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堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」

2,082.84堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」

architecture|feature
arbol下村康典兵庫堤庸策大光電機大喜建設安積創庭店舗建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・床)
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典

堤庸策 / arbolが設計した、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」です。店舗の公式サイトはこちら。

姫路城近くの閑静な住宅地に、オープン4年目の移転先となる店舗のファサードデザインをしました。
店舗では定番商品「糀スムージー」をはじめ糀を使った食品などを主に手作り製造・販売(完全予約制)。

建築家によるテキストより

遥か昔より日本の歴史と共にある発酵文化。人類は、温度と湿度が一定した洞窟で保存食を口にしながら暮らしを営んでいた。どっしりとした洞窟の中で、さまざまなカタチの銅のキューブは菌が浮遊を連想する、この世に存在する目には見えない微生物たちが持つ大きなエネルギーをイメージした。

建築家によるテキストより

床・壁・天井のモルタルで覆われた空間に光り輝く銅板キューブが宙に浮いている様は、真っ暗な洞窟と洞窟から放たれる光の塊を彷彿させる。

洞窟と捉える空間の開口比率が1:2の近似値だった為、日本の伝統建築に見られるモデュール構成を採用。壁は縦横共に7分割し、どこか懐かしい日本の古き良き建築物の中で感じる佇まいをひっそりと表現した。
またモデュール毎に目地を入れた壁の一部は、バックヤードへの隠し扉になるよう配慮した。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典
堤庸策 / arbolによる、兵庫・姫路市の、食品店舗のファサード「co hareruya」 photo©下村康典

以下、建築家によるテキストです。


co hareruya「糀菌が浮遊する洞窟の中の醸成庫」

姫路城近くの閑静な住宅地に、オープン4年目の移転先となる店舗のファサードデザインをしました。
店舗では定番商品「糀スムージー」をはじめ糀を使った食品などを主に手作り製造・販売(完全予約制)。

co hareruya (コハレルヤ)の由来:「つながる、ともに」を意味する“co”、「賛美、感謝、心を合わせる」の“hareruya”を結びつけ、「ともに、ココロハレルように」という想いが込められている。

 
新たな店舗のコンセプト

「糀菌が浮遊する洞窟の中の醸成庫」

遥か昔より日本の歴史と共にある発酵文化。人類は、温度と湿度が一定した洞窟で保存食を口にしながら暮らしを営んでいた。どっしりとした洞窟の中で、さまざまなカタチの銅のキューブは菌が浮遊を連想する、この世に存在する目には見えない微生物たちが持つ大きなエネルギーをイメージした。

─────────────────

床・壁・天井のモルタルで覆われた空間に光り輝く銅板キューブが宙に浮いている様は、真っ暗な洞窟と洞窟から放たれる光の塊を彷彿させる。

洞窟と捉える空間の開口比率が1:2の近似値だった為、日本の伝統建築に見られるモデュール構成を採用。壁は縦横共に7分割し、どこか懐かしい日本の古き良き建築物の中で感じる佇まいをひっそりと表現した。
またモデュール毎に目地を入れた壁の一部は、バックヤードへの隠し扉になるよう配慮した。

商品の受け渡し口は、銅板の反射を利用し内側から柔らかな光を放つことで、壁に浮かぶ銅板のキューブの中に立つスタッフと、商品とへ自然と誘導的に目がいくようライティングを工夫した。日没後には自然光の光とはまた違った表情を浮かび上がらせる。

銅でできたクラフト感のあるキューブは植栽のカバーやベンチ、ペンダントライトと統一し、発酵のもとになる糀菌をダイナミックに表現した。

あらゆる銅の仕上げは、工芸品作家や精密機械が作り出す巧妙さとは違い、熟練の板金職人の手により、クラフト感を出している。全体的に緊張感のある中にも、どことなく手仕事での優しさと丁寧さは、糀作りにも通じるものがあり、共に暮らしの中で大切に繋ぎ伝えていきたい文化である。

神代の古そしてまだ見ぬ未来へとタイムスリップするように、四季の移ろいや月の満ち欠けを愉しむように、訪れる人々が、宇宙・自然に浮遊する糀菌に想いを馳せ、自然から送られた命の恵みが循環し、人々が健やかな暮らしを送れることを祈る。

─────────────────

[プロジェクトの設計監理プロセスとバックグラウンド]

この度のコロナ禍で、旧来の常識を一つ一つ見直して新しい働き方の挑戦となるプロジェクトとなりました。まずは以前は設計事務所としては決して美徳とされない事にチャレンジさせて頂きました。

1、現場への頻度
現場へは最初と最後だけ出向きました。

2、作図について
基本設計から工事監理まで一貫してリモートワーク且つ、施工者が基本設計から施工図まで作図する事により、本来必要な建築設計事務所の作図人件費の削減と、設計事務所と施工会社での作図意図の深い理解を目指した。
この様な流れから、心あるプロジェクトに身をおきながらも、設計者自身が(設計事務所という)場所に囚われない生き方を、今後もっと実現できる足掛かりとなるようこれからも精進いたします。

■建築概要

所在地:兵庫県姫路市平野町1 シャトラン白鷹1F
用途:店舗
設計期間:2020年11月~2021年1月
工事期間:2021年2月~2021年3月
基本設計:arbol 堤庸策
実施設計・現場監理:arbol 堤庸策・株式会社大喜建設
照明:大光電機株式会社 花井架津彦
施工:株式会社大喜建設
植栽:株式会社安積創庭
仕上:内部 床・壁・天井:モルタル金コテ押さえ、一部銅板貼り 目地:真鍮
面積:17.94㎡
撮影:下村康典

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・床店舗床

カラーモルタル金コテ押さえ パーフェクチン(シンコー)

外装・壁店舗壁

カラーモルタル金コテ押さえ パーフェクチン(シンコー)

外装・その他店舗天井

カラーモルタル金コテ押さえ パーフェクチン(シンコー)

外装・その他受付カウンター

合板貼りの上、銅板貼り

外装・その他ベンチ

合板貼りの上、銅板貼り

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


Fermentation culture exists along with Japanese history  from very early times.
It is said that human beings lived a life, eating preserved food in caves where temperature and humidity were stable.
 
The various shapes of copper cubes in the dark heavy cave are the image of floating koji-mold, of a space, where visitors would feel a considerable energy from invisible small microorganisms.
 
Visitors would feel relaxed in a space, as if traveling to the age of the gods, and  with this space, hoping they would enjoy change of the atmosphere over time.

The shop is open at Hiranomachi, Himeji city near “Aqurie Himeji” (Himeji culture convention center), a brand-new base of culture art in Harima region opening this autumn, a 10-miniute walk from World Heritage, “Himeji castle”.

The concept of this new shop is “a brewery in a cave where koji mold is floating”.
A couple of glittering cubes are stuck and floating in the completely dark space, where the whole walls are covered with mortar totally, the sight of the place resembles a jet-black cave and a bundle of lights glowing from the cave.
The joints are equally set at the mortar walls, and the wall is design to feel in a way that, at a glance, there is a no doorway, but a hidden door. The ratio of the whole space is equally set in 70% intervals, having a regularity, the atmosphere of feeling in Japanese good old days architecture is expressed.

Just being at the entrance takes to the past, to the ancient times. Furthermore, to the unknown future, transcending time and space, time-travel. It is like falling under illusion of becoming floating koji mold in the nature.
In order to spot naturally inductively, of course the products, but also staff who hand over the products to customers at the floating copper plate cube in the wall, illumination is beautifully arranged. At night a different atmosphere appears.
The cover of a garden tree, the bench, and the lighting express koji mold, which is the base fermentation.
Keeping the flame of enthusiasm to creating products burning forever and ever, thinking back to the times along with the color change of the copper plate, never fading like eternal love given by mother, special and valuable customers want to present to their special ones naturally, brand-new fermented food meeting with the current times, from this place to the world will be provided.

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    陶芸と建築のコラボをテーマとした、スペース大原での「松永圭太×橋本健史 展」の会場写真。403architecture [dajiba]の橋本と陶芸家の松永が協働で作品を制作

    866.08 陶芸と建築のコラボをテーマとした、スペース大原での「松永圭太×橋本健史 展」の会場写真。403architecture [dajiba]の橋本と陶芸家の松永が協働で作品を制作

    日程
    2021年6月5日(土)
    –
    6月20日(日)
    architecture|art|exhibition|feature
    アート展伊藤達信建築展松永圭太橋本健史
    陶芸と建築のコラボをテーマとした、スペース大原での「松永圭太×橋本健史 展」の会場写真。403architecture [dajiba]の橋本と陶芸家の松永が協働で作品を制作板の間部分の展示全景。 photo courtesy of スペース大原
    陶芸と建築のコラボをテーマとした、スペース大原での「松永圭太×橋本健史 展」の会場写真。403architecture [dajiba]の橋本と陶芸家の松永が協働で作品を制作松永によるオブジェは、図面を焼き付けられることによってより建築的な雰囲気を帯びる。図面は1/20というスケールが保たれているが、同時に1/1としても成立していることに不思議な感覚を覚える。 photo courtesy of スペース大原
    陶芸と建築のコラボをテーマとした、スペース大原での「松永圭太×橋本健史 展」の会場写真。403architecture [dajiba]の橋本と陶芸家の松永が協働で作品を制作松永がふだん制作しているタイプの作品に「頭陀寺の壁」の図面を焼き付けたもの。 photo courtesy of スペース大原

    陶芸と建築のコラボレーションをテーマとした、スペース大原での「松永圭太×橋本健史 展」の会場写真です。403architecture [dajiba]の橋本と陶芸家の松永が協働で作品を制作しています。スペース大原は、岐阜県多治見市のギャラリーで、この展覧会の会期は2021年6月20日まで。また2021年6月13日からは作品がオンラインでも販売されます。

    松永圭太によるコメントの一部

    今回の橋本さんとの企画は約2年前に決まり、他分野ながらお互いのものづくりの方法を理解することから始まりました。

    ・建築は小さく書いた図面が大きな建物となって立ち上がる。やきものは焼くと小さくなる。
    ・建築は地面にしっかり張り付いた形が安心する。やきものは重力に逆らった形を目指しいるものが多い。

    このように、お互いものづくりの始まりには何かきっかけが必要で、建築とやきものの共通点、相違点を探しました。

    陶芸家の私からすると、橋本さんが膨らまそうとするやきものの着眼点は新鮮で、たまにそれは私が見たくないところだったりもしました。
    例えば、やきものはどうしても焼成で歪んでしまったり、想像しえないアクシデントが起こる点などです。
    もちろん、やきものはそのような現象を土味や景色と捉え、作品の価値を高めたりもしますが、橋本さんは私にわざとアクシデントを起こすような制作方法を要求しているように感じることもありました。

    松永圭太によるテキストより

    橋本健史によるコメントの一部

    松永さんとは今回のプロジェクトのために、長い時間をかけて対話をする機会を得ました。松永さんは建築を学ばれてから陶芸の道に進まれたこともあって、やりとりする言葉の多くを驚くほどスムーズに共有することができましたが、そのなかで度々気になったのは「造形」という言葉に独特の重みのようなものを感じたことです。その理由が多少なりとも腑に落ちたのは、陶器は焼成時に90%ほどに縮むということを知ったときです。つまり、松永さんは焼く前の土に触れているときは、「原寸よりも拡大した世界」で考え続けているわけです。何分の一かに縮小したものに触れ続けているのでは絶対にわからない、私からすれば縮尺のむこう側とでもいう領域に常に触れているからこそ、そこにしかない精度があり、ゆえに「造形」に独特なニュアンスが含まれるのではないかと。

    橋本健史によるテキストより
    • 残り17枚の写真と建築家によるテキスト
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    アート展伊藤達信建築展松永圭太橋本健史
    2021.06.11 Fri 18:07
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    また、私たちはHUMAN CENTERD DESIGN、つまり人にフォーカスしてデザインを考えていくので、人が好きな人をお待ちしています。

    これからの建築家・デザイナーに求められる経験を私たちと一緒に取り組んでいきましょう。

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    2021.06.11 Fri 08:36
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    青木淳と品川雅俊のASと昭和設計による、長野の「松本平広域公園陸上競技場」の基本設計概要を、設計者が解説している動画

    0.00 青木淳と品川雅俊のASと昭和設計による、長野の「松本平広域公園陸上競技場」の基本設計概要を、設計者が解説している動画

    architecture|remarkable|video
    ASスタジアムスポーツ施設品川雅俊昭和設計松本長野青木淳

    青木淳と品川雅俊のASと昭和設計が設計を進めている、長野の「松本平広域公園陸上競技場」の基本設計概要を、設計者が解説している動画です。松本平広域公園陸上競技場整備事業の情報はこちらのページにまとまっています。

    現在、進めている松本平新陸上競技場の基本設計の説明動画です。(字幕あり)
    《説明者:AS・昭和設計共同体(設計者)》
    ※4/24(土)に開催したタウンミーティングの動画を加工したものです。

    youtube.com

    また、以下に計画案のCG動画も掲載します。

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    ASスタジアムスポーツ施設品川雅俊昭和設計松本長野青木淳
    2021.06.11 Fri 08:29
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    Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」

    4,405.77 Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」

    architecture|feature
    ATELIER DAISHIZENAtelier Tsuyoshi Tane Architects世田谷区住宅八木夕菜図面あり建材(内装・キッチン)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・浴室)建材(内装・造作家具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)東京栄港建設田根剛邸宅巣箱鎌倉金田泰裕
    Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」 photo©Yuna Yagi
    Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」 photo©Yuna Yagi
    Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」 photo©Yuna Yagi
    Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」 photo©Yuna Yagi

    Atelier Tsuyoshi Tane Architectsが設計した、東京の住宅「Todoroki House in Valley」です。

    等々力渓谷は風の谷である。

    深い森の中の渓谷は、湧き水が出るなど地盤面の湿度は高く、上空では常に谷間からの風が吹き抜ける都会の森である。
    この渓谷の環境的特性である「DRY」と「WET」に着目し、世界中の湿地帯と乾燥地帯にある原始住居の研究を行った。

    「DRY」と「WET」という相反する環境的特性が生み出した建築の形式は、気候という外的要素と生活という内的要素から成り立ち、そのまったく異質な環境から生まれた建築をひとつに接合することで、どの時代のどの地域にも属さないような建築をつくろうとした。

    一方で敷地周辺は住宅が過密に建て込まれ、区画整備された都会の分譲地である。しかし、本来この場所は渓谷の深い森で覆われていたため、失われた森を取り戻すように、建築をつくりながら再び森をつくることは可能かと考え始めた。

    大きな森に覆われながら、地面の中に埋もれる原始的な居心地、空間が立体化され積み重なっていく都市的な複雑さと、それらすべてが渾然一体となり、家も植物も森も生活も生きとし生けるものすべてが生き生きと暮らせるような東京の未来の家を目指した。

    建築家によるテキストより
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    ATELIER DAISHIZENAtelier Tsuyoshi Tane Architects世田谷区住宅八木夕菜図面あり建材(内装・キッチン)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・浴室)建材(内装・造作家具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)東京栄港建設田根剛邸宅巣箱鎌倉金田泰裕
    2021.06.11 Fri 06:46
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    2021.6.10Thu
    • 二俣公一 / ケース・リアルによる、佐賀市の、空港ターミナルビル内の土産店「sagair」
    • Atelier Tsuyoshi Tane Architects+NTTファシリティーズ+スターツCAMによる、青森の「弘前れんが倉庫美術館」
    2021.6.13Sun
    • 杉山幸一郎による連載エッセイ “For The Architectural Innocent” 第10回「石の編みもの / 浮かび上がるカタチ」

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