アルベルト・カラチとTAX(Taller De Arquitectura X)が2016年に完成させた、メキシコの、コルビュジエのドミノシステムのコンセプトを熱帯地方に適応させた住宅「Zicatela」の写真が17枚、archdailyに掲載されています。
remarkable archive
ヴォルフガング・ティルマンスが、イギリスのオペラ・カンパニーのイングリッシュ・ナショナル・オペラとコラボした舞台美術の写真が16枚、theguardianに掲載されています。ティルマンスの写真が大胆に舞台の中で使用されています。ティルマンスの公式サイトにも写真があります。
MoMA(ニューヨーク近代美術館)で行われている建築展「Concrete Utopia: Architecture in Yugoslavia, 1948-1980」の会場で見所を二人のキュレーター(Martino StierliとVladimir Kulić)が解説している動画です。会期は2019年1月13日まで。展示の公式サイトはこちら。
レム・コールハースが、デジタル時代・出版物・政治・最近のカントリーサイドのプロジェクトについて語った講演の動画です。2018年11月30日に、ワールド・アーキテクチャー・フェスティバルで行われたものです。
World-renowned Dutch architect Rem Koolhaas has given the closing keynote at this year’s World Architecture Festival on November 30, 2018 at RAI Amsterdam. In one-hour discussion, Koolhaas was in conversation with Jeremy Melvin, Curator of World Architecture Festival.
The architect briefly talked about today’s digital age, publications, politics and his recent projects in countryside.
畑友洋による兵庫の住宅「円側の家」の、矢野紀行が撮影・制作した動画です。矢野はナカサ&パートナーズ出身の建築写真家で、弊サイトで紹介する建築家の作品を多数撮影しています。
以下は、畑による建築のコンセプトです(写真はこちらのページで閲覧可能です)。
密集市街地における小さな個人住宅。四周を建物に囲まれた谷間のような場所で、クライアントは、内と外の間にささやかでも豊かさを持った住まいを求めた。 そこで、改めて我が国の風土の中で、内と外の豊かな関係について考えてみた時、私の頭に真っ先に浮かんできたのは桂離宮であった。このようにして、この小さな住宅の設計は、私なりに桂離宮と向き合うことから始まった。 改めて桂離宮における内と外の関係について考察する中で、その豊かさに通じる多くの要因の中から、ひとまず以下の知見をまとめてみた。 ・雁行した平面構成により、内部は外部に対して多焦点的な関係を持っていることから、内部でのわずかな移動によりその都度風景が再編成されるような多様な関係性が生まれている。 ・また、このような雁行した平面構成は、外部に直接面する立面を保持しながら内部空間に緩やかな分節と連なりを両立し、空間に滞留と流動のリズムを生み出している。 ・居住域の中に離れを持つことで、母屋と離れそれぞれが相互に風景となり、外部空間の向こう側にピントが合う関係から、認識としての奥行きが生まれている。 ・軒の出を方位や内部機能に応じて調整し、内と外の緩衝性を調停している。 広大な庭を持つ桂離宮から抽出したこれらの知見を、密集市街地の小さな谷間で展開する方法を考える中で、思い切って桂の平面に切り込みを入れ、ぐるっと回転させて円環状に閉じるような形式であれば、内外の空間の関係性をコンパクトに折りたためるのではないかと考えた。 それは、奥行きの浅い縁側のような、内と外にまたがりその豊かな関係を取り結ぶことができるような場所が、円環状に連なり、立体的にもぐるぐると連続する、円側とでも呼べそうな新しい形式となった。 結果として、我が国ならではの内と外の豊かな関係性に根差した、市街地における新しい住居の可能性をささやかながらも示せたとすればうれしい。
乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同体による、「京都市立芸術大学及び京都市立銅駝美術工芸高等学校移転」の基本設計の概要が公開されています。計画案の図面や、CGパースがPDFで公開されています。
>基本設計 p1~9(PDF形式, 4.42MB)
>基本設計 p10~17(PDF形式, 5.26MB)
京都市立芸術大学(以下「京都芸大」という。)及び京都市立銅駝美術工芸高等学校(以下「銅駝美工」という。)は,明治13年に日本初の公立の絵画専門学校として創設された「京都府画学校」を起源とし,建学以来140年近くにわたり,国内外の芸術界や産業界で活躍する人々を輩出するなど,日本のみならず世界の文化芸術の発展に貢献してきました。
本市では,両校が世界へ向けてより一層の飛躍を果たすため,京都の玄関口である京都駅東部の崇仁地域へ移転整備するとともに,この地域が「文化芸術都市・京都」の新たなシンボルゾーンとなることを目指しています。
この度,「京都市立芸術大学及び京都市立銅駝美術工芸高等学校移転整備基本設計」をとりまとめましたので,概要についてお知らせします。
(via city.kyoto.lg.jp)
カーラ・フアサバ(Carla Juaçaba)のウェブサイトに、ブラジル・リオデジャネイロの、乳白色のトップライトに落ちる木々の影と、華奢な鉄骨の構造体が美しい住宅「Santa Teresa House」の写真と図面が17枚掲載されています。カーラは、architectural review誌の、2018年新進建築家アワードのウィナーに選ばれています(2014年のウィナーは、増田信吾+大坪克亘でした)。
同建築家のプロジェクトには、単管パイプを大規模に組み上げたパヴィリオンや、藤森照信やフォスターらも参加したヴェネチアビエンナーレ国際建築展2018年のチャペルなど興味深いプロジェクトが沢山。こちらでその他の作品も閲覧可能です。
ザハ・ハディド・アーキテクツの設計で建設が進められる、カタールの2022年W杯スタジアムの動画です。
ヘルツォーグ&ド・ムーロンの設計で建設が進められている、香港の「M+ ミュージアム」の現場動画です。美術館が公式に制作したもので、ジャック・ヘルツォーグとピエール・ド・ムーロンが現場を監理している様子なども登場します。
妹島和世へのインタビュー「バラバラに、でも柔らかく。 一緒にいるための建築をつくる。」がwiredに掲載されています。
MADによる、中国・北京の、歴史的建物を取り囲むように配置計画され、屋根が子どもたちの遊び場になっている幼稚園の画像が8枚、dezeenに掲載されています。2019年末の完成を予定しているそう。
アルキテクトニカが設計した、アメリカのマイアミ大学の、コンクリート製の屋根と壁が緩やかにカーブするようすがおおらかさを感じさせる新施設の写真が11枚、dezeenに掲載されています。
BIGとへザウィック・スタジオの設計で建設が進められている、カリフォルニアのGoogle新本社を空撮した動画です。こちらで2017年3月に公開された建物のCG画像を見ることができます。
MVRDVによる、インドの、板状のヴォリュームが折れ曲がる事で中庭をつくり、高さが一定でないことも外観の印象に寄与している約1000戸の集合住宅「future towers」の写真が33枚、designboomに掲載されています。
フランク・ゲーリーの設計で外観がほぼ完成している、フランスのリュマ・アルル財団の為の新施設の写真が6枚、dezeenに掲載されています。アルミを使用した外観で光を鈍く反射した夜景の写真がきれいです。リュマ・アルル財団は、アートコレクターのマヤ・ホフマンが設立したものだそう。
カーン・アーキテクテンのウェブサイトに、ベルギーの、ミニマルなデザインと巨大なスケール感が、その場に必要な雰囲気を醸し出している火葬場「Crematorium Siesegem」の写真などが23枚掲載されています。