
SHARE 隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、2025年度のオープンキャンパスの申込を受付中。CLTを活用した木造校舎の見学や、木造住宅の模型づくりなどが体験可能
- 日程
- 2025年8月2日(土)

隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、2025年度のオープンキャンパスの申込を受付中です。
CLTを活用した木造校舎の見学や、木造住宅の模型づくりなどが体験可能なイベントです。2025年8月2日(土)の午前・午後の計2回の開催で、定員は各回50名(先着順)です。こちらのページからの事前申込制で2025年7月28日(月)必着となっています。また、事前にご連絡すれば、いつでも見学・説明OKな「エブリデイオープンキャンパス(要予約)」も実施中。【ap・ad】
校長を務める世界的な建築家 隈研吾氏からのメッセージ
林業には希望がある
私が初めて手掛けた本格的な木造建築は、「木を全面的に使って欲しい」という要望に応えて設計した高知県梼原町の「雲の上のホテル」です。最初に梼原町を訪ねたのは30年前で、以来、幾度となく高知県を訪れ、そのたびに感銘を受けました。人々の暮らしと森がこれほど深く、温かくつながっている地域は世界でも希ではないのかと。
こうした林業を振興することは、高知県にとって重要であるというだけではなく、日本全体にとっても極めて重要なことであり、この強い思いから高知県立林業大学校の校長に就任することを決意いたしました。
森林が県土の84%を占め、林業の中心地とも言える高知県で学ぶということは、非常に意味のあることだと思っています。周囲の森と一体になったこの素晴らしい環境に立地する本校は、高知県が林業・木材産業をいかに重要視しているかの象徴です。
本校では、木に関わるさまざまな分野を総合的に教えていますが、これは社会がまさに必要としている教育のシステムであり、私が校長就任時に掲げた「林業を再生し、活性化するプラットフォーム」というビジョンは、すでに形になりつつあります。木に関する多様な領域を合わせるプラットフォームは、世界から見ても非常に貴重な存在であり、本校から巣立った人材は、高知県のみならず、日本全国、そして世界の「木の産業」にとって、重要な人材となります。
本校で各界の優れた指導者や全国から集った仲間と出会うことによって、林業・木材産業の再生に向けた画期的なアイデアが生まれることでしょう。木の世界は奥深く、多様な技術が絡み合っており、1、2年で学びきれるものではありません。社会に出てからも学び続け木の世界を探求して欲しい。そのためには、「木を愛する気持ち」を持ち続けることが重要です。
21世紀は木の世紀・木の時代が来ると、私は予測してきました。
本校で学ぶ人は木の時代のリーダーになれる人だと思っています。木の時代を担っていく人材という自覚を持って、互いに切磋琢磨していただきたい。
志を持った皆さん、日本一の高知県の森で、共に学び、成長していきましょう。
以下に詳細な情報を掲載します。