堤庸策 / arbolによる、奈良の住宅「西松ヶ丘の家」

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堤庸策 / arbolによる、奈良の住宅「西松ヶ丘の家」

architecture, feature

all photos©下村康典

堤庸策 / arbolが設計した、奈良の住宅「西松ヶ丘の家」です。

自主性や創意のある子供を育てたい。広い庭で家庭菜園を楽しみたい。家族構成や趣味の変化に対応できる、許容力のある家に住みたい。そう考えて郊外に移転した施主の要望を、さまざまな工夫で叶えたのがこの家だ。その一つが1階のキッチンとダイニングの間にある作り付けのテーブル。ダイニングテーブルともキッチンカウンターとも違う、“家事テーブル”とでも呼ぶべきこの場所では家族がパン作りやアイロン掛けなどの家事を楽しみながらコミュニケーションをとる、家の中心になっている。

※以下の写真はクリックで拡大します

以下、建築家によるテキストです。

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空気が循環する包容力のある家

自主性や創意のある子供を育てたい。広い庭で家庭菜園を楽しみたい。家族構成や趣味の変化に対応できる、許容力のある家に住みたい。そう考えて郊外に移転した施主の要望を、さまざまな工夫で叶えたのがこの家だ。その一つが1階のキッチンとダイニングの間にある作り付けのテーブル。ダイニングテーブルともキッチンカウンターとも違う、“家事テーブル”とでも呼ぶべきこの場所では家族がパン作りやアイロン掛けなどの家事を楽しみながらコミュニケーションをとる、家の中心になっている。2階は将来、間取りを変更できるようにワンルームとした。天井は切妻屋根の勾配にあわせて斜めになっていて、家族をやさしく包む。1階のリビング・ダイニングの吹き抜けに面した内窓を開けると、家全体に一体感が生まれる。2階の階段上部には夫の書斎や子供の隠れ家に使えるロフトを設けた。とくに用途を定めない空間があることで暮らしに新しい風が吹く。東面には庭に出られる掃き出し窓と引き違い窓を設置。庭越しに景色を見渡せる。1階リビング・ダイニングの吹き抜け上部には北向き・南向きにそれぞれ三角形のフィックス窓を設けた。窓が高所にあるため外からは中の様子が見えず、内部からは空と緑が見通せる。住宅密集地にあってプライバシーを守りつつ、開放感が得られる。この地域は冬場の底冷えが厳しい。暖かく暮らせるよう、高気密高断熱の断熱材を採用した。さらにエアコンの冷気・暖気は室内だけでなく1階と2階の床下にも吹き出るようになっている。夏は床がひんやりと冷えて心地よく、冬には床暖房のように足元から暖まる。さらに、現在は義務化されている24時間換気システムに「第二種換気」を採用した。吸気の際に機械による強制換気を行い、排気は自然換気とする方式だ。この方式なら吸気時に機械フィルターで不純物を濾過し、よりクリーンな空気を取り込むことができる。どこにいても気持ちのいい風が通る家だ。

■建築概要
敷地面積:304.44 ㎡
建築面積:75.43 ㎡
延床面積:98.83 ㎡
1階床面積:61.70 ㎡
2階床面積:37.13 ㎡クライアント
夫婦+子1人所在地:奈良県生駒市西松ヶ丘
用途地域:市街化区域 第一種低層住居専用地域
構造:木造仕上
外部 外壁:角波ガルバリウム鋼板貼り
内部 床::無垢フローリング貼
壁:EP塗装仕上
天井:EP塗装仕上
工事期間:2017年1月-2017年7月
基本設計・現場監理:arbol
実施設計:arbol + はすいけ
施工:株式会社 木村工務店
外構:planta
照明:Ljus(リュース)
ダイニングテーブル製作:SITATE萬代製作所
黒皮鉄作家:aizara
ディスプレイ:SHABBY WORKS Inc.
撮影:下村康典


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