SHARE 森田夏子+亀田康全 / makによる、東京・台東区のギャラリーでのワンピースブランドの展示会場構成「peha 2020AW/2021SS」
森田夏子+亀田康全 / makが設計した、東京・台東区のギャラリーでのワンピースブランドpehaの展示会場構成「peha 2020AW/2021SS」です。森田はトラフ建築設計事務所出身の、亀田は青木淳建築計画事務所出身の建築家。
ワンピースブランドpehaの2020AW/2021SSの展示会場構成。
“oscar”(手順・順番)というシーズンテーマから、ワンピース1枚で完結せずに、一着一着が一連の流れの中に置かれ、着る順番や重ね方を想起させるような展示を考えた。
ハンガーパイプは、入り口の天井から始まり、会場を一周し、床に落ちて終わる。カーブのラインを壁からオフセットし、高さをFL+1800mmに設定することで、内側と外側を行き来しながら、服を見ることができる。
ハンガーパイプは他会場での展示会も想定し、一人でも運べる長さに分解ができる。
ステンレスパイプの両端を潰して平らにし、穴を開けて隣のパイプにアイナットとボルトで連結する。
「潰す」という簡素な加工法により生まれるコントロール出来ないグニャりとした柔らかい形状は、ステンレスパイプという硬質な素材が持つイメージと相反し、不思議な印象を与えている。浮遊感のあるハンガーパイプの一筆書きのようなラインが、結合部で膨らんだりしぼんだりし、ゆらぎを引き起こす。pehaのシンプルな服の中の、様々な意表をつくこだわりのような空間を目指している。
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■建築概要
場所:東京都台東区柳橋 CPKギャラリー
規模:展示会場構成
設計:mak(森田夏子)
施工:イノウエインダストリィズ
竣工:2020年10月
撮影:高木航、mak
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・その他 | ハンガーパイプ | ステンレスパイプ 22φ |
内装・その他 | ハンガーラック | ホワイトバーチ積層合板+ステンレスパイプ 22φ |
内装・その他 | 吊平台 | ホワイトバーチ積層合板+ステンレス丸棒 6φ |
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