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廣部剛司建築研究所が設計した、静岡・伊東市の別荘「PHASE DANCE」の写真が25枚、japan-architects.comに掲載されています。
廣部剛司建築研究所が設計した、静岡・伊東市の別荘「PHASE DANCE」の写真が25枚、japan-architects.comに掲載されています。
岸和郎+K.ASSOCIATES/Architectsのウェブサイトに、京都・左京区の大学施設「京都造形芸術大学 望天館」の写真が25枚掲載されています。
京都造形芸術大学の前身は旧京都芸術短期大学であり1977年に創立された。その短大創立時の本部棟として建設されたのが、この建築と同じ場所に建っていた旧望天館であり、煉瓦タイルの外装が特徴的な三階建のその建築は過去の卒業生の記憶に現在でも鮮明に残っている。
学園創立時の旧望天館は本部棟として大学事務組織が主に使用していたが、時代の流れとともに事務組織は別の教室棟内に移動し、教室などと同居するようになっていった。その本部機能をあらためてこの同じ場所に集約し望天館を本部棟として再生すること、さらにその屋上を広場として整備し学生たちにとっても中心となるような場を提供すること、このどちらの意味でも大学の中核施設として構想されたのがこの建築である。旧望天館は京都東山三十六峰の一つである瓜生山山麓の斜面に拡がる大学キャンパスの中央、高さ約10m弱の擁壁の上に建っていたが、今回の計画はその擁壁部分そのものを建築化し、屋上を空中庭園化することで南に建つ校舎棟の2階と北に建つギャラリー棟の屋上とを繋げ、緑の斜面地のキャンパスに新しい広場を創り出すこと、また擁壁が存在していた時代には上下に切断していた人の導線を新しく繋ぐような建築とすることが主題だった。
基本的には地下部分が3層、地上部分が1層の建築であるが、下のアプローチレベルからは最上階をセットバックさせることで可能な限り空に開いたアプローチとする。また屋上階ではギャラリー棟の屋上を広場として再生すると同時に一層上の屋上広場へと階段と水盤で繋ぐ。これまではこのキャンパスには無かった水平に視界の拡がる空中庭園としての広場をこの場所に提供する。
下階レベルから上階レベルまでを繋ぐ階段は内部空間4層を垂直に繋げる壁面に沿っており、その壁面を旧望天館のものに限りなく近い煉瓦タイルとし、導線をそれに沿って上を見上げながら登る一本の階段とすることで、旧望天館の煉瓦タイルの外壁とそれを見上げるような擁壁の存在というこの場所の二つの記憶をその同じ場所に残そうと考えた。
トラフが改修を手掛けた、大阪の「リーガロイヤルホテル メインロビー」の写真が16枚、トラフの公式サイトで公開されています。
国際的なイベントを多数控える大阪で、各国 V.I.Pの滞在先にもなるリーガロイヤルホテルのメインロビー改装計画。これを大阪から発信する機会ととらえ、顧客を迎える「顔」である1階メインロビーを改修することとなった。
リーガロイヤルホテルは、日本を代表する建築家、吉田五十八氏によって”日本の伝統美”を取り入れて設計され、竣工当時から高い評価を得ていたが、メインロビーは12年前に、当時とは異なるコンセプトで改装されていた。そこで、今回のリニューアルでは、設計当初の思想やホテルの歴史を紐解きながら、宝探しのように残すべきデザインを掘り起こしては、最新の技術やデザイン思想と融合させ、リデザインするかたちで現代に甦らせる計画とした。
床は竣工当時の大段通「万葉の錦」を、現代的に見えるよう倍の大きさの柄としながらも、葉脈は原画に見られた繊細さを表現した。また、柄が大きくなることを考慮して、暖色の葉を少し多めにするといった色調の調整もしたうえで、当初制作に関わった山形の老舗オリエンタルカーペットによる手刺しの段通を採用した。鳥模様の金蒔絵が施された柱にも現代に通ずる意匠的な価値を見出し、新たに照明を当てることで、そのデザインを際立たせる。
天井においても当初から残る金目地の格子柄を再現し、照明計画もLEDのグレアレスの照明によって、明るくかつ眩しさを抑えることで、滝の流れる奥のメインラウンジへと誘われるような空間を演出した。“大阪の迎賓館”として1935年に誕生したリーガロイヤルホテルが、時代ごとの先進性、文化価値に対する意識を持って、格調高く華やかな空間を作ってきた歴史を継承しながら、顧客を晴れやかに迎える空間を目指した。
オンデザインが設計した、神奈川大学の「まちのような国際学生寮」の内覧会が開催されます。開催日は2019年8月24日で要事前申し込み。詳細はリンク先でどうぞ。
<まちのような国際学生寮>内覧会のおしらせ
是非この機会にご覧頂き、コメント・感想など頂けると幸いです。日時 2019年8月24日(土)
1)13:30~ 2)14:30~ 3)15:30~ 4)16:30~
のうち、希望枠と名前・所属を info@ondesign.co.jp に
8/22迄にお送りください。(完全予約制です)先日行われた落成式の模様がこちらに紹介されています。
https://univpressnews.com/2019/07/25/post-3401/
会田友朗 / アイダアトリエのウェブサイトに、宮崎・都城市の、元ショッピングモールを改修した「都城市立図書館」の写真が掲載されています。
時代の波によって閉鎖した、かつてのまちの中心に建つショッピングモールを新しいまちの居場所として転用・再生した市立図書館。従来の図書館を拡張し、地域編集局、新しい検索機構も備え、新たな地域自治の拠点を目指す。既存の商業空間の特性を活かし、歩いて楽しい路地と専門店街をモチーフに市民誰もが安心して居られる公共空間を計画。地域の家具工業会と連携して開発したフレキシブルな展示が可能な木箱架を中心に、大空間にさまざまな機能を有した木製家具がパヴィリオンのように点在し、館内全体に多様な市民の居場所が生まれた。
篠原一男が1974年に完成させた長野・北軽井沢の「谷川さんの住宅」を、The Chain Museumが取得し公開イベントが行われることになったそうです。詳細はリンク先でどうぞ。
The Chain Museumの代表取締役社長は、遠山正道で、スープストックトーキョーやパスザバトンの立ち上げで知られる人物です。最近、オンデザイン・西田司との対談記事が公開されていてその中でもThe Chain Museumについて語られていました。
noiz・豊田啓介がtwitterで、レクチャーやワークショップに参加する前に意識して身につけるべきことを連続ツイートで語っていたのでまとめます。特に初学者が意識すべき内容だと思われます。
松本人志がNSCのサマースクールとか行かずに自宅でテレビ見ながら学べること死ぬほどあるだろとか言ってるの、その通りだよなあとか思ったり。普段松本さんがーみたいなのむしろ違和感持って見てるんだけど、これに関してはほんとそうとしか。
— 豊田啓介(ほっこり系)総研 (@toyoda_noiz) August 6, 2019
外部因子に何か新しい変化や追加要素、きっかけを求める気持ちも分からなくはないんだけれど、それが価値を持つのは自分の中で十分にいろんな蓄積があって、コップの上に表面張力で水があふれそうになってる時であって、コップの半分も水入ってないのに外部に成長のきっかけ求めても何も起きはしない
— 豊田啓介(ほっこり系)総研 (@toyoda_noiz) August 6, 2019
タトアーキテクツ / 島田陽建築設計事務所が設計した、京都・南区の映画館の内覧会が開催されます。開催日は2019年8月17日10:00~17:00。
皆様
日頃は大変お世話になっております。
この度、 京都市で設計監理しておりました映画館が完成をむかえます。
一時期は銀行として使われており、その後 会社のオフィスとして使われていた建物を
3スクリーンを擁する映画館にリノベーションする計画です。お施主様のご厚意により内覧会を開催させて頂く運びとなりました。
ご多忙とは存じますが足をお運びいただき、
忌憚のないご意見いただけましたら幸いです。
詳細な情報とその他の写真は以下に掲載します。
サーペンタインギャラリー公式の、石上純也によるサーペンタインパヴィリオンの様子とインタビューを収録した動画。インタビューは日本語で収録されています。
ピーター・ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎の連載エッセイの最新回でメルクリの増築計画をレビューした「コンクリートの石ころ」が公開されています。ペーター・メルクリの初期作品として知られるグラープスの住宅(1994年竣工)の増築後の様子をレビューしています。
オラファー・エリアソンに、テートモダンで始まった回顧展「In real life」について聞いているインタビューです。会場の様子も豊富に紹介されています。
青木淳が執筆した、乾久美子設計の「唐丹小学校/唐丹中学校/唐丹児童館」に関する論考「シン・ケンチク」が10+1websiteに掲載されています。
藤本壮介が最優秀者に選ばれた、青森・十和田市の「(仮称)地域交流センター」設計プロポーザルの提案書がPDFで公開されています。また、審査講評はこちらのPDFにあります。
(注)掲載した提案書は、設計者選定のための課題に対する提案であり、今後の設計業務における設計案ではありません。(via city.towada.lg.jp)
小嶋一浩+赤松佳珠子+大村真也 / CAtによる、宮城の「山元町役場庁舎」の写真がjapan-architects.comに掲載されています
小嶋一浩+赤松佳珠子+大村真也 / CAtが設計した、宮城の「山元町役場庁舎」の写真が30枚、japan-architects.comに掲載されています。
谷口吉生の設計でオープンした、石川・金沢の「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」の写真がjapan-architects.comに掲載されています
谷口吉生の設計でオープンした、石川・金沢の「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」の写真が31枚、japan-architects.comに掲載されています。開催中の展覧会「清らかな意匠 —金沢が育んだ建築家・谷口吉郎の世界—」の様子も閲覧できます。公式サイトもオープンしていて施設の情報を閲覧できます。
以下は、美術館公式の概要。
はじめに
金沢建築館は、建築・都市についてのミュージアムです。金沢の名誉市民第一号の建築家 谷口吉郎氏の住まい跡地に、吉郎氏の長男で、国際的に著名な建築家である谷口吉生氏の設計により建設されました。
当館は、展覧会をはじめ、講座や建築ツアーなどさまざまな活動を通じて、金沢から世界へ建築文化の発信拠点を目指しています。
コンセプト
①建築とまちづくりを考える
金沢には近世以来の多くの歴史的建造物と金沢21世紀美術館や鈴木大拙館などの現代建築がモザイクのように市街地に点在し、魅力ある建築文化が形成されています。金沢建築館は、美しい建築と美しいまちについて、市民とともに考えます。
②谷口吉郎氏・吉生氏の顕彰
吉郎氏は金沢育ちの建築家で、東宮御所の設計やその他建築界での数々の功績を認められて文化勲章を受章するとともに、金沢の景観まちづくりにも尽力した人物です。吉生氏は世界で活躍する一方で、金沢に鈴木大拙館などの設計を通して、金沢の新たな魅力を創出しています。また吉生氏は幼少期、金沢に疎開した経験があり、祖父と父から金沢の文化を教えられて育ったと語っています。このように「金沢が育み、金沢を育てた」建築家親子の建築思想を伝えていきます。③洗練された建築意匠
常設展示室は、吉郎氏が設計した迎賓館赤坂離宮 和風別館「游心亭」の広間と茶室を忠実に再現した空間です。それを包み込む吉生氏の洗練された建築が、常設展示を一層際立たせます。このように、当館では建築家谷口親子の作品を同時に体感することができます。④建築資料の保存・活用
金沢市に寄贈された谷口吉郎・吉生氏の資料を中心に建築アーカイブズの構築を目指します。⑤世界に開かれた交流施設
国内外の建築をテーマとした博物館やアーカイブズ施設、吉生氏設計のニューヨーク近代美術館、東京や京都の国立博物館などの博物館との交流・連携を目指します。
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