ミース・ファン・デル・ローエ設計のファンズワース邸の施主(エディス・ファーンズワース)に焦点を当て、当時の生活の様子を資料から再現したインスタレーションが企画「Edith Farnsworth Reconsidered」の一環として公開されていて、dezeenに写真が15枚掲載されています。近代建築の伝説的住宅という視点ではなく、施主が暮らした住宅としてのファンズワース邸を見せるという趣旨のようです。またこちらのページでファンズワース邸公式でVRにてその様子も公開されています。
remarkable archive
チリの建築界で様々な要職を務めた建築家クリスティアン・ボサ(Cristian Boza)が、1997年に自身と家族の為に完成させた、チリの海岸沿いの週末住宅「Los Vilos House」の現在の様子を捉えた写真と図面が11枚、dezeenに掲載されています。こちらのwikipediaページ(スペイン語)に経歴が掲載されています。
コロナ禍で東京に長期滞在している、OMAの重松象平に、都市の変化に関する考察などを聞いているインタビューが、wired.jpに掲載されています。リンク先の記事タイトルには福岡の文字が入っていますが、全体構成としては、コロナ禍での都市の在り方等を聞いている内容です。
畑友洋建築設計事務所のウェブサイトに、兵庫・神戸市の、地下広場の改修「三宮プラッツ」の写真が14枚掲載されています。
神戸市の中心市街地である三宮駅南に位置する地下広場の改修。2017年プロポーザルにより選定されました。これまでストリートライブやマルシェなどに活用されてきたこの地下広場は、地下である場所性や雨天時の利用の難しさ、既存構造の老朽化などによって利用の幅が限定されていました。
私たちは、この広場を形成する大階段を拡幅し、大きな谷地形を整理し、その上に広場での活動を映し出す鏡面の屋根を提案しました。この屋根は小さな三角形の集合による多面体とすることで、広場での動きやものを万華鏡のように映し出すとともに、音を偏りなく拡散する音響反射板として機能させることを考えました。
全体としてHPシェル形状の鋼板構造とすることで、複雑な形状でありながら全体に安定した架構となり、とても薄く軽やかな屋根として実現しました。
三宮の旧市街である旧居留地の玄関口に位置し、軽やかに湧き上がる銀色の雲のような屋根は地下広場の活動を地上に拡散する街のゲートとなるよう計画しています。
遠藤克彦建築研究所が設計を進めている、茨城の「大子町新庁舎」の基本設計図書(概要版)がPDFで公開されています。プロポーザルが行われ2018年6月に、遠藤が最優秀者に選出されていました。
公開にあたり遠藤がfbに、同建築への思いを綴っていました。
マル・プラス・アスク(mar plus ask)が設計した、スペイン・マヨルカ島の、山岳地帯の敷地に馴染むようにデザインされた住宅「the olive houses」の写真が15枚、designboomに掲載されています。
フエルテスペネード・アルキテクトス(fuertespenedo arquitectos)による、スペイン・ミラフローレスの、集落の慣習に沿って建てられた既存建物を、そのルールを踏襲しつつも現代的な価値観を持ち込んだ住宅の改修「Rehabilitation of a Single-Family Home in Miraflores」の写真と図面が37枚、archdailyに掲載されています。
西沢立衛の設計で2019年に完成した、チリの海岸沿いに建つ週末住宅「House in Los Vilos」の写真と図面が10枚、dezeenに掲載されています。オチョアルクーボと名付けられた建築プロジェクトの一環として建てられたもので、プロジェクトの公式サイトにも写真が28枚掲載されています。2019年1月時点での現場の様子を弊サイトでも紹介していました。
プロジェクトのfbアカウントにも写真が投稿されています。
レム・コールハース設計の住宅の家政婦に注目した映像作品で知られる映像作家ベカ&ルモワンヌの最新作は、西沢立衛運転のビンテージアルファロメオで東京を放浪しながら話を聞いている「TOKYO RIDE」です。英語字幕付き。2018年に公開された日本語で読める彼らのインタビュー記事はこちら。
以下は概要。
After the multi awarded Moriyama San, Tokyo Ride is a new step of Bêka & Lemoine’s immersion within Tokyo’s busy daily life. Revisiting the genre of the road movie in a very diaristic and personal way, the film takes us on board of Ryue Nishizawa’s vintage Alfa Romeo for a day long wandering in the streets of Tokyo.
More than a portrait, in the classical sense, of one of the most talented and celebrated Japanese architect of today, the film renders in its pure spontaneity the experience of this friendly urban drift. Ryue Nishizawa narrates along the way his strong relationship with his home town through some sites he personally affectionates, buildings that have influenced him, and some of his own architecture projects.
The film questions how rooted architecture practice is and how much the built and cultural environment feeds and shapes our imagination.
CTA|クリエイティブアーキテクツが設計した、ベトナム・ビエンホアの、中空レンガを使用した壁により、外部的な内部空間を備えた住宅「wall house」の写真と図面が35枚、archdailyに掲載されています。
以下は、プロジェクトを解説する動画。
プロダクトラがメキシコ住宅局の依頼で設計した、メキシコシティ郊外の、大規模住宅開発地の公共空間を改善する為の公園「Urban Park in Tultitlan」の写真が7枚、dezeenに掲載されています。建築家のサイトには、その他の写真や図面なども掲載されています。
藤本壮介の設計で建設が進められている、群馬・前橋市の宿泊施設「SHIROIYA HOTEL」の写真です。藤本がtwitterに投稿したものです。
前橋、進行中のホテル白井屋プロジェクト。
丘に緑が生え始めて、建築とかランドスケープというより「巨大な生きもの」感が急激に出てきて、不思議な驚きがあった。
それは初めて見る何かだった。 pic.twitter.com/LzJ68lFHg3— Sou Fujimoto 藤本壮介 (@soufujimoto) July 6, 2020
こちらは施設の概要です。
◼️江戸時代創業「白井屋旅館」の歴史
明治初期には絹産業におけるイノベーションを興し日本近代化の先駆けとなった前橋、その街を江戸時代より彩ってきた旧宮内庁御用達「白井屋旅館」は森鴎外、乃木希典などの多くの芸術家や著名人に愛されました。しかしながら1970年代にホテル業へと転換するも、中心市街地の衰退とともに2008年に廃業を余儀なくされ、惜しまれながらも白井屋は江戸時代から続く300年の歴史に幕を下ろしました。◼️建築家 藤本壮介氏の手によって再生するSHIROIYA HOTEL
白井屋は取り壊しの危機にありましたが、2014年に前橋市の活性化活動「前橋モデル」を主導する田中仁財団の活動の一環として再生プロジェクトがスタートしました。全体のデザインと設計を手がけるのは建築家 藤本壮介氏、またレアンドロ・エルリッヒをはじめとする国内外の様々なクリエイターが賛同し、5年の歳月をかけ大改修と新棟建設が現在も行われています。今「めぶく」まちとして再び大きな変貌を遂げようとしている前橋の”まちなか”、その真ん中で、歴史と未来、グローバルとローカルが織りなす交点として白井屋ホテルは2020年夏に新たな歴史を刻み始めます。
アトリエ・オスロ(Atelier Oslo)とルンドハゲム(Lundhagem)の設計で完成した、ノルウェーの、スノヘッタ設計のオペラハウス横に建つ、建物中央にある吹き抜け空間と最上階が張り出した外観デザインが特徴的な図書館「new Deichmann main library」の写真と図面が15枚、dezeenに掲載されています。
ラインハウスが2019年に上海のお茶い愛好家の為に完成させた、中国のお茶文化に現代の美学を取り入れた茶室「Tingtai Teahouse」の写真と図面が12枚、dezeenに掲載されています。建築家のサイトにも写真が18枚掲載されています。
坂茂の設計で建設が進められている、愛知・名古屋市の、木質免震構造オフィスビル「タマディック名古屋ビル」です。クライアントの公式サイトはこちら。
株式会社タマディック(本社:東京都新宿区/愛知県名古屋市、英文社名:TAMADIC Co.,Ltd.)は、東海エリアの事業拠点である愛知県名古屋市において、新社屋『タマディック名古屋ビル』の建設に着手いたします。当ビルは、プリツカー賞を受賞した建築家・坂 茂(ばん しげる)氏の設計によるCLT(直行集成材)を活用した地上8階・地下1階の木質免震構造オフィスビルになり、2021年11月に竣工予定です。