remarkable archive

藤本壮介が最優秀者に選ばれた、青森・十和田市の「(仮称)地域交流センター」設計プロポの提案書が公開

藤本壮介が最優秀者に選ばれた、青森・十和田市の「(仮称)地域交流センター」設計プロポーザルの提案書がPDFで公開されています。また、審査講評はこちらのPDFにあります

(注)掲載した提案書は、設計者選定のための課題に対する提案であり、今後の設計業務における設計案ではありません。(via city.towada.lg.jp)

小嶋一浩+赤松佳珠子+大村真也 / CAtによる、宮城の「山元町役場庁舎」の写真
小嶋一浩+赤松佳珠子+大村真也 / CAtによる、宮城の「山元町役場庁舎」の写真 photo©japan-architects.com

小嶋一浩+赤松佳珠子+大村真也 / CAtによる、宮城の「山元町役場庁舎」の写真がjapan-architects.comに掲載されています

小嶋一浩+赤松佳珠子+大村真也 / CAtが設計した、宮城の「山元町役場庁舎」の写真が30枚、japan-architects.comに掲載されています。

谷口吉生の設計でオープンした、石川・金沢の「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」の写真
谷口吉生の設計でオープンした、石川・金沢の「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」の写真 photo©japan-architects.com

谷口吉生の設計でオープンした、石川・金沢の「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」の写真がjapan-architects.comに掲載されています

谷口吉生の設計でオープンした、石川・金沢の「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」の写真が31枚、japan-architects.comに掲載されています。開催中の展覧会「清らかな意匠 —金沢が育んだ建築家・谷口吉郎の世界—」の様子も閲覧できます。公式サイトもオープンしていて施設の情報を閲覧できます。
以下は、美術館公式の概要。

はじめに

金沢建築館は、建築・都市についてのミュージアムです。金沢の名誉市民第一号の建築家 谷口吉郎氏の住まい跡地に、吉郎氏の長男で、国際的に著名な建築家である谷口吉生氏の設計により建設されました。
当館は、展覧会をはじめ、講座や建築ツアーなどさまざまな活動を通じて、金沢から世界へ建築文化の発信拠点を目指しています。

コンセプト

①建築とまちづくりを考える

金沢には近世以来の多くの歴史的建造物と金沢21世紀美術館や鈴木大拙館などの現代建築がモザイクのように市街地に点在し、魅力ある建築文化が形成されています。金沢建築館は、美しい建築と美しいまちについて、市民とともに考えます。

②谷口吉郎氏・吉生氏の顕彰
吉郎氏は金沢育ちの建築家で、東宮御所の設計やその他建築界での数々の功績を認められて文化勲章を受章するとともに、金沢の景観まちづくりにも尽力した人物です。吉生氏は世界で活躍する一方で、金沢に鈴木大拙館などの設計を通して、金沢の新たな魅力を創出しています。また吉生氏は幼少期、金沢に疎開した経験があり、祖父と父から金沢の文化を教えられて育ったと語っています。このように「金沢が育み、金沢を育てた」建築家親子の建築思想を伝えていきます。

③洗練された建築意匠
常設展示室は、吉郎氏が設計した迎賓館赤坂離宮 和風別館「游心亭」の広間と茶室を忠実に再現した空間です。それを包み込む吉生氏の洗練された建築が、常設展示を一層際立たせます。このように、当館では建築家谷口親子の作品を同時に体感することができます。

④建築資料の保存・活用
金沢市に寄贈された谷口吉郎・吉生氏の資料を中心に建築アーカイブズの構築を目指します。

⑤世界に開かれた交流施設
国内外の建築をテーマとした博物館やアーカイブズ施設、吉生氏設計のニューヨーク近代美術館、東京や京都の国立博物館などの博物館との交流・連携を目指します。

「(仮称)豊田市博物館」設計プロポで、坂茂建築設計が設計者に特定

「(仮称)豊田市博物館」設計プロポーザルで、坂茂建築設計が設計者に特定されています。次点は隈研吾建築都市設計事務所でした。リンク先PDFには一次審査段階に残った事務所も掲載されています。計画案は掲載されていません。

槇文彦と谷口吉生の対談イベント「慶應建築の系譜」が開催

槇文彦と谷口吉生の対談イベント「慶應建築の系譜」が開催されます。2019年7月19日に、慶応大学日吉キャンパス 協生館2階 藤原洋記念ホールで開催。

日程:2019年7月19日(金) 16:30~(16:00開場)
場所:日吉キャンパス 協生館2階 藤原洋記念ホール
対象:どなたでも可(事前申込不要)

森田一弥建築設計事務所による、京都の住宅「銀閣寺前町の家」の写真

森田一弥建築設計事務所のウェブサイトに、京都の住宅「銀閣寺前町の家」の写真が18枚掲載されています。

京都市の銀閣寺への参道に近い、哲学の道に面した敷地に建つ住宅。周辺は塀や生垣に囲まれた住宅が並ぶ閑静な住宅地の一角にあたる。
「塀に囲まれた邸宅」という周辺地域に共有された配置を踏襲し、敷地の中央に長方形のボリュームを配置し、周囲に残った細長いスペースを庭として楽しめるような計画とした。
一階部分はできる限り明るく開放的な空間となるよう、コンクリートのコアとスチールのスレンダーな柱で支えられた構造として、障子を開ければどの方角にでも住宅を取り囲んだ庭を楽しめるようにしている。
開放的な一階から一転して、二階部分はごく限られた窓を持つ木造の空間である。階段を上った先にあるサンルームでは南側の哲学の道に対する眺望を確保しつつ、寝室では近隣の住宅から室内のプライバシーを守っている。

松島潤平が東大での講義用に制作し、SNSでも話題となった設計のプロセスの解説図を、より詳細に説明した記事「設計課題の取り組み方」

松島潤平が東大での講義用に制作し、SNSでも話題となった設計のプロセスの解説図を、より詳細に説明した記事「設計課題の取り組み方」がnoteにあります

松島潤平が東大での講義用に制作し、SNSでも話題となった設計のプロセスの解説図を、より詳細に説明した記事「設計課題の取り組み方」がnoteにあります。有料記事ですが分かりやすく明快に書かれていて非常に為になる内容だと思います。
以下は松島がtwitterに投稿して話題になった図です。

青木淳による、ギャラリー間での中山英之の建築展「, and then」に関する論考

青木淳が執筆した、ギャラリー間での中山英之の建築展「, and then」に関する論考が、美術手帖のサイトに掲載されています。

ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館キュレーター選定指名コンペで門脇耕三が選出。その他のコンペ参加者は、豊田啓介・馬場正尊・山梨知彦。

ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館キュレーター選定指名コンペで門脇耕三が選出されています

第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館キュレーター選定指名コンペで門脇耕三が選出されています。その他のコンペ参加者は、豊田啓介・馬場正尊・山梨知彦でした。
下記に各者の提案書のPDFを紹介します。

門脇耕三(明治大学理工学部建築学科准教授)
建築のリサイクル-モノと生産の循環をデザインする(PDF)

豊田啓介(株式会社ノイズ パートナー)
情報と環境と身体とその混淆 – Ghost out of the Shell(PDF)

馬場正尊(株式会社オープン・エー/Open A Ltd.代表取締役、東北芸術工科大学教授)
工作的都市 | IMPROVISATION CITY – 衰退の先の風景を探すために (PDF)

山梨知彦(株式会社日建設計 常務執行役員 設計部門プリンシパル)
切り離された建築 現代の過密な社会における暮らしと建築の問題

講評(PDF)

以下は、選出された門脇キュレーション展示の参加建築家等の紹介です。

日本館テーマ
「エレメントの軌跡――建築の生産の連鎖をデザインする」

日本館キュレーター
門脇 耕三(明治大学准教授・アソシエイツパートナー)

参加建築家:
長坂 常(スキーマ建築計画代表)
岩瀬 諒子(岩瀬諒子設計事務所代表)
木内 俊克(木内建築計画事務所代表)
砂山 太一(京都市立芸術大学専任講師・sunayama studio代表)
元木 大輔(DDAA代表)

参加デザイナー:
長嶋 りかこ(village®代表)

リサーチャー:
青柳 憲昌(立命館大学准教授)
樋渡 彩(近畿大学講師)

エディター:
飯尾 次郎(スペルプラーツ代表)

アドバイザー:
太田 佳代子(CCA「c/o Tokyo」キュレーター)

主催/コミッショナー
国際交流基金

藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京・世田谷区の住宅「弦巻の家」の写真

藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボのウェブサイトに、東京・世田谷区の住宅「弦巻の家」の写真と図面が14枚掲載されています。

夫婦と子供3人のための住居。
施主からの要望は「多様な居場所」がほしいということだった。間取りよりも空間の質についての話が多かったので計画の対話は楽しく進んだが、苦戦したのは日増しに難しくなるコストコントロールと制度的な制限との応答だった。都市計画で準防火地域に指定されていたため、3階建てになった段階で準耐火建築物になる。木造の準耐火建築物は非常にやっかいだ。柱や梁の架構を防火構造の板でラッピングする必要があり、「木造なのに木の架構を感じない」というどこかねじれた存在の建築になってしまう。地下階を設け地上2階建てに抑えることで準耐火を回避したり、鉄骨造や鉄筋コンクリート造にしたりと試行錯誤を繰り返したが、積算価格は上がっていくばかりで、結局3回設計をやり直した。周辺の街並みもそうした事情を反映してか、耐火ボードで覆われた3層の箱が建ち並ぶ。箱に閉じ共有領域を失った街は、同じ街に住んでいるという感覚も希薄になってしまう。どうしたものかと思案した結果、「庭の架構」をつくることを考えた。庭を2階レベルに浮かせて、それを架構で支える。庭の下階は、深い軒下の土間空間となり、駐輪場兼遊び場兼日曜大工の場所となる。2階ではランドリールーム兼サンルームが、3階からは子供室の小さなテラスがといった具合に生活のさまざまなシーンが庭に顔を出してくる。「庭の架構」とは生活を建築という入れ物から外に引き出す緩衝領域でもあり、同時に都市の風景を建築それぞれで完結させずに有機的に繋いでいく整流装置としても意図している。

構造家・佐藤淳へのインタビュー「エンジニアリングとは省略の技だ」

構造家・佐藤淳へのインタビュー「エンジニアリングとは省略の技だ」が、AGCのサイトに掲載されています。

大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、神奈川・葉山町の住宅「Haus-008」の写真

大室佑介アトリエ / atelier Ichikuのウェブサイトに、神奈川・葉山町の住宅「Haus-008」の写真が24枚掲載されています。

坂茂による、大分・竹田市の温泉利用型健康増進施設「クアパーク長湯」の写真

坂茂のウェブサイトに、大分・竹田市の温泉利用型健康増進施設「クアパーク長湯」の写真が13枚掲載されています。

クアパーク長湯は、クアハウスとクアレストラン、クアホテルからなる温泉利用型健康増進施設である。

クアハウスは、スキップフロア2 層の空間を1.8M の短い丸太を組み合わせた相互依存構造の大屋根で覆った温泉棟と、長さ約50M の歩き湯からなり、そこには従来の裸で入る温泉ゾーンと、男女そして外国人も楽しめる水着を着て入る温泉ゾーンを設けている。
温泉棟のエントランスからスロープ上がるとまず脱衣所にたどり着く。脱衣所から半階上がると裸ではいる温泉、半階下がると温泉の中に入って運動のできるクアハウスゾーンとなる。ここから芹川に沿って歩行浴ゾーンである歩き湯が始まる。歩き湯の周りには季節を感じられるランドスケープが施され、自然の中で温泉を楽しみながら健康増進を図れるようになっている。

クアレストランは木と再生紙からできた紙管で構成されている。施設全体の受付にもなっており、紙管の列柱がレストランとエントランスを緩やかに分けている。

クアホテルは周辺の風景に溶け込むようにコテージ形式としている。シングルタイプとツインタイプ(ロフト有り、ロフトなし)があり、どちらもペーパーハニカムパネルをヒノキ合板でサンドイッチしたフレーム(PHP)を連続させる構法を採用している。フレームの間はベッドや机、収納などに使い、空間を効率的に利用している。

BIGのNY事務所に勤務する日本人建築家が、担当した新事務所の改修のエピソードを綴った記事「建築事務所のいろいろ_働く場のデザイン」

BIGのNY事務所に勤務する日本人建築家が、担当した新事務所の改修のエピソードを綴った記事「建築事務所のいろいろ_働く場のデザイン」がnoteに掲載されています。

これまで色々なプロジェクトに携わってきた。住宅、美術館、オフィスビル、サッカースタジアム、場所もサイズも色々だ。

その中で一番大変だったプロジェクト、それは去年完成したBIGの新事務所だろう。もちろん設計デザインはBIGによるもの。たまたま一つのプロジェクトが終わった区切りのいい私に、担当の指令が下された。

新築でもなくただの改装なのに何が大変だったのか?と言われそうだが、いくら飛躍中のBIGと言え、大金を叩けたわけでもなく、低コスト、タイトスケジュールに加え、BIGのショーケースともなるビアルケや200人以上の建築家たちの「家」となる新事務所に求められる完璧さ。この重圧があった。

Bjarke Ingels Group (BIG), ニューヨークに勤務する建築家です。出世街道からは遠く離れた私だけれど、BIGをはじめ黒川紀章、スティーブンホールと建築事務所を渡り歩き、そこでの興味深く貴重な経験が私の最大の財産だと思っています。

インタビュー集『アーキテクトプラス “設計周辺”を巻き込む』のプレビュー(2)、豊田啓介・蔡佳萱・酒井康介(noiz)と齋藤精一(Rhizomatiks Architecture)
インタビュー集『アーキテクトプラス “設計周辺”を巻き込む』のプレビュー(2)、豊田啓介・蔡佳萱・酒井康介(noiz)と齋藤精一(Rhizomatiks Architecture)

ユウブックスから刊行されたインタビュー集『アーキテクトプラス “設計周辺”を巻き込む』をプレビューします。
第二回目のプレビューは、豊田啓介・蔡佳萱・酒井康介/noizのインタビュー「コンピューテーショナル・デザインを武器に、デザインと戦略を提供する」と、齋藤精一/Rhizomatiks Architectureのインタビュー「アートの手段を用いながら建築や都市のフレームワークを構築する」の一部を紹介します。

 本書はユウブックス の1作目『リノベーションプラス 拡張する建築家の職能』の続編です。

 「建築家の職能の拡張」を共通のテーマにしながらも、『リノベーションプラス』が「探求と生活の両立」であるならば、今作は「探求の延長にある領域で、フィーについて考える」に編集者の個人的な関心が移ったことも反映されました。

 具体的には設計業務を遂行するうえで、それをより良いものとするために自然と考察し、手掛けることになる領域、つまり建物のソフトの部分に関わってくる「企画」「リサーチ」「コンサルティング」といった、“設計周辺”に積極的に携わることの可能性を探っています。

 取材を通し、ソフト面でも提案した価値に見合う対価を得ること、それがアトリエ系設計事務所の置かれた経営状況をより良い方向に導き、ひいては設計者の地位の向上につながるのではと、建築家の方々には教えていただきました。

 もちろんそれらの領域への進出が仕事を取るための工夫、フィーについての試行錯誤、といった側面だけで行われているわけでは決してありません。
 多くが社会問題を解決し、またよりよい設計ができるような環境を整えたり、多様化する社会にプロジェクトを対応させたり、歴史文化やコミュニティに貢献する事業を生み出すなど、建築家らしい視点でより広く社会に良い影響を与える手法について深く考え、試みられています。
 ちなみに、いわゆる“上流工程”に建築家が関わることの意味とは何か、についても巻頭鼎談では熱く議論が交わされました。

 本書ではこのように、社会と同時に建築界に対し、建築家が“設計周辺”に職能を広げることへの可能性を探っています。

 ぜひご一読いただけましたら幸いです。

MVRDVが、ファサードの既存レンガを、ガラス製レンガに置き換える操作で2016年に改修を行ったシャネルの店舗が、エルメスの店舗として再オープン

MVRDVが、ファサードの既存レンガを、ガラス製レンガに置き換える操作で2016年に改修を行ったシャネルの店舗が、エルメスの店舗として再オープンしたそうです。MVRDVがインスタグラムの写真を投稿しています。2016年完成当時の写真はこちらで閲覧可能です。

この投稿をInstagramで見る

Crystal Houses, our Amsterdam store design that received international acclaim upon its opening in 2016, has re-opened with a new tenant and a façade which is finally as open as originally intended 💎 The project’s jewel-like façade was proposed as a way for Amsterdam to be home to distinctive, upmarket flagship stores without compromising the city’s historical character. Located on the high-end shopping street PC Hooftstraat, Crystal Houses initially hosted a temporary store for Chanel, but it has now been renovated and re-opened for French luxury brand Hermès. Swipe to see more! • • • #mvrdv #architects #project #awardwinning #crystal #houses #crystalhouses #architecture #hermes #store #shop #amsterdam #PCHooftstraat #fashion #brand @hermes 📸 @dariascagliola and Stijn Brakkee

MVRDVさん(@mvrdv)がシェアした投稿 –

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。