CTA|クリエイティブアーキテクツが設計した、ベトナム・ビエンホアの、中空レンガを使用した壁により、外部的な内部空間を備えた住宅「wall house」の写真と図面が35枚、archdailyに掲載されています。
以下は、プロジェクトを解説する動画。
remarkable archive
プロダクトラがメキシコ住宅局の依頼で設計した、メキシコシティ郊外の、大規模住宅開発地の公共空間を改善する為の公園「Urban Park in Tultitlan」の写真が7枚、dezeenに掲載されています。建築家のサイトには、その他の写真や図面なども掲載されています。
藤本壮介の設計で建設が進められている、群馬・前橋市の宿泊施設「SHIROIYA HOTEL」の写真です。藤本がtwitterに投稿したものです。
前橋、進行中のホテル白井屋プロジェクト。
丘に緑が生え始めて、建築とかランドスケープというより「巨大な生きもの」感が急激に出てきて、不思議な驚きがあった。
それは初めて見る何かだった。 pic.twitter.com/LzJ68lFHg3— Sou Fujimoto 藤本壮介 (@soufujimoto) July 6, 2020
こちらは施設の概要です。
◼️江戸時代創業「白井屋旅館」の歴史
明治初期には絹産業におけるイノベーションを興し日本近代化の先駆けとなった前橋、その街を江戸時代より彩ってきた旧宮内庁御用達「白井屋旅館」は森鴎外、乃木希典などの多くの芸術家や著名人に愛されました。しかしながら1970年代にホテル業へと転換するも、中心市街地の衰退とともに2008年に廃業を余儀なくされ、惜しまれながらも白井屋は江戸時代から続く300年の歴史に幕を下ろしました。◼️建築家 藤本壮介氏の手によって再生するSHIROIYA HOTEL
白井屋は取り壊しの危機にありましたが、2014年に前橋市の活性化活動「前橋モデル」を主導する田中仁財団の活動の一環として再生プロジェクトがスタートしました。全体のデザインと設計を手がけるのは建築家 藤本壮介氏、またレアンドロ・エルリッヒをはじめとする国内外の様々なクリエイターが賛同し、5年の歳月をかけ大改修と新棟建設が現在も行われています。今「めぶく」まちとして再び大きな変貌を遂げようとしている前橋の”まちなか”、その真ん中で、歴史と未来、グローバルとローカルが織りなす交点として白井屋ホテルは2020年夏に新たな歴史を刻み始めます。
アトリエ・オスロ(Atelier Oslo)とルンドハゲム(Lundhagem)の設計で完成した、ノルウェーの、スノヘッタ設計のオペラハウス横に建つ、建物中央にある吹き抜け空間と最上階が張り出した外観デザインが特徴的な図書館「new Deichmann main library」の写真と図面が15枚、dezeenに掲載されています。
ラインハウスが2019年に上海のお茶い愛好家の為に完成させた、中国のお茶文化に現代の美学を取り入れた茶室「Tingtai Teahouse」の写真と図面が12枚、dezeenに掲載されています。建築家のサイトにも写真が18枚掲載されています。

坂茂の設計で建設が進められている、愛知・名古屋市の、木質免震構造オフィスビル「タマディック名古屋ビル」です。クライアントの公式サイトはこちら。
株式会社タマディック(本社:東京都新宿区/愛知県名古屋市、英文社名:TAMADIC Co.,Ltd.)は、東海エリアの事業拠点である愛知県名古屋市において、新社屋『タマディック名古屋ビル』の建設に着手いたします。当ビルは、プリツカー賞を受賞した建築家・坂 茂(ばん しげる)氏の設計によるCLT(直行集成材)を活用した地上8階・地下1階の木質免震構造オフィスビルになり、2021年11月に竣工予定です。

SHARE 隈研吾のデザイン監修と鹿島建設の設計による、埼玉・所沢市の「角川武蔵野ミュージアム」が8月1日にプレオープン。隈研吾展が開催。
- 日程
- 2020年8月1日(土)–10月15日(木)

隈研吾のデザイン監修と鹿島建設の設計による、埼玉・所沢市の「角川武蔵野ミュージアム」が2020年8月1日にプレオープンします。プレオープン企画として展覧会「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」が開催されます。展示は完全事前予約制で2020年7月15日からでチケットを公式サイトから発売予定との事。
蔵野台地の地殻から隆起したようにダイナミックにそびえたち、見るものを圧倒する多面体の建築。世界的建築家の隈研吾が手掛けた「角川武蔵野ミュージアム」は図書館と美術館と博物館が融合する、他に類のない文化複合施設であり、これまで世界の美術館を多く手がけてきた隈の建築の中でも特に異彩を放っています。
この度、8月1日(土)のプレオープンに合わせて1Fの「グランドギャラリー」及び「マンガ・ラノベ図書館」、さらに2Fのカフェがオープンする予定です。まずは、グランドギャラリーにて開催される角川武蔵野ミュージアム竣工記念展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」の展示内容や展示方法など、その見どころの概要を、ここにご紹介いたします。
小堀哲夫が、自作の解説を通して、オフィスや学校の設計プロセス等を語っているインタビューが、shigotoba.netに掲載されています。図版もたくさん掲載されています。インタビューの後編はこちらに。
ヘルツォーグ&ド・ムーロンの設計で建設が進められてる、香港の美術館「M+」の最新の現場写真が47枚、archdailyに掲載されています。外装が仕上がりかかっています。
デイビッド・チッパーフィールドの設計で完成した、ドイツ・キュンツェルザウの、博物館・ホール・会議場などの複合施設「Carmen Würth Forum」の写真と図面が17枚、domuswebに掲載されています。
ピーター・ハイマール(Peter Haimerl)による、ドイツ・ハーゼルバッハの森の中にある、伝統的な農家の廃墟を、コンクリートの構築物を付加する独特のアプローチで改修した「house at schedlberg」の写真が13枚、designboomに掲載されています。archdailyで2008年に完成した改修プロジェクトや、2014年に完成したコンサートホールの写真を閲覧できますが、どちらも非常に独特な建築となっています。
フォレンジック・アーキテクチャーが、2011年に起こったトッテナムでの、警察による黒人男性(マーク・ダガン)射殺事件を検証するため、バーチャルリアリティを駆使した報告書を作成し公開しています。リンク先はdezeenです。警官の発砲時にダガンが銃を持っていた可能性があり、その銃が遺体から7m離れた草むらから発見されたことに関し、フォレンジック・アーキテクチャーは、ダガンが銃を7m先に投げることが不可能であったことを結論付けたとの事。この調査は、警察に対する損害賠償を求める民事訴訟の一環として、ダガン一家の弁護士に依頼され調査に協力したそうで、裁判が始まる前に、彼の家族は裁判外の和解に達したとの事。事件の日本語での説明はこちらに。フォレンジック・アーキテクチャーは、建築家・アーティスト・映像作家・ジャーナリスト・弁護士・科学者らで構成される調査機関で、2018年にはアート界の権威ある賞ターナー賞にノミネートされるなど各方面から注目を集めています。彼らの活動の日本語での紹介はこちらに。
以下は、その報告の動画。
カイアーノ・モルガド・アルキテクトス(Caiano Morgado Arquitectos)が設計した、ポルトガルの、周囲の屋根の色と地元のポートワインセラーの形を参照した外観が特徴的な集合住宅「General Torres 416」の写真と図面が9枚、dezeenに掲載されています。
スノヘッタが設計した、ノルウェー西部・ラスターの、ヨステダレン氷河を見下ろす高原に建つ観光客用キャビン「Tungestølen Hiking Cabin」の写真が、archdailyに掲載されています
SHARE 世田谷美術館が、内井昭蔵が1986年に完成させた同美術館を展示無しの状態で“建築自体”を見せる「作品のない展示室」展を開催。入館は無料
- 日程
- 2020年7月4日(土)–8月27日(木)
世田谷美術館が、内井昭蔵が1986年に完成させた同美術館を展示無しの状態で“建築自体”を見せる「作品のない展示室」展を開催します。会期は2020年7月4日~8月27日まで。
私たちは、これまでに経験したことのない大厄災の時を迎えています。
社会の隅々まで影響がおよぶなかで、世界中の美術館が、美術館本来の在り方を問い、展覧会等々の事業を見つめなおしています。予定していた展覧会も準備に支障が生じ、海外から作品を借用することがむずかしくなり、まったく将来の見通しが立てにくい状態です。
そのような現状を考慮して、このたび「作品のない展示室」を、虚心にご覧いただくことにいたしました。
世田谷美術館は、四季折々にさまざまな表情をみせる都立砧公園のなかに位置しています。砧公園は、春には桜が咲きほこり、夏は大きな木陰が涼風をまねき、秋は多彩な木々の紅葉を楽しめ、冬には時に素晴らしい雪景色につつまれることもあります。
1986年に開館した世田谷美術館は、建築家・内井昭蔵(1933- 2002)によって設計されました。そして、内井昭蔵は次の3つのことを、美術館設計の上でのコンセプトとしました。
「生活空間としての美術館」、「オープンシステムとしての美術館」、「公園美術館としての美術館」。
こうしたコンセプトに基づき設計された世田谷美術館には多くの窓があり、また来館者を迎えるのも正面玄関だけではありません。周囲の環境と一体化しようとする、とても開放的な建物になっています。美術館は単に収集し、保存し、展示するだけではなく、音楽、演劇といったパフォーマンスなど、さまざまなジャンルの総合化の機能も重要視される施設です。
実際に世田谷美術館では、開館以来、音楽会やダンス公演をはじめ、さまざまなプログラムを開催し、このたびの「作品のない展示室」でも、ギャラリーに「建築と自然とパフォーマンス」と題したコーナーを設け、これまでの活動の一端をご紹介いたします。
窓を通して砧公園の緑ゆたかな風景を眺め、可能ならば、自らの心のなかに、これまで見てこられた数々の展覧会の一齣でも想い浮かべてくだされば幸いです。特集「建築と自然とパフォーマンス」
開館以来30数年、当館はユニークな建築空間と館外の自然環境を活かしつつ、またそのときどきの展覧会に合わせて、音楽やダンスなどのパフォーマンスを数多く行ってきました。およそ400本に迫るそれらのパフォーマンスから約40本を選び、記録写真のスライドショーや記録映像を大きくプロジェクションしてお見せするほか、チラシなどのアーカイヴ資料もあわせてご紹介します。