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バロッツィ・ヴェイガのインタビュー動画。スペインを拠点とし数々の国際的なアワードを受賞してきた建築家。2023年10月に公開されたもの

バロッツィ・ヴェイガへのインタビュー動画です。スペインを拠点とし数々の国際的なアワードを受賞してきた建築家です。2023年10月に公開されたもの。

(翻訳)
高い評価を得ているバロッツィ・ヴェイガ建築スタジオは、2004年にファブリツィオ・バロッツィとアルベルト・ヴェイガによってバルセロナに設立されました。同事務所は、すべてのプロジェクトにおいて、常に卓越性を基本目標として掲げてきました。その象徴的な文化的、都市的、教育的建築物によって、このスタジオは国際的な称賛を得ています。

バロッツィ・ヴェイガの建築ヴィジョンは、公共分野、民間分野の両方を包含しています。緻密な技術と考え抜かれたデザインが特徴で、彼らのプロジェクトは世界中の人々を魅了しています。リベラ・デル・ドゥエロ本部(2011年)、アギラスのインファンタ・エレナ公会堂(2011年)、シュチェチン・フィルハーモニック・ホール(2014年)は、建築界に消えない足跡を残したスペインチームの作品のほんの一部にすぎません。

イノベーションを強く志向するバロッツィ・ヴェイガは現在、スペイン、ベルギー、中国、ドイツ、イギリス、アラブ首長国連邦、アメリカなど、世界中で画期的なプロジェクトに取り組んでいます。その専門知識と建築的ヴィジョンが評価され、スタジオは権威あるシカゴ美術館のマスタープランを手がけることになりました。

バロッツィ・ヴェイガのデザインの力は、数々の賞を受賞するなど、広く評価を獲得しています。設立当初から、スタジオの専門知識は、アジャック・ヤング・カタロニア・アーキテクト賞(2007年)、バルバラ・カッポチン国際建築賞(2011年)、イタリア建築金賞(最優秀初作品賞)(2012年)、イタリア建築ヤング・タレント賞(2013年)、デザイン・ヴァンガード賞(2014年)といった権威ある賞で確認されています。

安藤忠雄による講義の動画「The architecture and life of Tadao Ando」。GREAT MINDSの制作で2023年8月に公開されたもの(日本語)

安藤忠雄による講義の動画「The architecture and life of Tadao Ando」です。韓国のGREAT MINDSの制作で2023年8月に公開されたものです。日本語で語られています。

(翻訳)
安藤忠雄という15歳の非都市部の少年は、地元の大工に触発されて建築家になることを夢見ていたが、その道のりは険しいものだった。大学の学位も専門的な訓練も受けていない人間である彼にとって、仲間から尊敬を集めるのは難しいことだった。

しかし、彼は決してあきらめず、旅を教室に、本を教科書にして独学で建築を学びました。彼の初期の作品である「住吉の長屋」は、日本の建築界で脚光を浴びました。人間の魂が宿る家づくりを夢見た安藤忠雄は、自然と建築と人間をつなぐ建築スタイルで「光の教会」や「水上の教会」を手がけ、世界的な注目を集めました。

そんなある日、直島という人けのない島を再生させるという話が舞い込んできた。そこで彼は、地中美術館やベネッセハウスミュージアムを建設し、ひっそりした島を新しい文化に生まれ変わらせた。

ダイナミックな建築家としてのキャリアのさなかに、膵臓がんという予期せぬ知らせが飛び込んできた。手術を乗り越えてからは、より一層仕事に打ち込むようになった。彼はいつか、自分が建築の知識を広げるために本を使ったように、子供たちが新しい方法で世界を見ることができるような子供図書館を作りたいと考えている。そうすることで、彼の夢である地球を中心とした哲学を実現したいと考えている。

西沢立衛と野口貴文の対談「人、建築、そして街並み」の動画。野口は東京大学教授で建築材料を研究

西沢立衛野口貴文の対談「人、建築、そして街並み」の動画です。野口は東京大学教授で建築材料を研究しています。2023年9月に公開されたものです。動画の制作は、一般社団法人生コン・残コンソリューション技術研究会です。

プリツカー賞の受賞歴もある日本を代表する建築家・西沢立衛先生をお招きして、「人、建築、そして街並み」をテーマに、建築と街についてのお話を伺いました。

乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同体による、京都市の「京都市立芸術大学 崇仁キャンパス」の動画。竣工した建築に加えて建設の様子なども収録

RINGフジワラボo+h吉村設計共同体による、京都市の「京都市立芸術大学 崇仁キャンパス」の動画です。竣工した建築に加えて建設の様子なども収録されています。

妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、ハンガリー・ブダペストの「新国立ギャラリー」のCG動画。国内最大規模の市民公園の中に建設

妹島和世+西沢立衛 / SANAAが設計を進めている、ハンガリー・ブダペストの「新国立ギャラリー」のCG動画です。国内最大規模の市民公園の中に建設されます。同公園内には、藤本壮介による「ハンガリー音楽の家」が先行して完成しています。

(翻訳)
リゲット・ブダペスト・プロジェクトの一環として、新国立ギャラリーは、プリツカー賞を受賞した建築家SANAA(Sejima and Nishizawa and Associates)の設計に基づき、ペトフイ・チャルノク・コンサート会場の跡地に建設されます。新美術館の建築家は、国際的な提出プロセスを経て選ばれました。最優秀デザインに選ばれた日本の建築家は、ヴァーロシュリゲットを占有する、インタラクティブで居心地の良い、しかもモダンな21世紀の建物を構想しました。日本の事務所は、すでにランスのルーブル美術館やニューヨークのニュー・コンテンポラリー・アート・ミュージアムなど、数々の優れた美術館建築を手がけています。

(原文)
As part of the Liget Budapest Project, the New National Gallery will be constructed based on the designs of Pritzker Prize-winning architects SANAA (Sejima and Nishizawa and Associates) on the former site of the Petofi Csarnok concert venue. The architects of the new museum were selected following an international tender process. For the winning design, the Japanese architects envisioned an interactive and welcoming, yet modern 21st century building to occupy the Varosliget. The Japanese firm already has a number of outstanding museum buildings to its name, including the new Louvre Museum in Lens and the New Contemporary Art Museum in New York.

清家清による、東京・大田区の住宅「私の家」(1954 年竣工) の見学ツアーが2023年9月より開始

清家清が設計した、東京・大田区の住宅「私の家」(1954 年竣工)の見学ツアーが2023年9月より開始されています。東京工業大学の建築学生がガイドするとのこと。2023年9月から試験公開が開始され、毎月1回限定で公開されるようです。

「私の家」は、建築家・清家清によって1954 年に建てられ、戦後の日本の住宅状況に対する清家清の挑戦を体現するものとして知られており、その価値から2015年に登録有形文化財として登録されています。

竣工から月日が経った今日、所有者様のご協力をいただき限定公開を行う運びとなりました。公開においては、建築学を学ぶ学生の実践活動の一環として、東京工業大学の建築学生による見学ツアーを開催いたします。

2023年9月より試験期間として無料公開を開始しました。

2023年 日本建築学会賞(作品)受賞者記念講演会の動画。魚谷繁礼・魚谷みわ子・柳室純、大西麻貴・百田有希・平岩良之、金野千恵が受賞作品について語る

2023年 日本建築学会賞(作品)受賞者記念講演会の動画です。魚谷繁礼・魚谷みわ子柳室純大西麻貴・百田有希・平岩良之、金野千恵が受賞作品について語っています。また、受賞者に加え、選考に関わった乾久美子小堀哲夫が参加したパネルディスカッションも収録されています。2023年7月27日に行われたものです。

<日 時> 2023年7月27日(木)18:30~20:40
記念講演:
 魚谷繁礼(前掲)、魚谷みわ子(前掲)、柳室純(前掲)
 大西麻貴(前掲)、百田有希(前掲)、平岩良之(前掲)
 金野千恵(前掲)

パネルディスカッション:
 講演者+
 乾久美子(横浜国立大学大学院Y-GSA教授/乾久美子建築設計事務所主宰/2023年日本建築学会賞選考委員会作品部会長)
 小堀哲夫(法政大学教授/小堀哲夫建築設計事務所代表/2023年日本建築学会賞選考委員会作品部会委員)

司 会:大森晃彦(建築メディア研究所代表/建築文化事業委員会委員)
    大草徹也(三菱地所設計代表取締役専務執行役員/建築文化事業委員会委員)

ノーマン・フォスターが、ポンピドゥー・センターでの自身の建築展「Norman Foster」を解説している動画。2023年7月に公開されたもの

ノーマン・フォスターが、ポンピドゥー・センターでの自身の建築展「Norman Foster」を解説している動画です。2023年7月に公開されたもの。展覧会の会期は、2023年8月7日まで。展覧会の公式ページはこちら

トーマス・ヘザウィックの講演「ヘザウィック・スタジオの思想とは? その原点に迫る」の動画。2023年3月に森美術館で行われたもの(日本語字幕付)

トーマス・ヘザウィックの講演「ヘザウィック・スタジオの思想とは? その原点に迫る」の動画です。2023年3月に森美術館で行われたものです。日本語字幕付です。また、アーキテクチャーフォトでは、森美術館で行われたヘザウィック展を特集記事として公開しています。

森美術館「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」ラーニング・プログラム
トーク「ヘザウィック・スタジオの思想とは? その原点に迫る」

世界が最も注目するデザイン集団であるヘザウィック・スタジオ。創設者のトーマス・ヘザウィックを招き、世界各地で行ってきたこれまでの革新的なプロジェクトを辿りながら、そのデザインの原点に迫ります。

出演:トーマス・ヘザウィック(ヘザウィック・スタジオ創設者)
聞き手:片岡真実(森美術館館長/「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」キュレーター)

中山英之と砂山太一の講演「大きさのない世界」の動画。2023年5月に豊田市美術館で行われたもの

中山英之砂山太一の講演「大きさのない世界」の動画です。2023年5月13日に豊田市美術館で行われたもの。

「ねこのほそ道」展に参加した二人の建築家、中山英之さんと砂山太一さんによる対談です。展覧会に出品してもらった「かみのいし」、「きのいし」、「ぬののいし」をはじめ、建築の大きさにまつわる、物差し、構造、自然、素材、技術などの様々なお話をしていただきました。

tecoの金野千恵による講演「共愉の風景へ」の動画。2023年3月にパリ日本文化会館の主催で行われたもの

tecoの金野千恵による講演「共愉の風景へ」の動画です。2023年3月にパリ日本文化会館の主催で行われたものです。日本語で視聴可能です。

1980年代生まれの日本の女性若手建築家として活躍する金野千恵。金野主宰の設計事務所t e c o は、東京の事務所を拠点として日本各地、さらにはヴェネチアビエンナーレやアジアでの建築プロジェクトを手がけている。その仕事は、家具や住宅から福祉施設、公共施設、まちづくり、アートインスタレーションまで幅広く、そのアプローチは、仕組みや制度を横断しながら、地域や近隣のコミュニティ形成に貢献するものである。また、彼女の仕事の多くは日本の伝統的な木造の構法や職人の技術を用いながら現代的にそれを展開しており、そこに生まれる余白や、穏やかな人と事物の距離感が、新鮮かつ共愉の風景を生み出している。彼女のこれまで行ってきた調査研究や、携わっている大学教育のなかで展開しているリサーチを含め、その思想と建築のあり方を伝える。

長谷川豪と写真家 鈴木久雄の対談が公開。鈴木が建築写真を手掛けるまでの経緯やエル・クロッキーとの出会いも語られる

長谷川豪と写真家 鈴木久雄の対談が、吉野と暮らす会のウェブサイトで公開されています。長谷川が聞き手となり、鈴木が建築写真を手掛けるまでの経緯や『エル・クロッキー』との出会いについても聞いている内容です。

スキーマ建築計画の長坂常へのインタビュー動画。これまでの作品の変遷やデザインに対する思想も語られる。2023年6月に公開されたもの

スキーマ建築計画の長坂常へのインタビュー動画です。
これまでの作品の変遷やデザインに対する思想も語られています。日本語で質問に答えています。一条の制作で2023年6月に公開されたものです。

(翻訳)
52歳の日本人男性、長坂常は、今アジアで最も人気のあるデザイナーです。家具からインテリア、建築まで、彼がデザインしたものはすぐに話題になります。国際的に有名なデザイン誌の多くが、彼を「ベストセラーの創造者」「未来を定義する男」と呼んでいます。

(原文)
The 52-year-old Japanese man Nagasaka Jo, is the most popular designer in Asia today. From furniture, to interior design, to architecture, whatever he designs immediately goes viral. Many internationally renowned design magazines called him “the creator of best sellers” and “the man who defines the future”.

H&deMのジャック・ヘルツォーグ、タチアナ・ビルバオ、ベカ&ルモワンヌによる鼎談「空間がもつ感情的な力」の動画。2023年5月にヴェネチアで行われたもの

ヘルツォーグ&ド・ムーロンのジャック・ヘルツォーグ、タチアナ・ビルバオベカ&ルモワンヌによる鼎談「空間がもつ感情的な力」の動画です。2023年5月17日にヴェネチアで行われたもの

(翻訳)
ビジュアルアーティストのベカ&ルモワンヌは、2001年にプリツカー建築賞を受賞した建築家のジャック・ヘルツォーグと、2022年のAWアーキテクト・オブ・ザ・イヤーのタチアナ・ビルバオを招いて、自分たちの空間の感じ方を共有します。

空間と私たちの関係において、感情はどのように、そしてなぜ生じるのか? 何が私たちの感情を規定するのか? 空間は、その物質性において、私たちの心理状態にどのような影響を与えるのか? そして、建築が引き起こすことのできる感覚的、感情的なインパクトに対して、私たちはもっと意識を向け、繊細な注意を払うことができるのでしょうか。このトークでは、私たちと空間との関係において作用する直感的、感情的、非合理的な力を探ります。

このトークは、イラ・ベカとルイーズ・ルモワンヌによる著書『The Emotional Power of Space』の出版を記念して、ヴェネツィアのパラッツォ・グラッシ劇場が企画しました。

(原文)
Visual artists Beka & Lemoine invite architects Jacques Herzog, winner of the Pritzker Architecture Prize in 2001, and Tatiana Bilbao, AW Architect of the Year 2022, to share their own way of sensing space.

How and why do emotions arise in our relationship with space? What defines what we feel? How does space, in its materiality, affect our psychological state? And could we develop more awareness and subtle attention towards the sensorial and emotional impact that architecture is able to provoke? The talk will explore the intuitive, emotional and irrational forces at play in our relationship to space.

This talk has been organized by the Teatrino di Palazzo Grassi in Venice on the occasion of the release of the book “The Emotional Power of Space” by Ila Beka & Louise Lemoine.

原広司が、自身の思想や生い立ちを語っている動画。2022年に国立近現代建築資料館が制作したもの

原広司が、自身の思想や生い立ちを語っている動画です。2022年に国立近現代建築資料館が制作して「「原広司 建築に何が可能か-有孔体と浮遊の思想の55年-」の会場で放送されたものです。アーキテクチャーフォトでは同展覧会を特集記事として公開しています。


原広司 オーラルヒストリー 有孔体と浮遊の思想

建築家・原広司の建築理論の根幹となる「有孔体と浮遊の思想」について、お話しいただきました。


原広司 オーラルヒストリー 生い立ち、そして建築理念

建築家・原広司の生い立ちから、建築理念、本展に向けて制作された模型についてなど、幅広くお話しいただきました。

坂茂による講演「Timber in Architecture」の動画。2023年2月にジャパン・ソサエティの主催で行われたもの

坂茂による講演「Timber in Architecture」の動画です。2023年2月27日にアメリカ・ニューヨークのジャパン・ソサエティの主催で行われたものです。イベントの概要ページはこちら

(翻訳)
プリツカー賞を受賞した建築家・坂茂は、その革新的な木材の使い方で知られています。自然で美しい木造建築は、環境に配慮した建築物を作ることで、気候変動との戦いにおいても重要なツールとなり得ます。坂の新刊『Shigeru Ban: Timber in Architecture』は、フランスのポンピドゥー・メッツセンターのうねるような曲線から、日本の富士山世界遺産センターの遊び心のある反転まで、木材の多様性を示す建築家の作品45点を詳細に検証しています。本講演では、坂のキャリアを通じた木材の驚異的な使用法、人道的な活動の長い歴史、そして建築を通じてより持続可能な未来に取り組むための洞察を紹介します。

(原文)
Pritzker Prize-winning architect Shigeru Ban is renowned for his innovative use of wood. Natural and beautiful, timber construction can also be a key tool in the fight against climate change through the creation of environmentally responsible buildings. Ban’s new book, Shigeru Ban: Timber in Architecture presents an in-depth examination of 45 of the architect’s works demonstrating the versatility of timber, from the undulating curves of the Centre Pompidou-Metz in France to the playful inversion of Japan’s Mt. Fuji World Heritage Centre. At this talk, Ban examines the awe-inspiring use of wood throughout his career, shares his long history of humanitarian work, and offers insights on working toward a more sustainable future through architecture.

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