三重大学教授の富岡義人による講演「ライトの建築ーその造形と思想のありか」の動画です。豊田市美術館でのフランク・ロイド・ライト展の関連イベントとして2023年12月に行われたものです。
「フランク・ロイド・ライト−世界を結ぶ建築」関連イベントとして、三重大学教授で、フランク・ロイド・ライトの主著『自然の家』の訳者でもある富岡義人氏による講演会を開催します。
ライトが近現代の建築に及ぼしたもの、その本当の価値を、造形と思想の両面から解説していただきます。
三重大学教授の富岡義人による講演「ライトの建築ーその造形と思想のありか」の動画です。豊田市美術館でのフランク・ロイド・ライト展の関連イベントとして2023年12月に行われたものです。
「フランク・ロイド・ライト−世界を結ぶ建築」関連イベントとして、三重大学教授で、フランク・ロイド・ライトの主著『自然の家』の訳者でもある富岡義人氏による講演会を開催します。
ライトが近現代の建築に及ぼしたもの、その本当の価値を、造形と思想の両面から解説していただきます。
建築写真家のイワン・バーンの講演の動画です。自身のヴィトラ・ミュージアムでの展覧会のオープニングイベントとして2023年10月に行われたもの。後半には、建築家のリナ・ゴッドメとマニュエル・ヘルツが参加した鼎談も収録されています。
アーキテクチャーフォトでは、バーンの展覧会を特集記事として掲載しています。
(翻訳)
イワン・バーンは、今日の建築と建設環境を撮影する写真家の第一人者の一人です。展覧会「Iwan Baan: Moments in Architecture」展のオープニングでは、彼の創作過程についての洞察が披露されました。建築家のリナ・ゴッドメ、マニュエル・ヘルツとともに、激動する世界における建築とアーバニズムについて、そして写真がこの世界をどのように描き、影響を与えることができるかについて議論しました。このトークは、展覧会のキュレーターであるメア・ホフマンがホスト役を務めました。(原文)
Iwan Baan is one of today’s leading photographers of architecture and the built environment. During the opening of the exhibition “Iwan Baan: Moments in Architecture”, he offered insights into his creative process. Together with architects Lina Ghotmeh and Manuel Herz, he discussed architecture and urbanism in a world in upheaval – and about how photography can depict and influence this world. The talk was hosted by Mea Hoffmann, curator of the exhibition.
バルクリシュナ・ドーシへのインタビュー動画「What is Architecture?」です。2018年のプリツカー賞受賞建築家にコルビュジエの話や自作について聞いた内容です。M+の制作で2023年12月に公開されたものです。ドーシは、2023年1月に95歳で亡くなりました。動画は英語字幕付です。
(翻訳)
故バルクリシュナ・ヴィタルダス・ドーシ(1927-2023)は、20世紀を代表するインド人建築家のひとりです。2018年プリツカー建築賞を受賞したドーシは、建築をダイナミックに進化する実践として捉え、生活を豊かにし、変革する可能性を持ち、物理的な形だけでなく、その中に埋め込まれた根本的なアイデア、意図、意味についても表現する手段を提供しました。スイス系フランス人の建築家、都市計画家、デザイナーであるル・コルビュジエの指導を受け、ドーシは自分の建築活動に対する緻密なアプローチを培いました。2人はアーメダバードのミルオーナー協会のプロジェクトや、インドのチャンディーガルの都市計画と設計で協力することになりました。
ドーシが手がけた注目すべき設計のひとつに、アーメダバードにある学術機関CEPTのキャンパスがあります。キャンパスは、自然換気を促進し、堂々としたドアのない自由な空間を作ることで交流を育むように設計されました。キャンパスデザインに自然を取り入れるというドーシの献身は、敷地内の隅々まで樹木を配置したことに示されています。このキャンパスについて、ドーシはこう語っています。「敷地内には30~40本のマンゴーの木がありましたが、ニームの木に植え替えました。グアバの木もありました。私は、学生たちが昼食にその果物を食べることを想像していました。庭にいるような気分になるべきです。人々は木に登るべきです」
ドーシのデザインに対するユニークなアプローチは、芸術家M.F.フセインの作品を収めた地下ギャラリー、アムダバド・ニ・グーファにも表れています。このプロジェクトで、ドーシは伝統を否定し、流動性を受け入れ、光、形、構造が融合する体験的空間を作り出しました。アムダバド・ニ・グーファのデザインは、地下の洞窟や階段井戸からインスピレーションを得ており、ドーシはここで反射光を用いてソフトで優美な輝きを生み出し、彼のデザインにおいて光が中心的な役割を担っていることを強調しています。
ドーシは、建築とは単なる厳格な定義以上のものだと考えています。彼の考えでは、建築とは空間、光、ボリュームを混ぜ合わせたシンフォニーなのです。そのデザインの方法によって、彼は自然と建築の間につながりを築き、生命そのものとのつながりを表現し、人間の経験の媒体としての役割を果たしているのです。
デヴィッド・チッパーフィールドのプリツカー賞(2023年)授賞式の動画です。2023年5月にギリシャ・アテネで行われたものです。アーキテクチャーフォトでは、チッパーフィールドの代表作品の写真と受賞時のリリーステキストを特集記事として紹介しています。
(翻訳)
プリツカー賞45周年を記念したこのドキュメンタリービデオには、5月24日にアテネの古代アゴラで開催された授賞式で、2023年受賞者のデイヴィッド・チッパーフィールド、マレヴァ・グラボウスキー、ハイアット財団会長のトム・プリツカー、審査委員長で2016年受賞者のアレハンドロ・アラヴェナが行ったスピーチが収録されています。ビデオには、過去にプリツカー賞を受賞したラファエル・モネオ(1996年)、ノーマン・フォスター(1999年)、ラファエル・アランダ、カルメ・ピジェム、ラモン・ヴィラルタ(2017年)、イヴォンヌ・ファレルとシェリー・マクナマラ(2020年)、アンヌ・ラカトンとジャン=フィリップ・ヴァッサル(2021年)、フランシス・ケレ(2022年)と、審査員のバリー・バーグドール、デボラ・バーク、スティーブン・ブレイヤー、アンドレ・コレア・ド・ラゴ、妹島和世(2010年受賞者)、ベネデッタ・タリアブーエ、ワン・シュウ(2012年受賞者)、そしてマヌエラ・ルカ=ダジオ事務局長のコメントが収録されています。
デヴィッド・チッパーフィールドはこう述べています。
「より良く、より美しい世界は、環境と平等という課題に焦点を当てなければならない。 これらの課題とは無関係に達成された建築は、あまり意味を持たなくなり、何をもって私たちが美しいと判断するかという感覚そのものに影響を与えることになるだろう」
また、セレモニーのハイライト版も公開されており、こちらは記事末尾に掲載します。
建築家の千葉学と西澤徹夫の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第9回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信されています。
其々が選んだ、アルド・ファン・アイク、吉村順三、OMA、香山アトリエ/環境造形研究所の作品の写真を題材に、建築と写真の関係性や可能性を議論しています。視聴申込期間は、2024年1月15日(月)まで。また、本記事では、テーマとなった写真と語られた内容のキーワードも掲載します。【ap・ad】
LIXILと「新建築住宅特集」は、これまで「穴が開くほど見る──建築写真から読み解く暮らしとその先」と題し、名作住宅の建築写真を隅々まで掘り下げて読み取る企画を展開してきました。
1枚の写真から時代背景、社会状況、暮らし、建築家の思いなど、読み取る側の想像も交えながら細部まで紐解くことで、時代を超えた大切なものを見つめ直し、未来に向けた建築のあり方を探ります。
今回は、「新建築住宅特集」23年12月号に掲載された、本企画 第9回目の千葉学氏と西澤徹夫氏の対談動画を、期間限定で配信いたします。ぜひご登録のうえ、ご視聴ください。
(2023年10月23日 東京都港区 堀ビルにて収録)
千葉学が語る自身の学生時代(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)
1982年に建築学科に入学 / 入学時はポストモダンの全盛期の頃 / ポストモダンの建築には心が動かなかった / 雑誌を読み込むというより実際に見に行っていた / 写真と体験した空間が大きく違っていた / 写真は信用できないとおもっていた / 建築を理解する為に図面のトレースを行っていた / その他
西澤徹夫が語る自身の学生時代(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)
課題と課題の合間に図書館で雑誌のバックナンバーを見ていた。 / ぼくらの世代はナチュラルボーンポストモダニスト / 理論から入るというよりも新しい表現を探していた / レファレンスを探す為にひたすら見ていた / 図面を読む訓練を意識的にしていた / 図面を見てパースをスケッチしていた / その他
豊田市美術館でのフランク・ロイド・ライト展の記念講演会の動画です。監修者でワシントン大学教授のケン・タダシ・オオシマと、特別アドバイザーでライト財団副代表のジェニファー・グレイが登壇しています。2023年10月21日に行われたもの。
「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」展、監修者ケン・タダシ・オオシマ氏と特別アドヴァイザーのジェニファー・グレイ氏による記念講演会を開催します。
講師:
ケン・タダシ・オオシマ氏(ワシントン大学建築学部教授 )
ジェニファー・グレイ氏 (フランク・ロイド・ライト財団副代表、タリアセン・インスティテュート・ディレクター)
*使用言語: 英語(逐次通訳あり)
MVRDVのヴィニー・マースの講演の動画です。RIBAとVitrAの主催で2023年6月に行われたもの。
(翻訳)
今年の講演は、国際的に著名な建築家、都市計画家、ランドスケープアーキテクトであり、オランダのプラクティスMVRDVの共同設立者でもあるウィニー・マース氏によるもの。これは、2023年6月22日にロンドンのポートランド・プレイス66で開催されたライブイベントの録画です。
講演の中でマースは、建築がいかに物理的な形を超え、人々の間に新たなつながりや相互作用を生み出すツールとなるかを探求し、デザインの選択がいかに私たちの空間体験を形成し、私たちの振る舞いに影響を与えるかを掘り下げ、思慮深い建築がいかにコミュニティ、コミュニケーション、創造性を育むことができるかを示した。
(原文)
This year’s talk was given by internationally renowned architect, urbanist, landscape architect, and co-founder of the Dutch practice MVRDV, Winy Maas.This is a recording of a live event that took place at 66 Portland Place, London on 22 June 2023.
In his lecture, Maas explores how architecture transcends physical forms and becomes a tool for creating new connections and interactions between people, delving into the ways in which design choices can shape our experiences of space and influence our behaviours, showing how thoughtful architecture can foster community, communication, and creativity.
内藤廣の講演会の動画です。自身の建築展「建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」の開催に合わせて2023年9月に行われたもの。
青木淳と西澤徹夫らが登場する動画「京都市美術館リニューアル事業記録映像」です。設計プロセス等の解説に加えて施工現場と竣工後の様子等も紹介されています。
京都市美術館では、2020年に国内の文化施設では他に例の無い大規模改修が行われました。本映像は3年間のリニューアル工事期間中の様子と共に、新しい建物の構想と設計過程について、設計者の青木淳、西澤徹夫が語り、さらに89年に及ぶ当館の歴史の紹介、そこから影響を受けた現代の作家たちへのインタビューにより構成されています。
「京都市美術館リニューアル事業記録映像」
収録期間:2017-2020年
出演:中谷至宏、潮江宏三、青木淳、西澤徹夫、森口邦彦、植松奎二、森村泰昌、児玉靖枝、やなぎみわ
インタビュアー:中谷至宏、岸本康
映像制作:Ufer! Art Documentary
監督:岸本康
第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示「愛される建築を目指して―建築を生き物として捉える」の報告会の動画です。大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美・森山茜・水野太史・土井亘が参加して2023年8月26日に行われたものです。アーキテクチャーフォトでは展示の様子を特集記事として紹介しています。
国際交流基金(JF)は、第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示(開催期間:2023年5月20日~11月26日)の報告会を実施いたしました。展覧会が実現するまでの歩みや、日本館を通して実践された「愛される建築」の内容について、キュレーションチームと出展作家が語ります。
***
本年の日本館では、建築家の大西麻貴氏がキュレーター、建築設計事務所o+hの共同代表である百田有希氏が副キュレーターを務めており、建築家・吉阪隆正が手がけた日本館にスポットを当てた展覧会「愛される建築を目指して―建築を生き物として捉える」を開催しています。テキスタイルデザイナー、窯業家、デザイナー、編集者、金工、アニメーターといった専門性の異なるチームメンバーが、吉阪が設計した日本館建築そのものを展示物と捉え、大西、百田の両氏が長年にわたり取り組んできたテーマ「愛される建築」を実践しました。
登壇者:
大西 麻貴(建築家、o+h共同代表)
百田 有希(建築家、o+h共同代表)
原田 祐馬(デザイナー、UMA/design farm代表)
多田 智美(編集者、MUESUM代表)リモート:
森山 茜(テキスタイルデザイナー・アーティスト)
水野 太史(建築家、窯業家、水野製陶園ラボ代表)
土井 亘(dot architects)
建築写真家イワン・バーンの、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムでの展覧会「Iwan Baan: Moments in Architecture」の会場の動画です。また、バーンによるコメントも収録されています。アーキテクチャーフォトでは会場の様子などを特集記事として公開しています。会期は2024年3月3日まで。展覧会の公式ページはこちら。
(翻訳)
現在開催中の展覧会「Iwan Baan: Moments in Architecture」をご紹介します。オランダ人写真家イワン・バーンと展覧会キュレーターのメア・ホフマンが、バーン作品の初の大規模回顧展について語ります。この展覧会は、21世紀初頭における世界の建築のパノラマ、都市と社会の文脈のパノラマ、そして建築を利用する人々のパノラマを描き出すことで、写真家の広い視野を反映しています。(原文)
A look inside our current exhibition “Iwan Baan: Moments in Architecture”! In the film, Dutch photographer Iwan Baan and exhibition curator Mea Hoffmann give insights into the first major retrospective of Baan’s oeuvre. The exhibition reflects the photographer’s wide scope by drawing up a panorama of global architecture in the early twenty-first century, of its urban and social contexts, and of the people who use it.
以下に、会場写真とリリーステキストの翻訳も掲載します。
テキスタイルデザイナー森山茜の作品制作に密着したドキュメンタリー動画です。
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館での作品制作のプロセスやコメントを収録しています。動画の制作は岩本健太映像制作事務所。アーキテクチャーフォトでは、日本館の様子を特集記事として掲載しています。
坂茂による、ハーバード大学での講演「Balancing Architectural Works and Social Contributions」の動画です。2023年9月に行われたものです。
(翻訳)
坂茂は1957年東京生まれる。アメリカで建築を学んだ後、1985年に東京で坂茂建築設計事務所を設立しました。現在、東京、パリ、ニューヨークに事務所を構えています。木、紙、竹を使った革新的な建築で知られる彼のデザインは、環境とエコロジカル・デザインへのこだわりと相まって、数々の賞を受賞し、世界中の著名な機関から常に高い評価を受けています。1995年、NGO VAN(Voluntary Architects Network)を設立。建築家が社会のために何ができるかを自問自答し、30年近く世界中の戦争難民や被災地への支援活動に取り組んできました。様々な活動を続ける建築家・坂茂の原点、原動力、そして願いについて語ります。
(翻訳)
Shigeru Ban was born in Tokyo in 1957. After studying architecture in the United States, he established Shigeru Ban Architects in Tokyo in 1985. He currently has offices in Tokyo, Paris, and New York. Known for his innovative architecture using wood, paper, and bamboo, his designs, coupled with his commitment to environmental and ecological design, have received numerous awards and constant recognition from prominent institutions around the world.In 1995, he founded the NGO VAN (Voluntary Architects Network). Asking himself what architects can do to benefit society, he has been working for nearly 30 years to provide assistance to war refugees and disaster-stricken areas around the world. He will talk about the beginnings, driving force, and wishes of Shigeru Ban, an architect who continues various activities.
ノーマン・フォスターへのインタビュー動画「我々には力がある。そして私たちはそれを使うべきなのだ」です。ルイジアナ美術館の制作で2023年10月に公開されたものです。
(翻訳)
現代のアイコンの一人、ノーマン・フォスターが、この世界における建築家とデザイナーの重要な役割と、それが直面する課題について語ります。「都市は、富、技術革新、繁栄、そして人生におけるあらゆる良いものを生み出す源です」フォスターは、人間と社会的動物としての私たちの性質の間にある複数のつながりと相互依存を強調しています。「都市は実に2つの要素から成り立っています。ひとつは個々の建物です。もうひとつはインフラストラクチャーです。つまり、コネクション、公共スペース、橋、地下鉄、港、港湾、空港などです。インフラストラクチャーは、個々の建物を結びつける都市の接着剤と言えます。そして、デザインの専門性は、建築とインフラのミックスに完全に統合されています。この意味で、私たちは未来への鍵を握っているのです」
(原文)
Meet one of the icons of our time, Norman Foster, who reflects on the vital role of architects and designers in our world and the challenges it faces.“Cities are the generators of wealth, of innovation, of prosperity, of all the good things in life.” Foster emphasises the multiple connections and interdependencies between humans and our nature as social animals. “The city is really two elements. It’s the individual buildings. But it’s also the infrastructure – the connections, the public spaces, the bridges, the subways, the portals, the harbours, the airports. The infrastructure is the urban glue that binds the individual buildings together. And the design professions are totally integrated into that mix of buildings and infrastructure. So, in this sense, we hold the key to the future.”
メールマガジンでも最新の更新情報を配信中