SHARE 建築家の連勇太朗・金野千恵・上野有里紗による鼎談「今、空間・建築にできること/できないこと」の動画が、LIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が自身の教育背景や現在進行中の実践からの学びを“生きた言葉で”共有する内容
- 日程
- 2022年9月1日(木)–9月30日(金)
建築家の連勇太朗・金野千恵・上野有里紗による鼎談「今、空間・建築にできること/できないこと」の動画が、LIXILのウェブサイトで期間限定で無料配信されています。公開期間は2022年9月30日まで。其々が自身の教育背景や現在進行中の実践からの学びを“生きた言葉で”共有する内容となっています。【ap・ad】
社会と住まいの未来を考える「これからの社会、これからの住まい」企画鼎談
LIXILビジネス情報 連載コラム「これからの社会、これからの住まい 3|鼎談 2」は、聞き手の連勇太朗さん(建築家、CHAr)が、金野千恵さん(建築家、t e c o)、上野有里紗さん(建築家、ULTRA STUDIO)をゲストにお迎えしました。「今、空間・建築にできること/できないこと」と題する今回は、1980年代生まれの若手建築家たちが考え、切り拓く、これからの「建築」「まち」「場所」、そして社会のネットワークのなかでさまざまな課題とどのように向き合い解決していくか、その可能性について深く語り合いました。金野さんと上野さんのプロジェクトから見える、社会、住まいの未来について、ご一緒にお考えください。
(2022年7月4日 BASE(t e c o+畝森泰行建築設計事務所シェアオフィス)にて収録)
鼎談内で語られたキーワード(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)
この10年の社会的変化 / コロナ禍 / 社会の中の公平性を求める動き / ナショナリズム / 空間決定論 / 社会を変えていこうと思った時に建築でできることは沢山あるが、出来ない事も沢山ある。それをドライに自覚していくのが重要(連) / 日本は制度的に共生をつくろうとしている / 「春日台センターセンター」は地域課題を解決する寺子屋(金野) / 地域から立ち上がってきたコモンズ(金野) / 施主の記憶をコンテクストとする(上野) / ミースのスターコラムを根津の街に配置(上野) / 象徴的な形に興味がある(上野) / 春日台のプロジェクトに出会って次の日に大学を辞めた(金野) / 社会起業家はそれを目的とするより状況とのデイの中で始めることが多い(連) / 建築家は既存のビジネスモデルや仕事の仕方に捉われてチャンスを逃している(連) / 日本の教育は目的的、海外は探求型がある / イギリスの大学には必ずユニットトリップがある(上野) / 問題発見を促され探求の目が培われる(上野) / 短期間に多角的に物事をみようという視点(上野) / ロッジアの研究などでインタビューする中で文化の中で形が出てくるのが分かる(金野) / 街に開く事務所や小さくても場を運営する事務所が増えている / 事務所を公民館化する(連) / 事務所の前の空地に卓球台を置く(連) / 自分で体験したことを提案したい(金野) / 自分の事務所を実験場としている(金野) / 軽井沢で設計した小屋で自然の強さを実感した(上野) / 自主企画の展覧会で大量のフィードバックを得られた(上野) / スペキュラティブデザインの世界では展覧会が重要(連) / 展示はコミュニティに閉ざされがちなのが課題(連) / 建築は現代アートと比べると分かりやすいというフィードバックがあった(上野) / 探求型プロジェクトではアウトプットが建築にならないこともある(連) / アウトプットを自分たちの中でどう位置付けるか / 春日台以降は基本計画を請け負う事も増えている(金野) / プロジェクトの構造をつくるのに建築家は介入できる(金野) / 色々な切り口に建築家がコミットできる時代になっている(金野) / ネットワーク的世界観の中で建築をどう評価するか(連) / 大学の同級生は建築思考を使ったコンサルになっている人も多い(上野) / 社会に対する批評性をもった存在として建築家を目指し始めた(上野) / 建築プロジェクトは学ぶことの効率性が高い(連) / 機能的な用件の答えだけではないものを如何に作るかをいつも考えている(上野) / 建築家は学習者として優秀なポテンシャルをもっている(連) / 等々