2025.4.30Wed
コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計する
コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計するFrance Pavilion at the Osaka World Expo 2025 © Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati photo credit: © Julien Lanoo
コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計するFrance Pavilion at the Osaka World Expo 2025 © Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati photo credit: © Julien Lanoo
コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計するFrance Pavilion at the Osaka World Expo 2025 © Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati photo credit: © Julien Lanoo
コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計するFrance Pavilion at the Osaka World Expo 2025 © Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati photo credit: © Julien Lanoo

コルデフィCRA-カルロ・ラッティ・アソシアティ(Coldefy + CRA-Carlo Ratti Associati)による、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」です。
“生命の劇場”をテーマに構想された施設です。建築家は、日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向しました。また、循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計されています。施設の公式ページはこちら
カルロ・ラッティは、2025年の第19回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展のキュレーターも務める人物です。また、本パヴィリオンの展示の一部として、OMA / 重松象平によるルイ・ヴィトンのインスタレーションがあります。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

コルデフィ+CRA-カルロ・ラッティ・アソシアティが大阪万博2025のフランスパヴィリオンを完成させる

フランスの建築スタジオ「コルデフィ」と、イタリアのデザインおよびイノベーション事務所「CRA-カルロ・ラッティ・アソシアティ」によってデザインされた大阪万博2025のフランスパヴィリオンが、現在オープンしています(2025年10月13日まで)。

フランスパヴィリオンは「生命の劇場」として構想されており、建築が存在、動き、交流の瞬間を形づくります。ミザンセーヌ、すなわち舞台装置や舞台演出に着想を得た、パヴィリオンは流動的な空間のシークエンスとして設計されており、来場者を、日常生活のリズム――始まり、移ろい、休息、旅立ち――を映し出すように変化する視点へと導きます。

このデザインは、運命の魂同士を結びつける日本の伝説「赤い糸」に着想を得ています。デジタルによる疎遠が特徴となった時代において、パヴィリオンは対話の媒体として物理的空間を取り戻します。静かな内庭が憩いの場を提供し、人との出会いと同様に自然との出会いもまた不可欠であることを強調しています。

劇場のカーテンを思わせる17メートルの高さの布製ヴェールが両側に吊るされている、その可変的なファサードは、自然の要素と触れ合い、光や風に反応します。パヴィリオン内を通る動線は、綿密に演出された流れに沿って進みます――内部にディスプレイされた展示へと上昇しながら、屋内空間と屋外空間を交互に行き来し、最終的には広大な万博会場への帰着で締めくくられます。

プレハブ式およびモジュール式の要素で建てられたパヴィリオンは、循環型アプローチを採用しており、使用された素材が解体・再利用できるように設計されています。そして、それは生命と同じくらい柔軟に適応する建築のヴィジョンを反映しています。

パヴィリオンの建築コンセプトは、演劇性と感覚的体験に根ざしています。エントランスの階段とバルコニーが舞台を形成し、来場者を展開していく旅へと迎え入れます。建物のファサードの一部を形成するうねるような階段は、パヴィリオン内部と外の広場との間に対話を生み出し、内と外の境界を曖昧にし、すべての人に歓迎と開放感をもたらします。

来場者は巡回するような経路に沿って展示の中心を通り、さまざまなテーマの空間を横断し、小さな庭に出たあと、パヴィリオンに再び入る前に、もう一度屋外でのひとときをもって旅を締めくくります。従来の直線的な体験とは異なり、フランスのサヴォワフェール(職人技やノウハウ)を際立たせるこの旅は、循環や脈動を反映し、パヴィリオンのより広いテーマと呼応しています。

【ap job更新】 実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中

実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイト 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

HUNEでは業務拡大の為、設計スタッフを募集します。

弊社は玉木浩太とJulia Liそして林盛による設計事務所です。

私たちはこれまでのプロジェクトにおいて、新たな建築の可能性を模索し、実験的な建設プロセスや越境的なデザインスタディによって新しい建築や場所のあり方を提案してきました。これまでの建築よりも柔軟で軽やかな建築を目指しています。

現在、首都圏や東日本地域を中心に、住宅や宿泊施設、集合住宅、礼拝施設、オフィスビルの設計監理やシェアハウスの内装デザインとデザイン監修など複数のプロジェクトが進行中です。

事務所は3人の共同代表と7名のスタッフのほか、国内外の協力事務所やコラボレーターと一緒にプロジェクトを進めています。

今回の募集では、新卒の方から中途採用まで正社員を広く募集しますが、特に基本設計から実施設計を経験され、一人で図面を作成できる方を優遇したいと考えております。勤務形態は週休完全二日制で基本的に事務所に出勤いただきますが、個々の事情に配慮いたしますので、まずは希望をご相談ください。
また、合わせて模型・CG制作のアルバイトも募集しておりますので、ぜひご応募ください。

宇野常寛・忽那裕樹・永山祐子・中村佑子・藤村龍至によるシンポジウム「大阪・関西万博から建築の役割を考える 第2回」の動画。2025年4月に行われたもの
宇野常寛・忽那裕樹・永山祐子・中村佑子・藤村龍至によるシンポジウム「大阪・関西万博から建築の役割を考える 第2回」の動画。2025年4月に行われたもの

宇野常寛忽那裕樹永山祐子中村佑子がパネリスト、藤村龍至がモデレーターを務めたシンポジウム「大阪・関西万博から建築の役割を考える 第2回」の動画です。2025年4月に行われたもの。リンク先は、youtubeの動画ページです(埋込が出来ない設定の為、リンクでご紹介しています)。

花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、西側の道路より見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画するスロープと外観 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する「8畳2(茶の間)」 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する月見台からスロープを見る。 photo©浜田昌樹

花井奏達建築設計事務所が設計した、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」です。
施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。建築家は、丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案しました。そして、外部動線と連続するように平面構成も計画しました。

70代後半夫妻のための離れの計画。

敷地は愛知県名古屋市南東部のゆるやかな丘陵地帯の住宅地にあり、勾配のある全面道路から最大で2m程度高いレベルに造成されている。夫婦はもともとこの場所に数奇屋風の住宅を建てて暮らしていて、今回、縁あって西側に隣接する敷地を買い増すことになった。
そこで、寒い時期になると体調を崩しやすい夫人のために、暖かくコンパクトに過ごせる離れをつくり、夏と冬で主屋と離れを行き来する暮らしを思い描くようになった。

建築家によるテキストより

設計に際しては、段差の無い生活とするため、離れは平屋とし、設地レベルは既存のまま主屋と同等とすること、道路からのスロープによる新たなアプローチを設けることが求められた。スロープと離れの、夫婦が築いてきた暮らしの風景への、どのような参加のしかたが相応しいかを模索した。

建築家によるテキストより

建物は北側に寄せてなるべく南側隣地のからの引きをとる。スロープは、引きをとった目一杯建物際ギリギリまでS字に開くようにして、庭全体を柔らかく回遊する路地のようにした。
スロープの間も法面が挟み込まれるように結ぶと、スロープが機械的な存在にならず丘にシワが寄った程度の雰囲気にできるのではないか。法面の植栽とスロープと軒下がレイヤーになって、引きの浅い庭に奥行きをもたせる。細長い法面の庭は主屋の庭ともつながって大きな緑になる。

スロープは離れの軒下にそってのぼり、玄関を通って離れの真中を貫く廊下になる。廊下の庭側に、暮らしの中心となる8帖を二間、北側に設備をまとめる構成とし、8の字に回遊できるプランとした。
二つの8帖はそれぞれ、縁、軒下、レイヤー状の庭へ、外部とグラデ―ショナルに関係を結ぶ部屋と、一方は、南西の抜けた眺望に開いて、月見台から軒下でスロープへ直接つながる。

建築家によるテキストより
2025.4.29Tue
Inoue Yoshimura studioによる、神奈川・鎌倉市の「庭と緑と本棚のある住宅」。奥まった場所にある敷地。明るい室内と出られる庭の要望に対し、内外を含めて“庭”の様になる計画を志向。上階床を持ち上げLDKを1.5層の空間として様々な開口部から光風が入り視線も外に抜ける状況を創出
Inoue Yoshimura studioによる、神奈川・鎌倉市の「庭と緑と本棚のある住宅」。奥まった場所にある敷地。明るい室内と出られる庭の要望に対し、内外を含めて“庭”の様になる計画を志向。上階床を持ち上げLDKを1.5層の空間として様々な開口部から光風が入り視線も外に抜ける状況を創出外観、アプローチから軒下駐車場広場を見る。 photo©渡邊聖爾
Inoue Yoshimura studioによる、神奈川・鎌倉市の「庭と緑と本棚のある住宅」。奥まった場所にある敷地。明るい室内と出られる庭の要望に対し、内外を含めて“庭”の様になる計画を志向。上階床を持ち上げLDKを1.5層の空間として様々な開口部から光風が入り視線も外に抜ける状況を創出1階、キッチン側からダイニングとリビングを見る。 photo©渡邊聖爾
Inoue Yoshimura studioによる、神奈川・鎌倉市の「庭と緑と本棚のある住宅」。奥まった場所にある敷地。明るい室内と出られる庭の要望に対し、内外を含めて“庭”の様になる計画を志向。上階床を持ち上げLDKを1.5層の空間として様々な開口部から光風が入り視線も外に抜ける状況を創出1階、リビング側から2階への階段とキッチンを見る。 photo©渡邊聖爾

井上亮+吉村明 / Inoue Yoshimura studioが設計した、神奈川・鎌倉市の「庭と緑と本棚のある住宅」です。
奥まった場所にある敷地に建つ住まい。建築家は、明るい室内と出られる庭の要望に対し、内外を含めて“庭”の様になる計画を志向しました。そして、上階床を持ち上げLDKを1.5層の空間として様々な開口部から光風が入り視線も外に抜ける状況を創出しました。

鎌倉市の夫婦と子供2人が暮らす住宅の新築計画である。

親族が所有する土地の一角を取り壊し、そこに住居を新築する計画だ。敷地は、接道する小道から更に奥の方へとアプローチする奥まった場所にあった。施主からの要望は、主に家で仕事をするので、家の中にいても外の自然を感じられるような、明るい室内にしたく、外に出られる庭も欲しいというもの。

建築家によるテキストより

要望を受け、明るい室内と庭があるという、2つの場をつくるというよりは、室内と外部含めて、住んでいるエリア自体が、庭のような存在にならないだろうかと考えた。

隣接する土地には駐車場や、小川、隣家の庭などがあり、比較的開放感があったことや、親族の土地と隣接していて、敷地境界そのものを曖昧につくることができたので、家の周囲の余白が連続し、家の内部へと繋がっていくことを思い浮かべた。
奥まった立地なので、逆に通行人からの目線がないことや、隣地には親族が居住していることなども踏まえると、そうした開放的な住み方が可能と考えた。

建築家によるテキストより

プランも敷地に沿ったシンプルな矩形として、リビング等の居住空間は1階に、水回りや居室等のプライベートな機能は2階へとまとめる単純なゾーニングとした。
単純なプランの一方で、内外を繋げる手段として、2階の床を通常よりも1m程度持ち上げ、1階上部に0.5層分の空隙を設け、隣地からの光や風をとり込みながら、視線が自然と外部へと向くように計画した。

開口部は、採光や、眺望をメインとした上方の窓と、庭へ出ることや採風、植物を鑑賞するための窓の上下2段の役割をつくり、その上下の窓を分けるように水平の棚を設け、植物や本が置けるようにした。リビングからは、庭や隣家の木々が見え、天井に接する窓からは空が見える。上下2段の分担された役割が、視覚的には3.5m高の大きな気積のリビングとなる。

建築家によるテキストより
2025.4.28Mon
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける外観、東側の道路より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける2階、リビング側からダイニングとキッチンを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける2階、ダイニングから3階への階段を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける2階、キッチンからダイニングとリビングを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス

宮崎晃吉 / HAGISOが設計した、東京・台東区の「Twist House」です。
ジェネリックな環境での計画です。建築家は、“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案しました。そして、操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づけました。

東京谷中の木造密集地に建つ狭小住宅。

周囲には戦災を逃れた社寺も多く残っており、準防火地域に指定されている。いわゆる都市型住宅というジェネリックな立地条件に対し、あえて10°という角度を持ち込むことで画一的な町並みにささやかな異質性を呼び込む計画とした。

建築家によるテキストより

外観は周辺住戸と馴染むようにバルコニーやピロティーの寸法感を踏襲したシンプルな矩形とし、入れ子状の内壁を10°捩ることで、隅部に壁の厚みが裂けてできたような不思議な三角形の気積が生まれる。

そこを階段室やバルコニーとすることで、採光や通風、断熱、動線として機能するだけでなく、外部環境との距離感を調停する内でも外でもない第三の空間として位置づけた。さらに、三角形の気積が光溜まりとなり、視覚的に実際の面積以上の広さをもたらしている。

建築家によるテキストより

また、3階建は相対的に上下移動が多くなるが、暗がりの下階から明るい上階へと末広がりな階段形状によって、単調になりがちな移動空間に抑揚をもたせた。

三方を建物に囲まれた狭小地に対して、内部を10°捩るという一手により、明るさとプライバシーを両立させ、見慣れた住宅の風景を一変させる試み。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 複数のプロポーザルに勝利した実績があり、地域に根差した公共施設も手掛ける「STUDIO YY」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 複数のプロポーザルに勝利した実績があり、地域に根差した公共施設も手掛ける「STUDIO YY」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 複数のプロポーザルに勝利した実績があり、地域に根差した公共施設も手掛ける「STUDIO YY」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中美郷町カヌー艇庫(島根)

複数のプロポーザルに勝利した実績があり、地域に根差した公共施設も手掛ける「STUDIO YY」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

STUDIO YYでは業務拡大に伴い、経験者と新卒・既卒の設計スタッフを募集します。

【STUDIO YYってどんな事務所?】
STUDIO YYはOMAとNAP建築設計事務所出身者の中本と田中によって設立された設計事務所です。
個人住宅や飲食店からこども園、オフィスビル、道の駅、スポーツ施設、宿泊施設、3万平米超えの海外物件まで多岐にわたるスケールのプロジェクトを国内外で展開しています。公共施設のプロポーザルでも、6度最優秀案に選定され、日本各地でプロジェクトを進めています。

【STUDIO YYはどんな建築を作るの?】
私たちが重視しているのは、その場所の自然や文化を人々が感じられる建築を作ることです。
その土地の風景、文化や歴史を丁寧に読み込み、その場所だけにしかできない建築となるように。さらに、公共物件を手がけるようになり、地域の魅力を発掘し、観光や持続可能な地域づくりに貢献し、そこに住む方々や利用者に寄り添った建築を作るように心掛けています。
また、これからの地球環境を考え、地産地消の建築を謳い、地場の素材を積極的に採用し、CLTと伝統建築を掛け合わせた建築や、世界初となる木造吊り構造の建築など、今までにない建築をつくる挑戦を行っています。

【STUDIO YYでは、どんな業務をするの?】
物件を担当する能力のある方には、プロジェクト担当者として、設計、監理、施主との打合せ等一連の業務を代表と共に遂行して頂きます。
新しいプロジェクトやコンペが始まれば、代表も含めて皆で案出しをします。模型や3Dを使ったスタディ、BIMや2DCADを使った設計業務、CG作成やスケッチ、プレゼン業務など多種多様な業務内容を各々の特技を活かしながら、みんなで協力して進めます。
STUDIO YYに在籍することで、多岐にわたる技術を身につけることができます。

アトリエ・ブリュックナーによる、大阪・関西万博の「ウズベキスタンパビリオン」。“知の庭”をテーマとした施設。“木の下に集う”という発想から出発し、国の歴史的なモスクを参照して木柱が並ぶ“静かな森”を備えた建築を考案。持続可能性も考慮し材料の入手経路も公開する仕組も導入する
アトリエ・ブリュックナーによる、大阪・関西万博の「ウズベキスタンパビリオン」。“知の庭”をテーマとした施設。“木の下に集う”という発想から出発し、国の歴史的なモスクを参照して木柱が並ぶ“静かな森”を備えた建築を考案。持続可能性も考慮し材料の入手経路も公開する仕組も導入するUzbekistan Pavilion at Expo 2025 Osaka. photo © ATELIER BRUCKNER. courtesy of ACDF.
アトリエ・ブリュックナーによる、大阪・関西万博の「ウズベキスタンパビリオン」。“知の庭”をテーマとした施設。“木の下に集う”という発想から出発し、国の歴史的なモスクを参照して木柱が並ぶ“静かな森”を備えた建築を考案。持続可能性も考慮し材料の入手経路も公開する仕組も導入するForest of Columns at the Uzbekistan Pavilion at Expo 2025 Osaka. photo © ATELIER BRUCKNER. courtesy of ACDF.
アトリエ・ブリュックナーによる、大阪・関西万博の「ウズベキスタンパビリオン」。“知の庭”をテーマとした施設。“木の下に集う”という発想から出発し、国の歴史的なモスクを参照して木柱が並ぶ“静かな森”を備えた建築を考案。持続可能性も考慮し材料の入手経路も公開する仕組も導入するUzbekistan Pavilion at Expo 2025 Osaka. photo © ATELIER BRUCKNER. courtesy of ACDF.
アトリエ・ブリュックナーによる、大阪・関西万博の「ウズベキスタンパビリオン」。“知の庭”をテーマとした施設。“木の下に集う”という発想から出発し、国の歴史的なモスクを参照して木柱が並ぶ“静かな森”を備えた建築を考案。持続可能性も考慮し材料の入手経路も公開する仕組も導入する360-degree multimedia journey inside a rising platform at the Uzbekistan Pavilion at Expo 2025 Osaka. photo © ATELIER BRUCKNER. courtesy of ACDF.

アトリエ・ブリュックナー(ATELIER BRUCKNER)による、大阪・関西万博の「ウズベキスタンパビリオン」です。
“知の庭”をテーマとした施設です。建築家は、“木の下に集う”という発想から出発し、国の歴史的なモスクを参照して木柱が並ぶ“静かな森”を備えた建築を考案しました。また、持続可能性も考慮し材料の入手経路も公開する仕組も導入しています。施設の公式ページはこちら


こちらはリリーステキストの日本語版です(オフィシャルに公開されたもの)

ウズベキスタンパビリオン、伝統技能と国の持続可能な未来を紹介

・ウズベキスタンパビリオンの設計および一般展示は、そのテーマである「知の庭:未来社会の実験室」の精神を表現したものであり、ウズベキスタンの豊かな遺産が、持続可能な進歩・協力・革新に向けた確固たる土台であることを示しています。

・パビリオンの革新的なデザインは、持続可能な建築を基盤とし、自然素材やインタラクティブな展示、そしてウズベキスタンの歴史的建造物や文化遺産から着想を得つつ、現代の職人技を融合しています。

2025年4月10日、ウズベキスタン・タシケント – 2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)のウズベキスタンパビリオンは、「知の庭:未来社会の実験室(Garden of Knowledge: A Laboratory for a Future Society)」と題した没入型の展示を行います。ウズベキスタン芸術文化開発財団(Uzbekistan Art and Culture Development Foundation: ACDF)の委託を受け、受賞歴を誇るドイツの建築設計会社 アトリエ・ブリュックナー(ATELIER BRUCKNER)が設計したパビリオンとその展示物は、今年開催される万博の総合テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を反映しています。木彫りや寺院建築をはじめ、ウズベキスタンと日本は長い歴史を持つ芸術的伝統を共有しており、本パビリオンは両国間の有意義な文化交流を促進すると期待されています。

パビリオン内では、ウズベキスタンの「2030年戦略」およびユネスコの「持続可能な開発目標(SDGs)」に沿い、教育、文化、イノベーション、クリーンエネルギーの各分野における同国の変革を反映する主要事業が展示されています。まず1階では、再生可能エネルギーの取り組み、風力発電所、持続可能な交通機関を紹介する展示を通して、ユネスコのSDG 7 「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」に基づいたウズベキスタンのグリーン経済への移行をテーマに、ダイナミックなメディアインスタレーションを体験することができます。次に、産業開発エリアでは、SDG 9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に対するウズベキスタンの取り組みが紹介されており、特に日本政府の支援によるアラル海地域再生イニシアティブを通じて、革新的な農業方法が歴史的に荒廃した同地域をいかに復活させているかに焦点が当てられています。さらに、パビリオンの文化発展エリアでは、SDG 4 「質の高い教育をみんなに」に関する進展が取り上げられており、国際的な「ホモ・ファーベル(人とものづくり)」プロジェクトが紹介されています。同プロジェクトは、天然素材と持続可能性を意識した熟練職人、若手クリエイター、デザイナーによるグローバルなコラボレーションを促進し、優れた職人技を称えるものです。

ウズベキスタン共和国大統領シャフカト・ミルジヨエフ氏のコメント:「いま、ウズベキスタンは豊かな遺産と無限の未来の可能性が交差する、大胆なビジョンを体現する歴史的な岐路に立っています。包括的な改革戦略のもと、我が国は持続可能な開発、グリーンエネルギー、デジタル化、人工知能を優先事項として前進を続けています。これらの変革を推進する原動力は、国民のエネルギー、野心、そして知識への飽くなき探求心です。2025年大阪・関西万博は、私たちのこれまでの歩み、成果とパイオニア精神を披露する場になるでしょう。今回のパビリオンは、ウズベキスタンの進歩・進化やグローバル・パートナーシップに対する真摯な取り組みを象徴するものです。」

「木の下に集う」というアイデアから着想を得たパビリオンの建築コンセプトは、かつてシルクロード沿いで営まれていた隊商宿(キャラバンサライ)を彷彿とさせます。隊商宿は、歴史的に旅人や商人たちの休息場所となっていました。こうした伝統に基づく保護・教育・知識交換の原則を再解釈することで、パビリオンでは現代的で持続可能な「知の庭」を作り上げました。2025年大阪万博の西入口近くに位置するこのパビリオンは、来場者が足を踏み入れた瞬間からウズベキスタンの豊かな伝統と現代的な革新に触れることができるように、開放的で魅力的な空間として設計されています。

最も注目を集めたトピックス[期間:2025/4/21-4/27]
最も注目を集めたトピックス[期間:2025/4/21-4/27]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/4/21-4/27)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介
  2. リナ・ゴットメによる、大阪・関西万博の「バーレーンパビリオン」。“海をつなぐ”をテーマに計画。同国と海の繋がりを伝える施設として、“伝統的な船の製造技術”の参照に加えて“日本の木組の技術”も融合させる建築を考案。持続可能性を考慮して殆どの材料を再利用可能とする
  3. 2025年日本建築学会賞(作品)が発表。伊藤博之による「天神町place」と 江副敏史・多喜茂・髙畑貴良志 / 日建設計による「高槻城公園芸術文化劇場」が受賞
  4. フォスター+パートナーズによる、大阪・関西万博の「サウジアラビアパビリオン」。国の魅力を伝える場として、町や都市を探訪する体験を想起させる存在を志向。迷路の様な曲がりくねる路地を探索する空間構成を考案。ローカルアーキテクトとして梓設計も参画
  5. “建築設計事務所”と“ものづくり企業”の仕事場を公開するイベント「オープン アトリエ&ファクトリー」が開催。東京の東側エリアの清澄白河と浅草橋で実施。建築家が設計した店舗のガイドツアーも企画
  6. マヌエル・ヘルツ・アーキテクツによる、大阪・関西万博の「スイスパビリオン」。1970年の大阪万博の状況も参照した計画。一時的な性質を考慮して“軽さ”をテーマに設定し、空気圧構造の球体が相互連結する建築を考案。敷地の植物が球体を覆う様子は“国の基本的な価値観”の表現も意図
  7. 山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る
  8. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介
  9. 「『篠原一男 100の問い』への『100の応答』」がPDFでも公開。1980年以降生まれの100人の建築家らが篠原の問いに応答。TOTOギャラリー・間の篠原一男展の一環として企画
  10. トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の「濤 TOH」。隠れ家的な環境にあるリスニングバー。音楽を楽しむ様々な状況をイメージして、DJカウンターを囲むVIP席・重心の低いソファ席・発光天板のカウンター席を用意。音響面では“伝統と最先端の同居”も意図する
  11. トラフの会場構成による「CITIZEN Super Titanium: The Beauty of Time」。時計メーカーの開発素材の55周年を祝うイベント。世界各地で展開も可能な“素材を体験できる空間”を求め、開発用の“実験プレート”で什器を作り分散配置する構成を考案。光を反射して表情が絶え間なく変化
  12. 篠原一男の、TOTOギャラリー・間での展覧会の会場写真。60年代に“住宅は芸術である”と記した建築家の展示。奥山信一、貝島桃代、セン・クアン、小倉宏志郎のキュレーションで、“永遠性”をテーマに篠原の建築家像を再考。原図・模型・スケッチ・家具等の資料も公開
  13. OMA / 重松象平による、ルイ・ヴィトンのインスタレーション。大阪・関西万博のフランス館の中での計画。“愛の讃歌”というテーマの中で、ブランドの伝統的な匠の技を体験できる空間を志向。製品のトランクを用いて積層や構成で展示スペースやオブジェを作り出す
  14. OMA / 重松象平の会場デザインによる、韓国・ソウルでの展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」。東大門デザインプラザを会場に開催。メゾンの歴史と同国の文化遺産に光を当てる為、伝統的な住居や工芸品を参照して全体構成や展示空間を構想。中央の大空間の周りに様々な個性のある小ギャラリーを連続させる
  15. 吉岡徳仁による「氷の椅子『Aqua Chair』」。ミラノデザインウィーク2025で発表された作品。“光”を素材とした“形を超える”存在を求め、透明な氷塊から放たれる“無垢な光を放つ”椅子を考案。自然が生み出す形のない“水”を主要素として作り上げる
  16. MVRDVとZeccによる、オランダ・ヘールレンの「Heerlen Holy Water」。役目を終えた教会を転用した公共プール。新たな社会的機能を付与し歴史的要素も保存する為、かつての身廊をガラス壁で囲んで“床が上下するプール”とする計画を考案。床高の調整で様々な活動や催しへの対応が可能
  17. 大阪・関西万博の「いのちの輝きプロジェクト」に、建築分野からSANAA・隈研吾・小堀哲夫・noiz・小野寺匠吾・橋本尚樹・遠藤治郎が参加。各界のプロデューサーとコラボしパヴィリオンをデザイン
  18. 藤田雄介+寺澤宏亮 / Camp Designによる、東京の住戸改修「公園上の家」。公園に面した集合住宅の中での計画。風景を取込み“開放感”を得られる空間を求め、収納を兼ねた腰壁と建具の組合わせで領域を仕切る構成を考案。掃出し窓に障子を設けて“落ち着いた”室内環境にも転換可能とする
  19. 永山祐子の作品集『建築から物語を紡ぐ』のプレビュー。大阪・関西万博のパヴィリオンを含む45作品を収録。プロジェクトの発想源や設計プロセスに関するエピソードも紹介。五十嵐太郎による論考も掲載
  20. OMA / AMOの会場デザインによる、東京・原宿での展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」。マドリードで創業したブランドの為に計画。創造性・革新性・技術の歴史の伝達を意図し、1300㎡の空間の中に様々なコンセプトの部屋を創出する計画を考案

2025.4.27Sun
リビング・モダニティ展で公開されている、ミースの「『ロー・ハウス』原寸大展示」のメイキング動画。ケン・タダシ・オオシマや長田直之らのコメントも収録

“リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s”展で公開されている、ミース・ファン・デル・ローエの「『ロー・ハウス』原寸大展示」のメイキング動画です。ケン・タダシ・オオシマや長田直之らのコメントも収録されています。アーキテクチャーフォトでは、本展を特集記事として紹介しています。

2025.4.26Sat
スキーマ建築計画の長坂常による講演の動画。マサチューセッツ工科大学で2025年4月に行われたもの
スキーマ建築計画の長坂常による講演の動画。マサチューセッツ工科大学で2025年4月に行われたもの

スキーマ建築計画の長坂常による講演の動画です。マサチューセッツ工科大学で2025年4月25日に行われたもの。
(記事への埋込が出来ない設定の為、リンクでご紹介します)

2025.4.25Fri
スティーブン・ホール・アーキテクツのウェブサイトがリニューアル。近作や進行中のプロジェクトの画像を豊富に掲載
スティーブン・ホール・アーキテクツのウェブサイトがリニューアル。近作や進行中のプロジェクトの画像を豊富に掲載

スティーブン・ホール・アーキテクツのウェブサイトがリニューアルされています。近作や進行中のプロジェクトの画像を豊富に掲載しています。

【ap job更新】 表札や看板などの“サインプロダクト”を手掛ける「株式会社anveil」が、商品開発部門でのCADオペレーター(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 表札や看板などの“サインプロダクト”を手掛ける「株式会社anveil」が、商品開発部門でのCADオペレーター(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 表札や看板などの“サインプロダクト”を手掛ける「株式会社anveil」が、商品開発部門でのCADオペレーター(既卒・経験者)を募集中代々木八幡のオフィス「ZINE」

表札や看板などの“サインプロダクト”を手掛ける「株式会社anveil」の、商品開発部門でのCADオペレーター(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

anveilでは、デザインサイン事業 PIECEOFSIGNの商品開発部門でのCADオペレーターを募集します。

将来的には商品企画業務へキャリアアップしたいという意欲ある方を歓迎いたします。

表札・看板を中心としたサインブランド「PIECE OF SIGN」では、うつくしいスモールビジネスを支援するプロダクトやサービスの開発を、日本のみならず北米を中心にグローバルに展開しています。特にグローバル市場は成長率が高く、2026年中には日本国内の販売額を超える見込みです。

今後は、サイン以外の店舗什器や店舗の販促アイテム等のプロダクトの拡充で、店舗の誕生から成熟期までを支える“総合的な店舗支援のブランド”に成長予定です。
そこで今回、CADを用いた図面作成の技術を基盤に、後にプロダクト開発まで積極的に関わってくださる正社員の方を募集します。

業務内容は、各種プロダクトの図面作成が中心となりますが、ただ「描くだけ」ではなく、いずれは実際の商品化プロセスや開発の上流工程にも関わっていただけるポジションです。製造や素材に関する知識を深めながら、店舗プロダクトの全体像を学べる環境があります。

anveilでは、「センスの良いお店を増やすことで街を豊かにする」という理念のもと、プロダクトを通じて街のカルチャーを育てることを目指しています。
その想いに共感し、店舗支援というミッションの元、anveilで成長していきたい熱意のある方をお待ちしています。

商品開発のプロフェッショナルのもとで、幅広い店舗プロダクトに携わることで視野を広げ、プロダクトの本質をつかむ力を磨くことができます。

・建築・設計・家具・インテリア業界などでのCAD業務経験をお持ちの方
・図面制作だけでなく、プロダクト開発にも積極的に挑戦したい方
・anveilの理念に共感し、自身のスキルを活かして成長していきたい方
そんな方にぴったりのポジションです。

是非、一緒にグローバルで愛されるプロダクトをつくりませんか?

悩んだ際にはプロダクト開発のプロに相談ができる安心できる環境です。みなさまとの素敵な出会いを楽しみしています。

トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の「濤 TOH」。隠れ家的な環境にあるリスニングバー。音楽を楽しむ様々な状況をイメージして、DJカウンターを囲むVIP席・重心の低いソファ席・発光天板のカウンター席を用意。音響面では“伝統と最先端の同居”も意図する
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の「濤 TOH」。隠れ家的な環境にあるリスニングバー。音楽を楽しむ様々な状況をイメージして、DJカウンターを囲むVIP席・重心の低いソファ席・発光天板のカウンター席を用意。音響面では“伝統と最先端の同居”も意図する入居するビルの共用部から開口部越しに店内を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の「濤 TOH」。隠れ家的な環境にあるリスニングバー。音楽を楽しむ様々な状況をイメージして、DJカウンターを囲むVIP席・重心の低いソファ席・発光天板のカウンター席を用意。音響面では“伝統と最先端の同居”も意図するDJカウンターとVIP席 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の「濤 TOH」。隠れ家的な環境にあるリスニングバー。音楽を楽しむ様々な状況をイメージして、DJカウンターを囲むVIP席・重心の低いソファ席・発光天板のカウンター席を用意。音響面では“伝統と最先端の同居”も意図するDJカウンターからソファ席側を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の「濤 TOH」。隠れ家的な環境にあるリスニングバー。音楽を楽しむ様々な状況をイメージして、DJカウンターを囲むVIP席・重心の低いソファ席・発光天板のカウンター席を用意。音響面では“伝統と最先端の同居”も意図するバーカウンター photo©阿野太一

トラフ建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区の「濤 TOH」です。
隠れ家的な環境にあるリスニングバーの計画です。建築家は、音楽を楽しむ様々な状況をイメージして、DJカウンターを囲むVIP席・重心の低いソファ席・発光天板のカウンター席を用意しました。また、音響面では“伝統と最先端の同居”も意図されました。

渋谷に、NUBIAN代表のCOMBO氏プロデュースによるリスニングバーを計画した。
各階ワンテナントが入居する商業ビルに位置する隠れ家的な環境に、音響にこだわった本格的なリスニングが楽しめる場所が求められた。

建築家によるテキストより

もともと裏口として使われていた既存のままの鉄扉の先に、薄暗い店内が広がる。DJカウンターと上部の特注スピーカーを囲むようにVIP席を設け、中央の客席を挟んで対面には発光する天板のカウンター席を配置した。DJカウンターのすぐそばで音楽を楽しめる、コの字配置のソファで囲われたVIP席は、厨房に隣接するシェフズテーブルを思わせる。

DJカウンターの背面の壁には、60,70年代の日本のジャズをメインにセレクトされたレアなレコードが並ぶ。光を透過する石英を含む花崗岩天板のカウンター席は、ゴールドのカーテンを背景に、暗がりの中でぼんやりと浮かび上がる。

建築家によるテキストより

中央の席では、重心を低めにした特注のラウンジチェアとソファで音楽をゆったりと鑑賞できる。

荒々しい既存のコンクリート壁や既存のシャッターを、2色のカラーLED照明でライトアップし、オーセンティックな素材使いの空間に少しだけ現代的な要素を掛け合わせた。

建築家によるテキストより
2025.4.24Thu
【ap job更新】 “再生をデザインする”を掲げる「渡邉明弘建築設計事務所」が、設計スタッフ・バックオフィス職・アルバイト・有給インターンを募集中
【ap job更新】 “再生をデザインする”を掲げる「渡邉明弘建築設計事務所」が、設計スタッフ・バックオフィス職・アルバイト・有給インターンを募集中
【ap job更新】 “再生をデザインする”を掲げる「渡邉明弘建築設計事務所」が、設計スタッフ・バックオフィス職・アルバイト・有給インターンを募集中REDOJIMBOCHO/神田神保町ビル再生 撮影 新建築社写真部

“再生をデザインする”を掲げる「渡邉明弘建築設計事務所」の、設計スタッフ・バックオフィス職・アルバイト・有給インターン 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

AWAでは、事業拡大に伴いスタッフを1~2名程度募集します。新卒、経験者、第二新卒いずれも幅広く募集しており、在職中の方は転職時期等の相談も可能です。また、設計パートナー、学生のアルバイト・有給インターンも募集します。

【AWAについて】
AWAは、「再生をデザインする」をビジョンに掲げ、再生という手法で既存建物を元に建築をつくる建築設計事務所です。
表層だけのリノベーションや、単に機能性や遵法性を向上させる改修でもなく、永く残す再生だからこその建築を追求することを大切にしています。

創業10周年が近づき、再生ニーズの高まりから、プロジェクトは小さな木造改修から大手企業の新規事業までこれまでよりもバラエティ豊かになってきました。
それぞれのプロジェクトでは、建主や関係者とビジョンを共有し、あらゆるプロセスに伴走するような作り方をしています。

年代や使われ方で既存建物の状況は大きく異なり、案件ごとに再生のコンセプトを検討する必要があるため、設計前の企画や調査から、社内外の色々なメンバーと議論しながらプロジェクトを進めます。チームで建築をつくることを大切にしており、各人が役割を持ってプロジェクトに取り組んでいます。

同時に、独立やキャリアアップなど、スタッフごとの中長期的なビジョンに沿った、柔軟な働き方やノウハウの獲得に取り組める環境を模索しています。著名建築家の元で番頭を務め上げたベテランや外国人スタッフを含む、多様なメンバーが在籍しています。

建築への情熱があり、このような環境でチャレンジをしたい方のご応募をお待ちしています!

「篠原一男と篠原研究室の1960年代 -『日本伝統』への眼差し-」展(東京科学大学博物館)の会場写真。“プロフェッサー・アーキテクト”としての活動初期に焦点を当てる内容。近年の解体修理で判明した架構に関する資料や、伝統的集落を調査して描かれた“連続平面図”も公開。山﨑鯛介と小倉宏志郎がキュレーション
「篠原一男と篠原研究室の1960年代 -『日本伝統』への眼差し-」展(東京科学大学博物館)の会場写真。“プロフェッサー・アーキテクト”としての活動初期に焦点を当てる内容。近年の解体修理で判明した架構に関する資料や、伝統的集落を調査して描かれた“連続平面図”も公開。山﨑鯛介と小倉宏志郎がキュレーション会場の様子 photo©architecturephoto
「篠原一男と篠原研究室の1960年代 -『日本伝統』への眼差し-」展(東京科学大学博物館)の会場写真。“プロフェッサー・アーキテクト”としての活動初期に焦点を当てる内容。近年の解体修理で判明した架構に関する資料や、伝統的集落を調査して描かれた“連続平面図”も公開。山﨑鯛介と小倉宏志郎がキュレーション会場の様子 photo©architecturephoto
「篠原一男と篠原研究室の1960年代 -『日本伝統』への眼差し-」展(東京科学大学博物館)の会場写真。“プロフェッサー・アーキテクト”としての活動初期に焦点を当てる内容。近年の解体修理で判明した架構に関する資料や、伝統的集落を調査して描かれた“連続平面図”も公開。山﨑鯛介と小倉宏志郎がキュレーション金沢市観音町 連続平面図 photo©architecturephoto

「篠原一男と篠原研究室の1960年代 -『日本伝統』への眼差し-」展(東京科学大学博物館)の会場写真です。
“プロフェッサー・アーキテクト”としての活動初期に焦点を当てる内容です。近年の解体修理で判明した架構に関する資料や、伝統的集落を調査して描かれた“連続平面図”も公開されています。山﨑鯛介と小倉宏志郎がキュレーションを手掛けました。
会期は2025年4月19日~5月2日です。展覧会の公式ページはこちら

今回の展覧会は、のちに世界を驚かせた建築家・篠原一男が、助教授となり研究室の学生とともに「プロフェッサー・アーキテクト」としての活動をスタートさせた1960年代について、「住宅遺産の継承」、「建築アーカイブズ」といった現代的な視点も取り入れつつご紹介するものです。

解体修理によって明らかになった架構や施工技術、資料整理の過程で発見された伝統的集落の図面・写真からは、伝統建築を凝視し、そこに現代日本に通じる接点を何とか読み取ろうとする知的な野心を感じることができます。展示を通じてそうした彼らの眼差しを感じていただけましたら幸いです。

みなさまのお越しをお待ちしております。

リリーステキストより

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