SHARE 富谷洋介建築設計による、北海道・札幌市の住宅「Four Decks」
富谷洋介建築設計が設計した、北海道・札幌市の住宅「Four Decks」です。
北海道は札幌市内、山すその傾斜地に建つ住宅の計画である。
2ｍ程の傾斜を含む広々とした敷地に、高低差をまたぎ建物を配置することで自然の傾斜が建物内にも連続しその高低差を断面計画の手掛かりとした。地盤段差から互い違いに積み重なり生まれた4層を階段で結んだスキップフロア空間を現し梁のフラット屋根で覆うことで屋内空間が生まれた。
吹き抜けを介し4層がひと繋がりで連続するワンルームは目線が互い違いに通り抜け、各層の雰囲気が次々と広がる。
自然豊かな周辺環境であったことから景観を室内に取り込み目線を遠方へ開放することを敷地調査時から検討し、山並みの緑・公園の植栽・眼下に広がる街並みの夜景を各所の窓からの借景とした。
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以下、建築家によるテキストです。
北海道は札幌市内、山すその傾斜地に建つ住宅の計画である。
2ｍ程の傾斜を含む広々とした敷地に、高低差をまたぎ建物を配置することで自然の傾斜が建物内にも連続しその高低差を断面計画の手掛かりとした。
地盤段差から互い違いに積み重なり生まれた4層を階段で結んだスキップフロア空間を現し梁のフラット屋根で覆うことで屋内空間が生まれた。
吹き抜けを介し4層がひと繋がりで連続するワンルームは目線が互い違いに通り抜け、各層の雰囲気が次々と広がる。
自然豊かな周辺環境であったことから景観を室内に取り込み目線を遠方へ開放することを敷地調査時から検討し、山並みの緑・公園の植栽・眼下に広がる街並みの夜景を各所の窓からの借景とした。
内外を繋ぐバルコニーとポーチは建物から張り出すように屋根型と外壁色で顕在化し、変化のある内部空間が伝わるファサードとしている。
1階のホールの土間は庭と連続し、敷地の高低差も含めレベル差を生活の一部として楽しむ。
4層床の変化ある断面空間の各所から近・遠景の緑、空の青が得られるおおらかな空間が、家族のために長く豊かな時間を生み出すベースとなることを考え設計した。
■建築概要
名称：Four Decks
設計：富谷洋介建築設計 富谷洋介
計画種別：新築
用途：専用住宅
計画地：北海道札幌市
建築面積：60.16㎡
延床面積：114.75㎡
工法：木造2階建
竣工：2018年2月
施工：株式会社アシスト企画
写真：グレイトーンフォトグラフス 酒井広司
| 種別 | 使用箇所 | 商品名（メーカー名） |
|---|---|---|
| 外装・屋根 | 屋根 | 塩ビシート防水 |
| 外装・壁 | 外壁 | ガルバリウムカラー鋼板立平葺（北海鋼機株式会社） |
| 外装・建具 | 玄関ドア | |
| 内装・床 | 床 | カバ無垢フローリング（ウッドいのうえ） |
| 内装・壁 | 壁 | AEP塗装 |
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