architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2020.9.24Thu
2020.9.23Wed
2020.9.25Fri
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」
photo©黒住直臣

SHARE 山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」

architecture|feature
多田脩二構造設計事務所建材(外装・その他)建材(内装・柱)建材(内装・照明)建材(内装・キッチン)建材(内装・その他)図面あり店舗静岡熱海山﨑健太郎黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣

山﨑健太郎デザインワークショップが設計した、静岡の「熱海の茶房」です。店舗のウェブサイトはこちら。

計画は60平米ほどの小さな建築で、仕事をリタイアしたご夫婦が営む茶房である。

敷地は、来宮神社から急な坂を登ってしばらくのところにある。斜面地を敷地分だけ削り取られ、その環境は暴力的に感じられた。しかしながら、奥行きの長い敷地には、奥に向かってわずかに勾配があったり、敷地に沿って、心地よいせせらぎの音が聞こえる。このように暴力的な環境から客を守り、周辺に見えがくれする小さな魅力を存分に味わえる建築をイメージした。

細長い敷地の長手方向に崖条例のため、崖上からの土砂崩れに対してコンクリート擁壁、一方崖下からからは安息角の下までの基礎を下げた深基礎になっている。この地面から持ち上げられたL字型のRC造の上に、軽やかな木造の架構をかけた。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 photo©黒住直臣
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 image©山﨑健太郎デザインワークショップ
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 image©山﨑健太郎デザインワークショップ
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 image©山﨑健太郎デザインワークショップ
山﨑健太郎デザインワークショップによる、静岡の「熱海の茶房」 image©山﨑健太郎デザインワークショップ

以下、建築家によるテキストです。


計画は60平米ほどの小さな建築で、仕事をリタイアしたご夫婦が営む茶房である。

敷地は、来宮神社から急な坂を登ってしばらくのところにある。斜面地を敷地分だけ削り取られ、その環境は暴力的に感じられた。しかしながら、奥行きの長い敷地には、奥に向かってわずかに勾配があったり、敷地に沿って、心地よいせせらぎの音が聞こえる。このように暴力的な環境から客を守り、周辺に見えがくれする小さな魅力を存分に味わえる建築をイメージした。

細長い敷地の長手方向に崖条例のため、崖上からの土砂崩れに対してコンクリート擁壁、一方崖下からからは安息角の下までの基礎を下げた深基礎になっている。この地面から持ち上げられたL字型のRC造の上に、軽やかな木造の架構をかけた。

RC造は客を激しい環境から守り、木架構は柔らかく人包みこむ。この敷地において、最適な構造形式だと考えた。また水平力はRC造が担うので、上部の木造部分には風景の邪魔になるような構造材を設けずに済んだ。

天井高さを2,100と低く抑えられた空間で、客はRC造と一体になったベンチに体を預け、軒の先に広がる樹木と小川のせせらぎだけを楽しむことができる。

■建築概要

所在地:静岡県熱海市
構造設計:多田脩二構造設計事務所
敷地面積:444.04㎡
床面積:49.93m2
プログラム:飲食店
構造:RC造(一部木造)
階数:平屋
竣工年月:2019年3月

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・その他金物

ベントキャップ SNU100RMS(Seiho)

内装・柱柱

ヒノキ

内装・キッチンキッチンシンク

段付きダブルシンク(松岡製作所)

内装・キッチンキッチン水栓

シャワー引出混合水栓 KT07371(SANWA COMPANY)

内装・キッチンカウンター

ホワイトバーチ

内装・照明照明

スポットライト(KOIZUMI)

内装・その他小梁

ベイマツ

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

あわせて読みたい

サムネイル:東京国立近代美術館で行われている
東京国立近代美術館で行われている”建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション”展の会場写真
  • SHARE
多田脩二構造設計事務所建材(外装・その他)建材(内装・柱)建材(内装・照明)建材(内装・キッチン)建材(内装・その他)図面あり店舗静岡熱海山﨑健太郎黒住直臣
2020.09.24 Thu 12:43
0
permalink

#多田脩二構造設計事務所の関連記事

  • 2023.5.01Mon
    古谷デザイン建築設計事務所による、千葉・富津市の「たがやすいえ」。山頂の造成と伐採の過去を持つ敷地。環境復元を助ける在り方を目指し、大地の色味と親和性を持つ建築を“尾根を復元”する様に配置。海と山を同時に臨むように開口を設けて安息の空間も作る
  • 2021.7.19Mon
    間田真矢+間田央 / MAMM DESIGNによる、東京・文京区の、築33年のビルを改修した設計者自身の事務所兼住宅「MAMM HOUSE」
  • 2020.8.04Tue
    川辺直哉建築設計事務所による、東京・豊島区の小規模複合施設「角花」
  • 2020.7.28Tue
    川辺直哉建築設計事務所+辻昌志建築設計事務所による、東京・武蔵野市の集合住宅「吉祥寺の家」
  • 2020.7.27Mon
    川辺直哉建築設計事務所による、神奈川・横浜市の住宅「中田の自邸」
  • view all
view all

#熱海の関連記事

  • 2021.3.27Sat
    //
    「熱海の戦前木造住宅、前川國男の設計と判明 ル・コルビュジエに師事、戦後日本建築をけん引」(みんなの静岡新聞)
  • 2020.2.27Thu
    蘆田暢人建築設計事務所による、静岡・熱海市の「熱海の塔状住居」
  • 2019.8.14Wed
    田辺雄之建築設計事務所による、静岡・熱海市の店舗「Organic Box」
  • 2018.4.09Mon
    //
    『熱海の重文「旧日向別邸」大規模修理へ タウトが建築』(静岡新聞 News)
  • 2017.11.24Fri
    /
    隈研吾による、静岡・熱海のカフェ「COEDA HOUSE」の写真
  • 2017.3.09Thu
    /
    杉本博司+榊田倫之 / 新素材研究所が改修を手掛けた、静岡・熱海の「MOA美術館」の写真など
  • 2016.12.31Sat
    /
    中川エリカによる、熱海の、敷地形状に沿った薄い屋根とそれを支えるRCの列柱が印象的な住宅「桃山ハウス」の写真
  • 2016.4.19Tue
    /
    クライン・ダイサムが、熱海の星野リゾート最上階の新スペース「空のBooks&Cafe」を設計
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,853
    • Follow
    83,016
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」
    photo©Masaya Yoshimura, Copist

    SHARE 岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」

    architecture|feature
    知久設備計画研究所R.E.A.D. & Architects岡田絢子西村工芸プラント*ツリースTS構造設計建材(外装・屋根)建材(外装・その他)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・照明)建材(内装・金物)住宅図面あり長野吉村昌也軽井沢岡田一樹
    岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」 photo©Masaya Yoshimura, Copist
    岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」 photo©Masaya Yoshimura, Copist
    岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」 photo©Masaya Yoshimura, Copist

    岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsが設計した、長野の住宅「軽井沢のセカンドライフハウス」です。

    仕事をリタイアする夫婦が、南軽井沢という地で第2の人生を再スタートさせるための住宅の計画である。夫婦が避暑や週末を過ごし、家族やゲストが集い、夫婦の終の住処として機能した後、次世代へと渡すことを前提としている。

    人生100年時代のセカンドライフとは。日本古来の「共生」という生き方をヒントに、夫婦の暮らしに寄り添う家を考えた。

    計画地は、モミの高木に囲まれ、浅間山への眺望が広がる別荘地の一角にある。南東のモミの高木の緑陰、南西に広がる木立の奥行、北東に見える山の稜線、北西に遠く望む浅間山。計画地に立った時、景観が方位ごとに異なり、様々な緑に抱かれた環境であることを強く感じた。そこで私たちは、この緑豊かな周辺環境と東西に長い敷地形状を活かし、軽井沢らしい景観を創出すると同時に、建物の中を歩く中で移り変わるように現れる四季折々の庭々に囲まれた住環境にしたいと考えた。

    まず、長い敷地形状に沿って夫婦が暮らすメイン棟とゲストが過ごすゲスト棟の2棟を配置し、それらを回廊がつなぐ構成とし、回廊と部屋の開口部に面して景観の異なる複数の庭を配置した。外観は周囲の山並みと調和するコンクリートの勾配屋根とし、南側の森や庭への眺望と採光を確保しつつ、北側の隣地に対しては控えめな佇まいとした。コンクリート打放しの大屋根の内部は、夫婦の距離感を適度に保てる伸びやかで天井の高い空間としている。

    建築家によるテキストより
    • 残り23枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    知久設備計画研究所R.E.A.D. & Architects岡田絢子西村工芸プラント*ツリースTS構造設計建材(外装・屋根)建材(外装・その他)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・照明)建材(内装・金物)住宅図面あり長野吉村昌也軽井沢岡田一樹
    2020.09.24 Thu 17:35
    0
    permalink
    庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」

    SHARE 庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」

    architecture|feature
    UCHIDA SHANGHAIluz images庄司光宏建材(外装・壁)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・照明)建材(内装・造作家具)図面ありリノベーションコンバージョンギャラリー中国
    庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」 photo©luz images
    庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」 photo©luz images
    庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」
    庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」 photo©luz images

    庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIが設計した、中国の、既存工場をリノベーションした「浙江省にある麻のギャラリー」です。

    中国浙江省嘉興市海塩県にある1980年台後半に麻糸を生成する工場として建てられた建築のリノベーションである。

    元々は一般的なラーメン構造の工場建築であり、ごく一般的な換気用の開口と採光のための窓が並ぶ建築であった。15年以上放置されていたこの建築に麻の生産を営む施主は思い入れがあり今回麻をテーマにした展示を行なうギャラリーを計画することにした。
    この建物のコンセプトは時間の変化による光の体験である。その為、複数の建築言語を工場建築に追加し豊かな環境を構成することを目指した。

    東立面に新規で挿入された黒い鉄板でできたBOXは室内へのアプローチ空間であり。幅2.5m高さ4.1mの大型回転ドアを開け進んでいくとまず曲面鉄板の緩やかな階段のある展示空間に進む。
    そこを抜けると10mmの鉄板による螺旋階段と吹き抜けの展示空間が訪れこの施設のメイン空間へと導かれる。室内はランダムな開口からの採光とトップライト、光庭の影響で古材のタイル、鉄板、竹圧縮材などの素材の表情変化はとても美しいものになっている。

    建築家によるテキストより
    • 残り26枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    UCHIDA SHANGHAIluz images庄司光宏建材(外装・壁)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・照明)建材(内装・造作家具)図面ありリノベーションコンバージョンギャラリー中国
    2020.09.24 Thu 11:28
    0
    permalink
    【ap job更新】 資金計画や不動産等の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が共同主宰する「Inoue Yoshimura studio Inc.」が、設計スタッフ(正社員・アルバイト)を募集中

    ap job 【ap job更新】 資金計画や不動産等の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が共同主宰する「Inoue Yoshimura studio Inc.」が、設計スタッフ(正社員・アルバイト)を募集中

    architecture|job
    建築求人情報
    【ap job更新】 資金計画や不動産等の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が共同主宰する「Inoue Yoshimura studio Inc.」が、設計スタッフ(正社員・アルバイト)を募集中
    【ap job更新】 資金計画や不動産等の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が共同主宰する「Inoue Yoshimura studio Inc.」が、設計スタッフ(正社員・アルバイト)を募集中
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    資金計画や不動産等の知識にも明るい井上亮と、公共建築の経験豊富な吉村明が共同主宰する「Inoue Yoshimura studio Inc.」の、設計スタッフ(正社員・アルバイト)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    【スタッフ募集のお知らせ】
    事業拡大に伴い新しいスタッフを募集することになりました。現在井上と吉村2名のため新しいスタッフはこれから事務所を拡大していくメンバーとして、1から種々の案件を経験することができます。実務未経験でも1からサポートし教えていきます。ワクワクするような未知の空間を一緒に創造したい方、是非ご応募ください。

    【事務所の業務方針・考え方】
    ・決まった時間内での業務の遂行に力を入れています。効率よい仕事の進行で決まった時間の中で業務を行えるようにしています。
    ・新しい発案はどんどん取り入れ変化を楽しんでいます。時代と共に常に変化していく空間をつくりたいと考えています。
    ・楽しい雰囲気と良い人間関係が新しい発想の建築を生み出すと考えています。リラックスした空間の中で新しい現代的な建築デザインを発見したいと思っています。

    【IYsで学べるスキル】
    ・主宰する井上、吉村は、小規模住宅から大規模な公共建築まで、幅広い経験値があります。井上は、住宅系のディベロッパーにて管理職をしていた経験から、デザインだけではなく、建築に必要な資金計算やローンの計算、不動産の知識に明るく大学で学ばないプロジェクトをまとめるスキルがあり、吉村は公共建築を多数経験しています。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2020.09.24 Thu 09:00
    0
    permalink
    ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」。香港蘭のつぼみを再解釈した有機的な外観は、隣接する公園との調和を意図し、環境性能も考慮
    image©Arqui9

    SHARE ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」。香港蘭のつぼみを再解釈した有機的な外観は、隣接する公園との調和を意図し、環境性能も考慮

    architecture|feature
    高層ビルザハ・ハディド中国香港
    ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」。香港蘭のつぼみを再解釈した有機的な外観は、隣接する公園との調和を意図し、環境性能も考慮 image©Arqui9
    ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」。香港蘭のつぼみを再解釈した有機的な外観は、隣接する公園との調和を意図し、環境性能も考慮 image©MIR
    ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」。香港蘭のつぼみを再解釈した有機的な外観は、隣接する公園との調和を意図し、環境性能も考慮 image©PixelFlakes

    ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、香港の36階建ての高層ビル「2 Murray Road」です。写真の末尾には動画も掲載します。

    香港の金融街の中心部に位置するこのプロジェクトは、香港の高架歩道ネットワークの東西南北の分岐点に位置していて、周辺の庭園やショップ、レストラン、大手金融機関や市民機関のオフィスと直接つながっています。
    この特徴的な形態は、バウヒニア(香港蘭)のつぼみを再解釈し考案されたそうで、敷地が隣接する公園の自然との連続性・調和を意図しているとの事。
    ファサードは、この地域の強力な夏の台風にも耐えられるように設計されていて、香港では初となる4層構造のガラスユニットで構成され、建物を効果的に断熱し、冷房負荷を軽減するのだそう。
    また、構造的には、高張力鉄骨構造(high-tensile steel structure)により、階高が5m、スパン26mの柱のないオフィス空間が実現していると言います。
    そして、環境へも配慮した建築とのことで、ヘンダーソンランドとアラップのビルサステナビリティチームとの協力により、この設計はLEEDプラチナとWELLプラチナの事前認証を取得し、中国のグリーンビルディング評価プログラムで最高の3つ星評価を受けています。更に、スマート管理システムを導入し、道路からオフィスまでを非接触でアクセスできるようになっているのだそう。

    • 残り10枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    高層ビルザハ・ハディド中国香港
    2020.09.24 Thu 06:52
    0
    permalink
    2020.9.23Wed
    • ライトの弟子としても知られる遠藤新が手掛けた葉山の「加地邸」が、神谷修平らの設計で改修。民泊事業も開始されるとの事
    • 沖津雄司 / YUJI OKITSUによる、企業の本社エントランスに設置された常設インスタレーション作品「lightflakes for Star Micronics」
    • ロシアの公園の国際設計コンペの結果が公開。最終候補にはH&deM、BIG、隈研吾などのチームが名を連ねる
    • 大分を拠点とする「塩塚隆生アトリエ」のウェブサイトがリニューアル。「竹田市立図書館」などで全国的にも注目を集める建築家
    • 菊竹清訓・妹島和世・坂茂らとの協働でも知られる構造家 松井源吾のアーカイブサイトが公開。作品集や論考もPDFで閲覧可能
    • ほか
    2020.9.25Fri
    • 藤木俊大+佐屋香織+佐治卓 / ピークスタジオによる、福岡の住宅「飯塚の平屋」
    • 【ap job更新】 株式会社ブルースタジオが、ポストコロナの社会環境を共に拓く仲間(正社員)を募集中
    • クリスト&ガンテンバインの設計で、チューリッヒに、チョコレート会社の博物館「リンツ・ホーム・オブ・チョコレート」が完成。建築を特徴づける高さ15mのアトリウムは古典的で秩序を感じさせる空間
    • MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの、訪問者が閲覧可能な芸術作品の収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」が竣工。鏡面パネルの貼られたお椀のような形状が特徴的で、周辺環境を映しだし環境に溶け込むことを意図

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,853
    • Follow
    83,016
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white