タトアーキテクツ / 島田陽建築設計事務所による、大阪の「宮本町の住居」

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タトアーキテクツ / 島田陽建築設計事務所による、大阪の「宮本町の住居」

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ダイニングからリビング方向を見る photo©新建築社

タトアーキテクツ / 島田陽建築設計事務所が設計した、大阪の「宮本町の住居」です。

 3人の家族と沢山の持ち物の為の住宅である「宮本町の住居」では、どこにいても家族が間近に感じられることが要求されていた。また、閉じこもられると寂しいので個室は不要、物をしまい込みたくないので収納も不要との事だった。モノの居場所を確保しつつ、ワンルームのように家全体を感じ取れる形式を探した結果、700mmの段差で床を連ねていくことにした。その結果、床は一段下の床からは机のように、2段下の床からは棚のように使われ、モノの居場所となる。床は2つの螺旋状に積み重ねられ、それぞれの螺旋はリビングで一旦重なり、また別れて2つの中庭状の屋上デッキまでたどり着く。

※以下の写真はクリックで拡大します

敷地東側より遠景 photo©新建築社

道路側より外観を見る photo©新建築社

エントランスからダイニング方向を見る photo©新建築社

キッチンからリビング方向を見る  photo©新建築社

ダイニングからFloor5方向を見る photo©新建築社

キッチンからFloor4、リビングを見る photo©新建築社

Floor4からリビングを見る。上方にベッドルーム、下方にダイニングが垣間見える photo©新建築社

リビングからFloor6方向を見る。下方にキッチン・ダイニング photo©新建築社

寝室からデッキ1.2を見る photo©新建築社

Floor6と寝室 photo©新建築社

ダイニングからリビング方向を見る 入居後2ヶ月の様子 photo©新建築社

ダイニングからFloor5方向を見る 入居後 photo©新建築社

寝室からデッキ1.2を見る 入居後 photo©新建築社

寝室からリビングを見る 入居後 photo©新建築社

バスルーム 入居後 photo©新建築社

Floor1からFloor3を見る入居後 photo©新建築社

エントランスからFloor1を見る 入居後 photo©新建築社

以下、建築家によるテキストです。

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宮本町の住居

 3人の家族と沢山の持ち物の為の住宅である「宮本町の住居」では、どこにいても家族が間近に感じられることが要求されていた。また、閉じこもられると寂しいので個室は不要、物をしまい込みたくないので収納も不要との事だった。モノの居場所を確保しつつ、ワンルームのように家全体を感じ取れる形式を探した結果、700mmの段差で床を連ねていくことにした。その結果、床は一段下の床からは机のように、2段下の床からは棚のように使われ、モノの居場所となる。床は2つの螺旋状に積み重ねられ、それぞれの螺旋はリビングで一旦重なり、また別れて2つの中庭状の屋上デッキまでたどり着く。2つの螺旋を組み合わせることで経路を複数化しているので、プライバシーが必要となった際は室1.2(と表記した、実際には1辺3mほどの直角二等辺三角形の床の連なり)を建具などで仕切って個室としても、そこを通らずに家族が生活できるよう、住まい方の変化に備えている。駅前の古い木造家屋の一角が切り売りされて出来た旗竿状の敷地の周囲は、駐車場や集合住宅で、遠くない未来に背の高い建物で囲まれることも予想された。屋上だけが唯一の日当たりの良い外部空間となることも想定してフラットルーフの四角い箱型に三角形の中庭を差し込み、構造の干渉しない範囲で均等に窓を配置して、環境の変化に備えている。
 防火地域であることなどの法規上の理由から鉄骨造とした天井高6900 mmの空間の中に13枚の床が7つの高さで浮かんでいる。上から7枚の床は屋根梁から20 mmの鋼材で吊られ、下から6枚の床は75 mm角の鋼管で支えられている。自律的で単純なシステムの繰り返しによる空間構成は、Echo Chamber(反響室)のように、内包する暮らしを増幅させ、どこまでも拡がっていく錯覚を引き起こす。

■建築概要
宮本町の住居
所在地:大阪府
主要用途:専用住宅
設計:
タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所
担当/島田陽 佐藤伸彦 星安康至  
構造:tmsd萬田隆構造設計事務所 萬田隆 加藤泰二郎
施工:会社名 担当/ 西友建設株式会社 松村充浩 
構造・構法:
主体構造・構法/ 鉄骨造
規模
階数:地上2階
軒高:7742mm 最高の高さ:7350mm
敷地面積:128.19m2
建築面積:49.73m2
延床面積:94.49m2
竣工:2017年2月


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