SHARE VUILDの秋吉浩気が、お菓子メーカーの企画で考案した「ポテロングのおかしのいえ」
VUILDの秋吉浩気が、お菓子メーカー森永製菓の企画で考案した「ポテロングのおかしのいえ」です。
建築とお菓子というテーマで過去を振り返ってみると、2016年に藤本壮介がポテトチップで制作した建築模型がニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されたことが話題となりました。
「#おうちでおかしのいえ」企画では、様々な職種のプロに森永製菓の菓子を使った「おかしのいえづくり」に挑戦していただき、その作品を順次SNSを中心に公開していきます。
第1弾は、11月11日(水)が“建築の日“にちなみ、いえ作りのプロであり、賞を多数受賞する注目の建築家・秋吉浩気さん(VUILD代表)に木の角材の形に似ているお菓子「ポテロング」だけを使ったいえ作りに挑戦していただきました。斬新で芸術的な「ポテロングのおかしのいえ」をぜひご覧ください。
完成後、秋吉さんは「テーマは接着剤不要の“ねじれポテロングのいえ”」。「螺旋状のタワー形式という古典的な作り方を発展させ、ポテロングで作ることの可能な建築を生み出した。」などと作品への想いを語りました。
秋吉のコメントは以下に掲載します。
以下の写真はクリックで拡大します
秋吉浩気によるコメント
Q.ポテロングのいえにタイトルをつけるとしたら?
接着剤不要の「ねじれポテロングのいえ」です。会津さざえ堂に代表される螺旋状のタワー形式という古典的な作り方を発展させ、ポテロングで作ることの可能な建築を生み出しました。長さを2パターンにすることで構造的にも安定した螺旋状を生み出しています。
Q.どういう工程で作りましたか?
はじめに、ポテロングの特性を理解するところから始めました。子どもたちが作ることを想定し、簡単かつデザイン性に優れた作品の検討を行いました。
Q.こだわりポイント
チョコレートなどの接着剤は不要で、ただ積み上げるだけでできていることで、子どもでも簡単に真似ができることです。
Q.一番楽しかったところ
普段はPC上でデザインの検討などを行いますが、今回は実際にポテロングを触りながらデザインの検討を行ったことが楽しかったです。
Q.一番大変だったところ
折れやすい素材であったため、扱いが難しかったです。また、検討している最中、食べたくなってしまう誘惑に打ち勝つのが大変でした。もちろん作ったいえは撮影後においしく食べました。
Q.最初に「ポテロングでおかしのいえをつくってください」という依頼を受けてどう思いましたか?
まさか仕事としてお菓子で家を作るとは思っていなかったです(笑)。ただ、作るのであれば食べれるものにしたいという考えと、お菓子を通して建築の魅力を伝えられたらと思いました。
Q.こどもたちへのメッセージ
身近なもので家を作ることのできる経験を体験してほしいのと、どれだけ高く詰めるか挑戦してほしいし、どうすればもっと高く建築できるか新しいアイデアを付け加えて欲しいと思います。