切替が可能となるゾーニングの建築を考案。四周のバルコニーは環境調整や気分転換の役割に加えて“陰影のあるファサード”も生み出す
  7. 山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る
  8. 石飛亮 / WANKARASHINによる、長崎・福江島の「五島つばき蒸溜所」。小さな集落の教会に隣接する敷地。維持管理をする“教会守”の様な生産所を目指し、蒸溜室を中庭に見立てて“修道院のような回廊”で囲む建築を考案。島内の素材を建材に用いて“風土や歴史”への接続も意図する
  9. 髙濱健嗣建築設計事務所による、兵庫の住戸改修「T Flat」。二面を外気に面した区画。開放的な家との要望に、水廻り等の機能を“木の箱”に集約して大きなワンルーム空間を確保する構成を考案。用途に応じてカーテンで間仕切れる仕様とし“家族の距離感”の調整も可能にする
  10. MADによる、アメリカ・デンバーの「ワン・リバー・ノース」。都市の中心部に建つ低層部に商業施設も備えた集合住宅。都市生活の再考を目指し、地域の特徴的な環境を参照した“亀裂“のような空間を備えた建築を考案。外と内の空間を融合させて自然と建築の境界も曖昧にする
  11. 吉田裕一建築設計事務所による、埼玉・川口市の住宅「東浦和の安居」。施主夫婦が自身の老後を見据えて依頼した住まい。車椅子での移動や介護がしやすい建築との要望に、其々の居室同士を接続して直に行き来できる平面構成を考案。趣味の園芸の為に土間や屋外の空間の使い方も考慮
  12. 篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催。2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われる
  13. 田根剛による、フランスでの建築展「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」。“考古学的リサーチ”を掲げる建築家の展覧会。フランス国立建築・遺産博物館を会場として、“エストニア国立博物館”を含む3つの美術館に焦点を当てる内容
  14. 宇野友明建築事務所による、愛知・西尾市の「Terabe Guest House」の写真と図面
  15. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図
  16. アンドラ・マティンの初めての作品集『Tropicality: Houses by Andra Matin』をプレビュー。インドネシアを拠点とする建築家。内外の繋がる開放的なリビングを備えた自邸で世界的にも注目を集める
  17. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  18. 富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、栃木・那須町の宿泊施設「赤松平の減築」。個人の別荘を簡易宿所に改修する計画。宿としては“大きすぎる”既存建物と向き合い、木々に囲まれた環境に対して“友好的に面積を減らす”設計を志向。居室の外部化や吹抜への転換で森と呼応する空間に変える
  19. 番場俊宏の展覧会「トシヒロバンバ テン 建築家・番場俊宏が見ていた風景」が開催。横浜を拠点に活動し45歳で他界した建築家に関する展示。“解像度”をキーワードとして、展示・冊子・スナックの視点から読み解く
  20. 藤原・室 建築設計事務所による、東京の「町田の家」。傾斜地の不整形な角地での計画。環境への応答とプライバシーの確保を考慮し、“壁”を主要素とし“角度や高さの調整”で多様な風景を切取ると共に外部からの視線を遮断。木漏れ日の様な多方向からの光の導入も意図

日建設計が最優秀者に選定された、鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルの、最終プレゼンの動画。石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣・松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所・梓設計共同体のプレゼン動画も公開
日建設計が最優秀者に選定された、鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルの、最終プレゼンの動画。石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣・松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所・梓設計共同体のプレゼン動画も公開 image©日建設計

日建設計が最優秀者に選定された、鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルの、最終プレゼンテーションの動画です。
石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所梓設計共同体のプレゼン動画も公開されました。

最優秀者に選定されなかった3社のプレゼン動画は以下に掲載します。

ビャルケ・インゲルス率いるBIGの、自社設計の本社ビル「BIG HQ」を紹介している動画。2024年10月に公開されたもの

ビャルケ・インゲルス率いるBIGの、自社設計の本社ビル「BIG HQ」を紹介している動画です。2024年10月に公開されたもの。デンマーク・コペンハーゲンの湾岸に建つ建築です。こちらのページで写真などの閲覧が可能です。

府中市美術館での展覧会「小西真奈 Wherever」の入場チケットをプレゼント。現代日本において“風景画の可能性を拡張する”画家の展示。2000年代の代表作から新作まで絵画約100点を公開
府中市美術館での展覧会「小西真奈 Wherever」の入場チケットをプレゼント。現代日本において“風景画の可能性を拡張する”画家の展示。2000年代の代表作から新作まで絵画約100点を公開展覧会ポスター(表面) image courtesy of 府中市美術館

府中市美術館での展覧会「小西真奈 Wherever」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
現代日本において“風景画の可能性を拡張する”画家の展示です。2000年代の代表作から新作まで絵画約100点を公開します。
会期は、2024年12月14日~2025年2月24日まで。展覧会の公式サイトはこちら
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年11月29日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

小西真奈は、現代の日本において、風景画の可能性を拡張しているひとりです。アメリカの美術大学で学んだ後、帰国して描いた作品が、2006年のVOCA賞を受賞します。雄大な景観を大画面に収め、隈までしっかりと描きこんだ理知的な絵画は、広く人気を得ました。写真にも似た客観的描写は、個人的な思い入れなど感じさせず、穏やかに人々の記憶に語りかけます。

2010年代に生じた変化は、2020年代頭コロナ禍の時期に決定的になります。隔離生活を余儀なくされた時期に小西真奈は、自宅から歩いて行ける都立公園や付属の温室、あるいは近所を流れる小川を訪れ、それらの風景を描きました。対象との距離は縮まり、筆運びは即興的でおおらかになり、色は感覚的に選ばれます。絵を見るわたしたちの緊張を解くような、軽やかさとやさしさが魅力です。

本展は、小西真奈の美術館での初の大規模個展となります。2000年代の代表作を精選し、また近作と新作をたっぷりと展示します。どこででもあり、どこででもないような場所を描いた風景画を、どうぞご堪能ください。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催。2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われる
篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催。2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われる篠原一男 提供:東京科学大学奥山信一研究室

篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催されます。また、2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われます。

(仮)篠原一男展
2025年4月17日—6月22日
キュレーター=奥山信一/貝島桃代/セン・クアン
アシスタントキュレーター=小倉宏志郎

(仮)1980年以降生まれの建築家展
2025年7月24日—10月19日
監修=平田晃久
アドバイザー=藤本壮介
出展者(予定)=井上 岳、棗田久美子、齋藤直紀 [GROUP]、大西麻貴、百田有希 [大西麻貴+百田有希/o+h]、桐 圭佑 [KIRI ARCHITECTS]、工藤浩平[工藤浩平建築設計事務所]、隈 翔平、エルサ・エスコベド [KUMA&ELSA]、小林広美、竹村優里佳、大野 宏[Studio mikke+Yurica Design and Architecture+Studio on_site]、小俣裕亮[小俣裕亮建築設計事務所/new building office]、小室 舞[KOMPAS JAPAN]、金野千恵[t e c o]、斎藤信吾、根本友樹、田代夢々[斎藤信吾建築設計事務所+Ateliers Mumu Tashiro]、佐々木 慧[axonometric]、佐藤研吾[一般社団法人コロガロウ/佐藤研吾建築設計事務所]、鈴木淳平、村部 塁、溝端友輔 [HIGASHIYAMA STUDIO+farm+株式会社NOD]、野中あつみ、三谷裕樹[ナノメートルアーキテクチャー]、服部大祐、新森雄大[Schenk Hattori+Niimori Jamison]、浜田晶則[AHA 浜田晶則建築設計事務所]、萬代基介[萬代基介建築設計事務所]、三井 嶺[三井嶺建築設計事務所]、山田紗子[山田紗子建築設計事務所]、米澤 隆[米澤隆建築設計事務所]

山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る
山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る外観、敷地内の南側より見る。 photo©Forward Stroke
山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る外観、敷地内の南側より見る。 photo©Forward Stroke
山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る2階、書斎側からダイニングとテラスを見る。 photo©Forward Stroke
山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る2階、左:リビング、中央手前:ダイニング、中央奥:テラス、右:ホール photo©Forward Stroke

山縣洋建築設計事務所が設計した、山梨・南都留郡の別荘「KM 河口湖の森の家」です。
別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画されました。建築家は、地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案しました。そして、床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作りました。

敷地は川口湖の近くの別荘地内にある。
別荘地の入り口から入り豊かな森を抜けて敷地に近づくと急に視界が広がる。周囲の別荘は豊かな森の中に点在しているイメージだが、この敷地だけは整地されていて南の端部に20mぐらいの高さの針葉樹が一本だけ生えていた。周囲の道路から視線を遮る樹木がないので、無条件に周囲に開放することは難しかった。

建築家によるテキストより

U字型にカーブした道路に囲まれた敷地は3.8mほどの高低差があり、すり鉢状に少しへこんだゆるやかな傾斜地となっている。初めて訪れた際にこの敷地の地形自体がとても美しいと感じた。なるべくこの地形の美しさを活かすことを考えながら設計を進めた。

建築家によるテキストより

敷地の北側に東西方向に長いシンプルな直方体が斜面に接して浮いているイメージが浮んだ。次に斜面に沿うように床にレベル差を設けて、最後に屋根も斜面と同じ方向に緩やかな勾配をつけた。平面形状もわずかに傾いた台形となっているため、見る方向により表情が変化する不思議な外形となっている。

1階のピロティー部分には2台の車が停められ、玄関、水回り、納戸がある。内部空間は最小限に抑えられ、建物のフットプリントは小さい。2階の空間はドアがなく、ワンルームの空間となっているが床のレベル差で空間は分節されながら、開口の開け方によりそれぞれ雰囲気の異なる場がつくられている。

建築家によるテキストより

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