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スキーマ建築計画の長坂常へのインタビュー「予算から自由になるための創意」。“デザイン手法”から“事務所の運営”までも語る内容。聞き手をCHArの連勇太朗が務める

スキーマ建築計画の長坂常へのインタビュー「予算から自由になるための創意」がLIXILのウェブサイトで公開されています。“デザイン手法”から“事務所の運営”までも語る内容です。聞き手をCHArの連勇太朗が務めています。

「建築とまちのぐるぐる資本論」の取材第6回はスキーマ建築計画を主宰し、ローコストの小さな立ち飲み屋から世界的なブランドの店舗まで一貫して手掛けている長坂常さんにお話を伺った。また、尾道の「LLOVE HOUSE ONOMICHI」や「イソップ吉祥寺店」、「武蔵野美術大学16号館」などいくつかの建築をめぐった。建築が使われ、変化していくことを積極的に捉えるそのデザイン手法から事務所の運営まで、オープンに語ってくださった。

デヴィッド・チッパーフィールドのプリツカー賞授賞式の動画。2023年5月にギリシャ・アテネで行われたもの

デヴィッド・チッパーフィールドのプリツカー賞(2023年)授賞式の動画です。2023年5月にギリシャ・アテネで行われたものです。アーキテクチャーフォトでは、チッパーフィールドの代表作品の写真と受賞時のリリーステキストを特集記事として紹介しています。

(翻訳)
プリツカー賞45周年を記念したこのドキュメンタリービデオには、5月24日にアテネの古代アゴラで開催された授賞式で、2023年受賞者のデイヴィッド・チッパーフィールド、マレヴァ・グラボウスキー、ハイアット財団会長のトム・プリツカー、審査委員長で2016年受賞者のアレハンドロ・アラヴェナが行ったスピーチが収録されています。

ビデオには、過去にプリツカー賞を受賞したラファエル・モネオ(1996年)、ノーマン・フォスター(1999年)、ラファエル・アランダ、カルメ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタ(2017年)、イヴォンヌ・ファレルとシェリー・マクナマラ(2020年)、アンヌ・ラカトンとジャン=フィリップ・ヴァッサル(2021年)、フランシス・ケレ(2022年)と、審査員のバリー・バーグドール、デボラ・バーク、スティーブン・ブレイヤー、アンドレ・コレア・ド・ラゴ、妹島和世(2010年受賞者)、ベネデッタ・タリアブーエ、ワン・シュウ(2012年受賞者)、そしてマヌエラ・ルカ=ダジオ事務局長のコメントが収録されています。

デヴィッド・チッパーフィールドはこう述べています。
「より良く、より美しい世界は、環境と平等という課題に焦点を当てなければならない。 これらの課題とは無関係に達成された建築は、あまり意味を持たなくなり、何をもって私たちが美しいと判断するかという感覚そのものに影響を与えることになるだろう」

また、セレモニーのハイライト版も公開されており、こちらは記事末尾に掲載します。

豊田市美術館でのフランク・ロイド・ライト展の記念講演会の動画。監修者でワシントン大学教授のケン・タダシ・オオシマと、特別アドバイザーでライト財団副代表のジェニファー・グレイが登壇

豊田市美術館でのフランク・ロイド・ライト展の記念講演会の動画です。監修者でワシントン大学教授のケン・タダシ・オオシマと、特別アドバイザーでライト財団副代表のジェニファー・グレイが登壇しています。2023年10月21日に行われたもの。

「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」展、監修者ケン・タダシ・オオシマ氏と特別アドヴァイザーのジェニファー・グレイ氏による記念講演会を開催します。

講師:
ケン・タダシ・オオシマ氏(ワシントン大学建築学部教授 )
ジェニファー・グレイ氏 (フランク・ロイド・ライト財団副代表、タリアセン・インスティテュート・ディレクター)
*使用言語: 英語(逐次通訳あり)

妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる講演「環境と建築」の記録。東西アスファルト事業協同組合の主催で2023年2月に行われたもの

妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる講演「環境と建築」の記録が公開されています。東西アスファルト事業協同組合の主催で2023年2月に行われたものです。語られた作品の写真や図面なども掲載されています。

日建設計の大谷弘明による講演「組織で設計する」の記録。東西アスファルト事業協同組合の主催で2022年11月に行われたもの

日建設計の大谷弘明による講演「組織で設計する」の記録が公開されています。東西アスファルト事業協同組合の主催で2022年11月に行われたものです。

内藤廣の講演会の動画。自身の建築展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」の開催に合わせて2023年9月に行われたもの 坂茂による、ハーバード大学での講演「Balancing Architectural Works and Social Contributions」の動画。2023年9月に行われたもの

坂茂による、ハーバード大学での講演「Balancing Architectural Works and Social Contributions」の動画です。2023年9月に行われたものです。

(翻訳)
坂茂は1957年東京生まれる。アメリカで建築を学んだ後、1985年に東京で坂茂建築設計事務所を設立しました。現在、東京、パリ、ニューヨークに事務所を構えています。木、紙、竹を使った革新的な建築で知られる彼のデザインは、環境とエコロジカル・デザインへのこだわりと相まって、数々の賞を受賞し、世界中の著名な機関から常に高い評価を受けています。

1995年、NGO VAN(Voluntary Architects Network)を設立。建築家が社会のために何ができるかを自問自答し、30年近く世界中の戦争難民や被災地への支援活動に取り組んできました。様々な活動を続ける建築家・坂茂の原点、原動力、そして願いについて語ります。

(翻訳)
Shigeru Ban was born in Tokyo in 1957. After studying architecture in the United States, he established Shigeru Ban Architects in Tokyo in 1985. He currently has offices in Tokyo, Paris, and New York. Known for his innovative architecture using wood, paper, and bamboo, his designs, coupled with his commitment to environmental and ecological design, have received numerous awards and constant recognition from prominent institutions around the world.

In 1995, he founded the NGO VAN (Voluntary Architects Network). Asking himself what architects can do to benefit society, he has been working for nearly 30 years to provide assistance to war refugees and disaster-stricken areas around the world. He will talk about the beginnings, driving force, and wishes of Shigeru Ban, an architect who continues various activities.

2023年のグッドデザイン賞の大賞を、山﨑健太郎デザインワークショップによる「52間の縁側」が受賞
2023年のグッドデザイン賞の大賞を、山﨑健太郎デザインワークショップによる「52間の縁側」が受賞西側外観 photo©黒住直臣

2023年のグッドデザイン賞の大賞を、山﨑健太郎デザインワークショップが設計した「52間の縁側」が受賞しています。アーキテクチャーフォトでは、この建築を特集記事として紹介しています。

バロッツィ・ヴェイガのインタビュー動画。スペインを拠点とし数々の国際的なアワードを受賞してきた建築家。2023年10月に公開されたもの

バロッツィ・ヴェイガへのインタビュー動画です。スペインを拠点とし数々の国際的なアワードを受賞してきた建築家です。2023年10月に公開されたもの。

(翻訳)
高い評価を得ているバロッツィ・ヴェイガ建築スタジオは、2004年にファブリツィオ・バロッツィとアルベルト・ヴェイガによってバルセロナに設立されました。同事務所は、すべてのプロジェクトにおいて、常に卓越性を基本目標として掲げてきました。その象徴的な文化的、都市的、教育的建築物によって、このスタジオは国際的な称賛を得ています。

バロッツィ・ヴェイガの建築ヴィジョンは、公共分野、民間分野の両方を包含しています。緻密な技術と考え抜かれたデザインが特徴で、彼らのプロジェクトは世界中の人々を魅了しています。リベラ・デル・ドゥエロ本部(2011年)、アギラスのインファンタ・エレナ公会堂(2011年)、シュチェチン・フィルハーモニック・ホール(2014年)は、建築界に消えない足跡を残したスペインチームの作品のほんの一部にすぎません。

イノベーションを強く志向するバロッツィ・ヴェイガは現在、スペイン、ベルギー、中国、ドイツ、イギリス、アラブ首長国連邦、アメリカなど、世界中で画期的なプロジェクトに取り組んでいます。その専門知識と建築的ヴィジョンが評価され、スタジオは権威あるシカゴ美術館のマスタープランを手がけることになりました。

バロッツィ・ヴェイガのデザインの力は、数々の賞を受賞するなど、広く評価を獲得しています。設立当初から、スタジオの専門知識は、アジャック・ヤング・カタロニア・アーキテクト賞(2007年)、バルバラ・カッポチン国際建築賞(2011年)、イタリア建築金賞(最優秀初作品賞)(2012年)、イタリア建築ヤング・タレント賞(2013年)、デザイン・ヴァンガード賞(2014年)といった権威ある賞で確認されています。

安藤忠雄による講義の動画「The architecture and life of Tadao Ando」。GREAT MINDSの制作で2023年8月に公開されたもの(日本語)

安藤忠雄による講義の動画「The architecture and life of Tadao Ando」です。韓国のGREAT MINDSの制作で2023年8月に公開されたものです。日本語で語られています。

(翻訳)
安藤忠雄という15歳の非都市部の少年は、地元の大工に触発されて建築家になることを夢見ていたが、その道のりは険しいものだった。大学の学位も専門的な訓練も受けていない人間である彼にとって、仲間から尊敬を集めるのは難しいことだった。

しかし、彼は決してあきらめず、旅を教室に、本を教科書にして独学で建築を学びました。彼の初期の作品である「住吉の長屋」は、日本の建築界で脚光を浴びました。人間の魂が宿る家づくりを夢見た安藤忠雄は、自然と建築と人間をつなぐ建築スタイルで「光の教会」や「水上の教会」を手がけ、世界的な注目を集めました。

そんなある日、直島という人けのない島を再生させるという話が舞い込んできた。そこで彼は、地中美術館やベネッセハウスミュージアムを建設し、ひっそりした島を新しい文化に生まれ変わらせた。

ダイナミックな建築家としてのキャリアのさなかに、膵臓がんという予期せぬ知らせが飛び込んできた。手術を乗り越えてからは、より一層仕事に打ち込むようになった。彼はいつか、自分が建築の知識を広げるために本を使ったように、子供たちが新しい方法で世界を見ることができるような子供図書館を作りたいと考えている。そうすることで、彼の夢である地球を中心とした哲学を実現したいと考えている。

西沢立衛と野口貴文の対談「人、建築、そして街並み」の動画。野口は東京大学教授で建築材料を研究

西沢立衛野口貴文の対談「人、建築、そして街並み」の動画です。野口は東京大学教授で建築材料を研究しています。2023年9月に公開されたものです。動画の制作は、一般社団法人生コン・残コンソリューション技術研究会です。

プリツカー賞の受賞歴もある日本を代表する建築家・西沢立衛先生をお招きして、「人、建築、そして街並み」をテーマに、建築と街についてのお話を伺いました。

乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同体による、京都市の「京都市立芸術大学 崇仁キャンパス」の動画。竣工した建築に加えて建設の様子なども収録

RINGフジワラボo+h吉村設計共同体による、京都市の「京都市立芸術大学 崇仁キャンパス」の動画です。竣工した建築に加えて建設の様子なども収録されています。

妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、ハンガリー・ブダペストの「新国立ギャラリー」のCG動画。国内最大規模の市民公園の中に建設

妹島和世+西沢立衛 / SANAAが設計を進めている、ハンガリー・ブダペストの「新国立ギャラリー」のCG動画です。国内最大規模の市民公園の中に建設されます。同公園内には、藤本壮介による「ハンガリー音楽の家」が先行して完成しています。

(翻訳)
リゲット・ブダペスト・プロジェクトの一環として、新国立ギャラリーは、プリツカー賞を受賞した建築家SANAA(Sejima and Nishizawa and Associates)の設計に基づき、ペトフイ・チャルノク・コンサート会場の跡地に建設されます。新美術館の建築家は、国際的な提出プロセスを経て選ばれました。最優秀デザインに選ばれた日本の建築家は、ヴァーロシュリゲットを占有する、インタラクティブで居心地の良い、しかもモダンな21世紀の建物を構想しました。日本の事務所は、すでにランスのルーブル美術館やニューヨークのニュー・コンテンポラリー・アート・ミュージアムなど、数々の優れた美術館建築を手がけています。

(原文)
As part of the Liget Budapest Project, the New National Gallery will be constructed based on the designs of Pritzker Prize-winning architects SANAA (Sejima and Nishizawa and Associates) on the former site of the Petofi Csarnok concert venue. The architects of the new museum were selected following an international tender process. For the winning design, the Japanese architects envisioned an interactive and welcoming, yet modern 21st century building to occupy the Varosliget. The Japanese firm already has a number of outstanding museum buildings to its name, including the new Louvre Museum in Lens and the New Contemporary Art Museum in New York.

清家清による、東京・大田区の住宅「私の家」(1954 年竣工) の見学ツアーが2023年9月より開始

清家清が設計した、東京・大田区の住宅「私の家」(1954 年竣工)の見学ツアーが2023年9月より開始されています。東京工業大学の建築学生がガイドするとのこと。2023年9月から試験公開が開始され、毎月1回限定で公開されるようです。

「私の家」は、建築家・清家清によって1954 年に建てられ、戦後の日本の住宅状況に対する清家清の挑戦を体現するものとして知られており、その価値から2015年に登録有形文化財として登録されています。

竣工から月日が経った今日、所有者様のご協力をいただき限定公開を行う運びとなりました。公開においては、建築学を学ぶ学生の実践活動の一環として、東京工業大学の建築学生による見学ツアーを開催いたします。

2023年9月より試験期間として無料公開を開始しました。

2023年 日本建築学会賞(作品)受賞者記念講演会の動画。魚谷繁礼・魚谷みわ子・柳室純、大西麻貴・百田有希・平岩良之、金野千恵が受賞作品について語る

2023年 日本建築学会賞(作品)受賞者記念講演会の動画です。魚谷繁礼・魚谷みわ子柳室純大西麻貴・百田有希・平岩良之、金野千恵が受賞作品について語っています。また、受賞者に加え、選考に関わった乾久美子小堀哲夫が参加したパネルディスカッションも収録されています。2023年7月27日に行われたものです。

<日 時> 2023年7月27日(木)18:30~20:40
記念講演:
 魚谷繁礼(前掲)、魚谷みわ子(前掲)、柳室純(前掲)
 大西麻貴(前掲)、百田有希(前掲)、平岩良之(前掲)
 金野千恵(前掲)

パネルディスカッション:
 講演者+
 乾久美子(横浜国立大学大学院Y-GSA教授/乾久美子建築設計事務所主宰/2023年日本建築学会賞選考委員会作品部会長)
 小堀哲夫(法政大学教授/小堀哲夫建築設計事務所代表/2023年日本建築学会賞選考委員会作品部会委員)

司 会:大森晃彦(建築メディア研究所代表/建築文化事業委員会委員)
    大草徹也(三菱地所設計代表取締役専務執行役員/建築文化事業委員会委員)

ノーマン・フォスターが、ポンピドゥー・センターでの自身の建築展「Norman Foster」を解説している動画。2023年7月に公開されたもの

ノーマン・フォスターが、ポンピドゥー・センターでの自身の建築展「Norman Foster」を解説している動画です。2023年7月に公開されたもの。展覧会の会期は、2023年8月7日まで。展覧会の公式ページはこちら

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