


へザウィック・スタジオによる、韓国・ソウルの、コエックス・コンベンションセンターの再設計です。
国内で有名な会議および展示の施設を再定義する計画です。デザイナーは、ファサードと在り方を対象とし、イベントの無い時でも人々を惹きつける文化的な目的地を志向しました。そして、多様な活動を許容する“ディスプレイケース”の様な建築を考案しました。
ヘザウィック・スタジオはコンペにより設計者に選ばれました。また、完成は、2029年を予定しています。
こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
ヘザウィック・スタジオが、ソウルのコエックス・コンベンションセンター再設計のコンペで勝利
ヘザウィック・スタジオが、ソウルのコエックス・コンベンションセンターの目的とファサードを再考するコンペの勝者に選ばれました。このプロジェクトは、韓国で最も有名な会議および展示の目的地の一つの顔を再定義する機会です。韓国貿易協会(KITA)との協力のもと、そのデザインは現在の画一的なガラスのストラクチャーを、絶えず変化するソウルの精神を反映した集いの場へと変貌させます。
コエックスの新たなヴィジョン
現在、コエックスは全長350メートルにわたり広がっていますが、その外観はほとんど印象に残らず、この建物が国の貿易、文化、そしてイノベーションの中心地であるという役割を伝えることができていません。スタジオの受賞デザインは、「驚異の部屋(Cabinet of Curiosities)」という発想に着想を得た大胆なコンセプトを導入し、会議センターを探索するための目的地、そして正式なイベントに参加していないときでもこの地域を訪れる理由となる場所へと変えます。
このデザインでは、さまざまな大きさのモジュール式の「ボックス」が外観に沿って積み重ねられており、それらは展示、公共との交流、会議機能のための絶えず変化する空間として機能します。目標は、素材を最大限に再利用して、開かれた、魅力的で、見逃せない新しい外観を作り出し、現在のストラクチャーの要塞のような外観から脱却することです。
ヘザウィック・スタジオのエグゼクティブ・パートナー兼グループリーダーであるスチュアート・ウッドは、次のように述べています。
「人々を集める場所であるにもかかわらず、皮肉なことに、ほとんどのコンベンションセンターは威圧的で歓迎されない雰囲気を持ち、しばしば公共の活動が欠如しています。私たちのデザインは、コエックスを根本的に再発明し、地元の人々と観光客の両方を惹きつける、ソウルの新たな文化的な目的地へと生まれ変わらせます。
多様で独創的なこの『ディスプレイケース』のデザインは、アート、パフォーマンス、食、エンターテインメント、自然をキュレーションする無限の可能性を提供し、ソウルの創造力を真に表現するものです。私たちは、コエックスが開かれた、活気にあふれ、常に文化に繋がる、抗いがたい魅力を持つ場所になることを望んでいます」

















