SHARE 隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、木造設計コースの令和3年度一般入試の願書を受付中。事前連絡でいつでもキャンパス見学も可能。学費の給付制度(要件あり)も充実
隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、木造設計コースの令和3年度一般入試の願書を受付中です。願書締切日は2020年11月16日(土)まで。事前にご連絡すれば、いつでも見学・説明OKな「エブリデイオープンキャンパス要予約」も実施中。また、年間最大165万円を給付する制度も整備されているとの事(研修料:年額 118,000円[税抜] ※要件あり)。【ap・ad】
校長は世界的な建築家 隈研吾氏
私が初めて手掛けた本格的な木造建築は、「木を全面的に使って欲しい」という要望に応えて設計した高知県梼原町の「雲の上のホテル」です。最初に梼原町を訪ねたのは30年前で、以来、幾度となく高知県を訪れ、そのたびに感銘を受けました。人々の暮らしと森がこれほど深く、温かくつながっている地域は世界でも希ではないのかと。
森林が県土の84%を占め、林業の中心地とも言える高知県で学ぶということは、非常に意味のあることだと思っています。周囲の森と一体になったこの素晴らしい環境に立地する本校は、高知県が林業・木材産業をいかに重要視しているかの象徴です。私が校長就任時に掲げた「林業を再生し、活性化するプラットフォーム」というビジョンは、すでに形になりつつあります。木に関する多様な領域を合わせるプラットフォームは、世界から見ても非常に貴重な存在であり、本校から巣立った人材は、高知県のみならず、日本全国、そして世界の「木の産業」にとって、重要な人材となります。21世紀は木の世紀・木の時代が来ると、私は予測してきました。本校で学ぶ人は木の時代のリーダーになれる人だと思っています。木の時代を担っていく人材という自覚を持って、互いに切磋琢磨していただきたい。志を持った皆さん、日本一の高知県の森で、共に学び、成長していきましょう。
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日本古来の建築物では、そのほとんどに木が使われています。
世界最古の木造建築物「法隆寺」や、世界最大の木造建築物「東大寺」などの歴史的な建築物に代表されるように、日本の文化と木造建築には深い関係があります。
歴史的な建物の多くが今なお現存することは、「木造建築」が日本の風土に合っていることの証明だと言えます。
84%という日本一の森林率を誇り、豊かな森林資源に恵まれた高知県では、人と木のより深い関わりと多様なあり方を追求し、木に対する色々な知恵を蓄積しながら、木の循環に配慮して行動する「木の文化県構想」を進めています。
中でも梼原町には「雲の上のホテル」や「梼原町総合庁舎」など、建築家の隈研吾氏が手がけた大胆なデザインの木造建築群があります。
作品ひとつひとつからは、木材ならではのぬくもりと、デザインにおいての無限の可能性を知ることができます。
自由度が高く、吸湿や耐震面でも高い性能を持つ日本の重要な資源、木。
高知県立林業大学校では緑豊かな最高の環境で隈校長とともに、木造建築の魅力を伝え、活かせる人材を育てています。