

堤庸策 / arbolが設計した、奈良の住宅「西松ヶ丘の家」です。
自主性や創意のある子供を育てたい。広い庭で家庭菜園を楽しみたい。家族構成や趣味の変化に対応できる、許容力のある家に住みたい。そう考えて郊外に移転した施主の要望を、さまざまな工夫で叶えたのがこの家だ。その一つが1階のキッチンとダイニングの間にある作り付けのテーブル。ダイニングテーブルともキッチンカウンターとも違う、“家事テーブル”とでも呼ぶべきこの場所では家族がパン作りやアイロン掛けなどの家事を楽しみながらコミュニケーションをとる、家の中心になっている。